人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】 光の尾 マンユゥ


で、でもでもでもっ…!
は、恥ずかしいよぉ………



[向けられる視線は別に嫌悪のものではなく
どちらかと言うと好奇や感心の類。
流石は若、みたいな声も聞こえてくる。

マンユゥとて別に嫌なわけではないのだが
男女のこういうことは密やかに、2人きりで、
というのがマンユゥの感覚だったし
あと単純に免疫がなくていっぱいいっぱいである。

それでも目の前の夫(予定)は
全く自分を離すつもりがないようで。
結局腕の中にすっぱり収まったまま、
あうあう言いながら眉を下げていた。]
(253) 2021/12/04(Sat) 20:01:14

【人】 光の尾 マンユゥ

[そうして抱擁が離されれば
ほっとしたような、ちょっとだけ寂しいような。
まだドキドキとうるさい心臓を抑え、
新居の方に向き直った。]


あ……うん。
色々用意してくれたって聞いてる。ありがとう。

もう、運ぶのも終わったのかな。
新しい家、どんな感じなんだろう。
ちゃんと見たことなくって。


[彼の側が一式を用意してくれるらしいと
事前に聞いていたこともあって
身一つでやって来たため
自分の分の荷物はそこまで多くはない。
服や化粧道具、本類なんかの雑貨。

あとは畑を耕すのに必要なもの。
…とは言ってもマンユゥは自分の腕ではなく
魔法でそういう作業をやっていたので
鍬ではなく木で出来た杖なのだが。

何にせよ実際に見てみたいことには
足りないものがあるかどうかも分からない。
中を覗き込み、彼に視線を移して。]
(254) 2021/12/04(Sat) 20:06:34

【人】 光の尾 マンユゥ



 …いこ?


[くい、と彼の袖を引いて微笑み、
一緒に見て回ろうと促した**]
(255) 2021/12/04(Sat) 20:07:47

【人】 翠眼 ユンチェ

― 儀式会場 ―


 おなかが…
    すいたぁ……

[よくよく考えてみれば、数日前からほとんど食べてなかった。
 この婚儀の参加についてバタバタしたり緊張したりで、朗らかに笑いつつも心身に余裕が無かったのだろう。]



 ( くきゅううう〜 )

 
[緊張で封印していた腹の虫が活性化したのは何故だろう。
 何かしら安堵したからだろうか。
 リル族へのイメージは和らいだ半分、別方向に増強されたのが半分で……どうにも理由としては決定打に欠ける。

 結婚への不安は解消されていないし……しかし一方で、結婚というものの対象となる大人の女性に関われたのは収穫と言える。

 とにかく何にしても、腹が減ったのは事実であり、理由を模索しても膨れるわけでもない。
 夜になればここで開かれる式典で馳走が振る舞われるだろうけど、それまでもちそうにない。]



 うぅ、まだ早かったかぁ……


[端的に言えばつまみ食いしに来たのだが、残念ながらまだ料理の用意はされていなかった。
 食材の搬入やキッチンの設営は済んでいるようだが、料理スキルは特に無かった――。*]
(256) 2021/12/04(Sat) 20:55:21

【人】 怪力 シャオロン

[畳みかけられるようにレイの口から語られたその「ロン」に、小龍は心当たりがない。>>251
感極まる様子のレイとは対照的に、小龍は戸惑っていた。]


 ぅわ……っ


[勢いのままに彼女が飛び込んでくる。>>252
戸惑うばかりだった小龍は完全に不意打ちを食らって後ろに倒れた。
せめて彼女が投げ出されてしまわないように、咄嗟に背に手を回す。

ぶわっと鼻孔に届く花と土の匂い。]
(257) 2021/12/04(Sat) 21:20:19

【人】 怪力 シャオロン



 ――――――

 ・・・、
         ……――――――、
 
 
(258) 2021/12/04(Sat) 21:21:11

【人】 怪力 シャオロン




 
――――――人違いだ。




[小龍は静かに告げた。]
(259) 2021/12/04(Sat) 21:21:27

【人】 怪力 シャオロン



 この泉でレイに会ったのは俺じゃないよ。


[そんな記憶はない。
きっと自分がいた村に「ロン」がいるのだろう。
大人としか交流して来なかった小龍には知り得ぬことで、当該の人物について彼女に教えてやれないのが申し訳ない。]


 俺は村であまり交流が深い訳じゃなかったから、
 心当たりとすぐに会わせてやれなくてすまない。

 ……儀式の後暫く一緒に住んでいれば、「嫁を連れた里帰り」だって許されるだろ。
 その時に探そうか、レイの想い人。


[慰めるように、回した腕で背中をぽんぽんと叩いた。
処女だろうに、男を勢いで押し倒すだなんて、随分と警戒心のない娘だな、なんて。
まあ自分がついている限りは悪い男に騙されて花を散らすこともないだろうから、指摘はしないでおく。*]
(260) 2021/12/04(Sat) 21:21:58

【人】 狐娘 レイ

[探し続けた初恋の人。
ようやく見つけた心当たりが嬉しくて、
興奮冷めやらぬ口調で捲し立てた。

ふわりと広がる野草の香り、温かな腕の温もり。
ようやく果たせた再会に涙が浮かぶ。

――――なのに。

返ってきたのは、思っていたものとは違う言葉だった。>>259
(261) 2021/12/04(Sat) 21:47:47

【人】 狐娘 レイ

 
 …………え、


[シャオロンを押し倒したまま、ぽつりと音が落ちる。

赤い髪も、瞳も、名前も似ていた。
なのに彼は違うという。
確信めいたものはガラガラと意図も簡単に崩れ去っていく。]


 違う、の……?

 うそ、だって……、確かに、
 赤い、髪で……、


[ぶんぶんと喜色に揺れていた尾がへたりと下がっていく。
本当にシャオロンは何も知らなさそうで。
ぽとり、と堪えきれない雫が彼の胸元へ落ちた。

シャオロンの気遣うような声は聞こえるのに、
それが尚更別の人物であることを如実に伝える。

一度落ちた涙は、壊れたようにぽろぽろと転がり落ちた。]
(262) 2021/12/04(Sat) 21:48:33

【人】 狐娘 レイ

[撫でられる手が優しければ優しいほど、切なくて。>>260
婚礼の為に施した化粧が崩れるのも構わずに、涙を落とし続けた。]


 ……ううっ、そんな……
 やっと、見つけたと、……思ったのに……

 ひっく……、
 
 ……会いたいっ……、
 会いたいよ、……ロン……



[こんなことをシャオロンに言っても困るだけだろうに。
壊れた決壊は止めることが出来なくて、シャオロンに寄り掛かるようにして泣き崩れた。*]
(263) 2021/12/04(Sat) 21:49:16

【人】   リー   

──数年前から数週間前


   ヴィスの人間は何にでも興味持つな…
   海に関連しているならなんでも、は無理だ。
   できる限り答える。生まれてからずっと、
   この海は俺のそばにいたから。


[ 海を見ながら蜜柑を頬張るということを
  あまりしたことがないけれど、
  たまにはいいのかもしれないとリーは感じて
  眉を下げた彼女に、やりたいからやっただけ、と
  気にしないように言葉をかけてあげた。
  
  ヴィス族だから、というわけではないだろうが
  彼女はとても興味を持ったら探究心に
  駆られてしまう性分ということだけは
  このときのリーでも分かった。  ]



(264) 2021/12/04(Sat) 21:50:34

【人】   リー   




   美味しかったならよかった。
   他にも色々育ててはいるから、
   また別のものを今度はあげよう。


[ ひとりで果物を食べている時に、
  コンもこのときのことを考えて、口元を緩ませた。
  仮面の下に見えるその口元を、
  誰にも見られていなければいいのだが。

  だから彼女と別れ、食べた果実は酸っぱかった。 ]




(265) 2021/12/04(Sat) 21:51:01

【人】   リー   




   泣くな。………別れても、好きな気持ちは
   ずっとこの胸の中にある。
   俺のことを少し、覚えていてくれ。


[ 口づけをした後、彼女の瞳から涙が溢れ
  リーは、優しく彼女のことを抱きしめた。
  この温もりを覚えていてほしくて、
  いつもより少し遅くに帰してしまったが
  家族に咎められなかったかと、
  その後からずっと心配していた。     ]*




(266) 2021/12/04(Sat) 21:51:36

【人】   シオン

[両親としばらく話して、泣かれたり励まされたりで精神的に疲労を覚えた。

 両親は儀式の見学をして1晩だけここに居て、翌朝帰るそうだ。新婚の邪魔は出来ないと、新居に泊まり込むつもりはない。そう言っていたが、本当はヴィス族と同じ屋根の下で1晩過ごすことを避けているのだろう。

 儀式会場の見学に行こうと移動する途中、他の新居の前でジャヤートと見知らぬ花嫁衣装の娘がいい感じになっているところを見た。>>237>>241娘が感じた視線には女からのものもあったかもしれない。

 他人の新居の前で仲良くしているのは想像しにくいし、今日婚姻する者同士、気があったのだろう。それはとてもいい事で、とても羨ましいことだ。

 心の中で祝福してから通り過ぎた。]
(267) 2021/12/04(Sat) 22:05:11

【人】   シオン

― 儀式会場 ―

[そろそろ料理の準備が始まっていると思っていたが、意外にもまだだった。そして、しょんぼりした姿があった。とても見覚えがある、さっき新居の前で会った彼だった>>256

 あなたも見学に来たの?

[事情は彼の口から聞いたか、腹の虫にて察することになったか。]

 ちょっと待ってて。

[会場を出て料理の責任者の人を探し、食材の使用の許可を貰って戻って来た。]

 まだ待って。

[キッチンに移動し、大鍋にお湯を沸かして、小麦粉に水を入れて捏ねたり、肉や野菜を細かくして味付けしたものを包んで、お湯で茹でたものを大皿に盛って彼の前に出した。

 調理中、彼はなにをしていただろう。手伝いたいと言うなら、包んだりを手伝ってもらう。]

 このタレにつけて食べて。

[タレを入れた小さい器を渡す。皮が厚めの水餃子。両親の経営する食堂で人気のメニューだ。

 作りすぎて余った分は茹でずにキッチンに置いてある。明日余ってたら女の家の朝ごはんになるはず*]
(268) 2021/12/04(Sat) 22:05:21

【人】 怪力 シャオロン

[悲しませるとわかっていても、レイの尋ね人の振りをすることはできなかった。
彼女が大切にしていた記憶はどれも、小龍の中にはないものだからだ。

花冠は何故か作れたが、それを教わった記憶もない。]


 ……ごめんな。


[彼女の涙が婚礼衣装に浸みこんでいく。
化粧が剥がれる、と口を挟むことはできなかった。

泣きじゃくる背をただ撫でて、落ち着くのを待っていた。]
(269) 2021/12/04(Sat) 22:11:31

【人】 怪力 シャオロン

[何か酷いことをしている気分で吐き気がした。]
(270) 2021/12/04(Sat) 22:11:44

【人】 怪力 シャオロン


 まだ、会えないと決まった訳じゃない。
 さっきも言ったけど、その内里帰りだって認められるだろうから。
 そこで村を回って、一緒に「ロン」を探そう。

 見つかれば、その時点で俺と入れ替われば良い。
 必要なのは「ヴィスとリルの混血をつくること」なんだから、俺である必要はない。


[涙声が落ち着く頃に、静かに言葉を紡いだ。
下敷きになっている分、尻が冷たい。
婚礼衣装は汚れてしまっているかもしれない。]


 ……それまでは、一緒に住んでても俺はレイに何もしない。誓って。


[今密着しているが、これは「何もしない」範疇に含めて欲しい。
慰めるだけなら、つなぎの花婿でも出来るだろう。*]
(271) 2021/12/04(Sat) 22:12:10

【人】 御曹司 ジャヤート

>>253恥ずかしがってくれるマンユゥに密かに、それでいて隠すつもりもなくジャヤートの表情には喜色しか浮かんではいなかった。

 周囲の声は凡そはジャヤートを褒め称えるものであるしヴィス族の娘が聞いていた話と雰囲気が違うという辺りでも剣呑な声はないだろう。
その辺りはこれまでのジャヤートの人柄もあるのだろうが、当の本人は耳元で聞こえる甘い声に相好を崩していた]


 なに、……いや噂に聞いていたとはぜんっぜん違うとは言え。
 例えヴィス族でありまぶくない相手であろうとオレの嫁。
 不自由ないよう取り計らったつもりだが……。

 ……すまん、マンユゥだと知っていたなら。


[もっと真面目に家具を選んでおくべきであった。
後悔は先に立つことはない。
過去の自身の所業に奥歯を噛みしめてしまう]
(272) 2021/12/04(Sat) 22:30:14

【人】 御曹司 ジャヤート

 化粧台や本棚も用意してある。
 寝室は、同じで良かったか?
 個室はそれぞれのものを用意させてあるが。


[夫婦とは言えどプライベートな空間は必要だろう。
もしかするとヴィス族は違うかもしれないが念のためにそうしてある。
不要であれば子ども部屋にすれば良いだけの話で。

 袖を引かれるとその小さな手を取った。
立ち上がると軽く引きマンユゥの歩幅に合わせて中へと入る。

 入ったところの場所はリビングとなっている。
机は円形で大きめのもので何人座るのかと言うものである。
壁には魔除けのオブジェや絵画が飾っており香りつけの壺も置いてある]


 さ、どこから見る?
 気になるところがあったら言ってくれ。


[リビングから各部屋へと続いており外に出るには必ずそこを通るようになっている。
台所に整容室、風呂場も用意しておくように言ってある。

 ただ装飾の多くは交易先で見つけた物が多くあまりヴィス族の家を知らないので気配というものは違うかもしれない。*]
(273) 2021/12/04(Sat) 22:30:21

【人】 狐娘 レイ

[涙が幾筋も零れていく。
まるで此処数日我慢していたものが一気に流れていくように。

謝るシャオロンに彼のせいじゃないと分かって。
緩く首を振り揺らしても、涙は止まらなかった。

彼のせいではない。
責めているような申し訳なさに嗚咽を引きつらせて、
違うと言おうとしても、溢れ出す涙が邪魔をする。

暫くの間、ただただ涙を流して。
背を撫でる手の温かさに甘えた。]
(274) 2021/12/04(Sat) 22:41:16

【人】 狐娘 レイ

[どれくらいの時間が経っただろう。
泣き腫らした眼でぐずついていればシャオロンが口を開いた。
ロンを一緒に探してくれるという。]


 ……でも、でも。
 そうしたら、シャオロンはどうなるの……?


[すん、と鼻をすすりながら問いかける。
一度婚儀を結んだ後、村に帰れるのだろうか。

ロンが見つかるかもわからない。
見つかれば嬉しいことだけれど、
此処まで協力的に接してくれるシャオロンのことが、
今度は気になり始めてしまう。]
(275) 2021/12/04(Sat) 22:41:39

【人】 狐娘 レイ

 
 なにも、しない……、


[一瞬、何のことを言われているのか分からずぽかんとしてしまった。
そうしてようやく今の状況に気づく。
勢い余って押し倒すほどに密着していたことに。]


 ……ぁ、……あっ、あっ、
 ご、ごめんなさいっ、
 わたしっ……、あ、あのっ……

 勘違いして……っ……!
 じゃなくて、人違い……っ!?


[かああと赤面して、ようやく彼の身体の上から身体を離した。
何もしないというのも、今なら意味が分かる。
両手で頬を抑えて、あわあわと慌てながら身じろぎをする。

優しく撫でてくれていた大きな手を思い出して、きゅうと胸が潰れるような感覚を覚えた。]
(276) 2021/12/04(Sat) 22:46:42

【人】 狐娘 レイ

[好きなのはロンなのに、シャオロンにもドキドキしてしまう。
ただ男性に慣れていないからなのか、相手がシャオロンだからなのか。
これではロンにもシャオロンにも申し訳なくなる。

ぐるぐると眼が回りそうになる動揺を抑えて、上目遣いに問い掛けた。]



 ……シャオロンは、本当に「ロン」じゃない?



[なんて質問を重ねても、きっと答えは同じだろうけれど。
彼が本当に「ロン」ならば、どれほど良かっただろう。
そう思う気持ちは、捨てきれなかった。*]
(277) 2021/12/04(Sat) 22:47:41

【人】 末っ子長女 シャーレン

─現在に至るまでの話─

みんな私みたいに何にでも興味を持つ訳じゃないと思うわ。
本当?それでも嬉しいわ!
私、まだ知りたい事があるの!

[やりたいからやっただけだと言ってくれる彼は優しいと思う>>264
甘酸っぱい蜜柑を食べ終わると、あれは何?こうゆう時どうするの?
と、彼に瞳を輝かせて問い掛けた]

また…会ってくれるの?

[>>265別のものを今度あげようと言われれば、また会ってくれるのかと驚きで目を丸くする。
彼もヴィス族へ偏見はないように見えるけれど、次の機会があると思ってもみなかったし、シャーレンもまた会いたいと言うつもりはなかった。
だからこそ、とても驚いているし嬉しいと思う]
(278) 2021/12/04(Sat) 23:06:35

【人】 末っ子長女 シャーレン

無理よ…!
貴方への気持ちを忘れることなんて出来ないもの!
絶対、絶対に忘れないんだからっ…!

[彼が優しく抱きしめてくれるから、その温かさに縋るようにぎゅっと抱きしめ返した>>266
きっと彼を好きな気持ちは変わらないし、忘れるつもりだってない。
その日、帰る頃には泣きすぎて少し目元が赤くなっていた。
いつもより時間も遅かったし、家族には心配されたけれど、結婚の事で泣いていたと思われたのか問い詰められることは無かった*]
(279) 2021/12/04(Sat) 23:07:39

【人】 光の尾 マンユゥ

[彼の人徳がなせるわざなのか、
視線は概ね祝福ムードに思える。

微笑ましくこちらを眺めている女性にも
気づくことはできなかったが、>>267
彼がユンチェの相手なのだと知れば
やはり抱いたイメージの違いに驚いたかもしれない。

取られた手を繋ぎ、リビングへと足を踏み入れる]

わあ、すごい......っ
立派なおうちだあ......!
なんたかいい匂いがするねっ。
こんな置物もはじめて見るし......

[さすがに御曹司が住む予定の新居だけあって、
家の設備は充実していた。
丸い大きなテーブルの周囲に
見たことのないオブジェが並ぶ。
きょろきょろと物珍しそうにリビングを歩き回り、目を丸くした。]
(280) 2021/12/04(Sat) 23:08:05

【人】 光の尾 マンユゥ

[マンユゥの生家はもっとこぢんまりとしており
家具も最低限のものしか置かれていなかった。

ジャヤートは何故か申し訳なさそうにしているが、
調度品は華美すぎるわけでもなく、
かといって質素なわけでもなく、
全体的に洒落た印象が漂う。
謝る彼にぶんぶんと首を横にふった。]


そんな、ぜんぜん、十分だよ。
むしろこんなに至れり尽くせりでいいのかなって......。

......え、あ、う、うん......
大丈夫、です......っ



[寝室、に言及されてじわりと顔を赤らめる。
そうなのだ、この儀の目的は子作りなわけで。

覚悟の上ではあるし、彼はさらりと言っただけかもしれないが、
今になって急に意識してしまい
ぶんぶんと繋いだ手を揺らす。]
(281) 2021/12/04(Sat) 23:12:08

【人】 怪力 シャオロン

[泉は住居地からは少し離れていて、喧騒も届かない。
化粧は直す必要があるだろうが、決められた結婚が嫌で泣く花嫁はいてもおかしくないだろうし、それを見てショックを受ける花婿もいない。
花婿は外ならぬこの小龍だからだ。

泣き続ける彼女の背を撫でることしかできないが、下敷きになっていても苦痛を感じることはない丈夫な身体が、流れる彼女の涙をすべて受け止められたのなら、それもまたひとつの役立ちかもしれない。]


 どうなるかはわかんないけど、まあ、元の暮らしに戻るかな。
 元々一人暮らしだし、力を使って生計は立てられる訳だし。


[想い人を探してやると言っているのに、此方の処遇が気になるのか。>>275
記憶の中にある、「ヴィスを虐げるリル」のイメージとはかけ離れた彼女の姿に、此処に来るまで抱いていたかの一族への嫌悪感が薄らぐのを感じた。]
(282) 2021/12/04(Sat) 23:13:00