人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【人】 薄荷 アンジュ

>>+8 >>+9 カリナ

「ふへへ……ありがとうございます。そう言って頂けて……。
 カリナさんも身に着けましょうよ。きっと似合いますから」

何となくぎこちなかった雰囲気が和らいだ気がして、肩を撫でおろす。
一人の未熟な人間であると同時に己は一端ながら商人だ。多少意固地になったり頭でっかちになることはあるけど。
あなたは思いつめすぎたり抱え込み過ぎるきらいがあるけれど、そんなあなたに何かしてやれることはないかと常々思う。
良くも悪くも、己の根底にあるのは他者を思う事、というのは変わりない。

「ん……はい」

不満はある。それは当然の主張だろう。
だからこそ言いづらかったり、察するものがあったりするのだから。
あなたに手を引かれて、ベンチに座ってあなたと隣り合う。
目線を合わせるのはやっぱりどこか子ども扱いされている気がするけど、それが面と向かってきちんと話したいという意思表示であることは理解している。

(12) 2024/02/14(Wed) 14:36:36

【人】 薄荷 アンジュ

>>+8 >>+9 カリナ

「……」

そうなれば良かったという理由は、以前あなたが教えてくれたことを想起しながら頷いて返す。
恐る恐る言葉を選びながらもしっかりと語りかける言葉を、一言一句逃さぬように耳を傾ける。

「それは……なるほど」

あなたの言葉に頷く。あなたが以前話してくれたことと照応しながら、その言葉で大筋の話は理解できた。
つまりはそういうことなのだろう。

「すごく大事な人……なんですね、そのお方のこと。それなのに……いえ」

ふるふると首を横に振りながら。

「気になさらないでください。心配していたのは私の勝手なお節介みたいなものですから。
 私……なんかで良ければ、それは勿論。色々と、まだ心配なことはありますし。
 私はカリナさんの傍にいます。こうして励ましたりすることしか、きっとできないですけど」

あなたの手を取って、柔らかく包むように両手で握りしめた。
(13) 2024/02/14(Wed) 14:37:04