人狼物語 三日月国


245 【R18】×××な部屋に閉じ込められた王子様と騎士の選択

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[俺がいいよって言ったからか、
乱れ善がる姿を見せてくれた。
箍を外しただけだと思うけれど、
俺に見せてくれた様にも思えてしまったから、
目に焼き付け続けた。

抱き起こした肌は柔らかくて、
胎の底に俺の慾を注いでも全部飲み込んでくれるくらい、優しく受け入れられたと思ったのに]

[俺が何を言っているのか、しているのかわからないといった体の彼女が、
何だか可愛い顔で返事をしてくれる。
話が噛み合ってない気はしたが、
単純にもその照れた表情な顔にどきっとしてしまう。

彼女が何か勘違いをしている事はわかる。
俺の話を聞きながらもそんな、時々俺に触れさせながらも大人しくしているなんて。

わからせる、みたいなつもりはなくて、
ただ単に、彼女を求めて再び押し倒した]

[驚いて、ようやくわかった様な顔をした彼女は
腹を撫でられて小さく震えたけど、

上がった声は、制止を意味していた。
それくらいじゃ止まれないと思ったけど、]


  ―――っ……


[王子に呼び掛けられて
押し進めようとしていた腰が止まる。
それでも暴れそうになる身体をぐっと堪えて……
反動をつけて彼女の身体から、自身がぐちゅりと抜けるところまで下がった。思わず目を遣ったそこからは栓を失った液体がとろとろと零れる。
こんなに官能的な光景なのに、今は何も感じられない。

抜いてくれなんて言われたくらいじゃ傷付かないほどに、
俺の心は強く彼女に向いていたのに、

彼女の言葉だけで俺は、騎士に戻ってしまう。
そんな自分の事をクソだと思うけど、
それくらい誇りを持って騎士として生きて来たし、王子の事を主として、人間として大事に思って来たんだ
]

[王子の話を黙って聴いていたが、
「続き」と聴いて……その声の調子に気付かず期待してしまった俺を殴りつけたい]


  ……は?



[違うところでして来い、だと。
彼女の想いを知る由もない俺は眉を寄せたが、
王子相手に凄んだりはしなかった。
本当に俺は、大事なところはわきまえている、と思う。
小さくも低い声は漏れてしまったけれど]

[王子は部屋を出ようと言う。
そりゃそうだ。
目的は果たされたのだから、
何が起こるかわからないここからは一刻も早く出るべきだ。
王子は何も間違った事は言っていない。
騎士はそれに従えばいいんだ。

彼女の気持ちには気付けないまま……
「責任」と聴けば、はは、と力なく笑った後、
彼女の肩を押して、もう一度台座に縫い留める。
今度は抱きしめるのではなく、男の力で捻じ伏せて、]


  ほんと……王子ってば女の子だなぁ。


[やめろと言われた言葉をわざと使って見下ろす。
治めてくれと言われて治められる訳ないじゃないか。
娼館で続きをしろって?そこまで我慢しろって?
男を何もわかってないなと薄く笑って、さっきまで熱く蕩ける様に俺を包んでくれた胎内に、また侵入する]

[無理矢理繋がって、腰を引く事なく
そのままぐり、と子宮を押し上げる様なキスをする。
王子が嫌がっても聞き入れず、
抑え付けたまま……]


  ………、「ここを出たら」じゃなくて、
  責任、ここでとってくださいよ……


[苦し気にそう呟いたら、
俺のかたちを生涯覚えていてもらえる様に、

一際強く最奥に口付けてから、一気に自身を引き抜いた。
身体を起こして、王子に背を向けて台座の端に座った。
その際に王子を見守っていた花がちらと見えたか]


  ……服着て、ちょっと外で待っててください。
  それが、「責任」って事で。

  ……お願いします。


[責任を取ると言った手前、断られないと踏んで
俺は頭を垂れてそう告げれば、
王子が出て行くまでそうしていただろう]

[王子が服を着るのも身体を洗うのも手伝えないまま、
部屋に一人になるまでそうしていた。

王子の姿と音が消えれば、
王子が部屋のすぐ外にいたとしても、
行き場のなかった慾望を乱暴に扱く。
手に俺の精液だけじゃなくて、彼女の蜜、それからもしかしたら血にも濡れていて]


  んッ…… ぐ……


[何も想像せず、ただ手で刺激を与えて絶頂まで持って行ったが、
無意識に、
さっきまで彼女が寝ていた台座にぱたぱたと粘液を零す。
彼女の為に大きくしたのに
彼女のナカに入る事を許されなかった事が、
自分でもびっくりするくらい空しくて]


  ……っ、く


[一人の部屋で、鼻を啜った]

[扉が開いた後で、体をもう一度求められた。
初めてだったのに、あんな風に情熱的に抱かれてしまって、
腕の中では本当に幸せな時間を過ごした


このまま再び快楽に身を委ねたら、
本当に元に戻れなくなってしまう。
男として生きていけなくなる


王家に生まれた以上、生き方は独断で決められない。
新たな扉は、身分に課せられた責務から
解放されないと開けない。
わたしは定められた生を全うしなければならない立場だった。

だから、縋りたい気持ちを封印して拒絶した。
肉欲に駆られた男を制止できるかは賭けだったが、
わたしが呼びかけると、辛そうにしながらも体を退いた。

側で長年仕えてきて、一緒に旅をして培われた主従関係は、
このような場面においても絶対だ。
忠誠を誓った騎士は、悲しいまでに従順だと思っていた、
───のに、]

[治まりがつかないなら娼館へ行けとか、
今回の件で負い目を感じたから、責任を取るとも告げた。
あえて突き放すような言葉を重ねて、
明確に拒絶の意志を示した。

ここで毅然とした態度を示さないと、
わたしの方が悲しい勘違いを起こしてしまいそうだった。


すべてを伝えると、目の前の男は力なく笑った。
その後で、もう一度の台座の上に押し倒される。
上から浴びせられた言葉は、少し冷ややかだ。
たった今、男として生きていくと覚悟を決めた上に、
本当の男
から「女であることを思いしれ」と、
言われたような気分だ]

[やはり、止められないか……?
このまま男に力づくでねじ伏せられ、犯されてしまうのだろうか]


 …───っ


[さっきは簡単に声を上げたけど、
今度は侵入されても出さずに堪えた。
新たに濡れなくても、先程放たれた残滓があるから、
まだ男を覚えたばかりの内壁は、一番奥までの侵入を
簡単に許してしまう。
子宮を押し上げられた時だけ甘やかな感覚が生まれたが、
冷えた体からはすぐに掻き消えた]

[奥まで押し込められた状態で、苦しそうな声が聞こえる。
責任をここで取れと]


 ……


[気持ちが悲しい色に塗りつぶされていく。
見上げた瞳にも、同じ色が浮かんでしまう。

悲しいのは無理矢理抑え込まれているからではない。
わたしの拒絶で傷ついたかもしれない、
彼の心模様が見えそうで切なかった。
なので観念した。
このまま果てるまで、揺さぶられる覚悟を決めた。
なのに、]

 

 ?!


[ぐっと力強く、押し付けるように捩じ込まれてから、
一気にわたしの胎内から出て行った。
わたしの体の上から退いた従者は、こちらに背を向けて
台座の端に座ってしまった]


 ……?


[今のは?と問いかける前に、従者から先に
「お願い」されてしまった。
「責任」というワードが含まれて、そちらに気を取られる。
行動の真意を掴み損ねたまま言葉に従うと、
台座から下りて退室の支度を始めた]

[下着を履く前に、濡れた内股が気になった。
水場に移動すると、水気を絞ったハンカチで目元や
口周りなども一緒に拭う。
その後で服を身に着け、台座に置いた花も再び胸に戻して、]


 ────、


[沈黙を続ける従者の姿を最後に振り返ってから、
試練の間を後にした。*]

[先に外へ出ろと促されたのは、
一人になる時間が欲しいからだと思っていた。
後始末をするためとは思い至らず
]

[けれど浴室に入って服を脱げば、再び変化を目の当たりにする。
わたしの体はまだ、男の象をはっきりと覚えていた。
何度も激しく突かれて擦られた箇所は、まだ少し痛みを伴って腫れていて、]


 ……、


[シャワーを頭から被って全身を洗い流した後、
浴室の壁に片手を突き、もう一方の手を内股の間へ向かわせる]


 ……んっ


[解されたばかりでまだ柔らかい膣口に中指を差し入れ、
ゆっくりと掻き回してから取り出す。
中指の先に乗った残滓を確かめてから洗い流し、
もう一度同じようにする]

 

 ……っ、…はぁ…っ


[中から掻き出すようにしながら、あの時の指の動きを
思い出してなぞるけど、そう簡単にはいかない。
それでも繰り返すごとに徐々に快感は生まれて、
指を挿し入れたまま体を反転し、壁に背中を押し付ける]
 

 ……うっ


[壁に凭れたまま右手の中指を動かし、左手で片方の乳房を揉みしだく。子どものような小さな胸なのに、大人にするみたいに存分に触れてくれて、]

[名前を呼んだら戻れない気がする。
だから声に出さない]


 ……、


[シャワーの音に紛れながら、わたしはいつの間にか涙を流し、
すすり泣いていた。**]

[王子は俺を拒絶したけれど、
雄を使って責めれば、また甘い声が上がると思った。
でもそうじゃなくて……よかった。
そうなれば本当に止められなかったと思うから。

見下ろした瞳は悲しそうに濡れていて、
こんな事をする俺に心を痛めているのかと思った。

―――そうじゃない別の感情を抱いているなんて考えるのは、思い上がりってヤツだろう
]

[身を離して台座に座れば、
王子は俺の言う通りに台座から下りて、身支度を整える。
音だけでそれを認知していたけれど、
ふと、台座に近付く気配を感じた。

王子の気配が消えた後でそこに目を向けると、
王子にプレゼントした白い花が姿を消していた。

もう一つの花の姿もこの部屋の中のどこにもなくて、
俺が追い出したのに、―――淋しい]

[浴室では初めての自慰行為に耽ったが、
心に空いた穴を塞ぐまでには至らなかった。
のぼせる前に風呂から出ると、
下着姿のまま、髪を乾かす間もなく寝台に潜り込む]


 (今頃、彼はあの娼館で……)



[枕に横顔を伏せて目を閉じる]


 (あの時に拒まなかったら、
  抱かれているのは今も、自分だったかもしれないのに)


  ……。

 (このまま眠れば、あの夢の続きが見られるだろうか)



[これまでの疲労の蓄積もあってか、心労に囚われる前に
すぐに眠りに落ちた。
果たして夢の続きが見れたのかどうか、
わたしたちはまた、幸せな一時を過ごしたのか。


結局、夢を見たのかどうかも定かでないまま、
日が落ちてしまう頃に、再び現実世界に目を覚ます]

[そんな考えが過って、思わず従者の方を見てしまう。
二人の間に下りた沈黙に、
こちらの考えが見透かされそうな気がして、]


 ……はは、


[笑った]


 のんびり歩いて戻るわけにも、いかなくなったな
 少々惜しいが、今まで本当にありがとう、
 ……楽しかった
 

[手にした書簡を荷物に戻して振り返る]


 話は以上だ。


[と、結ぶ。従者は退室の促しと受け取るか、あるいは……。**]

[王子の沈黙と目線に込められた気持ちは読み取れない。
けれど、旅の予定に関する事ではない、何か別の事を考えている事は、俺にも感じ取る事ができて。

それでも俺が何も言えないでいると、王子が笑った。
それから少し早い、最後の挨拶……みたいな言葉。]


  ……ん。じゃあ、俺も話、いいですか?


[礼まで告げてくれたのに、俺は振り返る王子にそう切り出した。

王子の傍まで近付く。
今までの距離にしては近い―――その気になれば、吹きかけた吐息が届きそうなところまで。
離れられたら追い掛ける事はしないけど、
その場でごそ、と腰のポケットに手を入れて、
部屋から持って来たものを取り出す]

[布に包まれた板状のものを、王子に差し出した。
開けば、掌くらいのサイズの栞が入っている]


  お誕生日のお祝いです。

  王都に戻ったらまた沢山、
  本も読まれるでしょう。
  だから、邪魔にならないかと思いまして。


[栞は繊細な刺繍が施されていかにも高級品という外見と手触りだが、もっと目を惹くのは中央の押し花。
花に詳しくなくとも、それが白い薔薇だというのは明瞭だろう。
その枯れてしまった花の代わりに、
受け取ってくれると嬉しい。

白い薔薇は王子に……似合うと思うから]

[それから、「もう一ついいですか?」と断ってから
その距離感で続ける]


  ……サイン様が即位したら、
  シール様ってどうなるんですか?


[それについては聞いていたかもしれないが、
今は、王子の意思も含めて尋ねている。
結局何で男装しているのかとか、
納得する理由は聞けていない。
でも、忘れるって約束したから直接聞く事もできず……]


  ね。
  今夜は一緒に寝ませんか?

  男同士・・・だから、いいじゃないですか。


[代わりに俺は、そんな事を口にする]

[納得いかなそうであれば、王子と騎士という立場だけれど師弟でもあるじゃないかと説いて、]


  ……女の子に振られちゃって、
  ……娼館でも女の子に手を出せなくて……
  一人で寝るの、淋しいなって。


[目を逸らして、泣き落としみたいな事をぬかした。
馬鹿にされても却下されてもいい、一緒に寝たいとは、自分で言わなければならなかった。だって絶対、彼女からそんな事、言われる訳はなかったから。**]

[話があると切り出して、従者が近づいてくる。
こうなる事は、少しだけ予想していた。
期待もしていた。
むしろ出口に向かわれたら、少し寂しいと思ったかもしれない。


旅の荷物を収めたクローゼットを背にして、
目の前に立った従者を見上げる。
以前よりも近くなった距離に、少しだけ緊張する。
不意打ちでキスをされたら、
避けられないだろうなという間合いだ。


動作を注意深く見守っていたら、ポケットから取り出したものを、目の前に差し出される。
一瞬驚いてしまったけど、声を出さなかったので褒めてほしい。
]


 ……ぁ、…ありがとう……


[誕生日の祝いだと差し出されたものを受け取る。
開けていいか、と訊ねて包みを解くと、中から美しい趣向を凝らした栞が出てきた。
思わず手に取って目の前に近づけて確認し、表と裏を交互に眺めてから表に戻し、表面に凝らされた細かい刺繍や中央の押し花を眺める。特にそこに挟まれた白い薔薇は美しくて、目を引いた]



 美しいな……、ありがとう、
 大切に使わせてもらう。


[礼を繰り返したのは気に入った証。
胸の前で押し抱き、贈り主を見上げて嬉しそうに微笑むと、
再び布の中に包んで、背後のクローゼットに大切に仕舞った。
首に掛けているペンダント以外にも、一生の宝物が出来た。
この花なら、枯れずにずっと咲き続けてくれる。
わたしの心の中にも
]

[贈り物を仕舞った後で、
振り返ったら「もう一つ」と続く]


 ……。


[それは試練の間で秘密がバレた時、
真っ先に説明しようとした内容に含まれる問いだった。
やっと聞いたかと軽く目を瞠った後、この距離で立ち話は出来ないな、と改めて従者に椅子を勧める。

従者が腰を下ろすのを見届けたら、椅子から斜め前にあるベッドの縁に、両足を揃えて座った]

 

 兄が王になったら、わたしは王の補佐になる。
 兄は生まれつき体が弱いので、
 城内で出来ない王の役目を、わたしが代わりに担うんだ。


[式典参加や外交、有事発生の際は陣頭指揮を行うことまで。
そもそも男として育てられた件については、
この辺りをかい摘まんで伝えた]


 双子の女は迷信だと笑うか?
 だが、決めるのはわたしではない。両親や周りの環境だ。
 わたしは物心つく前から王子として育った。
 ……今までも、これから先も。


[目の前の従者にとっては初めて聞く話だと思う。
どのような思いで、受け止めただろうか]