人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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「──鼠捕りは、無事完了だ。
 随分と"聞き分けの良い奴"で助かったよ」

仕事を終えた"蝙蝠"は、靴底鳴らして悠々と。
出て行った時と、そっくりそのままの姿で戻って来た。
まるで荒事だなんて知らぬ存ぜぬと言わんばかり。

「だが、次もそうとは限らない。
 お手並み拝見と行こうか、御先達」

「……そう。そうか」

慣れぬ言葉を聞いた異国人のように。
貴方が己の味方、ミカタ。と繰り返した。

「……………」
「それが、命令ならば」

ぎこちない弧を描く口もとは、言葉よりも表すものがあった。

あなたの大きな独り言にひとり、頷くのみ。
この平等がどうと詠われたものがこの街をどう変えるのか。
この番犬に判断や予想がつくはずもなく。

しかし、より良き生活を送れるだろうかと思えば
そこに希望の灯りを見出すこともできなかった。

この番犬に見えるのは、目の前の灯りだけ。

 
「そうか」

出来て当然の仕事だ。
褒める必要はない。必要があっても、
この人間は褒めやしないのかもしれない。

「鼠ときたなら次は野良猫が行くのはどうだ。
 元々鼠を見かけていたのもそちらだ。
 気になる、見込みのある奴を好きに勧誘して来たらいい」

「──宣言通り、片方の男を探った」

番犬は手短に、念のためあなたにだけ聞こえるように囁く。
この情報をどうするかは、あなた次第だ。

「だが
同時におれの正体までも、探られてしまった
かもしれないな」

「えぇ。命令を嫌だと感じる事があれば、言ってくださいね。その時は取り下げますから。
……ん。これも命令になるんですかね?難しいな」

ふむと悩む素振りを見せ……貴方のぎこちない口元に、これもふっと口元を上げた。

完全な平等が訪れるとは思っていない。
それでも、少しでもと。そう願ってしまうのだ。
そう願い、灯りをともし続けるしかできないのだ。

「おや……私が行けば良かったでしょうか。知られた事は構いません。あちらから探られる事があれば、私の名を出しても構いません。

私が探った方は、
投票権を失った方に詰問できる
ようです。
……最も、そうする前に彼女が権利を失いそうですね」

【人】 骸狩り スカリオーネ

いつもの通りに酒とツマミをちびちびやっている。
飛び込んでくる情報源には耳と視線を。
御布令には僅かな溜息、キンキン響く噂話からは目を逸らす。
つまるところ、いつもとほとんど変わらない、興薄げな態度。
(1) 2021/12/08(Wed) 22:36:36

「自分かにゃ?お前はにゃーがそれほどまでに人に興味があるように見えるたかにゃん?

 まあいいにゃ。ホドに逆らってもいいことないのは目に見えてる。一人くらい見繕ってきますとも。
 見当たらなきゃくじ引きでもいいしにゃあ」

あーやだやだ。厄介事が舞い込んできた。
なんて言いつつ、顎に手を当てて思案する。

「──今はとりあえず、よくやったにゃ蝙蝠。
 寧ろ先達のやることの趣味が合うかは分からないが、
 次は任せておくといい、にゃあ」

 
「…お褒めの言葉をどうも、野良猫。
 気遣いは受けとるが、俺は甘やかされずとも仕事はする。
 無理に褒める必要は無いとだけ言っておこう」

そちらに御鉢が回った事に関しては、まあ。
それとなく、若干の哀れみの目を向けたりなんかして。

「付け加えるなら、仕事に趣味も何も無い。
 少なくとも俺はあんた達のやり方に文句は付けないさ
 …後は任せる。だからあんた達も好きにすればいい」

スカリオーネは、騒ぎの方を見てすらいない。
(a5) 2021/12/08(Wed) 23:14:24

スカリオーネは、今ならアンデッドとして処理しても問題ないのではないだろうか、ととりとめもなく考えている。
(a8) 2021/12/08(Wed) 23:30:28

「……嫌? 嫌でも従わなければならないのが命令だ。
 貴方は、……そうだな、きっとやさしい、のだろう」

やさしい、の使い方はこれであっているかは、わからずに使う。

「俺が探った男には、おれはほとんど関わったことがないが。
 この件にはさほど興味がなさそうに見える」

だが、貴方の言葉を心得はしておこう。

「貴方は……彼女とは、親しかったのだろうか」

貼りだされた名を思い出す。
貴方が何かを呟こうとしたことも耳の良い青年は、すべてではないが、聞こえていた。

【人】 骸狩り スカリオーネ

酒場へ訪れた件の人物。
死人の扱いであれやこれやとあった相手。
そちらへ視線を向ける。
早々に声掛け冷やかしがまとわりつき、
それへの冷静な態度での反応が飛び交う中、席を立つ。

一歩一歩が重い音。
酒場の床を軋ませて、いつもの場所を陣取る女の前に立つ。

「ペトルーシャ」

「衛兵が来る前に、少し話がある。
 時間が出来たら声をかけてくれ」

周囲の行動や反応を鑑みる事なく、
それだけ伝えてまた自らの席に戻っていった。
(23) 2021/12/09(Thu) 0:00:01

【人】 骸狩り スカリオーネ

去っていく二つの人影を横目で眺め、
それに釣られて視線が掲示板の前へ。
どうせ仮眠をするのだ、とのっそり立ち上がり。

>>38 アンゼリカ

「……。掃除屋は自傷の癖でもあるのか?」

横……いや、上から響く声がひとつ。
もう一人、あなたが師匠と仰ぐ者に依頼をする男が見下ろしている。
普通の人間の通り道としては十分だが、
立派な体格の男には僅かに狭いのか、通してくれと仁王立ち。

――あなたが場を空けるように気がつくのなら、
その手に幾分上等なハンカチと、包んだ硬貨数枚を握らせる。
応急処置の布と、カップの弁償代。
それだけ渡して、二階へと歩いていくだろう。

気付かないのなら、ため息をひとつ。
硬貨数枚包んだ布を魔女に投げ、アンゼリカを指して去っていく。
(40) 2021/12/09(Thu) 2:12:57
「では、私の命令は『嫌な時は嫌と言っていい命令』という事でよろしくお願いします。

誰かを縛る事に、慣れていないだけですよ。
私は此方に縛られた者を彼方へ導く者ですから。
……ですが、やさしいと思ってくれた貴方の気持ちは素直に受け取らせて頂きますね」

ゆら、ゆら。幽かに揺れるカンテラを撫でる。

「そうですか。……不死者が関わっている訳ではありませんから、さもありなんといった所でしょうか。
何もなければ、それはそれでいいのです」

 
「興味がないからこそだ。
 好意の有無で左右される人間じゃないだろう。

 同じ様な人間ばかり好みで選んでいたら、
 徒党は組めても組織は成り立たない。
 そう言った点で見る目はある部類と見ている」

適切な人間を呼べるだろうと言っている。

最もただ好みで選ぼうとも野良猫の好みであるなら
別段問題でもないと踏んでいるのもあるが。

「つけられるような場所で行いもしない。
 何より勧誘相手の反応を見れば問題も発露──

 ああ、相手を決めたなら早めに教えてくれ。
 こちらも準備がある。そこは外して整えるとする」

「……聞こえていましたか?」
名を呟いた。どうしてと、誰に向けるでもない問を零しかけた。気まずげに頬を掻く。

「旧知の仲です。私がここに来る前からの。
死に近い我々は忌避もされやすい。
真実であれ虚偽であれ、疑いを向けられやすい立場でしょう。
遅かれ早かれとは思っていましたが、こんなに早いとは」

すっかり塞ぎ込み端にいる、鼠の青年をちらと見る。
……この事態を引き起こした者達を支持する立場だ。けれど、彼女が酷い事をされなければいいと思う。

スカリオーネは、マスタード多めのホットドッグを食べている。
(a27) 2021/12/09(Thu) 15:22:27

【人】 骸狩り スカリオーネ

「…………」

葉巻の代わりにホットドッグを手にした男が
ベッタベタの騒ぎを見ている。無言で。
(45) 2021/12/09(Thu) 16:07:30
「……………………おかしな命令だ…………」

けれども、それが命令ならば従うほかない。しずかに頷く。

「貴方の言葉を借りるのならば、おれは貴方に導かれている、といってもきっと、間違いではない」

縛るほどの命令を受けている感じはない。
ガルムは、未だ、自由に不自由を感じる性だ。
今までの主と比べればそうなのはほとんど必然。

「……そうか」

青年はそういった仲の存在を知らないから、こんな時にかけるべき言葉がみつからなかった。

「おれにできることがあるのなら、命令を」

そうして、行き着く先はそれだけだ。

「………………鼠の男のあの目は、覚えがある」

遠い記憶だ。怯えたような、恐怖に苛まれた目。
きっと、いう通りにしなければ殺すとでも、脅されたのだろうか。あのみょうちきりんな首輪だって、あからさまに怪しい。

名を張り出された者が同じ目に合うとしたら酷い目に合うことは逃れられないのかもしれない。

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……あの蟹か。
 ……死人が出るか怪しいな」

世間話に反応したのは、骸狩り。
死人が出るなら動く死人も生まれるかと、
期待とも予想とも言えない言葉が零れた。
(50) 2021/12/09(Thu) 18:31:47

【人】 骸狩り スカリオーネ

「アレが人を殺す事は誰でも知っている。
 単にアレを狩りに行く冒険者は
 ここには幾らでもいるだろうという事だ」

《脳刺し》は子供としてカウントしていないのか、
魔女に混じって煙をひと吐き。

「《脳刺し》が戦場に出るなら尚更な。
 ……まあ、万一死人が出たら部下にでも一報を頼む。
 名も無い阿呆が死体を玩具にするかもしれんからな」
(52) 2021/12/09(Thu) 18:57:40
スカリオーネは、エアハートまで出張るなら尚の事だな、と思った。
(a37) 2021/12/09(Thu) 18:58:33

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……この時期なら、そろそろ渡りの季節だ。
 あの蟹も気が立っている。
 そこに仕掛けるとは『砂噛み』も人員不足か……。
 今なら足の根元の防御が疎かになっているはずだ、
 解体を楽にしたいなら狙撃屋でも連れて行くんだな」

自分は参加する気はないのか、そんな言葉を投げかけて。
再度酒に戻った。
(57) 2021/12/09(Thu) 19:37:14
「生者は変わりますから。
貴方が誰に言われるまでもなく、貴方の望みを持つ事もありましょう」

導く者がいつか手から離れて行く事を知っている。
今までそうだった故に、それが当然だと。
これもまた、今までと比べてそう考えるのだ。

「ありがとうございます。
ですが、こればかりは手の出しようがない」

この状況で直接動けば厄介な事になる。
貴方が仕事を失敗させるとは思っていない。
ただ、その後の身の振り方は厳しいものになるだろう。
ヨルムガルドから出ざるをえなくなる可能性もある。

「相当酷い目にあったのでしょうね。
妙に目立つ首輪は見せしめも兼ねているのでしょうか。
あのようにならない事を願いますが……まったく。昔も今も、何もできないというのは嫌になる」

スカリオーネは、特に表に出しはしないが避難路は把握している。
(a42) 2021/12/09(Thu) 23:40:00

「………………おれの望みか、どうだろうな。
 持ったことがないから……今この自由すら、持て余している……」

強いて言うなら、貴方の役に立つことだろうか。
それは己の望みなのか、それくらいからっぽだ。

「ヒトはみな、あるものなのだろうな。貴方にも」

「こうして、ひそかに探るしか、まだできることはないと。そういうことか」

「……では、次は誰を探るべきだろうか」

ずっと、定位置で立っているが、一応周囲に起きることは観察をしている。気になる人物といえば、みな、いつもどおりのように見える。突飛して気になることはない。

特に命令もなく"このまま"でいけば。
あの配達屋を探ることになりそうだ。

■■は彼に憧れていた──。
彼には才能があり、決してそれを鼻にかけず、義理と人情を重んじ、この街においても人々から好かれ、■■はそんな彼を幼少の頃より誇りに思っていた。

『■■もおおきくなったら■■になるっ!』

これを言うと彼は喜んでくれて、■■はなにかにつけてよくそう言った、本心だったからだ。
夢を実現する為に■■は努力を怠らなかったが、彼が亡くなった際にそれを継ぐことが出来なかった。
■■はまだ若く、一人前とはいえない見習いだったからだ。

しかし、■■は彼が死してなお目標とし、努力を怠らなかった。

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……狙うなら鎧と同じ、隙間と裏地だ。
 こと付け根なら稼働域が広い故に、より柔らかい。
 下方から狙えるなら的が大きい分、
 精密性より破壊力があればいいだろう」

街の極近辺まで来られると面倒だとでも思っているのだろう、
狙撃手に対して多めに情報を流している。
普段は不死者以外を相手にしていない者の発言を
信じるかは自由だ。
(65) 2021/12/10(Fri) 0:43:33