人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

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【人】 不知 ミナイ

「そうだね、探しに行くのは賛成だ。
 それでも一人でいってしまうのか? 栗栖君。
 抜け駆けで驚かしの仕込みでもしようとしているのかい」

冗談めいて笑いながら照らされた背中に声をかける。
夏でも膝掛けを置きながら立つつもりも無さそうに周りを見た。
全員が向かってもそれはまた不格好であろう、と。

「あえて声をあげてもいい。
 肝試しでもないのに一人になって遊ぶのは
 些かこの状況において適してないと思うよ」
(5) 2022/07/02(Sat) 21:51:46

【人】 不知 ミナイ

「栗栖君、話し合う時間も作らないで言う台詞じゃないよ。
 現にトントン拍子に決まっているじゃないか。

 誰かと一緒に行きたくないなら一人で行きたいと言った方がいい。そうじゃないから立ち止まってくれているのだろうけれどね」

仲良しだからね、ボク達は。そんなことは知っているし、
適当な仲でも気まずくならないのをわかっている。
一部空気がいつもと違うような気がするけれど、それも些細な違和感だ。

「いってらっしゃい。
 ボクはここですれ違いにならないように待ってるよ。
 早く帰ってきてね、寂しくなっちゃうから」
(21) 2022/07/02(Sat) 23:16:09
 
 
出席を取ります

 

散開した後。
どこかの時間、どこかの教室。
教卓の前で、少女が教鞭を執っていた。

「……
鳥飼
。」

机に被さる様にして、麦わら帽子の青年が座っていた。
いや、そうさせられていた。

「まだ一人かぁ。
 ふふ、道のりは長いね」

 
「ああ、なんだ」

「こんなところに居たんだ」


──どこかの時間、どこかの教室。
ひょいと一人覗き込んだ先。
そこに居る青年の姿を見て、
実に何でもない事のように、

ただ迷子を見付けたように、それだけを言った。

「や、深雪ちゃん。
 ごめんね?彼、攫いやすそうだったからさ」

まだ細い息を残す青年の頭を、麦わら帽子越しに撫でる。
言葉からして、貴方の友人であると知っているようだ。
今回の面子の中で違和感なく過ごす程度には、記憶をある程度把握しているのだろう。

「私はここの在校生だったんだけど……君は多分最近の子だよね」

つまり、若く見積もっても生きていれば──貴方達の祖父母程の年齢になる。

不知 ミナイは、メモを貼った。
(a15) 2022/07/02(Sat) 23:50:13

不知 ミナイは、メモを貼った。
(a16) 2022/07/02(Sat) 23:50:57

【人】 不知 ミナイ

「ボクは座って留守番するのになれてしまったから。
 でも……誰かと一緒はキミの言う面白いを見つけられそうだ」

君に誘われたらきっと嬉しいなと言いながら、そのまま見送った。
――ひとりぼっちではないから辛くなどない。
寂しいのは、こうして集まった時間が楽しいから。
ボクは思いのほか浮かれてしまっているのかも、しれないな。

「あとで歩いてみる。
 怖い場所があったらお土産に教えておくれよ」
(31) 2022/07/03(Sun) 0:00:00

「そうだね」

教室の戸を後ろ手に閉めて、
まるで幼子にでもするような、青年への仕草をぼうっと見ている。
友人の身に何かが起きている事は明白だというのに、
それについて問い質そうとする気なんてさらさら無いようだった。

「俺がこうなった・・・・・のも最近の事みたい。
 牧夫兄が連れて行きやすそうなのもそう 警戒心無いもんね」

警戒心が無い、というのはまあ主観的な評価でしかないのだけど。
平然と、いくつかこたえを返してから、少し考える。

「在校生。じゃあ、俺達よりずっと上なんだ。
 ……俺からもひとつ聞いていい?梢ちゃんはさ、」

「皆を連れて行って、どうするの」

「心配しなくても、酷いことするつもりなんて無いよ」

まるでこの行いが酷いこと≠ナは無い風に告げて微笑んだ。

「……私ね、先生になりたかったんだ」

目を伏せた少女は語る。

でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?


だから攫った。只其れだけ。
その精神性は、当時のまま育っていない。


「ああ、うん。大丈夫。
 何か悪い事するんじゃないかって心配してるわけじゃなくて。
 俺から皆を取るんじゃなければ、何だっていいよ」

あなたが何か"酷いこと"をするような人ではないという事は
青年に対する所作を見ればわかると言わんばかり。
事実それは"酷いこと"ではないのだ。両者の間に限っては。

「俺は寂しいのは嫌。誰もこっちを見てくれないのが嫌。
 だから梢ちゃんの──先生の学校・・・・・から、除け者にされないなら」

これからも皆で一緒に居られるなら・・・・・・・・・・・・・・・・
 俺は君が先生になる手伝いをしたっていいくらい。
 だってそれは俺にとって、歓迎するべき素晴らしい事なんだ」

子どもじみた我儘で、子どもじみた願望を抱いている。
これは大人になる前に終わってしまったものだから、
大人になれずに居る少女の夢を否定するはずもない。

「……ふふ。
 こんな良い子を除け者になんて、する筈無いじゃないか」

さみしがりの貴方に近付いて。
自分よりも低い位置にある頭へ手を伸ばす。

「ああ、これからも皆で一緒にいよう。
 先生のこと──手伝ってくれるかい?深雪。」

これまでにもこの校舎を訪れた者はいた。
しかし殆ど大学生の年頃であったりして、白間にとって彼らは生徒というより『大人』だった。

自らも少女と呼べる年齢であるが、長い月日をこの校舎で過ごした故に。
自身を『大人』と考えている。
彼女の刻は、あの夏で止まっているというのに。

【人】 不知 ミナイ

「わぁあ」

猫と床に転がって写真を撮っている薬袋の耳に叫び声が入る。
これは助けを求めているのか、はたまた驚かしがあって遊びあってるのかな。

「この声は裏道君と鹿乃君? おーい、穴に落ちたのかい。
 ここがセーブポイ

『 「うーらーみーちー!
 かーなーいー!

 何かありましたかあああ!」

「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!」』



 あ、猫君。おいていかないでおくれ。
 ……留守番はボクだけになってしまった」

廊下から顔を出して辺りを見渡して。
懐中電灯をペンライトのように振って誘導灯ごっこをした。
(61) 2022/07/03(Sun) 11:23:11

【人】 不知 ミナイ

>>【廊下】

誘導灯薬袋。ゆらゆら。

猫君も廃墟の学校で何処かに閉じ込められてはいけない、と。
早めに見つけたそうに見渡していた。

「みんな、ここがセーブポイントだ。
 叫びは届いている、ようこそ何か居そうな教室へ。
 〜†キミは9人目のお客様†〜」
(70) 2022/07/03(Sun) 13:08:36

「うん」

頭に触れる手を受け入れて、うっそりと笑う。

あなたはきっと、良い先生になれる。
いいや、なるんだ。

皆が離れ離れかれがれにならないよう繋ぎ留めて、
きっといつまでもそのままで居られるようにしてくれる。
そんな先生で居てくれるのだと、無責任な期待を掛けている。

何もかもつまらなくなってしまった毎日を、あの日死んだ夢を、
再び何よりも楽しくて、大好きな日々に戻してくれるなら。
それを拒む理由は、何処にも無い。

「手伝うよ、何だって。
 頑張るのは苦手だけど、皆で一緒に居たいから。
 先生のこと、俺に手伝わせて。」

だからあなたは『大人』の『先生』で、
自分達はあなたの庇護下にある『子供』の『生徒』。
およそままごと遊びのようなあなたの夢を、『学校』を
否定する言葉の一つも無く、望み好んでその配役は享受される。

柔らかい髪をするりと撫でる。

「ありがとう、助かるよ。
 生徒集めが一番大変だからね」

この学校だって、生徒がいれば。
名前を変えて、校舎を建て替えて、今日まで続いている筈だった。
誰だって独りは寂しい。
この校舎で何十年もの時を過ごし、少女の欲は膨れ上がっていた。

「皆一緒の方が良いに決まってる。
 歳も関係なくさ、同じ教室で過ごせたら良いなあって。
 新学制って長くても六年しか同じ学校に通えないだろう?」

もしも生きていたのなら。
それは、承認欲求と呼ばれる代物だ。

「ああ、そうそう。ひとつ確認しておかなきゃ」

話を戻すように、少女は軽く手を叩く。


「皆≠チて言ってたけど──……
 それは、
今日ここに来た全員のことかな?


「それとも、
君と特に仲の良い友達だけ?


私はどちらでも良いよ、と付け加えて少女は返答を待った。
生徒が一人でもいれば『先生』役は務まるのだから。


独りは寂しい。
  になりたい。
  に居てほしい。
誰かに自分の事を見てほしい。

ともすれば。
そんなあなたの想いに引き寄せられて──同調して、此処に来た。
これはそういうものだったのかもしれない。


「友達皆で、ずっと同じ場所で過ごせたら。何より幸せだろうな。
 周りの目とか、家の事情とか、将来の事とか。
 何のしがらみも無ければもっといい。」

「…皆が俺の事を好きかはわからないけど。
 俺は……皆の事が好き、だから」

曖昧な色の髪が揺れる。
本当は。自分が皆の事を好きなのか、自分でもわからない。
けれど今この場ではそういう事にして。

自分と鳥飼、それから白間を除いて、7人。
夜が明けて、幽かな者達の時間が終わってしまうまでに。
連れて行く・・・・・事ができるのは、現実的に考えれば──


何人か、なんて。そんな事はどうでもいいんだ。


全員がいいよ・・・・・・。」


「仲間外れは、かわいそうでしょ。
 離れ離れになるのはかわいそう。
 それに俺は、ここに来た皆の事が好きで、友達だと思ってる」

夢川深雪にとって、少しでも話した事のある相手は全員友達だ。
我儘な子どもは多くを欲しがるものだ。
そして、夢川深雪が望む事は、友達とずっと一緒に居る事だ。
それは一度は死んだ夢だったけれど。

「だから全員がいいよ。」

できるかできないかじゃない。
とはいえ無理を道理にしろと言う訳でもない。単なる願望だ。
これは自分はどうしたいのか。ただそれだけの話なんだから。

「……ああ。
 何のしがらみも無く、将来を憂うこともなく、ずっと楽しく穏やかに暮らせたら最高だ」

女だから無理だとか、男だから無理だとか。
子供だから無理だとか、大人だから無理だとか。
そんな無粋なことを言う人間がいない場所で。

「よし、
全員だ

 せっかく奉公も戦争も無くなって、民主主義になったんだから。
 離れ離れになる必要なんて何処にもないもの」

勿論、これは二人の願望というだけ。
七夕の短冊に書く様な、幼く無謀な高望み。

だが、しかし。
夢は大きく、我儘であるべきだ。


鳥飼へ視線を向け、貴方に戻す。

「まずは彼から攫っちゃおう。
 後は……誘いやすい子から誘っていこうか?
 
こちら側
が多くなれば、寂しくなって自ら来たがる子だって出てくるかもしれないしね」

髪を一つに結んだ少女と、自分を遠い血縁だと信じている少女。
彼女たちは誘えばきっと来ると、白間はそう考える。

【人】 不知 ミナイ

【空き教室】

勝手にセーブポイントと定めた空き教室から手を振って
様々な格好と状況で歩いてきた者たちを迎える。

「遅かったね、迷子にでもなっていたかい。
 大声を出していた人もいるものだからびっくりしたよ。
 今みんなは探検をしていて、…」

「ああ、帰って来たおかえり。
 だけど猫君に逃げられてしまった所だ。
 すぐに見つけなくて大丈夫かな?」
(89) 2022/07/03(Sun) 23:44:23

「うん。
 どっちかと言うと、自分から来てくれた方が。
 俺は嬉しいな。だって、同じ気持ちだって事だから」

とはいえ全て全てが思う通りには行かないだろう。
それは理解しているから、やっぱりこれも願望だ。
けれどそうであればいいと思う事は、誰にも止められはしない。
分不相応な高望みであっても、叶ってしまえばそうではなくなる。

「それでも。待ってるだけじゃだめなのも、わかってる。
 ……でも皆、誘えば来てくれそうだから困っちゃうな。
 最終的には全員連れて来るとしても、順番は考えないと…」

口元に指先をあてて考える。暫しの間。

猫を連れたあの子と、保健室通いのあの子。
それから、好きだったはずの、今も好きなはずのあの子。
それぞれが『仕方ないな』と言って一緒に来てくれる。
真っ先に浮かんだのは、そんな実に都合の良い想像。

もし仮に、拒絶されたら?
その時は、好きじゃなかったのか、好きなのか。
それがはっきりとするだけだ。


「……ねえ、牧夫兄の次は誰にするか、任せてもいい?
 上手くできるかわからないし、もう少しだけ。
 先生のお手本を見ておきたいんだ」

誰を連れて来るにしても。
できるかはわからないけれど、一先ずの姿勢としては。
自分達の『先生』となるあなたのやり方を手本としたい。

何より、このように在る年月はあなたより浅いものだから。
そういう意味でも、生徒とは先生に倣うものだから、と。
先生たるあなたに向けて、なんとも甘ったれたお願いを宣うのだ。

【人】 不知 ミナイ

>>91 ユメカワ 【空き教室】

「稔君のそばにいなかったらその方向で、
 いたら別の理由でエスコートしてもらおう。
 ちょっとしたお出掛け気分だ」

猫ちゃんのおやつをみて合格マーク。
貴方の前で両手を合わせながらデートの予約だ。

「この教室、向こうの扉から入っていたら
 床に穴が開いていたりしたから危険だよね。
 机に座る方が安全だ、それかおすすめは壁だね。
 コントのセットでもあるまいし簡単にはすり抜けないさ」
(95) 2022/07/04(Mon) 3:11:31

【人】 不知 ミナイ

【空き教室】
「飼い猫、よりは連れ猫みたいだね。
 さっきまでボクの傍にいてくれたんだけど
 突然の大声で飛び出しちゃってしまってね、この猫だよ」

アプリに流れてきた写真を見せながら、司馬を手招きした。

>>93 カナイ

「そして、鹿乃くん。
 もしかしてそこ擦りむいたりした?
 今日もボクは消毒液を持ってるから手当てされてみないかい。
 ここはかなり掃除されてないみたいだから、もしかしたら悪いバイ菌が入るかも」
(96) 2022/07/04(Mon) 3:23:10
「そうだねぇ、誘えば来てくれそうな子が多いのは確かだ。
 只、相馬くんは工夫しないと難しそうだけど」

彼に対して言い包めや説得は難しいだろう。
どうすれば興味を持たせることができるか、恐らくそこに懸かっている。

……暫し考えたものの、一先ずは。
少しでも『全員』という夢に近付く為に、数を揃えなければ。

そうして聞いた貴方の甘えを、心地良く感じながら少女は頷いた。

「……ああ、いいよ。勿論だとも」

自身が子供だからこそ、誘い方というものに想像がつく。
子供の気持ちがわかるから、甘言の選び方だって知っている。

「それまでは、彼らと親交を深めておこう。
 時に情は理屈を越えるものだからね」

大人≠ニいう子供のおわりが見えてきたからこそ、情に訴える余地がある。
少女はそう考えていた。


──探偵倶楽部の設立者、相馬栗栖。

きっと彼が一番の癖者だ。
そして、ああいった人間をこちら側に引き込む為に必要なものは
決して詭弁や情などではないだろう、とは夢川も考えていた。

楽しい。つまらない。表面的な価値基準こそ似ているけれど。
似ているからこそ根本的には違うものだとわかる。
彼は人に依存してはいなさそうだ。興味関心の先が違う。

──きっと、一人でも生きていけてしまう・・・・・・・・・人間だ。


とはいえ、けれど。

彼の興味を引くものが、仮に今は自分達の手札の中に無かろうとも
こちらに引き入れた誰かが持っている事も有り得るだろう、と。
今この時はそのように結論付けて、一度考えを打ち切って。
あなたの述べた考えには、頷く事で賛同を示したのち。

「本当?よかった。」

──夢川深雪は甘やかされるのが好きだ。
だからその寛容の言葉に、殊更嬉しそうに笑んだ。

「うん。今じゃないと、できない事もあるし
 ……今の内にできる事、しておかないとね」

いつかは来る終わりをひととき忘れて、
何を疑う事も無く童心の時間を過ごせるのはもう少しだけ。
全てが終わればきっと、再び、永遠に。
皆で一緒に、無邪気に共に居られる日々が来るのだろうけど。

「またね、先生。牧夫兄も」

何て事ない教室での一幕のように言って、扉に手を掛けた。

今はまだ、終わりなんて意識の外で。
この掛け替えの無い時間を続けていよう。
そうして何れ来る終わりを見据えた時に、
皆がその続きを自ら望んでくれるように。