人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【人】 埃運び オーウェン


「なあ婆さん、本当に依頼は張り替えたのか?
 昨日とたいして代わり映えしないモンばっかじゃないですか。これじゃあ嫌でも受けるしかなくなっちまう……」

あまりにも不躾に女主人へと文句を言っているのは、大きな鞄がトレードマークの配達屋。
一枚でも多く銅貨を稼ぐために貴族屋敷から野晒しの下等住居。果ては魔物の巣窟まで駆け回り仕事を熟す。誰が呼んだか──〈埃運び〉だ。

ただ好き嫌いなく依頼を受けるのかと言われればそうではないらしく、ご同業の護衛や荒くれの討伐といったラインナップの前には渋い顔。

「競合の手助けをしたり、得意じゃない戦闘をするのは気が進まないというか。これで全部なら仕方ないけどさあ」
(1) 2021/12/07(Tue) 21:31:58
オーウェンは、ぶつくさ言いながらも安酒を一杯貰った。こんなこと言えるのも贅沢だってことくらいは分かっている。
(a3) 2021/12/07(Tue) 21:37:50

【人】 埃運び オーウェン


「ノ〜アベルト。いきなり出てきたかと思えば。
 悲しいかな、我々木端の飲んだくれが望めば望むだけ奪われるモンなんだよ。
 小銭漁りも楽じゃない世の中だが、一発当てようったってそうはいかない。コネも血もねえなら行き着く先はみんな一緒だ」

ダン、と力強くジョッキを置けば、不愉快そうに眉間に皺を寄せて。また力一杯親指を地面に向けて立てる。

「……と言いたいが、行くとこまで行ったらああなるのかもな。俺はあれはあれで御免だが」

シチューを出そうとして真鍮を出そうとするな。いんちき呪術師だってやらないぞそんなこと。そんなありきたりの言葉は酒で喉の奥に流し込んだ。
(4) 2021/12/07(Tue) 21:50:31
「こっちにも挨拶しないといけないにゃんね。

 あーあー聞こえてるにゃ?わざわざこんなみっともない喋り方してるから察して欲しいにゃん。誰が聴いてるかもわかんないからにゃーこの調子で行くにゃん。

 他二人は好きにしたらいいと思うけどにゃ?」

「んで呼び名がないってのも不便なんで、にゃーのことは野良猫なりドラ猫なりキャットなりそれっぽい名前で呼ぶといいにゃ。
 できれば、ここに集まるのは……少なくともバカじゃなけりゃいいにゃ。にゃーも寛大だし、多くは望まないにゃ」

「あ。それと、ここ以外では何と言われようと『いつも通り』振舞うから、そこは覚えとけにゃ。手始めに伝えとくべきことはそれくらいかにゃ」

……………………………。

──は時々、目を閉じていると、声が聞こえることがある。それは誰かの助けを呼ぶ声だったり、悲痛な叫びであったり、様々。

【人】 埃運び オーウェン


「依頼をこなす為にお仲間を連れる、な。取り分が減るから気は進まないけど今日に限っちゃ悪い選択肢じゃないか。
 リーゼロッテはともかく?エドゥアルドは煩くならないから金を払う分だけの価値がある。

 稼いだからと言って然るべきところで使わなけりゃ、それはそれでこの街で生きていけやしない」

ジョッキ一杯を呷って、濁点付きの声を漏らす。

「いけないところまで行ってんだよおたくは。
 見てる方はそろそろ笑えなくなる段階なんだよ。

 俺はもう少し取り返しのつくところで楽しくしてたいよ」
(9) 2021/12/07(Tue) 22:11:39

【人】 埃運び オーウェン


「この酒場にはお先真っ暗な輩が多すぎる。というかそれはあれか、人運びもやる俺に対する皮肉か。

 でもだからといってだ〜れが犯罪者担いで行くもんか。どこに運びに行くんだ。いっそ政府に突き出して奨励金貰って寛大な処置を願いに行くよ」

絡んでくるな。ほっとけ。話が長引けばそんなオーラを纏い始める。絡まれれば反応してしまう性分でもあるために。
(14) 2021/12/07(Tue) 22:21:53
 
「え、ここではそういう喋りをしないといけないのか…?」


「……まあいい、俺は新入りだからあんた達に従うよ
 盗み聞きは警戒して当然だ、異論は無い。…そうだな
 俺の事は蝙蝠、或いはルーセットとでも呼ぶといい」


「はいそんな顔しない」

好きに喋っていいよ。みたいな顔をしている。

「先達も後輩もないと思うけどにゃ、こんなとこじゃ。
 どうせ捕まったら仲良くしょっぴかれるだけにゃ。
 ま、よろしくにゃ、蝙蝠のルーセットとやら」

オーウェンは、リーゼロッテに遠方から突かれて顔をすこし横に仰け反らせた。
(a10) 2021/12/07(Tue) 22:54:06

 
「だとしても、だ。
 吊るし上げられる前に定石くらいは学ばせてくれよ。
 あんた達のやり方、『お作法』は教えてもらわなきゃ困る。
 生憎育ちが悪くてね、前に倣うしか能も無いと来た」

「まあ、そういうわけだ。
 宜しく頼むよ、野良猫とやら」

聞こえぬ声も、聞こえる声も。
静かに耳を傾けていた―――は口を開く。

「……波長が合う方がいらっしゃるようで。
さて、なんとお呼びすればよいでしょう?
先程の衛兵がなにかと言っていたように、どうにも人の話に耳をそばだてる者が多くなりそうですから。

気にされないなら、私も合わせましょう」

【人】 埃運び オーウェン


「口の中に入れたものがすっごく固くで異物感満載だったと気に幸せじゃないってちゃんと言える生活の方が総合的には幸せだと思わないか、そこ逝く道化」

泣きたいときは泣いてほしい。頼むから。

「……で、何だ?誰か誕生日か?それともプロポーズでもすんのか?サプライズなら外でやってくれよ面倒くさい……」

適当な理由を付けて、渦中から遠ざかろうとする魂胆が透けて見える。ちら、とあからさまに嫌そうな視線を向けたが……

MND:(8)2D6+3>12
(33) 2021/12/08(Wed) 0:05:36

【人】 埃運び オーウェン

何かを違和感を覚えた気も、しなくはないのだが。
余り関わらないようにしたためか、掴めることはなかった。

「エアハート……おたくって奴は見るたびに……
 まあいい、言っても無駄なことにかける言葉ほど無駄なものもないからな。」

そうして、いつも通りだ、と処理をした。
(37) 2021/12/08(Wed) 0:16:01

【人】 埃運び オーウェン


「喧嘩が起きても誰かぶっ倒れない限り、仕事が出来ないってのが配達屋の世知辛い部分だ。果たし状の一枚でも送らせてくれたらいいのに、全く……」

がめつい奴はどこにでもいるものだ。
少し端の席に直して、空いたジョッキを振り回しては女主人に小言を言われるような奴もそのうちの一人。

「どっくせえなあ……
 じゃー婆さん。受けるよ、猿山の荒くれ退治。

 銭なら払うから帰ってきたとき倒れ込める場所を頼んどいてくれ。どうせ死人みたく眠りこけるなら上質なベッドがいい。」

デカいため息をついて、銀貨を数枚転がしにいく。
判を押すなりなんなりしている間に辺りをちょっと見渡して。

>>15
「エドゥアルド。来たけりゃついてきな。
 タダ働きさせるのも座りが悪いから報酬は払う。」

「あと酒場ですら暇でしょうがないって奴も勝手についてきな。山分けくらいにはしてやるよ」

と、投げやり気味に言っておいた。
(40) 2021/12/08(Wed) 0:31:46
「………………………それは、命令か?」

聞こえるのは聞き覚えはあれど、馴染みのないそれだ。

「なんと呼べ、それはおれが決めて良いものか?
 すきに呼んでほしいといったら、貴方は困るだろうか
 それならば、考えなければならない。時間を要する」

「貴方は、なんと呼べばいい?」

命令が、欲しい。

「その方が良いのであれば肯定しましょう。

私は困りません。貴方にこれだという名があるのならばそれを口にすればいい。
特にないのならば、こちらで貴方が気に入るものが出るまで出しても構いません。ただし、センスは保証しませんよ」

少し間を置く。

「では、ヘルとお呼びください。
呼べと言い切った方が貴方は楽でしょうか?」

不慣れな様子だが、命令らしきものを口にした。

「…………センス。センスはあったほうがよいのか?
 おれにはわからない。どちらでも構わない」

一拍、二拍、考えるような間があった。

「ヘル。その名に由来はあるか? ならば近い名でもいい」

困らないのならばと、その言葉に甘える。

【人】 埃運び オーウェン

「ああ?なんだ、だからそういうとこが良いモン悪いモン全部引き寄せるとこだぞっつってんだ……」

帽子で受け止めて、貨幣を鞄の中へ。
咄嗟に閉じた右眼が煩わしくなる前にまた被り直す。

「エドゥアルト、は、飯食うってツラじゃないしな。有り難く私腹を肥やさせてもらうことにするさ」

>>49 レイ
「なんだお前。俺もお先真っ暗ってかうるさいな。

 ああつっても、羽振りのいい冒険者サマが銭を恵んでくださったおかげで心に余裕が出来てな。
 失敗するのも馬鹿らしいし、灯屋も連れてっても悪くはないか……」

断ろうとしたが、まあ、いないよりかはマシか。金が入ったから少しくらい分け前が減ってもそれほどだ。なんて思い立って連れていくことに。
(50) 2021/12/08(Wed) 1:45:27
「無いよりはあった方がよくないですか?」
ポチやタマと呼んでも返事しそうな予感がしたため、掘り下げはしなかった。

「ヘルは冥府の主の名です。私としては馴染みが深いものでしたので。
そうですね……ガルムはいかがでしょう?ヘルの住まう館の、番犬の名です」

そう言って、貴方の反応を伺う。

【人】 埃運び オーウェン


「今の幸せね。どこに転がってるんだか。
 何でもかんでも幸せとして受け取れるのは羨ましいと思うよ、切に。ずっと笑ってりゃ亡き顔も笑い顔ってか、うるさいな。もしおたくがそうなったら灯屋嗾けるぞ」

一人で賑やぐ大道芸人にもいちいち突っかかってしまう、空虚なもの。自覚があるのかつまらなさそうな顔をしていて。

「出ようと思ったら酒場が静まっていく。
 これでエアハートから銀貰って無きゃ散々悪態吐いていたところだ」
(52) 2021/12/08(Wed) 1:56:05
オーウェンは、ガショガショ聞こえる席をうわ、と見た。いまのパーティの3倍は音がする。そのまま外へ出て行った。
(a22) 2021/12/08(Wed) 2:00:37

オーウェンは、なんだか今日は厄日な気がした。めんどくせ〜
(a25) 2021/12/08(Wed) 2:16:16

センスは無いよりあったほうがいい。
そう言われればそうかもしれないと、ひとつ賢くなった。
おそらくなんと呼ばれても返事をするだろうという貴方の予感は間違いない。

「……承知した。今からここでの呼び名はガルムだ」

頭を垂れる。

「ここでの声が聞こえるということは、ガルムはヘルの味方なのだろう。ならば、おれはできうる限り、貴方に尽くそう」

「私が尽くされる立場になろうとは、人生なにが起こるかわからないものです。
ですが、尽くして頂けるのならば私も応えられるよう努力しましょう。

貴方は私の味方。私は貴方の味方です。
よろしくお願いしますね、ガルム」

軽く頭を下げ返す。
命令を下す者としての態度ではないだろう。しかし、無理に振る舞いを変えた方が互いに困るだろうと考えた。

「さて。ガルムも他人の隠している役職がわかると認識しています。
どなたか探りたい方はいらっしゃいますか?

私は……今は、同業者の二人がどちら側なのか気になっている程度です」

オーウェンは、きっと彼らは自分よりかは腕が立つだろうとは思いつつ、鞄の紐を束ねた。
(a30) 2021/12/08(Wed) 12:48:38

 
踵の高い靴が、感情が抜け落ちたように冷淡で、
一定間隔に無機質そうな音を響かせて。

「攪乱させると言うなら、
 適当に丁寧に話しておけばいいだろうに」

あなた方の目の前に現れたその人物も、
音と何ら変わりのない顔をしていた。

「この酒場、及び周域の担当に任命された、ホドだ。
 今回の作戦は啓蒙活動も含まれている。
 誤魔化すよりは聞かせてやるつもりで行くといい」

何を、誰が居ても当然の様な顔で、面々に目をやる。
恐らくは他の面子が誰であっても同じ様な顔をしていた。
そう断言できそうなくらい──表情は無しかなかった。


「やりだした頃には止まらにゃい、なんてにゃん。
 にゃーは、余計なリスクを背負わないだけ。

 あんたらにゃ分かるでしょう?この猫がどれだけのリスクを背負って、この辺りに顔を出しているのかってことを。
 丁寧な言葉位じゃ思い当たられるにゃん。だから、念には念を入れているだけ、にゃ。馬鹿みたいに見えるだろうけど」

対する、ふざけた口調でいる者は、
ころころと表情を変えて、けれどくだらなさそうに。
言ってることもどれだけが本気かは掴ませない。

「……よくもみゃあこんな面子がそろったもんだこと。
 んまあ、にゃーはいつも通りの『仕事』をするだけにゃ。
 一粒一粒虫を潰すように、着実と準備を整えてきた……尻尾が掴まれかけたのは計算外だったが、ここの衛兵なら多少は持たせてくれるでしょうにゃ。

 こういう時の為にお金を溜めてたといっても、過言ではないからにゃー」

 
「こちらとしては楽だがな。
 それほど冴える、或いは勘のいい人間なら。
 さっさと【対象】にしてしまえばいい」

首のあたりに指を這わせる。
政府が何をするか、何をしているか、その暗喩。

最もそれはこの野良猫の言うように、
この猫を危険に晒す行為だ。
無論、今の発言は本心ではないが、冗談でもない。

「それで?候補者に目途が付いている奴は?」

一定の基準を満たせば何の感慨もなく動く機械のように、
この人間は顔色一つ変えず、情の有無は判断を左右せず
それを行う事が容易に見て取れるだろう。


「ホドは大層頭が固いように見える。
 んにゃあ、怪しい動きを見せてきたらそれでもいいだろうけど、もしかしたら協力、も、できるかもしれないにゃ?
 こんな状況。仲間は多いに越したことはないにゃん」

なんて。それこそ本心かどうか怪しいもの。

「猫的に言うなら、どこぞの鼠が気になるというか。
 勿論洒落じゃないにゃ。ただ、そう。

 どうやら何かを嗅ぎつけた≠轤オい。恐らく大したことではないだろうが……むやみに引っ掻き回されるのも困る。それはにゃーの仕事だからにゃあ」

ま、手始めにしたらちょうどいいんじゃないかにゃ、
と、けらけら笑って見せた。

【人】 埃運び オーウェン

「だあ゛〜〜〜疲れた。
 馬鹿は馬鹿なりに大人しくしてたらいいのに、何で数集まったら増長して暴れ始めるん、だ、かッと!

 そこの鼠野郎!お宅宛の督促状だ!一山当てるだか犬ッコロだか知らないがツケるのは程々にしとけ!」

 帰ってきて早々喧しく鞄をそこらの席の下に放り、中から一巻のスクロールを取り出してチェスティーノの頭を叩きにいく。ぎゃいぎゃいと口喧嘩も恐らく挟まったことだろう。

「近頃の荒くれ者もよ、小賢しい真似を……やれ闇商から魔道具を買いたたいて扱ってくるもんでさあ。
 誰も連れてってなきゃオーウェン焼きになるとこだった。マジで洒落になんねえ」
(60) 2021/12/08(Wed) 15:06:06
「…………」

「おれは"命令"がなければうごけないような野良犬と言われ育ってきた」

「──貴方が、此方の味方ある必要はない。だが、そうであるのなら、それは」

言葉に詰まったのは、己の知りうる言葉で表現することができなかったからだ。