人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a6) 2022/12/16(Fri) 1:05:35


[ ──これは
 わたしたちを愛してくださる神様なりの『救済』
 かつて『節制』わたしが貰い受け損なった『罰』だ。

 『運命の輪』あのひとから全てを奪い取った罪
 みんなで幸せに神様の願いを裏切った罪
 結果的に箱庭の崩壊を加速させる引き金を引いた罪
 神様から与えられた命をこの手で終わらせた罪

 それらすべての咎を償う為の罰。
 
 悠久の時を経て与えられる贈り物
 であればこの身は、
 謹んで享受し拝領する以外の選択肢を持ってはいけない

 それ以外の身勝手な意志など
 指先ひとつ分も抱いてはならない ]
 



[ けれど、けれど神様。

 罰せられるのは
 わたしひとりで十分ではありませんか? ]

 


[ わたしさえ居なければきっと神様の希望は叶った
 わたしさえ居なければ、彼は死ななかった

 あのひとの未来を奪っておいて
 わたしだけ幸せに生き延びるなど
 そんな都合の良い話 許される筈がなかった。

 この世界に生きる数多のひとの未来を奪って
 わたしだけ幸せに生きようなど、
 たとえ神様がお許しになろうと
 わたし自身がそれを許せない 

 だから、
 もし世界が崩壊する日が来るならば

 わたしは、


         
  命運を共にしよう この世界と
]
 

 

 [  ──また、わたしは同じ過ちを
      繰り返リバースしてしまうのだろうか  ]


  

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ただ思考に沈む。

 今の私があの子に出来ることなどないのだから、
 違うことを考えようかと思ったのだけれど、
 かといって突き付けられた選択についても
 答えが決まっている以上、もはや考えることがない。

 クリスタベルは今頃頭を痛くしていないだろうか。
 エーリクはまた誰かの袖を引っ張ってるんだろうか。
 シャルだって、最近は大丈夫そうだったけれど>>0:383
 悪夢に悩まされ私を頼っていた時期があるから心配だし

 ああでも、シャルってさっき
いつものように

 フォルと一緒にいたから、今もそうだろうか。
 あんなこと言った手前それはさすがに非常に行きづらい。

 アリスやシールやクロは
 唐突にこんな重大事を突き付けられて戸惑ってない?
 なんだかんだと面倒見の良い者も少なくないから、
 その辺は誰かしらがついているかな。そんな気はする。 ]
 
(123) 2022/12/16(Fri) 18:46:41

【人】 IX『隠者』 アリア



     
[ …… 意外と思うことはあるものだな。 ]


 
(124) 2022/12/16(Fri) 18:47:16

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 少し昔のことを思い出した。

 クリスタベルが倒れた時、>>1:84
 珍しく憔悴した顔を見せていた薬師もどきの姿は
 きっとおそらく当人は目にしなかったと思う。

 私のによるものであることには違いないのだから
 ただでさえ近寄りはしない『悪魔』を殊更避けて通った。
 
『隠者』は『悪魔』にもそれなり恨みがあるのだと思う。

 今回ばかりは申し訳なかったのだ。合わせる顔がなかった。

 もちろんさすがに怒ったが、過度に強くも言えなかった。
 好き勝手言う要望に苦笑することこそあれど、>>1:121
 クリスタベルは基本的には良い患者だと、私は思っていた。
 それを駆り立てるほどの「何か」があった。
 そう、思い至ってしまったから。

 だから、問うような言葉は向けなかった。
 万が一本人の口から語られるなら耳を傾けたけれど
 
それはきっと望まれていないはずだ。
]


  一気飲みしないと約束してくれるなら考えます。


[ それはそれは、何とも言えない顔をしていたと思う。 ]
 
(125) 2022/12/16(Fri) 18:49:35

【人】 IX『隠者』 アリア


[ …… 
どうせ誰も来ないだろうし

 多少は席を外しても、大丈夫だろうか。

 
『少し席を外しています。しばしお待ちを』


 定位置の椅子に書き置いたミニ黒板を立てかけて、
 足早に自室に戻ると、
 小さな紙の手提げ袋に持っていく物をまとめる ]


  クリスタベル。

  ―― いますか?


[ ノックをして声を掛けてはみたけれど、
 実を言うと、自室にいるとはあまり思っていなかった。
 私はホールでの『悪魔』との一幕を見ていないから。

 私に必要なのはあの子の決断だけ。
 だからあの時、私にはそこに留まる必要がなかった。
]
 
(126) 2022/12/16(Fri) 18:51:18

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 故に手提げ袋なのである。
 中にはドロップ缶と茶葉と走り書き。
 ドロップはごくごく普通の甘いドロップだけれど
 茶葉は私のブレンドなので、あとはお察しください。

 『差し入れです。
  一気飲みする前にこれで一息ついてください』

 少し待ってみて、予想の通りに不在であるのなら
 
(あるいは居留守を使われる、とか)

 袋をドアノブに掛けてそのまま薬草園に戻るだろう。

 部屋の主がすぐに出てくるのであれば、
 とりあえず走り書きがそのまま口から出ることになる。

 ―― もしどちらにしても少なからず間があったなら、 ]
 
(127) 2022/12/16(Fri) 18:52:14

【人】 IX『隠者』 アリア




  
薬師なんて、本当は必要ない方がいいんですよ。



[ それが声になって落ちていたのか、
    自分では、あまり定かでない。 *]
 
(128) 2022/12/16(Fri) 18:53:30
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/16(Fri) 18:59:36

【人】 IX『隠者』 アリア



  謂れなき忌避感よりも、謂れなき好意の方が性質が悪い。
  前者はそれが借り物なのだとわかるけれど、
  後者は自他の境界線を、どうにも見失ってしまうから。

  あの子のことは大切。無二で掛け替えのない存在。
  そう思うのは本当に私なのだろうか?

  わからない。ただ、――――――――――。


 
(221) 2022/12/17(Sat) 0:10:24

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:売店前の邂逅


[ 近付かない方がいいと思っている。
 遠目に姿を見かければ回り道をして、距離を取った。

 その姿を目にすると湧き上がる、
 わかってほしかったと震えるのは彼の想いだ。
 安らかであればいいと思うのは、彼と私の願いだった。
 触れて損なうくらいなら、この洋館の中、違う世界で。


 だからそれは想定外だった。
 そしてどうしようもなく避けられなかった。
 私はその時、その後の時間帯の店番を頼まれていたのだ。 ]


  …… ぁ、


[ 入れ違う形で、売店から出てきた女の子。>>1:444
 感情があふれて言葉に成り切らない声がこぼれる。

 何もない体でそのまますれ違えたらよかったのに、
 私の足といったら思わず一瞬止まってしまった。
 どうしてこうなった。ぐるぐると錯綜する思考。 ]
 
(222) 2022/12/17(Sat) 0:11:10

【人】 IX『隠者』 アリア




  …… ぃ、

  いい買い物は、できましたか。


[ こんにちはの挨拶も忘れて、
 ただ気まずさを払拭したかった苦し紛れを吐いた。

 歩み寄り、というにはさぞ拙いもの。
 答えが返ってきたところで、
 そうですかと言って、逃げるように売店へ入っただろうに *]
 
(223) 2022/12/17(Sat) 0:11:55
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/17(Sat) 0:26:57



[とはいえ、『月』から何かを取り上げて、
「お前のものはボクのもの、ボクのものはボクのもの」という、
理不尽な理論を振りかざしたとまでは教典に書かれてないし、
そんなに悪いやつではなかったのでは……?

真相は『箱庭の子』らのみぞ知る。あと神なる存在もか]


 



『 ごめんなさい……ごめんなさい……。
  もしも“次”があるのなら、恨んでくれて構わないから 』


 

  

     やぁ、『力』


その日・・・、『力』の元を訪れた『正義』の手には、

 刀身に曇り一つない・・・・・・剣が、

 抜き身で引っさげられていた。**]

 



[ はこにわのなかでわたしはうまれました。
  しあわせで、やすらかなはこにわのゆりかご。

  わたしがかみさまにもらったものは、
  『 死 』という名前と
  傷を再生できるちからでした。

  かみさまはわたしに、『死』がなにかを
  おしえてくれることはありませんでした。 ]




 わたしはどうすれば
 あなたたちをしあわせにできるとおもいますか?

[ わたしはだれかのとなりにすわります。
  わかりません。
  わたしは『 死 』です。
  いきものがたどりつく おわりの名です。

  みなのように だれかをしあわせに
  できるひは あるのでしょうか。

  ふあんげにみあげました。
  となりにすわったのは『 吊るされた男 』です。

  どうしてあなたのとなりにすわったのか
  なんとなく、といえばそうです。
  けれどあなたのこえを ききたい、
  わたしはそうおもいました。

  あなたはいつも なにかを かんがえて
  すごくすごくかんがえているように
  みえていたから。

  こたえをくれることはあったでしょうか、
  それとも。  ]*


 

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 夜、ブランコのある広場


[ その夜、空に月は見えるだろうか。

 昼間は暗い色をしていたようだから、>>17
 見えたとしても雲に包まれて朧な月光か。

 その空の彼方で世界が既に崩壊への序曲を奏でていると
 その時の私は、もう知っていたと思う。>>202
 そんな状況であるのなら、この洋館に寝静まる夜は
 もしかしたら訪れていないのかもしれない。

 だとしても、ふらりと抜け出してきた。

 「夜風に当たりたくなったので。
  べつにすぐに戻りますよ、大丈夫です。」

 職員に見咎められてもそれで押し切る。
 実際本当にその通りなので、
 短くはない付き合いのスタッフは通してくれる。
 この薬師もどきはわりかしそういう人間である。 ]
 
(321) 2022/12/17(Sat) 19:43:21

【人】 IX『隠者』 アリア


[ であるから、後ろめたいことなどないのだけれど
 広場でブランコを揺らす姿を見つけられたなら
 
相手にはよるだろうけれど、

 しー、と人差し指を立てて「内緒ですよ」と示すだろう。

 本当は門外にあるガゼボまで行きたかったけれど>>0:31
 さすがに怒られるだろうから塀向こうの花畑で妥協した。
 というのはただの余談である。 ]


  明日世界が終わるなら、
  この景色だってきっと最後になるでしょう。


[ この夜に付き合う誰かがいれば、きっとまずそう言う。

 自分の、そして誰かの答えが決まっていたとして、
 全員のそれを知り得ることはおそらくない以上
 世界の命運だなんて、
神のみぞ知る
ことなのだから。 *]
 
(322) 2022/12/17(Sat) 19:44:19
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a82) 2022/12/17(Sat) 19:45:24

 
[ ――――

 箱庭の『魔術師』は、その名の通り、
 "魔法"を使うものだった。

 杖から火を生まれさせ
 杯から水を溢れさせ
 剣で風を起こし
 硬貨は土へと姿を行き来させた

 箱庭の『魔術師』は生み出すものだった
 自らの考えを元に、その魔法で、
 新たなものを創り出す子だった ]
 

 
[ だからこそ『魔術師』は――『恋人』が気に入らなかった。
 二人でひとりの完璧な存在、完成された世界
 それが世界の全てなのだと言わんばかり。

 ――そんなものは、有り得ない。

 世界は未完成であることが正しく現実だ。
 だからこそ、より良くする価値がある。
 新しいものによって変えることが出来る。

 『魔術師』はそう思っていた。
 だから『恋人』の存在そのものが、嫌いで、
 有り得ない
のだと、思っていた。]
 

 
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
 『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。

 『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
 こんな変化は望んでいなかったからだ。]
 

 
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
 向かっていった。
 壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。

 けれど神は、何もしてはくれなかった。
 身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
 

 
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり

 それから箱庭もぼろぼろで、
 もう修復も出来なくなってしまった。

 そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
 生み出すものである『魔術師』は、
 この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
 

 

[ だから、『魔術師』は―――― ]

 

 
[ それと同じくらいの時だろう。
 『恋人』がこちらに敵意を向けたのも

 どちらが先であったか、
 それは些細な問題かもしれない。
 どちらかが手を出さずとも、
 もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
 

 

僕にお前を殺させろ、『恋人』