人狼物語 三日月国


80 【身内】とある天使の温泉旅行【R18】

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【人】 倉科 宙

[それ以上、追及できないまま。]


 いや、その……
 逆上せないよう、気をつけてな。 


[腕を離した手で、ぽんぽんと彼女の頭を軽く撫で。
大浴場に向かう背中を見送ってしまった。*]
(25) 2021/06/26(Sat) 18:04:39

【人】 倉科 宙



 ──……はぁー。


[一人になった部屋で、詰まっていた息を吐きだせば大きなため息になり。
広い畳の上に倒れるように転がり、頭を抱えた。]
(26) 2021/06/26(Sat) 18:11:44

【人】 倉科 宙



 あー……ほんと、なんなんだよ。


[こればかりは先輩を恨まずにいられない。
そもそも合コンなんか行かなければ。

でも恋人として過ごした期間は1年弱でも、付き合い自体は高校の頃からあったわけで。
恋をできない事実を差し引いたとしても。
俺がそもそも、浮気とか二股とかできるような性格じゃないことは、さっきの言葉通りちゃんとわかってくれてるはずだ。
じゃあ今は、何をあんなに怒って拗ねてるのだろう。

俺だって、彼女の性格は概ね把握しているつもりだけど。
言ってもらわなければわからないことは、たくさんある。
友達だった頃から、遠慮なく言いあえる関係だったこともあって、聞けば大体教えてくれたりしたのだけど。
こんな風にだんまりされた場合、どうすればいいのだろう。]
(27) 2021/06/26(Sat) 18:13:14

【人】 倉科 宙



 はぁ……俺も風呂いくか。


[ここで転がってても仕方ない。
再び浴衣とタオルを掴み、俺も大浴場へ向かおうか。

と言っても、せっかくの温泉を楽しむ気分になれず。
長湯もせず軽く汗を流したあと、さっさと浴衣姿になり。
着替えを持ったまま大浴場の出口付近で、出てくる彼女を待ってしまうのだけど。

も一度話をしないとだよな。
やっぱり原因は俺なんだよな。
なんて悶々と考えながら待つ間、自販機で買ったアイスが、少しだけ頭も冷やしてくれた気がした。**]
(28) 2021/06/26(Sat) 18:13:32

【人】 櫛田三四子

[すり抜けようとする間際、
ぐっと腕を引かれて咄嗟に振り向く。>>24

怒ったのだろうか。
窺うように見上げれば目に入った表情は
確かに不満や不機嫌さも垣間見えるけれど
どちらかと言うと困惑の色が濃いように見えた。>>25]


…………… うん。

[ぽふぽふと頭を撫でられて、小さく頷き。
そのまま廊下を出て大浴場の方に向かう。]
(29) 2021/06/26(Sat) 19:20:38

【人】 櫛田三四子


…………はぁ―――――――。


[衣服を籠の中に入れ、
タオルで髪を纏めて女湯へ。
ざっと体を流して湯に浸かり
深くため息をついた。

昼間なのでそこまで人は多くなく、
広々とした浴場は開放感を感じさせる。
少し熱めの湯が心地いい。

でも、心はちっとも晴れなくて
膝を抱えて浸かったまま俯く。]
(30) 2021/06/26(Sat) 19:21:29

【人】 櫛田三四子

[自分はどちらかと言うと
思ったことをあけすけに口にする性分で
彼からも周りからもそう見られていたと思う。>>27

恋人になってからも不満や不平は
都度その場で口にしていたから
そんなに大きな喧嘩に発展することもなかったけど。

――でも、今回は。

浮かぶ言葉のどれもこれも、
本当に言いたいことじゃない気がする。
心の中がぐちゃぐちゃして、
自分でもよく分からないから言えない。

…………こんな態度、
きっと困らせちゃってるんだろうなって
それも分かってるのに。]
(31) 2021/06/26(Sat) 19:22:24

【人】 櫛田三四子

[私の恋人は優しい。

優しくて、いい奴で、面倒見良くて
ちょっとぶっきらぼうで誤解されやすいとこもあるけど、
辛抱強く向き合おうとしてくれる。
そう言うところが人としても異性としても好きだ。

だから彼がその気にならなくても
好意を持つ女の子は少なくないんじゃ…
じゃなくて、

あんまり態度悪いと流石に愛想尽かされてしまうかな。
天使の矢の補正ってどれくらいかかるものなの?
ちょっとやそっとで嫌われたりはしないかな、
でもありえないとも言い切れないし……]
(32) 2021/06/26(Sat) 19:24:40

【人】 櫛田三四子



はぁ……………


[さっきから溜息ばかりついている気がする。
思考は散漫な上に堂々巡りで、ちっとも結論は出ない。
自分はこんなに女々しい奴だっただろうか。

延々と考えていると冗談抜きで
のぼせてしまいそうだったので
自己嫌悪に陥りつつも湯船からあがる。

とにかく、だ。

何にせよこの状態は良くない。
良くないことは分かる。
せっかくの旅行を暗い気分で過ごすなんて、
自分も彼も望んでいなかったはずだ。]
(33) 2021/06/26(Sat) 19:26:22

【人】 櫛田三四子


……よし。

[何はともあれ着いたんだ。少し気持ちを切り替えよう。
身体を拭きながら内心そう決意する。

ぺたぺたと化粧水をつけ
長い髪をドライヤーでざっと乾かして
ヘアゴムで纏めポニーテールにする。

備え付けの浴衣は紺色の花柄で
赤い帯を前で蝶々結びにした。
下着は……一応この旅行のために新調したのは内緒。]
(34) 2021/06/26(Sat) 19:28:29

【人】 櫛田三四子


あれ。早いね。
もしかして結構待った?

[女湯から上がれば既に彼はそこに居た。>>28

結構長湯をしていたから
大分待たせてしまったかもしれない。

努めて明るい表情と声を作り
先に部屋に戻っててくれても良かったのに、
なんて言いつつ、自分も自販機で
棒付きのミルクアイスを買って。

取りあえずは一旦荷物を置きに部屋に戻るかな。**]
(35) 2021/06/26(Sat) 19:29:23

【人】 倉科 宙

[男物の浴衣は、濃紺地に灰色の縞模様が入っていて。
現場で役者さんが着てたのを思い出し、見よう見真似で涼しげな白帯で腰骨辺りを留めた。
女物はどんな柄だっけ、と食べ終えたチョコバーの棒をくわえたままぼんやり考えていたら。

本人の声に、ハッと顔を上げ。>>35


 いや、それほどでも……


[ない、と続くはずの言葉が詰まった。]
(36) 2021/06/26(Sat) 21:30:01

【人】 倉科 宙

[風呂上がりの姿とか、近頃じゃすっかり見慣れていたはずなのだけど。
ちょっと火照った肌とか、浴衣の襟元でちらちらと揺れるポニーテールの間から見える項とか。>>34


 ……俺、先に部屋戻ってなくてよかった。


[浴衣に洋服とは違う色っぽさがあることは知っていたが。
恋人のだと、こうも違うのかと改めて実感しつつ。

湯上がりのせいだけではなく、首が火照るのを感じながら。
若干目を逸らしながら、似合ってる、とぼそぼそ伝えたら彼女はどんな反応をしただろう。]
(37) 2021/06/26(Sat) 21:34:41

【人】 倉科 宙

[少なくとも、さっきよりは明るい彼女の表情に安堵する。
でもそれが、普段より若干硬いことにも気づいてしまうから、内心もやもやしてしまうけど。

彼女がそのつもりなら。
俺も一旦、もやもやは頭の隅へ追いやることにして。]


 じゃあ、部屋に戻るか。


[食べ終ったアイスの棒をゴミ箱へ捨てて。
自販機を買う彼女を待って、ミルクアイス一口食べたい、なんて言ったりしながら。
並んで廊下を歩きだそうか。]
(38) 2021/06/26(Sat) 21:37:14

【人】 倉科 宙

[そして部屋に荷物を置き、身軽になれば。]


 なぁ、夕飯まで時間あるけどどうする?
 特にないなら外の温泉街、一緒に行くか。


[財布と携帯だけ持って、問いかけた。
行きたいところが、旅行プランにあるならそれでもいいし。
のんびり二人でぶらぶらするのも楽しそうだ。

彼女の意見を聞きつつ、ほら、と差し出した片手。
さっきは荷物とアイスで両腕が塞がってたから控えたけど。
もう手を繋いでも問題ないだろう。*]
(39) 2021/06/26(Sat) 21:37:53

【人】 櫛田三四子

[暖簾をくぐった先で待っていた恋人は
アイスを咥えてぼんやり考え事をしているようだった。>>36
声をかければ目と目が合う。]

……………っ、

[照れたような表情と共に、呟きが耳に届く。
続く台詞―――の意味も察せてしまって>>37
元々湯上りで火照った顔が更に赤くなった。]

あ、ありがと。

宙もなんか雰囲気変わるね。 
……その、いろっぽいってゆーか。

[こうストレートに褒められると照れてしまう。
普段浴衣を着ることなんてそうそうないしね。
先程までのもやもやも一瞬忘れて、
はにかみながら指で毛先を弄った。]
(40) 2021/06/26(Sat) 22:17:19

【人】 櫛田三四子

[うん、大丈夫。
ちゃんといつも通り話せるし笑える。
そのことに自分で少しほっとした。

自分の意をどこまで汲んでくれているのかはわからないが、
彼の方も普段通り接することにしたようだ。>>38
ならばそれに甘えてしまおう。]

ん。 ……いーけど。
宙も後でなんか一口ちょーだいよ。

[チョコバーは既に食べられていた後だったので。
ミルクアイスを一口齧り、
彼の口元に向けてはい、と差し出しつつ。
ぶらぶらと歩調を合わせて部屋まで戻る。]
(41) 2021/06/26(Sat) 22:17:54

【人】 櫛田三四子

ん、そーだね。

私も今回は温泉で
のんびりメインのつもりだったから
そんなにガツガツ欲張る気はないんだ。

温泉街、いーね。
お土産の下見とかもしたいし。

[今日は特に着いたばかりだし、あまり遠出する気はない。
それに温泉街を回るのも温泉旅行の醍醐味だ。

彼の提案には快く頷き、
ポーチに財布とスマホ、貴重品を入れて肩からかけ
差し伸べられた手を取った。]
(42) 2021/06/26(Sat) 22:18:57

【人】 櫛田三四子



……なんか、手ぇつなぐのも久々な気がする。


[人肌の温かさが掌からじんわり伝わって来て、目元が緩んでしまう。甘えるように指を絡め、きゅ、と握って。**]
(43) 2021/06/26(Sat) 22:21:17

【人】 倉科 宙

[照れて赤くなる彼女に、思わず抱きしめたくなるのをぐっと堪えた俺、えらい。>>40

はにかむ顔も。
アイスを分けてくれる交換条件も。
いつも通り俺が傍にいることを、拒まれないことにほっとすれば。改めてお互いの浴衣姿が、妙に新鮮で気恥ずかしくて。]


 それじゃ、いただきまーす。


[わざと大きな口でアイスをもらうふりをしよう。>>41
彼女の視線に、冗談だって、と笑って。
かなり控えめな一口をいただいた。]
(44) 2021/06/27(Sun) 0:01:39

【人】 倉科 宙

[そして。]


 そう言いながら実際行ったら、
 取材の参考になりそう、って
 あちこち見たいとこ増えてくんじゃないのか?

 そんな三四子見るのも、面白いからいいけど。


[くく、と笑って茶化しながら。>>42
手を預けてくれたなら、絡んできた指を握り返して。

部屋の扉に手を掛けながら隣を見れば、嬉しそうに緩んだ目元と、聞こえた呟きに。>>43
んぐ、と小さく声を詰まらせて足を止めた。]
(45) 2021/06/27(Sun) 0:01:48

【人】 倉科 宙



 俺、ちょっと浮かれてるかも。
 こうして二人で出掛けるデートも、久々だろ。


[はにかむように笑いながら、掌がじわじわと熱くなる。

照れを隠すように、コホン、と咳払いをひとつ。
今度こそ扉を開けて部屋を出たなら、玄関で下駄を借りて温泉街へ向かおうか。**]
(46) 2021/06/27(Sun) 0:02:10

【人】 櫛田三四子

[冗談混じりに大きな口を開ける彼を
えーって顔して肘で小突いたり。>>44

揶揄うような言い分>>45には
それは否定できないけどさー
あくまで今はプライベートだからね、なんて返したり。

他愛ないやり取りをしながら
部屋まで戻り、再出発の準備をして。

手を握ればふいに彼が立ち止まったので、
不思議そうに首を傾げ。]
(47) 2021/06/27(Sun) 10:59:13

【人】 櫛田三四子

うん、そー…だね。

一緒に暮らしてると、
なかなか改まったデートって
する機会ないしね。

[照れ臭そうに笑う彼を見ていると
胸の内がじんわりと温かくなる。>>46

何せそのつもりで企画した旅行なのだ。
喜んでくれているのならやっぱり来て良かったな、なんて。
単純だけどそう思ってしまう。

自分の方は受付で草鞋を借りることにして、
手を繋いだまま温泉街へと繰り出す。]
(48) 2021/06/27(Sun) 11:03:20

【人】 櫛田三四子

さて、どうしよっか?

晩御飯も結構ボリュームありそうだから
あんまり食べ過ぎないようにしないとね。

[温泉街は観光地らしく
それなりに人で賑わっていた。

温泉卵にまんじゅうやせんべい、
ソフトクリームやコロッケなどなど、
所々に買い食いの屋台が出ていて、
食べるものには困らなさそうだが
後を思えばあまり満腹になるのは避けたい。
自分はそこまで大食いな方でもないし。

手を引く形で先を行き、
あっちこっち屋台を吟味し
良さげなものがあれば立ち止まるつもりで。**]
(49) 2021/06/27(Sun) 11:06:55

【人】 倉科 宙


 借りてきたDVDとか見たりして、
 家でのんびり過ごすのも好きだけど。
 いつもこない場所とか見ない格好とかって、
 新鮮でいいよな。


[彼女が草履を履き終わるのを待って、再び手を繋ぎ。>>48
人並みではぐれないように気をつけながら、温泉街をきょろきょろと。>>49


 確かにこれ、油断するの腹いっぱいになりそうだな。
 うーん。とりあえず、分けられそうなのは
 二人で分ければ色々と食べられるんじゃないか。


[あちこちから漂ってくる美味しそうな匂いの誘惑に、早速目移りしそうになりながら。
先導する彼女が目をつけたものがあれば、アイスのように分け合おうと提案を。]
(50) 2021/06/27(Sun) 14:12:48

【人】 倉科 宙

[歩く度、楽しげに揺れる彼女のポニーテールに、目を細めながら。]


 あ。なぁ、あれちょっと見ていいか?
 ガラス工房だって。


[俺が指したのは、土産屋の一角に出た看板。
蜻蛉玉とか風鈴とかが店先に並んでいて。
一つ一つ模様が違って、見てるだけでも目が楽しいけれど。]


 フュージング体験もできるってさ。
 好きな色ガラス組み合わせて、
 ペンダントとかマドラーとか作るやつ。
 後日出来上がったら、家まで配送してくれるって……どう?


[ちら、と隣の彼女を見る。
さっき揶揄った時、プライベートだって返されたけど。>>47
物作り体験コーナーがあるとつい足を止めてしまう辺り、俺も人のことを言えないかもしれない。**]
(51) 2021/06/27(Sun) 14:13:56

【人】 櫛田三四子

そうそう。
私たちの場合、結構すぐ
一緒に暮らし始めたから余計ね。

格好が変わるとまたちょっと別人みたいに見えるだろ。
......惚れ直した?なーんて。

[そんなやり取りもありつつ温泉街へ。

もともと観光地で物色するのは好きな方。
色とりどりの屋台に目移りしてしまうけど、
あまり欲張るのも宜しくない。

うろうろしながら迷った末、
温泉まんじゅうとせんべいを買うことにした。
分けやすそうだしね。

茶色い饅頭の皮をふたつに割って、
はふはふしながら片方を頬張る。
もう片方は彼にあげよう。おせんべいも同様に。]
(52) 2021/06/27(Sun) 15:52:25

【人】 櫛田三四子

[そうこうしながら歩いていると
ふいに彼が足を止めた。
振り向いた視線の先にあるのは一軒の土産物屋。
綺麗なガラスの工芸品が軒先にも飾られており目をひく。

この季節なら風鈴もいいよね、と思ったけど、
彼が気になるのは物作り体験コーナーのようだ。
興味津々、といった様子にくすりと笑って]
(53) 2021/06/27(Sun) 15:55:29

【人】 櫛田三四子

へえ。
自分で作ったりもできるんだ。
面白そうだね。

よし、やってみようじゃないか。
どっちがうまくできるか勝負しよう。

[まあ、とは言え向こうはプロの専門職だ。
勝てる気はあんまりしないけど。
気合いは負けないぞとばかりに口角をあげて**]
(54) 2021/06/27(Sun) 15:57:29