[奥まで入ったという彼の言葉を聞いたら、
ふ、と身体の力が抜け落ちた。
気持ちいいと彼が言う。
そうさせているのが自身だと思えば、嬉しくて。
目尻に溜まった涙を散らしながら、緩く微笑みを返した。
中を堪能するように彼が身じろがずにじっとしていれば、
身体の奥がじわじわとうねりを見せる。
そのタイミングを見計らうかのように、彼が動き出す。]
……んぁ、ッ、ぁッ、ぁッ……
あッ、だめッ……、ゆっくり、……
ふぁッ、ぁんッ、……ぁ、ぁぅッ……
[彼の腰の動きに合わせるように次第に、上擦った声が洩れる。
リズムに合わせるように甘ったるい声が跳ねて、
降り落ちる口付けに溺れていく。]