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人狼物語 三日月国


36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[冷淡な顔に漏れる喘ぎ声。
速まる動きに、その表情とは裏腹に女の情欲にも火が灯り始めているのがわかる。

澄まし顔を歪ませたい。
小賢しいユキのその顔を。

昏い欲望。
女の不意をついて腰をズンと突き上げる。
それまで動くことはなかった男が、ユキの前後のスライドに上下の動きを加えていく。]


  ……ふ、はは、……ははは


[セックスはいい。
理性を溶かし、欲に塗れて本能で交わる。
突き上げる動きは激しくユキを責め立てた。]*

 
 『ひ、ゅっ……!?』

[男はまだ動かないと思っていた。
雪菜に動かせていれば快感は得られるし
もどかしさを感じさせるほど
自分は下手ではないと思ってる。

不意を突かれた雪菜は
目を見開いて、喉を開いて空気を漏らす。

ビリビリとした刺激に
身体が弓なりに反り返る。]


 『、あっ、あっ……やっ……あん、っ……んっ』

[声がより大きく、雪菜は鳴かされる。
男性の力を使った突き上げは
奥底を強く穿っていく。

顎を上げて、天井を向いて
身体の中がきゅう、きゅうと締める。
へその辺りの筋肉が、凹み、痙攣する。

唐突に訪れ、女をイかせた腰使いは
より激しく、休憩などと言う言葉と無縁に
貪り続けていく。


[男が動く事で、雪菜が腰を浮かすと
殆ど楔が引き抜かれ
打ち下ろすと、ばちん!っと気持ちのいい音が鳴る。

本能のままに雪菜は男を味わう。

聞こえた笑い声に、くふ、と小さく笑った。

下を向いて、腰を振る男を見ると]


 『……早く、ナカ、に……』

[その熱を強請る。]*

[男と女の笑い声が部屋に木霊する。
貪欲に悦楽を求める二人。

『ナカに』

その言葉に男はニヤリと嗤って、一層力強く突き上げると最奥に鈴口を押しつけて、精を解き放った。

ドクリドクリ。
狭い膣を肉棒がピッチリと塞ぎ行き場をなくした大量の精が向かう先は───]

[それからも二人の狂宴は続く。
男が女を求めたからか、それとも女が男を留めるためか。
それでも終わりの刻は来る。
男の精が尽き果てたとき、すでに太陽は水平線にその半分を沈めている。
その間、倒れた部屋の主人は身動き一つしなかった。]


  ハァ……ハァ…………ふぅ


[息を整えて、ユキから離れベッドから降りた。
水差しに直接口をつけて喉に流し込む。
端から溢れた水が顎を首を、胸を伝っていく。
窓から差し込む橙色の光が男を照らしていた。]

 
  確かに、良かったぞ。


[口の端を歪めたままユキへと声を掛ける。
随分と長い間、そして何度もユキと交わった。
女の中に幾度も吐き出し、精で満たし、それだけでなくユキの肌を汚した。]


  ……約束だ。
  あの女には手を出さない。


[まるでそれが褒美だとでと言うかのように。
だけど、小さく「向こうが望間ない限りはな」と呟きは耳に届いたか。]

[そうだ、といま思い出したかのように。
精と汗にまみれたユキの側によって囁く。]


  不思議なことなんだが。
  なぜか俺と生でやった女は孕むんだよ。
  あとからピルを飲んだとしてもな。


[それは、ただの偶然かもしれない。
薬の効用を考えれば男の側の何かしらで効かないなんてことはあり得ないが。
だが、結果として今まではそうだった。]


  ……元気な子だといいな。


[嗤う。
その事実に大抵の女は絶望をその目に宿す。
ユキはどうだったか。
その表情が変わる瞬間を見逃すまいと男はジッと見つめていた。]*


 『望むわけないでしょ……』

[男の呟きにはこちらも小さく呟く。
軽口でしかないだろうから、それで終わりにして
私はゆっくりとベッドから身体を起こす。

ごぷっ、と花弁の間から白濁液が
ベッドに溢れて染みを作る。

べたべたなのは身体もだ。
遠慮なしに胸や顔を汚された。]

 『?』

[疲れ切った身体で座っていると
男が囁いてくる。

私はそれを、けらけらと笑ってしまった。]

 『驚いたんですけど。

  貴方って中に出した女の人の
  その後って気になるんですか?

  ヤって捨ててそうな人だから、つい。』

[そうして、私は見つめてくる男に
にこり、と笑う。]



 『そんなオカルトも
  今日でおしまいですね。』

[元々生でやってる時点で
そんな危険は今までも通って来た。

それで絶望すると言うなら
あまりにも私は間抜けだろう。

──もしも、初めから無理やりに。
私自身も快楽を得ないままに、レイプされたら
また、話は違ったかもしれないが。]

           ・・・・
 『気持ちよかったわ、お父さん。』


[ベッドから降りて、気絶している男の下に
よろよろと向かう。
冷たいタオルを当てて、腫れ上がった所にそっと当たる。]*

[“望ませる方法ならいくらでもある“
そうとは告げず。
ただ『お父さん』の呼び方には大いに笑った。]


  面白い女だ。
  これで終わりにするのは勿体ないぐらいにはな。


[それでも終わりは終わり。
本当にこの女も子を孕んだかどうかは次に捕まったときにわかることだろう。
愉快そうに笑ったまま一人部屋の浴室へと消える。
間も無くしてシャワーの音がユキの耳にも届くことだろう。]*


[それから過ごした夜の時間は……
ごめんなさい、上手く言葉に出来なくて。

ふわふわとしてて……暖かくて
でも、熱くて……嬉しくて……。

好き、の気持ちが何度も口から溢れて
天野さんの顔が近くにあって。

わたし、そんな幸せなこと
これまで無かったんじゃないかってぐらい。

…………これ以上は、言いません。

言えません。]

【人】 曳山 雄吾

─ とある晩、とあるバーで。 ─

[ カラン、とドアベルの音をさせて馴染んだ扉を開く。
 見知った客と軽く挨拶を交わしつつ、スツールに腰かける。
 バーカウンターの奥にはマスターの姿のみがあった。]

 おや。時雨くん、今日は休みか。
 まあ、その方が都合がいい。

[ 不在を認めて声にしつつ、その内心を表に出す。
 コースターが差し出されると、
 ジン・トニックを。
 注文を投げて、調製を待つ間に数枚の名刺を取り出した。
 雄吾自身のものではなかった。]

 マスター、ちょっと前にも話したかと思うんだが。
 ……やっぱり、あそこの店、締めちまうんだってな。

[ コリンズ・グラスに一口付けて、それから少し小声で彼は言う。この繁華街では名の通った店の一つだった。マスターにとっても、良い関係の同業者だったのだろう。幾分寂しげな表情を見合せ、先を続けた。]

 もし、人手が足りてなかったらの事だが。
 誰か引き取らんか?
 まあ、マスターの方が先にそういう話、聞いてるかも知らんが。

[ す、と名刺を押しやり、グラスをぐいと傾ける。
 マスターがどんな返事を返したか――
 あるいはどんな表情を見せたかは、
 また別の夜に語られるべき話だろう。]**
 
(82) 2020/07/21(Tue) 23:38:38