人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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視点:


 
「えっ? あっ、んあっ!?」
 
 
ゆさりと彼が私を揺らすとゾクゾクっと体の奥側から痺れが走りました。
それは甘く、先ほどまでの感覚と全く違うのです。
ぬちゅっ、ぐちゅっ、と鳴っているのは彼から迸った何かと私の血が混ざっているのでしょう。
それが潤滑剤になって彼の動きは滑らかになり、傷を癒した後の私の内側は驚くほどに心地よさを訴えてきていました。
彼が私の内側を擦るたび、甘くはしたない声が上がってしまいます。
 

 
「えっ? んんんっ! アッ、これ、は…っ!?
 ふああっ! あっ、アッ、ユスターシュ…ああんっ!?」
 
 
私の声が艶めきます。
かれがごちゅごちゅと私の最奥を突く度にキュンっと無意識に彼を締め付けました。
彼を締め付けると同時に甘く吸い付いて、先ほどまでとは違った反応を私の内側も見せています。
揺さぶられると豊かな胸も揺れて、彼に柔らかな果実に触れられると白い喉を反らせて甘えてしまいました。
 
 
「あ──! な、何か変、です、ユスターシュ…っ!
 ひゃうっ♡ さ、さっきまでとは、んんうっ♡
 全然、違あっ♡
 あっあっ、ゃっ、──んんうっ!!!」
 
 
膝を跳ねさせつま先がクンと反りました。
一足早く達してしまった事に、この時点の私は気づきません。それを知らなかったのですもの。
だから自身の身に起きた変化に戸惑いながら、必死に彼にしがみ付きます。
彼のするのとなら私にとって悪いことでは無いはずですから。
 

 
「あああああ…っ♡♡♡」
 
 
びく、びく、と体を跳ねさせて。
トロンとしたどこか呆けたようにも見える眼差しで彼を見上げたのです。**
 

二人はまだ婚約の段階であった。
ユスターシュはまだ、その後に何故記憶を失ったか思い出していない。

気が付くとベアトリスと名乗る女が目の前にいて、二人は共闘する形に。

恐らくベアトリスが某かの魔法によりユスターシュの記憶を奪った、つまり拐かしたのではなかろうか。

騙されていた。

しかしだからとて、一国の姫に刃を向け、凌辱した罪が赦されるかといえばーー。

再会を姫は全身で喜んでいた。苦痛を与えたにも関わらず、今だけでなくと行為をも望む。

そのいじらしさに心打たれる。

国に帰った時、ユスターシュが罰せられ断頭台に登ることになったとて。
最後は姫の笑顔を見れるだろうか。

いや、今は考えまい。
今だけはーー。

 「……凄い締め付けだ、ッ、
 身体が食いちぎられるッ…」

心が通じてからの彼女は明らかに反応が良くなり、声に艶が滲んだ。

痛みではなく快楽を感じ始めているのか。

女の感じる様は男を駆り立てる。
ユスターシュの男性自身も彼女の体内で膨張し、互いに圧を与え合う。

 「この柔らか、俺の指に余る、ッ…」

たわわが指の隙間から溢れる。
弾力とすべすべの陶器のような感触に感嘆の息が漏れ出でて。

一際高く彼女が啼いて痙攣した際にぎち、と強く根元に締め付け、ユスターシュは再び精の高まりに達する。

 「姫、俺の全てを…ああッ」

二度目であったが濃くて大量の精液が吐き出された。
彼女の腹が膨れてしまうほど中に満ちていっぱいになる。

 「はあ、はあ……」

くらりと眩暈を感じて頭を垂れる。倒れそうになったが堪え、彼女に微笑みながら髪を撫でた。

 「とても、良かった。
 幸せだーー俺は貴女の全てを貰い受けた。
 ……もうこれ以上願うものは、ない。
 俺の命も想いも全て、貴女に捧げよう。」

姉は焔に包まれて亡くなった。
大切な人は、チアキローズ姫であり思い出せた。

ならば、もう思い出したかった記憶はない。
つまりユスターシュ自身はイーリスを必要としてはいない。
 
 「貴女の剣となる。貴女を護り、
 貴女の為に闘い、イーリスを手にしよう。」

ーーその後は。処刑の運命を受け入れる。

彼女の汗ばんだ髪を何度も愛しげに撫で、額にもう一度口づけをした。これで最後でも思い残すことはない。*


「ひぅ…っ♡」
 
 
ひくん、と私の体が、内側から震えます。それは満たされた事による喜びのそれでした。
苦しくなるほどに、腹部が膨らむほどに愛を注がれて私はまたぴくりと震えます。
荒く呼吸を繰り返しながら──彼の言い方に少しだけ嫌な予感がしました。
これ以上願うものはないと。
それに、私は彼の愛を受け止めながら微笑むのです。