人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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視点:


到着:魔導騎士 テンガン・カルシャック

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



ここはなんでもない平凡な日々のように見える世界。
けれども実は魔法が使える人とそうでない人がいる。
そんな少しだけ変わった不思議な世界のお話。



────── テンガン・カルシャック


ギルドには魔導騎士として登録しており、
傭兵の仕事や護衛の仕事を請け負う青年である。
ひとつの場所に留まっているわけではなく、
仕事が終われば次の街を目指して旅に出る。
彼にとって魔力補給は必要不可欠で、
自分の力で補給することができないことが
とても歯痒いことと常々感じていた。


(2) 2022/05/16(Mon) 23:48:55

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「……………今日も可愛いな」


そんな彼の魔力補給のためにパートナーになった相手は、
今、同じベッドの隣で規則正しい寝息を立てている。
出会った当初は何とも思っていなかった彼女を
どうしてここまで愛おしく感じているのか。
たまに彼女を異性としてみるようになった時のことを
ふと思い出すことがあるようだが、
彼女との旅の初めはそれはとても己の愛想が悪かったと
そちらのことばかり思い浮かんでしまい、
思い出すことをやめてしまうことが多々ある。


(3) 2022/05/16(Mon) 23:49:48

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「あの時の顔、ずっと覚えてるんだ」


眠っている彼女の髪をそっと撫でながら、
最終手段を使ったときのことを思い出して、
どうして今こういう関係でいられるのかと
いまだに不思議なことのように思い、
けれども受け入れられた事実は覆したくもない。
それほどに、彼女に入れ込んでいる魔導騎士が
テンガンという男である。*


(4) 2022/05/16(Mon) 23:50:58

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



彼女の髪を撫でる手は優しく、起こさないように。
前日やっと今の街に到着したからか、
彼女はぐっすり眠っている。>>5
それを見るのさえ嬉しくて、顔を近づけてみる。
彼女の髪から香るものが鼻をくすぐり、
彼女自身から香るものもあり、
香水か何かをつけていたか、と思うほど。

そうしているうちに、
視線がいつの間にか合うほどに彼女が目を覚ませば、
寝起きの声で名前を呼んでくれた。
どうしたんだい、と言いながら体を近づけて。


「さぁどうだろうね。

 ただ言えるのは、今日は時間を気にしなくていい。
 もう1回眠ってしまってもいいんだよ。」



(25) 2022/05/17(Tue) 21:07:48

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック




彼女に微笑まれると全てがどうでもよくなり、
引き込まれるように、彼女を抱きしめながら
ベッドに入り込んでいった。>>6
けれど一緒に眠るわけではなく、
微睡む彼女に何度か唇を重ね、満足したならば
彼女の顔中に今度は口づけを落としていった。


「ホント、可愛い……」


(26) 2022/05/17(Tue) 21:08:31

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



3年ほど前に出会ったミンナという女性は
まだまだ魔法使いとしては新人で、
ギルドから紹介された時は大丈夫だろうかと
心配をしてしまったほど。>>7
初めての迎合のときは、その心配が加速した。
あまりにも無垢な彼女が魔力補給をできるだろうかと、
想像がつかなくて頭を悩ませた。


「ミンナ、こっちにきて。」


討伐などの戦闘後、魔力が体から抜けていったとき
安全なところに来て心のこもっていない声で彼女を呼べば、
有無を言わさずに唇を重ねたことが始まり。>>8
テンガンは魔導騎士として有能ではあるが
魔力は自分で補えず、誰かから補給してもらうにせよ
相手の体液を介さないと補給ができないという
無能とも言える欠点があったのだった。*


(27) 2022/05/17(Tue) 21:09:23
(a6) 2022/05/17(Tue) 21:29:17

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



出会った頃より更におしゃれになっているようで
守っていかなければ、と思わせてくれる。>>28
新しい服を着ていたならば、似合っていると声をかけ
可愛らしく見えたならば、可愛いと声をかける。
ただのパートナーでなくなった彼女は
一輪のテンガンだけの花のように、
いい言葉だけを浴びせて綺麗にしていたい。
それだけでテンガンの旅が良いものになるから。


「もう少し寝起きの可愛い顔を見ておく」


頬を撫でる手に擦り寄る彼女の顔が柔らかく、
もっと触っていたいと思いながら、
彼女に返事をして寝起きの彼女から
魔力をほしいわけではないけれど、
愛情表現として唇を何度も重ねていた。


(46) 2022/05/17(Tue) 22:58:43

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



それから彼女の視線がしっかりと交われば
優しい微睡の中にいるような声で、朝の挨拶を。


「おはよう、
ミン
。よく眠れた?」

是であろうが非であろうが、
彼女の顎に指を添えて口を開いてもらおうとする。
その間、脚をゆるりと絡めて。


(47) 2022/05/17(Tue) 22:59:22

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



街から街へ旅をするにあたって、
魔力補給をさせてくれる人物というのは
テンガンにとってなくてはならない必需であった。>>30
が、流石に旅慣れしていない新人パートナーに
旅を慣れさせることから始めるのは少しだけ苦労だった。


「大丈夫だから、魔力分けて……」


静かにけれども着実に。
彼女の服を汚さないように距離は少しおいて
何度か唇を重ね、彼女から魔力を補給する。
ふらつかない程度に分けてもらえれば
唇を離してお疲れ、と一言。


「鼻から呼吸するのきついだろうから、
次からは口開けて。いいね?」

抵抗してきたことを考えて、はぁとため息をつき
おどろいた表情が抜けない彼女をその場に置き
テンガンは何とも思っていない顔で歩き出した。>>31
彼女がついてきているか確認するために
偶に振り返って、またため息をつき足を止めた。*


(49) 2022/05/17(Tue) 22:59:43
(a8) 2022/05/17(Tue) 23:16:55

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック




彼女に興味を抱くまでは全く気にならなかった。
彼女がどんな服を着ていようが、どんな香油を使おうが
全く気にする理由がなかった。
けれども、いつの日からか彼女の香りの変化に気がつき、
アクセサリーが変わっていることに気づき、
時折髪の長さが変わったようにも思えて、
彼女の僅かな変化も逃さないように心がけていた。

思ったことを言葉にすることはいたく大事と
幼い頃から母親に口酸っぱく教えられていたから
香りが変われば『いい香り』
アクセサリーが変われば『おしゃれ』
髪型が変われば『似合ってる』
一辺倒にならないよう、色んな言葉を彼女にかけた。


(81) 2022/05/18(Wed) 9:45:21

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「どうして?素のままでも十分可愛いのに」


シーツをあげて顔を隠そうとする彼女を見て、
くすっと笑みが溢れ、顔を出してもらうには
どうしたらいいだろうかと考える。>>60
力づくでシーツを剥ぐことは容易だが、
今この雰囲気にそれが合うかというとそうでもない。
なので彼女が自然と顔を出してくれるように、
くすぐってみたりしたことだろう。


(82) 2022/05/18(Wed) 9:46:27

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



親密になってからは、宿にベッドが1つしかなくても
困らなくなったのでとても助かっている。
出会ったばかりの頃は行った宿でベッドが1つのとき、
別の宿を探してわざわざ1人1ベッドにしていたから
その労力を割かなくて良くなったのは
非常にありがたいと思っている。
けれども、いつの時からかそれが煩わしく、
同じベッドで眠れないかと思い始めていた。


(83) 2022/05/18(Wed) 9:50:20

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



彼女に旅の仕方を教えることは簡単ではなかったが
教え方を工夫することの大切さを学んだ。>>62
おそらく教えた後の彼女の反応が可愛いと
思い始めたことが全ての始まりなのかもしれない。


「………は?マジかよ。ギルド長には絶対言ってくれって
 言ってたんだけど、言ってなかったのか。」


(84) 2022/05/18(Wed) 9:53:13

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「ミンナ、服綺麗にしてくるから少しの間、
 ここら辺に1人で待っていられる?」


彼女の叫びは普通の女子だった。>>64 >>63
どうしてかは理解できないが、女子というものは
1番最初のキスに思い入れができるらしい。
振り返って見えた彼女は憤慨と羞恥が
乱れ混じっているように見えた。
そんな彼女をみて、テンガンは服を変えていなかったと
思い出したので、彼女が大丈夫なら道から外れて
強化された服を綺麗にするし、
次の街への道中にあると噂されているきれいな湖に行こうと
服を整えて戻った彼は提案する。
そして、もう一度ファーストキスのやり直しをしようと。*


(85) 2022/05/18(Wed) 9:53:54

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



最初から彼女を褒めていれば、という言葉は
正直なところ無駄なことだと言いのけてしまうだろう。
バディとしての彼女にまずは興味がなかったのだから。
しかし1人の女性として、1度彼女を見始めると
そうともいかなくなったというのが現実。

自身でも気づかなかった表情の変化。
そこから彼女がテンガンの気持ちを受け入れて
くれていたというのなら、分かりやすい人間だといえる。
恋仲になることへの禁止事項はない。
同じパーティーに入っていて恋仲になるほうが
多いのではないだろうか。

けれどもテンガンは普通ではない方法で
彼女に全てを曝け出してしまった。
彼女への我慢の限界がきてしまったから。>>4


(102) 2022/05/18(Wed) 15:13:41

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「そんなことないよ。凄くぱっちりしてる。
 可愛いよ、寝起きのミンの顔。
 それとも、俺のこと信じられない?」


シーツに隠れた彼女にそう伝えながらも、
くすぐり始めてしまえば身を捩って逃げる彼女が
シーツから手を離してしまうのはそう遠くなかった。>>87


(103) 2022/05/18(Wed) 15:14:14

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



一緒に旅を始めてから数年が経った頃、
1部屋、なおかつ広いベッドが1つと言われ
快諾したところ、彼女にダメ、と言われて
また1から宿探しをしたことがあった。>>88

体液とはいえ必ずしも交わる必要はなく
それまでの旅でもひとつのベッドで
寝泊まりをした経験はそう多くはなかった。
そういう弁明めいたことをしたわけではないが
そこまで拒否されるほどに好かれていないのかと
肩を下ろしてしまったことがあった。


(104) 2022/05/18(Wed) 15:15:41

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「伝えていないといざ補給して欲しいときに
 拒絶される可能性があるから、
 バディに名乗り出てくれる人には伝えてくれって
 再三お願いしてたんだ……。」


体液ということは血液でもいい。
だから怪我をしたときに舐めさせてもらったことも。
勿論、彼女ではない女性に補給をしてもらっていた、
そんな時期もあったが、彼女に明け透けに話していたか。
話していなければそれはそれで話さないつもり。
隠し事は墓場までということである。


(105) 2022/05/18(Wed) 15:16:24

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「なんで女の人はファーストキスに拘るんだ…」


彼女から離れて血に濡れた服を急いで洗い、
魔力を使って乾かしながら考えた。
聞いたところで、彼女からいい答えが聞けるとも
思っていないので確かその後も聞かなかったはず。
元の場所に戻れば、お待たせと声をかける。>>90


「ここから少し歩いたところに湖があるらしい。
 なんでも、湖の底が見えるほどに澄んでいるとか。
 ………驚かせてしまった謝罪も兼ねて、
 一緒に行ってみないか?」


それくらいやる余裕がある旅。
それに旅というものは突然色々変わるものである。
この時ばかりは彼女の歩く速さに合わせて
彼も移動をして、誠意を見せるほかなかった。*


(106) 2022/05/18(Wed) 15:17:06
(a11) 2022/05/18(Wed) 15:17:58

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



彼女に対して説明が行き届いていなかったことで
第一印象、というよりテンガンという男の印象が
悪くなってしまったという事実は拭えない。

けれども、彼女ほどやさしく、明るく、
それでいて少し天然なかわいらしい女性は
今までの中にいなかった。
だからこそ彼女に惹かれ、彼女を求め、
彼女が愛おしいと思ってしまった。
けれども、この体質と魔力の補給方法のせいで
彼女があらぬ心配をしていたというのなら
彼は心の底からごめんと謝罪を口にするだろう。>>111

あの時のことはお互い鮮明に覚えているのではないかと
彼はひしひしと感じている。
彼は魔導騎士でありながら、秘密を抱えていた。
それは歴代のバディでも知らない秘密。
その秘密を、ある日彼女に曝け出すことになるのだった。


(115) 2022/05/18(Wed) 19:48:05

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



くすぐりを続けていると、じゃれあいを少しだけ
超えてしまったような彼女の可愛らしくも甘い声が
部屋の中に響いて、ほんの少し驚いた。
彼女の表情はどういう感情がうごめいているのか
テンガンには理解できなかったが、
どうやら恥ずかしいという感情は入っているらしい。


「やっぱりだめって、どういう……?!」

くすくす笑っていると、顔を隠したかったのか
彼女の手が肩へ伸びるとその反動で
彼女に跨るような体勢になってしまう。
まだ宿を出るまでには十分時間があるし、
もう少しいたいと思えば、1日くらい延びても
宿としても困ることはないはず。>>112


(116) 2022/05/18(Wed) 19:48:42

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



大抵の魔法使いが自力で魔力回復をすることができる。
けれども、そうではない人間というものも
やはり稀ながらテンガンのように存在する。
体液を介するというのはだれしも抵抗があるものだと
テンガン自身も理解しているので、
バディがいないときはポーションを買って
何とか補うか、娼館へ行き何人かと交わってみた。
後者のほうは必ずしも魔力持ちと出会えたわけでは
ないため、空振りになることもよくあった。>>113


(117) 2022/05/18(Wed) 19:50:59

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



「……湖についたら、君のファーストキス、
 もう一回、っていうのはおかしいけれど、
 もう少しましな状態でしてみないか。
 今度は優しくする、けど……
 いやなら湖を見て休憩をしてから移動しよう」

湖への道中、少し気まずいという声で
彼女に奇妙な提案を投げかけた。
湖に行くことは近辺のカップルの定番らしいと
前にいた街にいたときに耳にしていた。
相手はただのバディだが、それらしい雰囲気くらいは
作っていったほうが彼女のためでもあり
ひいては彼のためでもある。

そうやって歩いていたら、
いつの間にか目の前に広がるコバルトブルーの湖。
周りを見てみれば、1,2組カップルがいるようだ。
湖面を見てみよう、ともっと湖に近づこうと彼はする。*


(118) 2022/05/18(Wed) 19:51:39

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



テンガンにとってミンナは初めての女性ではない。
けれども、これほど長く続く相手は初めてだった。
色んな彼女の初めてを貰ってしまった身として、
これからも彼女の初めてを貰っていこうと
心には決めているものの、明らかに初めてと
分かるものはそう多くもない。
故に反応はよく見るし、初めてかどうかも
よく聞いてしまう節がある。

けれども、時には彼女に流されるということも
悪くはなく、それ以上聞くなと言わんばかりに
唇を重ねられると、可愛さ余って追求をやめる。 


(149) 2022/05/18(Wed) 23:06:31

【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック



彼女をバディから外すということは全く考えておらず
彼女さえ問題なければ、そのままでいたい。
また新しいバディを探すことは、
またポーション生活に戻れと言われているようなもの。
そう思いながら、ファーストキスのやり直しを
提案したなら、彼女の反応を見て何か問題があったかと
少しだけ心配になってしまった。>>130


「そんなに否定されていると、
 そこまでない自信が更になくなる……。

 俺なりの誠意だと思ってほしい。」


魔力補給でなくても、キスはできる。
りんごよりも真っ赤で額から顎まで塗られて
そんなに嫌だったのかと少し気を落とす。
彼女のことを抱き寄せて指を絡めると
ミンナとキスしたい、とはっきり告げて
顔を近づけ今度は優しく唇を重ねようとした。*


(163) 2022/05/18(Wed) 23:37:27