人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】 怪力 シャオロン


 リルの人間は一途を良しとしないのか?
 それは……生きにくいだろうな。


[自分しか褒めないなんて、彼女はなんて辛い環境にいたのだろう。
痛みを抱えているような渋い顔を向けた。

ヴィスの人間のことをよく知る訳ではないが]


 俺が「ロン」なら、一途に想ってくれてると知ったら堪んなくなるけどな。


[名前が似ているなら、この感覚も同じであれば良いと思う。]
(20) 2021/12/05(Sun) 13:18:22

【人】 怪力 シャオロン

[探索は結果を出せないまま、時間切れとなる。
激しく泣いた彼女が少しでも笑顔になれることが出来たなら良かったのに、と、溜息を吐いた。]


 ……土産に摘んで行くか?


[口をついて出たのは何故だろう。
彼女が花を摘んで渡したい相手がいると、知っていた訳ではないのに。**]
(21) 2021/12/05(Sun) 13:28:06

【人】 怪力 シャオロン

[ジャヤートというのは友達の名前だろうか。>>31
婚姻を結ぶ相手以外の名前は知らないので、その彼が一緒に来ていることを知らない。
それよりも、男の名前に聞こえたその「ジャヤート」と仲が良さそうで、旦那としては少々面白くない。

――後で本当の「旦那」に彼女を返す為の、つなぎの男なのに、身勝手な話だ。]


 好きでいてもらうことを「許す」なんて、
 自分の方も想い続けてるくらいじゃなきゃ、釣り合いが取れないだろ。

 レイがみんなに反対されたようにロンも反対されて会えなくなってたとして、
 レイの一途に見合うだけの男じゃなきゃ――……


[渡せない、なんて縛る言葉は出せず。
言葉尻を曖昧に濁して微笑んだ。]
(36) 2021/12/05(Sun) 16:08:00

【人】 怪力 シャオロン

[レイの手には小さな花束がある。>>32
その中の白い花が彼女によく似合いそうだなと思った。
この後整われるのだから、野草を添えたところですぐに取られてしまうかもしれないけれど。

花束は母親に渡されるのだろう。
渡すまでに萎れてはいけないからと、先程渡した手巾を泉の水で濡らして切り口に当てておくことを提案した。]
(37) 2021/12/05(Sun) 16:08:49

【人】 怪力 シャオロン

――婚姻の儀――

 
……を。



[口上は割愛した。
複数の声が混ざっているから一人くらいサボってもバレないだろう。
怠惰も理由のひとつであったが、先祖に誓う「花婿」ではないとの思いも小龍の口を鈍らせていた。

酒は普段は飲まないが弱い訳でもない。
向かい合って座るレイの方は塗り直された化粧の上からでもわかる程に上気していて、あまり飲ませないようにしようと思った。>>11
彼女は少々自分の魅力に無自覚なところがあるから。]


 礼なら見つかった時に。
 このままだとむしろ泉の底を荒らしただけになりかねないから、がんばるよ。


[周囲が話し始めるのに合わせて、レイが此方に話しかける。
一生懸命な様子を好ましいと思った。
こうしてただの男と女として向かい合っていれば、相手の出自など関係ないものだ。
目の前にいる彼女は、想い人ではないただの異人にも「妻」として振舞おうとしてくれる。

それを断る程小龍は空気が読めない訳ではない。]
(38) 2021/12/05(Sun) 16:09:25

【人】 怪力 シャオロン



 ありがとう。
 じゃあ肉団子と……野菜のあんかけが乗ってるやつ。


[自分の方は、彼女が取ってくれている内に、世話人らしき人に杯の中身を水に変えてもらっておいた。
儀式としての乾杯は終わったのだから、後は彼女が宴席を楽しめるように、酒は控えさせた方が良いだろう。]


 離れて暮らしてたけど、食の好みは同じなんかな。
 俺から見ると、並べてあるのはどれも食えるものばっかだけど。
 レイの好みは?


[皿のいくつかは香辛料で赤い。
小龍はそれも好きだが、リルの民は海が近いから塩味を好んだりするのだろうか。
結婚生活で違う味付けを作るのは大変そうだから、彼女の好みがあるならそれに合わせたいと思う。

因みに小龍に任せると毎日何かしらの獣の肉を焼いて香辛料をかけただけのものが出てくることになる。
肉の鮮度以外に褒められる部分はひとつもない。*]
(39) 2021/12/05(Sun) 16:11:24

【人】 怪力 シャオロン



 こういう状況になったんだから、猶更良いんじゃねーの。
 愛した男との子を孕む方が女の子は幸せだろうし。
 そうやって生まれて来た子の方が、義務で作られる子より世界も救えそうじゃね?


[ロンの状況は知らない。
自分と同じように子どもの頃に既に家族がいなかったのなら、自分を世話してくれた村の女たちは自分同様に「ロン」の世話を焼いていたのかもしれない。
その女たちが同行していれば何か話が聞けたかもしれないが、生憎皆自分の家庭を優先して村に残っている。]


 レイはやさしいな。
 独りぼっちは――……「独りじゃない」ことを知った後は寂しいだろうな。


[村に帰った後の自分はきっと寂しいのだという予想が込められた言葉であることには自覚がない。]
(60) 2021/12/05(Sun) 18:36:54

【人】 怪力 シャオロン

[帰りに彼女の手にあった色とりどりの花束は、顔合わせが始まる頃には後ろに控えたリル族の女性の元にあった。
広場に戻ってからは、化粧直しの間など離れていたので渡した場面までは見ていないが、その傍にいるのが恐らく彼女の母親なのだろう。

「ジャヤート」以外の人は反対していたヴィスとの恋。
彼女の母は、疎んでいた一族に嫁ぐ娘のことを、その嫁ぎ先である疎んでいた一族のことをどう思っているのだろう。
めでたい席に波風を立てたくなかったから、家族への挨拶は婚姻の儀まで取り置くことにした。]
(61) 2021/12/05(Sun) 18:37:33

【人】 怪力 シャオロン



 まだ水は冷たいから、レイは身体冷やすなよ。
 どうしても中に入りたいなら夏場にしとけ。


[少し関わっただけでもわかる、彼女の無鉄砲さ。
大事なものを自分で見つけたい気持ちはわかるが、これから彼女に課せられる使命を思えばその決意は一旦我慢しておいてもらわねば。

取って貰った小皿を少し上に掲げて「ありがとう」と礼を言う。]


 揚げたのも煮たのも好きだな。
 リルの男も好きか、これだけ聞いたらふつうに仲良くなれそうなもんだけどな。


[仲違いの原因は何だったのか、小龍は習ったことがないから知らない。
だが長く離れて暮らしていても、自分たちとほぼ変わらない食文化が培われてきたのなら、新集落に隔離せずとも互いに仲直りは出来そうな気がするが。>>52
長年根強く植え付けられた相手の一族を疎む色眼鏡はやはり重すぎるのか。]
(62) 2021/12/05(Sun) 18:37:53

【人】 怪力 シャオロン


 あー魚は逆にあんまり食ったことがねーな。
 森まで運ぶと腐るし、干したやつくらいしか……。

 なら今度、レイの好きなきのこと魚を使った炊き込み飯でも作ってくれるか?
 出汁を味わうなら吸い物でも良いな。


[会話から探ってみたが、どうやらリルでも料理は女性主体なようだ。
彼女が嫌がらないようなら、任せたいという意思を言葉に乗せる。

杯の中身がすり替わっていることには気づいていないようだ。
少量でそれだけ酔っているとしたら、もう絶対にお代わりを注がせないようにしないと。]
(63) 2021/12/05(Sun) 18:38:11

【人】 怪力 シャオロン



 俺の仕事については族長から聞いてるか?
 村にいた頃は基本は木材や石材の調達と運搬が主で、時々食用を兼ねて魔物や獣を狩ってたんだけど。
 ここじゃ暫くは新しい集落を整えるのが主になるみたいだ。

 ほら、俺らの家はあるけど、出来たばっかの集落じゃ店もないから行商から買い付けたものの倉庫があった方が良いだろ?
 医者の診療所とか、子どもが生まれた後に通う学校とか。


[彼女が会話をしたがった気配を察したので、饒舌ではないものの言葉を紡いでいく。]
(64) 2021/12/05(Sun) 18:38:31

【人】 怪力 シャオロン



 だから、作業の状況によっては帰りが遅い日もあるかもしれない。
 せっかく作ってくれたメシをあったかい内に食えない日があるかもしれないから、
 先にそれは謝っとくな。ごめん。

 遅い日は先に食っててくれ。


[言っておかないと、この健気な娘はずっと待ってくれそうな気がする。*]
(65) 2021/12/05(Sun) 18:38:52

【人】 怪力 シャオロン

[自分は単なるつなぎなのだと、事あるごとに意識していなければ、結婚生活を手放したくなくなってしまいそうだった。

彼女と愛し合うのも、その結果世界を救う子を成すのも、自分ではない男であるべきだ。
その男を、彼女が望んでいるのだから。

まだ消えない獣耳が萎れている。>>81
「ロン」に会えないことを想像したのだろうか。
早く会わせてやらないと、と胸が痛んだ。]
(105) 2021/12/05(Sun) 22:10:12

【人】 怪力 シャオロン

[それなのに、婚姻の儀でもつい夏まで一緒にいるような口ぶりになってしまう。
そんなに長く見つけられないことは、彼女にとっては「ロン」に会えない期間が延びるということなのに。

そのことに気づいて話題を終わらせようとしたら、レイの方は里帰りの話題自体が場にそぐわないと気づいたらしく、咳払いで終了した。]


 どうかな。
 同年代と過ごした経験に乏しいから、俺は。

 ただ、レイがそんな風に言うなら、面と向かって敵対心を向けるような人じゃないんだなというのはわかるよ。
 少ない人数で助け合って暮らすなら、仲が良いに越したことはないよな。


[自分からも、自分をかつて虐めたのと同じ一族だからという理由だけで相手を嫌わないようにしたい。
杯を煽り、臓腑に酒を流した。]
(106) 2021/12/05(Sun) 22:10:28

【人】 怪力 シャオロン


 魚は生で食えるのか……?!
 肉を生で食ったら三日は腹を下すぞ。


[彼女は魚料理にも明るいらしい。
すぐに腐ってしまう印象のある魚を上手く調理することが出来るのだろう。
楽しみだ。

――きっと、森に帰ってからは二度と食べられないだろうから、一食一食を大切に食べたいと思った。]
(107) 2021/12/05(Sun) 22:10:45

【人】 怪力 シャオロン

[小龍の仕事は「それができるから」選んだだけであり、危険かどうかなどは考えたことがなかった。
自給自足の価値観が根強い村にあって、自分の食い扶持を稼ぐのに「力」を使うのが手っ取り早かったのだ。

だが、その内容を紹介した時に、向かい側に座るレイの眉尻が下がる。>>84]


 ……ああ、そうか。
 もしかして……レイは俺を心配してくれてるのか……?


[思わず口元を手で覆った。
隠さないと、心配されることを喜んで口元が際限なく緩んでしまいそうだった。]


 仕事は当たり前にするものだったけど、そうだな。
 レイが住みやすい村を整えるって思えばやりがいを感じるし……

 心配してくれるなら、無茶なやり方をしないように気をつけることもできるな。


[彼女の口を通すと、自分の仕事も立派なもののように感じる。
今度は口元を隠さずに、喜びを向かい側に伝えた。]
(108) 2021/12/05(Sun) 22:11:14

【人】 怪力 シャオロン


 そういうことなら、早く帰るようにするよ。
 そうだよな、俺一人で食うことに慣れ過ぎて、
 家族と一緒に食ってたレイのことを思いやれてなかった。

 親元離れて知らない土地に暮らすんだし、せめて食事の時は二人でいよう。
 約束する。


[ああまるで本当に、彼女と家族になるみたいだ。
互いのことを話して、二人の生活の約束事を増やしていく。
いつか、終わらせないといけない生活なのに。]


 いや、俺もまだだよ。
 外の仕事が多いから、風呂はゆっくり入りたくて、大きめに作ってくれとは言ったけど。
 まあ気に入らなければ作り替えれば済むしな。


[彼女のこだわりも聴取したのか、そこまでは聞いていない。
場所は大きな風呂の為に川の近くになったということだけ知っている。*]
(109) 2021/12/05(Sun) 22:11:45

【人】 怪力 シャオロン

[これからのことを話す度、その新しい風景に自分が自然に居る様を思い浮かべそうになる。

自分が建てる学校に子どもたちが通うようになる頃、自分は此処にはいない。
その事にレイも気づいたのだろう。
子どもの話も立ち消えになる。>>115

訪れる「終わり」から目を逸らすように、料理の話題に移れば、花嫁修業の付け焼刃ではないだろう知識が次々に出て来た。>>116]


 へぇ、どんな味がすんのかな。楽しみだ。
 いいもん食う為に稼がねーとなー。


[自分ひとりでいる頃は、食えるだけの収入さえあれば良かったから気にしなかったが、一定期間とはいえ共同生活を送るなら、彼女が本来の旦那に会うまでに今の美貌と健康を保てるように、良い食事など環境を整えないといけない。
村の建設に関しては双方の族長から手当てが支給されるが、それ以外でも日銭を稼ぐ方法を考えないといけないかもしれない。

――危なくないものを。]
(124) 2021/12/05(Sun) 23:25:53

【人】 怪力 シャオロン


 心配されることに慣れてなくてびっくりした。
 うん。 ……嬉しい、んだな。


[自分の命を、自分以外も大事にしてくれること。

自分を育ててくれた村の人々は皆親切で、同年代と遊ぶことや人に力を使うことを禁じた以外は虐げられた訳でもなかったが、自分が魔物を退治したり現場で一人で建物をつくったりすることを「危ない」と案じてくれる人はいなかった。

勿論、手伝いを申し出られることも。
ああそうか、これが「家族」になるということか、なんて。
実感が積もっていく。

結婚生活が始まったばかりでこんなに嬉しいのに、自分は本当にこの娘を他の男に渡せるのだろうか。
]
(125) 2021/12/05(Sun) 23:26:20

【人】 怪力 シャオロン


 破ったらメシ抜きの刑にしてくれて良い。
 絶対帰るから。


[くすくすと笑う。
「ロン」が見つかるまでは、彼女は自分の嫁でいてくれる。
その貴重な一食を無駄には出来ない。]


 そうだな、見に行くか。
 後で戻って来ても、この分じゃ食いっぱぐれることはねーだろ。
広さ
 あ、家族に挨拶だけさせといて。
 ヴィスを嫌ってるのに、娘を差し出さないといけないなんて、絶対辛いだろ。


[彼女を大切にします、と短く言うだけでも何かしらの慰めになるかもしれない。
自分は彼等に孫を抱かせてやれる旦那ではないが、「ロン」が改めて挨拶する時に、ヴィスへの印象を少しでも改善しておく方がレイの気持ちも楽だろうと思って。**]
(126) 2021/12/05(Sun) 23:26:57
――新居――

[そうして、喧騒から離れ、二人の新居に着く。
鍵は族長に挨拶をした時に受け取っていた。

途中にすれ違った豪奢な家は金持ちが建てたものだろう。
それを見ると見劣りはするが、子どもが数人増えても十分暮らせるだけの広さはあった。]


 儀式は終わったことだし、婚礼衣装をいつまでも着とく必要はないよな。
 さっき泉で汚れただろ、折角だ、一番風呂に入りな。


[川から管を通って風呂に水を流す仕組みの中で、魔道具によって熱が加えられ、風呂桶に湯が張られるようになっている。
蛇口を捻ればしばらくごぼごぼと音がした後、適温が流れ出してきた。]


 湯を張ってる間に他の部屋も見ようか。
 えーとここが……


[扉を開けて絶句する。
夫婦の寝室なのだから、何も言わない限りこうなるのは自然だったのかもしれない。


部屋には大きな寝台がひとつ、枕がふたつ並んでいた。*]

―― 新居 ――

[両親に挨拶を済ませた後、二人で広間を抜けた。
大きな建物の前を通り抜けて、歩いていけば川の音が近づいてくる。
ヴィス族らしい石造りの家に、リル族らしさも取り入れられた平屋の建物。
二人で住むには広すぎるほどの大きさに、わぁ……、と感嘆の声を上げた。]


 あ、うん。
 ……わたしが先に入ってもいいの?
 
 
[確かに婚礼衣装の裾は葉と土で汚れていた。
目元を覆っていたベールももう必要ないだろうと取り払ってあとに続く。

川の水は魔道具によってお湯になるらしい。
リルでもあったのかもしれないが、自宅では見かけなかった魔道具を物珍しげに見てしまう。]

 
 あ、うんっ。

[視線は暫く魔道具に釘付けだったが、別の部屋と言われて顔を上げた。
シャオロンの後を追って歩き出せば、扉を開けた途端彼の動きが止まって、背に鼻をぶつけた。]


 ……ったた……、
 ……シャオロン? どうしたの……?


[鼻を抑えながら隣に並んで室内を見れば、レイもまた言葉を失った。
ご親切に寝台の傍には、祝い酒のつもりか寝酒のつもりか、先程広間で配られたヴィスとリルの酒瓶と杯が置かれている。
寝台が一つということは、まあ、そういうことで。]

 
 ……あ、あっ……えっと、
 寝台……、一つしか、……ない、ね……。


[子を為すことを目的とされた婚儀だと言うことを今更に思い出し、かああと頬を染めて俯いた。**]



   ふぅ……シャーレン大丈夫か?
   何か果物を、用意しよう。


[ 2人で手を繋ぎ戻ってきた新居。

  そのまま寝室に直行してしまった。
  コンは少し酔いの回った彼女を広々とした寝具に
  寝かせたか座らせたかで、
  酔いが少しでも遅く回るように
  さっぱりとした果物を持ってこようかと提案する。

  子供ができる前提なのか、今の2人では
  手持ち無沙汰になるほど広い家。
  その分、どんなことがあっても迷惑はかけない、
  そんな気さえコンはしていた。         ]*



ん、大丈夫…。
ありがとう、コン。

[手を繋ぎ、新居へと戻ってくると彼は寝具へと座らせてくれた。
果物の提案には頷き、礼を言う。
2人暮らしにして広い間取りなのは子供が産まれる事を考えてだろう。
そう考えると少し気恥しさはあるが、彼との子を望んでいるのは事実なので文句もない]

コン…。
食べさせてほしいって言うのはわがまま?

[彼がそばに戻ってきたら、首を傾げておねだりをしたか*]

【人】 怪力 シャオロン

――婚姻の宴――

 ああ、楽しみだ。


[相槌を打った。>>145

2人で暮らしていく為に協力すること。
当たり前のことかもしれないが、それを「我慢」と捉えるのではなく、相手の為にすることが自分の喜びであると捉えられたのなら。
これまで知らなかった同士、敵対していた一族同士の婚姻でも、末永く上手くやっていくことができるだろう。

末永く――――]



 それは心強いな。
 ……ありがとう。


[昔、こんな風に誰かに家族になってあげると言われたことがあるような気がする。
既にある家族を奪えないと思った自分に、結婚というものを教えてくれた人。]
(155) 2021/12/06(Mon) 17:31:54

【人】 怪力 シャオロン



 俺の嫁は物知りでやさしくて、
 それで俺を動かすのが上手いな。

 罰を一緒に受けると脅されたら、何が何でも早く帰らないとって気持ちになる。


[昔その人に、物知りだなと言った気もする。
靄が掛かったような記憶を記憶と呼べるのかは定かではない。]
(156) 2021/12/06(Mon) 17:32:07

【人】 怪力 シャオロン

[宴から離れ、彼女の両親の元へと。
兄がいるらしいが、既に結婚していて今回は同行していないらしい。

傍には泉で摘んだ花束が活けてある。]


 ……っ、


[便宜上そう呼んでいることはわかるが、そんな風に頬を染められると、まるで「だんなさま」という単語が婚姻相手以上の意味を持つように思える。
横で思わず同じく頬を染める様子を見られて居た堪れなくなった。

複雑な心境ではあろうが、面と向かって蔑むようなことはしない。
流石レイを育てた両親である。
娘をよろしくと言われて、深く腰を折った。]


 ……お嬢さんが憂いなく毎日を過ごせるように尽力致します。


[幸せにする、と言うのは違う男の役割だ。
自分が出来るのは、彼女がそうなるまでに少しでも憂いなく過ごせるようにすることぐらいだ。
分を弁える、と改めて留意しながらその場を辞した。]
(157) 2021/12/06(Mon) 17:32:25

【人】 怪力 シャオロン

[川の傍の石造りの平屋は、土地を贅沢に使って広く作られていた。
外装も内装もシンプルな分、風呂の大きさが目立つ。
家族が増えても一緒に入れるだろう。

「ロン」が自分よりもかなり大柄なら、一緒に入れる子どもは2人が限度かもしれないが。**]
(158) 2021/12/06(Mon) 17:32:37