人狼物語 三日月国


251 【身内村】on a Snowy Day

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到着:小説家 月代

【人】 小説家 月代


おはよう諸君!いい朝だね!

……と、今はマスターだけか。

[太陽は暫くすれば天頂に至る時刻。
男は落胆の様子。
髪の寝癖を気にして、チョイチョイと耳にかける仕草で部屋を見渡した。]


朝食の時間は過ぎてしまったかな?

時間は聞いていたのだけど起きられなかった。
すまなかったね。
お水頂いても?

[謝罪の言葉に、しかし悪びれるふうでは無い。
椅子に腰掛けながら片手を上げて催促する様子は、ともすれば横柄に見えそうな物である。]

いや、それにしてもマスター。
敷島さんと言っていたね。
静かで良いところだ、よく眠れたよ。
(4) 2024/03/09(Sat) 2:07:14

【人】 小説家 月代

いや…………。
そうだね、貰おうかな。
少なめで結構だよ、朝は食べられない方なんだ。

[台所へ向かう後ろ姿を見送り、グラスに手をのばす。
氷がないのがありがたかった。
あまり冷たいと胃に染みる。
二十代の頃はもう少し色々な物を食べられていた気もするのだが、知人に言わせればそうでも無いと返ってきそう。
軽く口を湿らす程度に水を含んで、机に戻し、数秒を置いてまた口元へグラスを運ぶことを繰り返していた。

月代がこのペンションに訪れたのは、昨日の夕方頃だった。
連れ合いもなく、荷物もショルダーバッグ1つで、1週間の宿泊予約をとっている。
軽い利用説明を受け、ちょうど食堂で団欒していた女性客に観光地について尋ねるなどして過ごしたあと、部屋に入ってそれきりであった。]
(7) 2024/03/09(Sat) 15:17:08

【人】 小説家 月代

[それから昼近くまで部屋に篭り、今に至る。

敷島が戻ってくる頃にも、グラスの水は殆ど減っていなかった。
どうせなら一緒に朝食にしようと月代は提案し、向かいの席を指した。]

もし良ければ?
1人で食べるとつまらないだろ、お互い。

あなたの話を聞かせてくれ。
ほら、昨日言っただろう。
僕は取材旅行でここに来ているんだ。
何かネタになる事を、成らなくても思い出になる話をおくれ。*
(8) 2024/03/09(Sat) 15:19:02

【人】 小説家 月代

[コーンスープにちびちび口を付けながら、目線のみ敷島に向ける。
面白い話をしてくれ、なんて、きょうび宴会でも言われないセンスの無い無茶振りだ。

でもまぁ、客の立場であれば許されよう。
そんな考えの横柄さを隠しもせず、ほう、と梟のような相槌を返していたが、オチに声をあげて笑った。]

あなたは、いささかお人好しが過ぎるな!
根が“良い子”なんだろうね、大変だったなぁ。


[押し殺す気のないクスクス笑いの尾を引きながら、水を向けられた己の話をしようと口を開いた。]

僕?
僕が書くのは官能小説だよ。

興味があればサイン付きでお譲りしようか?*
(12) 2024/03/09(Sat) 20:35:00

【人】 小説家 月代

ふむ…

[パチクリと目を瞬かせた。
もっと面白がって食い付いてきたり、ちょっと気まずそうにしたり、そう言う反応があるかと思っていたもので、このようなフラットな反応は想定外である。]


冗談だ、ちょっと揶揄おうと思ったんだけどね。
僕の冗談はあまりウケ無い。
一応これ、身内だと面白がられるんだけど、ごめんね。


本当は怪異小説さ。
それに自分の本を持ち歩いたりもしていない。

[両手を上げて大袈裟なポーズを取る。
悪かった、の意味も込めて。]



でもミステリーとはなかなか鋭いんじゃ無いかな?
事件が起きて、それを解決する為に役者が動くのは一緒だ。
超自然的か科学に基づくかの違いしかないからね。
(15) 2024/03/10(Sun) 2:01:12

【人】 小説家 月代

大した事があったわけじゃないけれどね。

学生の頃、地元の伝承をモチーフにした怪異譚を、お遊びで投稿したら賞が貰えてね。
その出版社から何冊か単行本を出して、…その後はつまらないオカルト雑誌のコラムみたいなのを書いているよ。


[表紙に僕の名前が付いた本なんて、暫く本屋に並んで居ないもの。
これで怪異小説家だ、と言って良いものなのかな。

とは、思うにとどめる。]


で、そのコラムのネタ探しに来たってわけ。

人気のない湖畔とか、使われてないトンネルとか、そう言うヤツさ。*
(16) 2024/03/10(Sun) 2:02:49

【人】 小説家 月代

[ハッと顔を上げる。
なんとも不可解な台詞を残して、敷島は立ち去ってしまった。]


ほう…見るなのタブーか…
面白い!

[やはり人と話すのは良い、気分が紛れる。

月代は表向き取材旅行としてはいるが、現実逃避が彼の行動の表現として正しい。
生活圏から遠く離れた知らない土地で、知らない人と関わり、一時日常を忘れたかった。]


禁止は立ち入りだけ、なるほど。


[ほとんど残ったままの皿に目をやる。
わざわざ用意してくれた朝食とは言え、完食は難しい。
敷島は置いておくように言っていたが、一度部屋へ持ち帰ろう。]
(21) 2024/03/10(Sun) 21:18:50

【人】 小説家 月代

[なんとか空にしたコーンスープの器以外を割り当てられた部屋のテーブルに運び、息を吐く。]

どうしたものかな。
禁止事項を破って宿泊拒否されても困ってしまう。
まぁ……どうとでもなるが。
いざとなれば。

[逡巡は一瞬。
とりあえずは向かってみようと部屋を後にする。

月代の部屋は、104号室の2つ手前の102号室だ。
全体的にどことなく経年を感じさせるペンションであったが、104号室の扉を見ればリフォーム後なのが分かるだろう。]


ここか。


[手を添えればささくれた木肌がざらりと棘を立てた。


  …タスケテ


扉の奥から声が聞こえる。
か細い声だ。
逡巡は無かった。

ドアノブを掴み扉を引く。]

失礼するよ!**
(22) 2024/03/10(Sun) 21:53:24