人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 巫凪 桜花

―楽園・雷恩と―


 うん。いろいろあった。
 だから、

[息を切らしながら答え、辿り着いた彼の隣に、腰を落とす>>264
つかず離れずのいつもの距離より、間を削って。

聞きたいこと、話したいこと。
いっぱいあったのだけど。
顔を見れば、ここに来た一番の理由がわかった]


 雷恩の顔が、見たかった。
 ずっと近くで見てなかったから。


 ――最近、どうしてた?

 前よりみんなと話してる気が、する。
 あの子とは、仲良くできてる?

[尋ねるのは、彼を遠巻きに見ていた間の空白のこと*]
(267) 2023/11/25(Sat) 21:33:09
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a100) 2023/11/25(Sat) 21:38:56

【人】 苗床環者 メディウム

>>266

…………そうだね。
僕が、呼んだ。僕が、求めた。僕が、

…………きみを望んだ。
(あなたを望んでいた、ずっと。)


[返ってきたのは、至極当然の内容で。優しく撫でる手と、少し厳しさが滲んだ言葉に、]


…………きみの事が、好きなんだ…………
(…………あなたの事が、好きよ………)



[もうこれ以上は押し込めることはできなかった。いずれ離れてしまうだろう事も知っていたし、告げた所でどうにかなるものでもない。一度咲いた執着と恋慕の花は、このままずっと咲き続けてしまうのだろう。だから切り離そうとしていた。そのはずだったのに。

涙が溢れて止まらなくなる。]
(268) 2023/11/25(Sat) 21:49:52

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:桜花と ―

 ……そうか。

[やはり普段と、違う。>>267
声音もそうだ。どこか吹っ切れたような感じに思えるのは気のせいか。
――距離も、そうだ。常のものよりも、幾らか近しい。]

 ――そうか。

[俺の顔が見たかった、という。
確かに、近くでは彼を見なかったように思う。
近くなくとも、互いの存在を感じ取れるから
この場所では他に興味のあるものがあるのだろうと、思っていた。

けれど、こうして言葉にするのはやはり、珍しいな。
胸中独りごちる。]


 最近は。いつものように根を張っていたり。
 あとは、栗鼠に触れたりしたな。

 ……メディウムとの散策の際に。

 桜花は。俺をよく見ていたのだな。


[珍しいのは、己もだろう。
「言葉に」して君に近況を伝える様子は
以前と今とでは違う。確実に変化している。]
(269) 2023/11/25(Sat) 21:52:20

【人】 蕃神 雷恩

 桜花はどうなんだ?
 どんな風に過ごしたんだ。

 
 少しだけお前の空気が、変わったような気が、するよ。*
(270) 2023/11/25(Sat) 21:52:30

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─

[『お守り』の話をどう思ったのか、その表情からは窺えなかった。>>261

 設計上望ましくない思考や行動はシステム的に止められる。
 けれど、思考を乱したり混乱したり、そういったことを止める機能はオレにははっきりとついていない気がする。
 
 もっとも、それで凶行──設計者の望んでいない行動に及んだことは今まで無いから、本当に止まらないものなのかどうか“知らない”というのが正しいんだろうけれど。
 
 そしてウキクサは、オレの解釈に同意する。>>262
 やっぱりあれらはこの人類・・・・から見ても自殺の類ではあるんだと。
 あのひとにとってオレに殺されるのが悲願なら、セーフティロックなんかかけないよね。
 
 その上で投げかけられた問いには、オレは少し目を逸らした>>263
 
 
  ……それはね、思い出せないんだ。
  
  
[当時のオレがどう感じたのか。その記憶はなかなか浮かび上がってこない]
 
(271) 2023/11/25(Sat) 21:53:51

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  けど、その後オレは壊れかけたらしいよ。
  ……“精神的”に。
  
  
[オレは自分の“心”の動きはプログラムの動作だと思ってるし、“精神的”な不具合はつまりソフトウェアの動作不良なんだけど。
 人類と話すなら比喩のほうが伝わるんだろうか、と思った。
 
 そして、この話をしてるとどうしても槍を握る手に力がこもる]


  オレが教えられた『旧人類の罪』の中に親殺しがある。
  
  だから、よく覚えてないけど、それで混乱したのかも。
  そのとき記憶も消されたんじゃないかと思う。
  
  ……あんたと話してて思い出しちゃったけどね。
  
  
[あれが“たった一人しかいないみんなの親”だったら──って思ったんだろうな、たぶん、ってのが今のオレがする推測]
 
(272) 2023/11/25(Sat) 21:54:08

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  いつもなら。
  いつもの“旧人類の殲滅”活動の中なら、
  特別嬉しいってことはないよ。
  成して当然の役割を果たしてるだけだから。
  
  損害なく終われたとか、速く終わったとか、
  そういうので嬉しいことはあるかな。
  
  
[回答の補足をしてから、ウキクサに視線を戻す。
 そろそろ本題・・に入ろうかと思った]
 
(273) 2023/11/25(Sat) 21:54:21

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  もうひとつ訊くよ、ウキクサ。
  
  あんたは『人の心』の可能性をどんな風に考えてるの?
  
  
[この辺から探ったら答えが出る気がした。
 このひとが《sintoisMécaniqueオレたち》の殲滅対象かどうか。
 
 もしも羅生の定義したことに引っかかるものが出てくれば、このひとがいかに新人類に見えようと関係ないだろう。
 
 だって『人類のあるべき姿』が存在するなら、それを満たせる旧人類も、満たせない新人類もいるんでしょ、きっと。>>17
 
 答えを待ちながら、オレは槍を強く握り締めた。
 地面に向けて逆さまにしたまま]*
 
(274) 2023/11/25(Sat) 21:54:35
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a101) 2023/11/25(Sat) 21:58:03

【人】 苗床環者 メディウム

…………これ。
きみの片割れがくれたものなの。


[抱えていた、赤い果実を見せる。艶めくそれは程いい頃合いに熟している。]


…………大昔。人類の始まりのひとは、善悪の知識の木の実を食べてしまって、『楽園』から追い出されちゃったんだってさ。なんとなくね、この果実を見てたら思いだしちゃった。


食べちゃおうか、これ。
要らないなら僕が1人で食べるよ。


[別にこの果実にそのような力がある訳では無いのだけれど。何故かそれはもうとっくに失われてしまっているであろう、原初の人類が犯した罪の実が想起されて。…………多分、ヘッタクソな求愛のつもりだったんだろう。自分を神話の存在に見立てるだなんて、身の程知らずだなと思う。]*
(275) 2023/11/25(Sat) 21:59:37
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a102) 2023/11/25(Sat) 22:02:34

寿ホ儀 直青は、メモを貼った。
(a103) 2023/11/25(Sat) 22:06:13

【人】 機才博士 ウキクサ



[ そもそも、" 設計的に望ましくない "とは、
  一体どのような線引きで決められたことなのか。

  旧人類に敷かれたレールを護りながら、
  旧人類を殺し続けるAI。
  博士にはやはり彼らを理解することは出来ないけれど、
  その在り方自体を見てみたい、とは思っている。

  ああ、残念だ。
  かの設計者が存命であるならば、
  ぜひとも一度話を聞いてみたかったというのに。


  ──この個体が、
  " こうある "ことは貴方の設計通りなのかを。 ]

 
(276) 2023/11/25(Sat) 22:25:06

【人】 機才博士 ウキクサ

 


[ 旧人類を殲滅するという命令を組み込むのと同じように
  " どのような個体か "もまた科学で整形されるはず。

  たかが人間と話すのにお守りを持ち歩く脆さ。
  " 人のように論理的に考える "のではなく
  曖昧な、正答のないことも考えようとする柔さ。

  彼岸の名を持つ個体に殺されることこそが
  悲願で、己の研究成果だったというのなら──


  迷路のような事象への興味は必要だったか? ]

 
(277) 2023/11/25(Sat) 22:25:11

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  精神、ですか。
  壊れかけて、しかし貴方は今も稼働を続けている。
  殺したなら貴方を修理したのは別の者?

  まるでテセウスの船のような話ですね、それは。


[ これだけ会話を続けていて>>272
  彼の言う精神が、人の精神を指すとは思わない。
  比喩めいたものと理解し、ふむ、と考えて
  博士はひとつのパラドックスを思い出した。 ]


  旧人類の罪ならば、
  貴方たちが擁する新人類の罪に親殺しは無いと?

  ふふ、そう──旧人類の罪を犯して混乱するなんて
  まるで人の罪が貴方に仕込まれているみたい。
  だって、旧人類の罪は、機械の罪じゃないのに。


[ " たった一人しかいないみんなの親 "なんてもの
  機械にそこまで大切だろうか? ]

 
(278) 2023/11/25(Sat) 22:25:21

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ そも、親だろうと何だろうと、殺人は等しく罪だ。
  人間の世界における倫理観はそうやって出来ていた。

  興味と関心を隠さず、彼の補足を耳に入れ>>273
  博士は続け様の質問に首を傾いだ。 ]


  おやおや、質問の多いお客様ですね。

  バベルの塔という空想話、ご存知ですか?
  人間が神の領域に手を伸ばそうとし、塔を作り、
  けれど怒りを買って破壊されてしまう話です。
  驕った者が堕ちていく時に用いられる。

  貴方たちにとっての殲滅対象罪人
  いわばその話によく似た認識であるはず。


[ 頭上のデータベースから出力した過去の会話は>>1:111
  利と興の優先、罪、といった単語が出されていた。
  ゆえに殺さずにいられないと。

  ──罪深き存在は消さねばならないのだろう。
  世界、そして新人類のために。 ]

 
(279) 2023/11/25(Sat) 22:25:29

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ しかし。
  博士にはどうにも分からないことがある。 ]


  旧人類は罪を犯し、結果として貴方たちに殺されている。
  使命として。必要なこととして。
  ──機械が描く世界の為に。

  それは、
  旧人類の罪と、どう違うのですか?


[ それが正しいことだから、と返されるのだろうか。

  博士にとっての人の心の可能性は。
  あらゆる事象への疑問を、思考を常に巡らせる自由があり
  それらへどのような感情を抱くことも正解であり。

  そして、──。* ]

 
(280) 2023/11/25(Sat) 22:25:35

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:メディウムと ―

[疑問に思っていたことが、ある。
植物同士を触れ合わせ、交わらせ、感覚を共有し。
その間に、伝わる貴女と君の感情。
それは、多少人間の方は拗らせているというか
素直ではないが、どちらも行為のようなものを感じていた。

――なのに、それを人の方は口にしようとしていない。
その理由は、何なのだろう。と。

思索する。思案する。

それは自身の致死願望によるものではないだろうか。
と、大まかな仮説を、たてた。

これほど細胞と交わらせたなか。「彼女」と「貴女」の分離は
「貴女」はともかく「彼女」は多分「持たない」だろう
それを望むということは、死にたいと同義である。

死に向かう彼女が、思いを封じるというのは理にかなっている。
彼女なら、そうするだろうとは性格も参照すれば容易に想像できた。
なお、実際はそんなことはなかったのだけれど、それはさておいて。

彼女の、消えゆくような感情の吐露を聞き。
――安堵したのだ。これで死に向かおうとする足は、鈍るだろうと。]
(281) 2023/11/25(Sat) 22:26:43

【人】 蕃神 雷恩

[涙に指を伸ばし、拭う。
そのまま近づいて――ちかづいた、ところ。

ふと、彼女が抱える赤色を目にする。>>275
確か、旧人類の精神のよりどころの1つ。新約聖書だったか、旧約聖書だったか。
それに書かれていた果実だ。
赤く、美しい色合いで、どこか甘い匂いを漂わせている。


そんな君が、果実を食べようと誘う。
好き。と言ったすぐ後に。果物食べよう!である。
抱え込んだものを吐露して腹が減ったのだろうか。
そうであるなら、案外子供っぽさも残しているのだな。
可愛いものだ。などと思うが。

事実はすっごい不器用な可愛い求愛方法だった。>>275
悲しいかな、それに思い当っていない己は。]
(282) 2023/11/25(Sat) 22:27:18

【人】 蕃神 雷恩

 ―― そうだな、いい香りがする。
 俺も食べてみたいよ。

[桜花が渡した、ということは彼が咲かせたものなのだろう。
思えばそういった成果物は食べたことがなかったように思う。


*******

むかし。むかしむかしのそのむかし
おとこのひととおんなのひとは
へびにそそのかされて ちえのみをたべました

へびにそそのかされたのは、おんなのひと
おんなのひとは おとこのひとにそれをすすめました

*******
     
堕ちた

――最初に食べたのは、どちら?*]
(283) 2023/11/25(Sat) 22:28:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>281>>282>>283

…………ぁ、


[自ら差し出したと言うのに、ためらうこともなく赤い果実をきみが口にした事を驚いている僕がいる。だって本当に食べてくれるとは思ってなかったから。…………これは、つまり、


…………咲き続けても良いということだろうか。]


い、いただき、ます。


[赤い果実を食べる。甘酸っぱくて瑞々しいそれは、うっかり食べてしまっても仕方ないな、と思うような味だった。]
(284) 2023/11/25(Sat) 22:43:49

【人】 苗床環者 メディウム



…………美味しい、ね。



[やっと咲いてもいいと、そう思えた僕らは。おそらくきみと出会ってから、初めて笑顔になっていた。]*
(285) 2023/11/25(Sat) 22:44:13
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a104) 2023/11/25(Sat) 22:51:00

【人】 蕃神 雷恩

[それが不器用な求愛であると気づいてはいなかった。
いなかった、けれど。

――知っていたとしてもきっと。
俺はその果実を齧っていたよ。]


 ……。


[差し出されたからかじったのだけれど、
もしかして同時に食べるとかだったのか?
動揺している様子から思案した。なお、口に出してはいない。
――が、続いて食べる様子から
気のせいだったか。と内心、胸をなでおろした。]
(286) 2023/11/25(Sat) 22:56:07

【人】 蕃神 雷恩

[美味だと笑う。
――綺麗な、きれいなかおできみがわらっている。*]
(287) 2023/11/25(Sat) 22:56:45

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─


  “直した”のかどうかはわかんないな。
  混乱した原因の記憶を消して再起動させれば、
  見かけ上は正常に動くだろうし。
  
  
[壊れかけたときの詳細もオレははっきり記憶していないから、その辺は推測の話になってしまう。>>278
 エラーが残ってるとはオレは聞いていないけど、聞かされてないだけで残ってることだってあるかもしれないし。>>20
 
 旧人類の罪は機械の罪じゃない……それは確かにそうだ。けれどこれも結局、設計理念の話なんだろう]
 
 
  オレたちがこれだけ人類に近づけて造られてるのはね、
  旧人類に“因果応報”を思い知らせるため、らしいよ。
  
  人類殲滅なんて、人間型の機械でやるより、
  もっと効率のいい方法がいくらでもある。
  
  でもオレたちの親はこう設計した。
  
  
(288) 2023/11/25(Sat) 23:00:39
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a105) 2023/11/25(Sat) 23:00:45

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレたちの親がもし“たった一人しか”いなかったら。>>278
 それをもし殺してしまったら。
 機械にこそ深刻な問題だけどな。
 
 誰の機体もそれ以上造られない、新しいAIも生まれない。
 壊れてしまったらそれで終わり。
 オレたちだけで手出しできないような困難に直面したとき、人類の知恵を誰からも借りられないまま滅んでいくことにさえなりかねない。
 
 機械に、AIにできることには限界がある。
 オレたちはあくまでも人類の道具なんだから。
 
 道具が仮に唯一の主を失ったとしたら、存在意義を失って捨てられたのと変わらない。
 新人類を生み出したって、設計者のような理想と信念を持って生まれてくるわけじゃないんだから]
 
(289) 2023/11/25(Sat) 23:01:07

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレが本題と思って尋ねた問いの答えは、はぐらかされたかに思えた。>>279
 バベルの塔。その物語自体はオレの中にあるデータからは見つけ出せなかったけれど、ウキクサが語った通りの物語なら、確かに似ている。けれど──>>280
 
 
  その質問は前提がズレてるよ。
  
  オレたちが作ろうとしているのは、
  オレたちの“親”──設計者が望んだ世界だ。
  オレたちAIが勝手に理想を掲げて動いてるわけじゃない。
  
  それこそまさしく“因果応報”なんじゃないの?
  
  そしてそれを、新人類に次世代を託すことで
  解決できると信じているんだ、オレたちの“親”が。
  
  だからオレたちは、それを使命として手伝ってるだけ。
  
  
[オレたちは人類の道具なんだ。だから“親”が最も叶えたい理想にだけは反しないように造られているはずだ。
 それが何か、までオレにはすぐに答えが出せないけど]**
 
(290) 2023/11/25(Sat) 23:01:23
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a106) 2023/11/25(Sat) 23:02:27

苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a107) 2023/11/25(Sat) 23:06:09

【人】 巫凪 桜花

―楽園・雷恩と―

 栗鼠、やっぱり会えたんだ。
 可愛かったでしょ?

 ちょっとあの子に似てるよね。

[メディウムとの散策。
付け足すように彼が明かす近況に、目を細める>>269
彼女には以前の非礼を謝らないといけないな、と考えながら]


 それは見てるでしょ。
 いつもそうだよ。

[気づかなかった?と揶揄めかして重ねる。

だから、分かった。
こうして言葉を連ねる彼もまた、以前とは変わっている]
(291) 2023/11/25(Sat) 23:11:58

【人】 巫凪 桜花

 
 いろんなことがあって、いろんなこと、考えたよ。


 それで気づいたんだ。
 雷恩に、一度も言ったことなかったなって。

[緋雁に打ち明けたことは、
今の彼に聞かせたいことではなかった>>270
余所事に惑わされず、
彼の心の思うままに在って欲しいから。

それよりも他に、聞いて欲しいことがあった]
(292) 2023/11/25(Sat) 23:15:11

【人】 巫凪 桜花



 俺は、ずっと。

 雷恩が傍にいてくれてよかったよ。
 ありがとう。

[手を差し伸べる。
己を己たらしめてくれるひとの一人へと]


 もし雷恩が、この先自分の居たい場所、
 いきたい場所を見つけられたら。

 俺はそれが、一番嬉しい。
 もしそれが、俺たちの傍じゃなくても。

[根付く地を求め流離い、嘆く姿を見るのは。
ずっと痛かった。
ずっと傍に居たかったと願う気持ちと同じくらいに。

彼の手を取り、囁く唇に。
ひとりでに笑みが咲き綻んだのが、はっきりとわかった*]
(293) 2023/11/25(Sat) 23:20:28
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a108) 2023/11/26(Sun) 1:11:41

【人】 寿ホ儀 直青

- 桜花 -


[下ろしていた瞼を持ち上げると同時、"感知"を開放する。
途端、世界は拡張を見せる。

それは折り畳まれた六角が潤びて解けてゆく様を幻視させるようで、直青はこの感覚を気に入っていた。

楽園である。敷地のほぼ中央、植物園の一角を訪れていた。

灰の空と黄砂と朽ちたコンクリート、見慣れた燻む色彩の中に、今は緑が在った。贅沢な景色かもしれない。けれど直青は、我々は、これを「当たり前」に還さなければならない。

誰の為に?

自らの愛した、すべての為に。]
(294) 2023/11/26(Sun) 1:40:10

【人】 苗床環者 メディウム

[>>286>>287
さっきまで、泣きじゃくっていた後で見せた笑顔だから。きっとぐちゃぐちゃで酷いものだったと、思うのだけど。


…………彼が、幸せそうに微笑んでくれているから。
きっと、そんな事は気にしなくたっていいのだろう。


そっと寄り添って……まず痛み止めの代わりに彼の力を利用している最中なので。密着すればするほど効力は高まるから、なんていう口実……果実を食べ終わった後は、なんとなく密着したままその場に腰を下ろしていた。


誰かが見たら驚かれちゃうかな、それとも、どうなんだろう。
今はただ、与えられる幸福に溺れていたかった。]*
(295) 2023/11/26(Sun) 1:41:22

【人】 寿ホ儀 直青


 ──桜花。


[その所在は探すまでもなく"識って"いた。微かに、しかし充分に注ぐ光を受ける、その背に声を掛けた。

近頃の彼は、これまで以上に好奇心を遊ばせているようだ。迸るままに飛び回る視線は、その通りに本人を導き続けている。"ひと"への興味も、増しただろうか。]

 楽しんでいますか。
 今という時間を。

 ──今日はひとつ、おねだりをしに来ました。

[背が並んだのは何時のことだったか。変わらぬ高さにある瞳を、その輝きに目を細めて覗き込む。]

 桜花のお気に入りの場所へ、
 僕を案内ガイドしてくれませんか。

 君の目に映るものを、
 並んで見てみたいのです。

[記録ログとしてではなく、同じ時間と空間で共有するそれは、今後はきっと貴重なものになっていくだろう。成長した我が子へ、過干渉は望むところではないのだ。子離れ、という古い言葉を思う。]


 お願い出来ますか。僕のbébé。


[bébé──あと何度、そうと呼べるだろう。]

*
(296) 2023/11/26(Sun) 1:41:31