人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 蕃神 雷恩

― いつかの植物園:桜花と ―

[君の名を呼ぶ。
何処か常と様子がおかしい君の名を。>>1:265
――それが自分の変化を、
桜花に実感させることになるとは思いもせずに。


蕾がほころぶように
或いは雪解けのように。
君の口元から笑みが溶け消える。

――俺はまた、間違えたのだろうか。羅生のときのように]


 ……桜花。


[泣きそうな声だった。
続いて耳に届いたのは、嗚咽だった。
俺が泣かせた。

伸ばした手は彼に触れることもなく
桜の色は背を向け、去っていくのだろう。
情緒がもう少し育っていたならば。俺はその背を追いかけたのだろうか。
それとも、再び勇気をもって声をかけられたのだろうか。


その時過った感情の名前を。俺はまだ知らない。*]
(3) 2023/11/23(Thu) 8:07:48
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a3) 2023/11/23(Thu) 8:10:59

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[己が根を張る姿に、少し驚いた様子の緋雁。
確かに、この姿はあまり見せたことがないかと
根をしまい込んだ。>>4]

 この地は。汚染されていない。
 躰が嬉しいと、いっている。

[つまりは気に入った。ということで。
淡々としながらも1つ頷く際の声音は少しだけ柔い。]

 そうか。
 ――君らが、不調になるのなら
 俺や桜花にとって良い場所でも
 それはよくない、と、思う。

[ふむ、と納得する様子で言葉を紡ぐ。
割合、普段の自分たちと比べ長く留まっているように思うから
不調などはないかは、気にかかっていたので。
内心の安堵が。少しばかり視線に滲む。]
(10) 2023/11/23(Thu) 8:36:20

【人】 蕃神 雷恩

[土に根差す以外に、何かしたいことはあるのか。
――己はそれを考えたことがなかった。
本能的な希求。それが行動原理だった、ものだから。

思案。
思索。

はたから見れば無言で緋雁を眺めているように思えるだろうが
本人は頭の中で考えを巡らせている。

自分は、何を、したいのだろうか。

吐息を零す。]


 ……いままでは、きっと。
 なにもなかった。それ以外。

 今は、多分。その。

[珍しく、少しだけ言いよどむ。
それは果たして、自分に求められている役割から
逸脱する行為ではなかろうかとも]
(11) 2023/11/23(Thu) 8:36:34

【人】 蕃神 雷恩

 話を、してみたい。
 と、思っている。

 ――誰と、でも。そのことで悩んだりすることがあっても。
 
 それは、君にとって失望する、答えか?

[根を張るという目的に付随するには
生産性がないと思われるかも、と内心。

付け加えるように失望するか。と尋ねる言葉は無意識だ。
今迄は、言葉に出していなかっただけ。
――ことばにださずに、ずっと言葉の裏で問うていたこと。]
(12) 2023/11/23(Thu) 8:36:49

【人】 蕃神 雷恩

[説明されれば、きっと。彼が浮草研究所に
やってきた理由を理解するだろうけれど。

それが楽しみ、と知ったなら。>>6
多分。楽しい、に興味を向けそうな気がする。

今迄とは違う、行動パターン。
自分自身の変化に気づいていないのは、己だけ。*]
(13) 2023/11/23(Thu) 8:37:04
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a6) 2023/11/23(Thu) 8:39:21

【人】 蕃神 雷恩

ー 植物園: メディウムと ―


 ……そう。

[本心。と告げる前に訪れたわずかな沈黙。
彼女は何の思考を巡らせたのだろう。

それをこちらに告げることはないにせよ、
良いものではなかったのだろうことは雰囲気で察せられた。

次いで、感情を覚えぬようにと務める原因を聞く。
むなしい。と告げる理由も、意味もわからじとも。

少しだけ、琴線に触れるものはあった。>>21]
(23) 2023/11/23(Thu) 18:50:33

【人】 蕃神 雷恩

だとするのなら。今。
――俺に触れているメディウムも、

そんな風に興味を芽生えさせてはいるか?

[己にとっては君も、貴女も――「メディウム」は生命なのだ。
自分から、触れてみたいと思ったいのち。
そして「貴女」の囁きに耳を傾けていたいものである。

そんなこんなで辿り着いた場所で見たのは、
栗鼠を手招いたのちに彼女が拾った木の実をわたす様。
触れてみるかと告げる彼女の掌の中の栗鼠は
じっと、こちらを見ているようだ。

俺は緊張というものを初めて経験する。
びくん、と。肩を震わせながらそれを見やる。
ふわふわの、まるくて、なんか動いているもの。

黒い瞳がじっとこちらを見ていて。
掲げられたそれにおそるおそると指先を伸ばす。


――常では、伸ばした後に触れはしない。
でも、いまは。]
(24) 2023/11/23(Thu) 18:51:17

【人】 蕃神 雷恩

 ……あたたかいのだな。

[触れたそれはやわらかくて、あたたかい。

あの、戦場の幼子の躯は。
一体どんな体温だったのだろう。


少しだけ、泣きたくなるようだ
こんなこといままで、なかったのに*]
(25) 2023/11/23(Thu) 18:52:49

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ー

[ここの土地も、空気も今迄経験してきたものよりも
とても上質である。
何せ外の世界は汚染ばっかりだったものだから。
ちょっぴり肌艶も良いきがする。多分土地が栄養たっぷりだから。

思いを表出するのは苦手だ。
それでも、思うことを伝えられるようには、なっていた。]
(33) 2023/11/23(Thu) 19:47:29

【人】 蕃神 雷恩

[いっそ機械であれば。AIであるならば
廃棄を恐れることもなかったのかもしれない。
そもそも恐れるという感情すら正しいのかもわからない。

悩む様子も、言葉を探る様子も
君にはどう見えていたのだろう。
――もし、「人」に見えていたのなら>>29

俺は。もう望まれないけれど
「人」に近づけたのだろうか。
]

 ……。

 え、っと。それは。

[少し、狼狽える。
いうべきなのか、言わざるべきか。
己はつい。というものを恐れている。
失敗を恐れているのか。
或いは反射という行為を忌避しているのか]
(34) 2023/11/23(Thu) 19:48:12

【人】 蕃神 雷恩

[ただ。彼の言葉を聞いて>>30
――その考えに、目をパチリと瞬かせる。

己は、新人類としてふさわしい行動をしなければならない
自分より後の、新人類――桜花の反面教師、或いは模範として。
それを念頭に置いたうえで行動すべきで。
考えるべきで、と思っていたけれど。

望むままに。試してみてもいいのだろうか。
その得た経験は、良いものでも、悪いものでも。
それでも?]
 
 緋雁は、色々しているのだね。

 確かに、そう。
 俺は。この間栗鼠に触れた。
 ――自由な行動が、許されているのなら。


 俺はもっと。誰かと話したい。
 直青たちや、その、研究所の者らとか。
 緋雁とも。もっと。 
 触れてみたい、聞いてみたい、感じてみたい。
 植物も、生き物も。


[――許されたい。
それは、生きることだといえるのならば>>32]
(35) 2023/11/23(Thu) 19:48:55

【人】 蕃神 雷恩

 直青たちが、とめてくれるなら。
 望んでも、いいのかな。

 ―― でも、そのときに。
 失望されるのは、いやだなぁ。


[失望を恐れるのは、一度それを経験したから。
言いよどむのは、それによっておこる影響への懸念から。
自我を出していくことを恐れるのは、それによる悪影響を忌避して。

自分の欲求は、「新人類」として必要なことだと
誰かに証明してほしかったのかもしれない。
保証してほしかったのかもしれない。
間違いでないよという道標は、俺の前にはないから。]
(36) 2023/11/23(Thu) 19:49:14

【人】 蕃神 雷恩

[君の視線に少しだけ眉を落とす様子は
どう見えるのだろう。
少なくとも変化はみてとれるのではないだろうか。


よくも、わるくも。*]
(37) 2023/11/23(Thu) 19:49:24
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a12) 2023/11/23(Thu) 19:53:26

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と ―

[自分は植物の割合が多めだが、経口摂取なども可能だ。
故に、大地から今迄栄養が摂取できていなかった分、
人としての機能の方に頼って栄養をとってきた。

だが、ここにきてから植物のほうが満たされた。
そのことが外見に影響しているのかもしれない。


 話は変わるが。
 ――ある、旧人類の研究結果がある。
 心の成長というものは、十分な栄養と、愛情とが必要であると
 身体的な充足感、精神的な満足感。
 それらが得られたときに、心の成長がうかがえるのだという。
 なら、今は?


じっと見つめられた際に覚える、動揺。
今迄そういった感情を抱いたことはないがゆえに
取り繕うという行動は思い浮かばず。醜態をさらす。
見つめる視線に、挙動不審に少しばかり目が泳いでいるようだ。]
(58) 2023/11/23(Thu) 21:26:34

【人】 蕃神 雷恩

 ……好きか、どうかは自信はないけれど。
 もっと触って、みたくなった。
 ふわふわなそれが、新しい大地でも生きていられたらいい。
 と、思う。

[これは多分、好きっていう感情なんだろうなと思うんだ。と
自信なさそうに。

緋雁はAIで、戦闘のために造られたアンドロイドで。
でも、自分よりも「人」らしい。
その言葉はプログラムだというかもしれなくても
0と1以上の何かがあるように、己には思える。]

 ……楽しんで、いいん、だ。
 俺も。

[桜花みたいに。――そうであったら、いいなぁ。
でも、「人生」という言葉には少しだけ困った顔はしたかもしれない。
己の生は、果たして人生と呼んでいいのか。
旧人類的ではなかろうかとか、思索し、思案し。
それでも、君の言葉は「嬉しかったから」
僅かに、微かに。頷くのであった。]
(59) 2023/11/23(Thu) 21:26:59

【人】 蕃神 雷恩

[自分よりずっと安定しているように思える
いつも微笑んでいる、顔を見ている、緋雁も
恐れることも、ショックなことも、嫌なこともあるのだと
知った己は目から鱗という顔をして君を見る>>66

ああ、この感情は不都合だったり
変だったりするものでは、ないのか。]


 ……道具じゃなくても。
 AIだと、しても。多分。
 俺はあきらめてほしく、ないなと、思う。
 いつか、どうしても来るだろう。別れがくるその日まで。


[ずっと己たちを育て、守ってきてくれた存在を
使命以外の何かで、喪うこと。
多分己は、それであきらめる、ということは
「嫌だ」と感じているようだ。

と、ぽつ、と呟く。
”つい””ふと”零れてしまう。――桜花のように。

でもそれはダメな変化では、ないようだという考えが
無意識に口を緩ませているんだ。きっと。]
(60) 2023/11/23(Thu) 21:27:28

【人】 蕃神 雷恩

 もし、そうなら。
 緋雁も、止めて。
 とめてほしいと、思う。

 ――それは、ダメなことか?

[最後に、そう、たずねてしまうのは
臆病さが癖になってしまったかのようで。少しだけ後ろめたい。]
(61) 2023/11/23(Thu) 21:27:41

【人】 蕃神 雷恩

 いいことなら、よかった。
 あの、な。

 ――感情、を、出すのを恐れてたんだ。
 それでこれ以上失望されてしまったら、嫌だと思って。
 でもそれを言語化、できないままでも。
 きっとずっと、胸の中に、あった。

 変われたのは、きっとこの環境で新しい存在らと
 触れあったのも、あるけれど。
 今迄俺や桜花に、語り掛けて、育てて、守って
 来てくれた君たちが、いたからだとも、思ってる。

 だから、その。
(62) 2023/11/23(Thu) 21:28:00

【人】 蕃神 雷恩

[肯定の言葉をくれる君に、――きっと初めてではなかろうか。
俺はとても、嬉しそうに。笑った。*] 
(63) 2023/11/23(Thu) 21:28:28
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a18) 2023/11/23(Thu) 21:33:46

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:緋雁と>>71 ―

[自分が動揺した様子は、彼の笑いを誘ったようだ。
そのことに再び慌ててしまうのである。

ただ。続いた言葉に。]


 桜花と、話を?


[ぱちりと、また瞳が瞬いた。
生きていくことに必要なものは魅力的に思えるという。
――だったら、きっと桜花にとって栗鼠は魅力的に映ったのだろう。
それに対して語る様子は、普段よりも楽しそうに聞こえたから。

己と、同じように。それを必要としたのだ。
と、判断した。]
(78) 2023/11/23(Thu) 22:51:38

【人】 蕃神 雷恩

[緋雁の言うことは一理ある。と思う>>72
必要がなくても規制はされない。
なら、たとえ余剰であっても。興味のあることに
手を伸ばしても良いのではないかという確証を
また1つ、得ることになった。

――そんな君は、
きっと。このままいけば俺よりも、桜花よりも
早くに大地に還るのだと理解しいている。

あの、子供の躯のようにか、それとも
大地に種子とともに咲いてなのか。
――願わくば。それが君にとって一番望む最後であればと
俺は、思う。

何となしに。同じAIであったとしても
緋雁は、この緋雁だけなのだ。と思う。
だから、
ありがとう、とのことばには頷きながらも。
あきらめてほしくないなと思うのは当たり前の、ことであるのだと
胸の中で、つぶやいて。]
(79) 2023/11/23(Thu) 22:51:51

【人】 蕃神 雷恩

 そう、だったな。
 ――育て、導くのは。直青たちのしごとなのは
 理解、しているよ。

 でも、緋雁が俺や桜花に接することで
 俺たちが学んだことは、きっとあるよ。

 それは、少しで、あったとしても。
 育ててる、に入るとは思うんだ。

[彼がAIとしてを逸脱しようとしないことは知っている。
困らせたくないので。できないという言葉を否定はせずに。
それでも、伝えたいことだけを言葉にした。

嬉しかったから。
味方だよといってくれたことが>>75]
(80) 2023/11/23(Thu) 22:52:03

【人】 蕃神 雷恩

 俺も。緋雁が幸せであればいいと思っているよ。
 緋雁だけじゃなく。直青達も、もちろん、桜花も。


[微笑みに、笑みを返す。
これが成長というものならば、悪くないなと思うのだった。**]
(81) 2023/11/23(Thu) 22:52:27

【人】 蕃神 雷恩

― メンタルケアの時間に ―

[緋雁と話をして。漸く自分の中で
直青の「宿題」を言語化できそうだと考えて。

思索して、思案しながら
俺は自分のメンタルケアの時間を、待っている。

直青はいつものように「bébé」、と呼ぶのだろうか。
そういえば、その呼びかけに対してどう思うのかは
伝えていなかったと思う。*]
(82) 2023/11/23(Thu) 23:02:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a25) 2023/11/23(Thu) 23:04:29

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a27) 2023/11/23(Thu) 23:14:38

【人】 蕃神 雷恩

― 植物園:メディウムと ―

[なるほど、彼女も他の生命体へと同様に
己に興味を抱いているようであると知れた。

――同時に聞こえる「貴女」の声に
知りたいと同時に知ってほしいと思う感情があることも聞こえる。

とはいえ、そんなことよりと流されてしまったことに
何処か釈然としないものを感じたのも事実である。
釈然としたのは多分、掌からふわりと
留まっていた蝶々が逃げてしまったかのような。心地を覚えたからだろう。
言語化すれば怒らせてしまうかもしれないので、
そのあたりは沈黙し。

栗鼠に興味があるのは事実であったので。
すぐに其方に意識を集中させた。]
(95) 2023/11/24(Fri) 0:03:25

【人】 蕃神 雷恩

 そうだな、あたたかい。
 知識では知っていても、実際に触れて、感じるというのは
 また違うものなのだな。と、思う。

[あまり、自分が他者に触れようとしてこなかったからこそ
余計にそう思うのかもしれない。

浮かべた表情は無意識。
故に、鏡も、水面も遠いこの場所では。
自分が浮かべた表情を認識できていない。

呟かれた言葉は小さかったがゆえに聞こえず。
されど、何かを呟いたことはわかって、顔を上げる。]


 この、栗鼠は。
 まるで君のようだね。

 興味が尽きない。
 

[最近、一拍考えこまずに伝えることが増えたように思う。
今のこの感想もまた。*]
(96) 2023/11/24(Fri) 0:03:50

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[いつも規則正しいノックの音とともに彼は来訪する。>>92
此方へ心を配る声。親愛の声。
心地よく耳を撫でるように。或いは労わる様に聞こえるそれは
人の部分も、植物の部分も安心を覚えるもの。]


 直青。


[己も彼の名を呼ぶ。
常に凪いでおり、抑揚のあまりないものであるけれど。

扉を開いた彼はいつものように俺を呼ぶ。
どんな一日なのかと聞かれれば、
今日の出来事を時系列に淡々と述べる――

いつものように。で、あれば。




彼を見る。
口を、開いて。]
(98) 2023/11/24(Fri) 0:14:43

【人】 蕃神 雷恩

 ――植物に触れた。動物に、触れた。
 緋雁と話を、して。考えてた。
 
 ずっと考えてたことを、ようやく
 言葉にできるように、なった。

 聞いてくれる?直青。
 保留にしてた、宿題の、答えを。


[失望しないで。
――と、たった1つ。君へ望みながらの、俺の話を。*]
(99) 2023/11/24(Fri) 0:15:36
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a30) 2023/11/24(Fri) 0:21:22

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a31) 2023/11/24(Fri) 0:22:18

【人】 蕃神 雷恩

― 直青と ―

[ここの土は理想に近く。
されど、ここをそれと定めることはできていない。
大地としては少なすぎるからだろうか
或いは、何処かで桜花の心情を植物の部分が感じているからかもしれない。

それでもいつかは、別れが来るのを知っている。

俺は。優しい君の声を覚えていたい。
未だ、きっと欠陥品の俺に触れてくれる、親のような君。
ここにきて、いろんなものに触れて。
俺はようやく君に伝えられる、「心」がある]
(117) 2023/11/24(Fri) 7:49:38

【人】 蕃神 雷恩


 言葉を出さなくても。今迄なら桜花が、直青達らが
 汲み取ってくれた。考えを。
 「メディウム」が望んだことを。最初に手伝った。
 その際に倒れた時には、驚いたけれど。
 「貴女」の声と、「彼女」の声。
 時折同じことを願い、時折違うことを願う。

 それを聞いて、見て、触れて、感じて。
 こうしたい、こうありたい。こうであって、ほしい。
 ちゃんと言葉に出さなければならないと
 理解、して。行おうと思えた。

 感情に、名前をつけることは難しいけれど。
 それがどんなものかを考えて、定義できるように、なった。
 興味のあることが増えて。それに対して
 桜花みたいに、綺麗、とか、楽しいとか。
 そういったものを、感じているのに気が付いた。

 ――今迄でも、感じてはいても
 どういったものかを、考えることはしていなかったと思う。
 それが、できるようになったよ。
(118) 2023/11/24(Fri) 7:50:01