人狼物語 三日月国


125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


リアリティライン壊しちゃった。


「俺はここにこれてよかったけど、
 みんなは違うのか。うーん……」

「俺だけが楽しかったのなら、
 それはちょっと悪かったなと思ってる」

さして秘密を重く見ていなかったのか、
それともそれ以上に友人ができたことがうれしかったのか。
いつも通り、ちょっと気遣いのできる、自由な狐だ。

言葉とは裏腹に、そこまで気にした様子はない。

「些細ってことはないと思うけど……
 案外身近に人間じゃないやつっているんだなぁって思ったよな」

自分の秘密がさらされてしまえばもう、何でも受け入れてやるの姿勢である。

 
「……えっと……
き、気の利いた…言葉が、浮かばない……

 
何言っても……だ、
黙ってろ最初に秘密明かされた魔法少女が!

 ……って、なる……かも、しれないし……」


2人の性格的にそうはならない気もするが。
水銀のアンドロイドの苦悩は、人間の自分にはわからない。
氷室はまだ元気そうに思えるが、安易に口出ししていいのかもわからない。ところで2人共名字水属性だね。

【人】 3年 偉智 要

はー。
白い息を吐き出し、身震いをした。

(流石に、寒すぎるかも…)

口元に手を当ててその場から離れる。
(4) 2022/02/02(Wed) 22:49:12
 
「……多分、色んな人に怒られる……かも、だけど……あと、

 
うるせえこの最初に明かされたから余裕だろうがよ!

 
……って、お、怒られる…かも、……なんですけど……」


仮想のこの怒っている相手、誰なんだろう。
たまに話題に出ている彼の部長辺りなのかもしれない。

「……ちょっと、……一葉くんの、言ってる事……わかる、な……
 ……短い間、だったけど…受け入れて、くれる人…がいるって知れて……
 気にしないで、お出かけ…してくれたり……雪で、遊んでくれたり……

 
まああとなんか変な意味で手出しされたりもしたけど……


 ……隅にはずっと居たし、バレた時…死にたくなったのも嘘じゃないけど…
 ……夢、みたいで…楽しかった、ですよ。……俺は、だけど……」

今日も蛇神と偉智の事を心配そうに見ている。

「2人は可愛いなー。
 よし、俺がなでなでしてやろう」

よしよしと一葉と不破の頭を撫でた。

「大丈夫、わかるよ。
 俺も皆秘密を抱えたここだったから、バラされてもなんとかなったんだ。
 普通に皆受け入れてくれたしな」

「だから俺も、これから何を知ったって変わるつもりはないぜ」


「え?俺はそれなりに楽しくやってるけど 気にすんなよ」

君達はそうだろうね。

「俺としては誰の秘密が何だろうと
 俺に害さえ無ければ些細な事だけどさあ。
 だって秘密が何だろうと接し方変える必要なんて無いし?
 でもまそれで割り切れない奴が居るってのはわかったよ

 まあ本人が些細な秘密な気がしてきたってんなら
 別にそれでもいいんじゃない」

身も蓋もない事言った挙げ句に結局雑に投げ出した。
人の心がわからない奴には見えない所を推測するのは難しい。

変な意味で手出しされたって何?

「ところで不破。
 
変な意味で手出しされてるってなに???

変な意味で手出しされたって何?

「手を出されないだけマシな出生だったなって思う」


「狐よりも欲に忠実だということを、
 たまに人間さんからは感じることがあります」


「生き物は大体みんな同レベルだよ」

アホほど主語がでかい。

「まあ、なんか」

「特別扱いされたくない人に、
 特別扱いされなきゃ、どうでもいいかなって今は思う」

そうされたときにどうなるかはまた別の話。


「わふっ

 
……か、可愛くは…全く、ない、と…思いますけど……」


突然撫でられたが特に嫌そうではない。元より慣れたのもある。何故か堂本くんと久瀬先輩、よく頭を撫でてくる。そんなに頭が丸いだろうか自分は。

「……なんていうか、余りにこう…想像より、皆さん…抱えていたので……
 いやなのは、嫌ですけど……まあ……本当の、一般人相手に……
 ……ばらされてたより、よかった……のかなぁ……?」


なんか政府に丸め込まれそうになっている。
チョロい。実は既に数人に言われてるが、相当チョロい。

「……え?
……?……


何だか話題と注目が、ぼやぁっと呟いた本人にとってはほぼ無意識の言葉が思ったより拾われた。
「もしかして不味い事を言ってしまった?」と今ようやく思い至ったと言う顔をしている。

 
「……変な、手の出し方……
 ……ぇ、そ、そんな気になる、もの……?
 き、聞いても…愉快でも何でも、ないと言うか…
怖くない、ですか…?


どんな手の出し方なんだろう。

「……さ、さすがに色々、恥ずかしい、ので……
 ……二種類ある内の、片方しか……ちょっと……」


しかも二種類あった。

わざわざ自分から言うんだ……。

二種類なんだ。

人前で言えるんだ。

「2種類とも詳しく」

「さ、さすがに……片方、しか……」


片方はいいの?


「一つ言ったら二つ言っても誤差じゃない?」

なんかえらい楽しそうにしている。カス。

「じゃあ片方喋ってみようか……」

片方は良いんだ。

 
「……え、……ほ、本当に……
 こ、こんなの、き、聞きたいんですか…?
怖くないの…?」


こんなの。扱い。どうにも羞恥はあるが、そこまで何というか、“恥ずかしいものを言う”雰囲気が薄い気はする。

「……えっと、あれは…まだ誰の秘密も、明かされてない夜の事。
 ……その日…か、累くんに…呼び出し、喰らって……
 突然、俺がビビった時にバランス、崩しちゃって、コケて……
 ……だ、出された、ん…です……あの、……変な、手を……」

「…………そ、その…ガシ、っと、掴まれて……
 つい、……心霊的な手っぽい、のを…………」


「要するに、そこの擬態してる累くんじゃなくて、
 俺の足に、元々の累くん(本体)の手が出されたんですよ」


はい、
変な手を出す話
でした。

嘘は全く言ってない。嘘は。

「もうそれホラーじゃん……」

それはそれで面白かった。


「ああそっちなんだ。
 びびった彰弘ちゃんに叩かれたんだよな〜。かわいそうに」

どっち?

「てかこれ"変に手出しをされる"は"変に手出しをされる"でも
 "変な所から変な手を出される"でしたって話じゃん。
 う〜んオチとして微妙じゃない?」

それはそれで面白かった奴も居たらしい。

「もう一個もお前なのかよ?」

ありえる。


「ん〜?ご想像にお任せしますけど?
 なぜなら邪推されても俺はちっとも困らないからね」

変な想像をされて困るのは不破だけなんだなあ。


「俺もやってみようかな。変なところから手を出すやつ」

むむむ……と念じている。出るのかもしれない。


「こんな所で変なもの出すんじゃありませんよ」

変なもの呼ばわりできる立場ではなし。

「え〜俺は俺のもの持ってかれるのは嫌。
 代わりになんかくれるなら考えなくもないけどね?
 そもそも案外俺って元の累とか連れ去った人間達が
 ちゃんと寂しくないようにしてやってるんだぜ?」

 
「……だ、だから…言った、じゃないですかぁ……
 こ、こんなの聞いて……お、面白い?って……
 あと、そもそも…ビビる俺に…手を出す累くんが、一番悪い……」


そう言う所だけはしっかり文句言ってる。こっち。
何も間違ってないので……。

「……あと、夜川くんと、累くんで…人身売買…しないであげて……」


これだからこいつらは……
と、二人の色々あれこれを知ってる男は溜息を吐いた。

累と鷗助は色々な意味でどっちもどっちと思っている。

まぁふたりとも得体がしれないと思えば確かに似ていると思っている。

一葉くんなら本当に念じたら出せそうな気がする。狐の手が。

一葉にがんばれっ。

 
「……え、そんな…累くんが、気を遣う事を……?」


失礼な気もするが、攫ってる時点で寂しくさせないのは当然の義務な気もする。

「……ちなみに、寂しくさせない…って……
 具体的に…どんなこと、してるんです、か?」


「いろいろ連れ去っているのか。欲張りだ。
 群れを作るでもなく所有するのは、どちらかというと宝物をしまっておくのに近い」

まさにその通りなのかもしれない。
むむむ……としてたらちょっと毛が逆立った。


「え?何?俺が悪いって?
 嫌だなあこんな公衆の面前で俺を吊るし上げるなんて。
 傷付くな〜彰弘ちゃんって案外容赦ないんだね?」

価値観の異なる生き物は良識派の諫言も何のそのだ。
そしてこれは怒っているわけではなく、つついて遊んでるだけ。

「売買されなくてよかった〜。
 一応所有判定、まあ人間で言うとこのペットみたいな感じ?
 それか一回腹に入れた食べ物みたいな感じかもな〜

 あーそこ聞いちゃう?って感じだけど。具体的にな〜。
 累とか他の色々が『あいつが欲しい』って言ったら
 なるだけそいつを連れ去るようにしてる、とか?」

へらへら、何でもない話の延長のように不穏な事を言う。
これは単なる冗談かもしれないし、冗談じゃないかも。

気に入ったものは何でもしまっちゃう。