人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。
(a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38

そういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは?
でも傷が痛むかもしれないのです。

アイシャはちょっと悩んでいます。

その日ミズチの首を取った。

その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。

「…………………………。
 貴方がそうしたいのなら、構わないが……」

その言葉に嘘はないが、
与えただけ返ってくることが、まだ慣れなかった。
貴方の今までの生活の話を静かに聞く。
……本来なら、余計なことを聞くべきではないという考えを持っているが、なにか気の迷いでも、起こしたのだろう。

「……そうか。貴方がおれにやさしいのは
 ……大事にされていたから、なのだろうか」

「…………」

「……おれが今までどう生きてきたか、貴方は知りたいか?」

察しの悪い番犬にも、なんとなく貴方の考えがわかった。
貴方の思う通り、己がどう感じていても話すことができる。
……きっと、喜劇にも悲劇にもならない
この街ではさほど珍しくないであろう、つまらない話だ。

煙の魔女と取引をした。ついでに、己が探されていたことも聞いた。

姿を見せるのは、まだもう少し先。

温かいスープを頂いています。

死ぬことは名を変えることだと思っている。

次の名が掃除屋はごめんだ、吟遊詩人かそれとも……

それでも、骸狩りだけは遠慮願いそうだ。

レイは、頭が入るぐらいの箱を受け取った。は?
(a50) 2021/12/18(Sat) 14:41:23

「……少しはあるかもしれませんが、どうでしょう?
誰にでもやっているかもしれませんし、貴方だからかもしれません。
当たり前かもしれないし、特別なのかもしれません」

煙に巻くような物言い。
けれど、大事にされた経験があったからこそ誰かを大事にできるというのは事実なのだろうなと、思う。

「……」

「知りたくない、と言えば嘘になります。
私は、ガルムの事を知ってみたい。
しかしあまり良くない記憶であるならば、私がそう言った事で貴方に思い出して欲しくないとも、思うのです」

これは貴方を大事にしたいと思っている。
だから、どう踏み込んでいいか迷うのだ。

〈匙〉と〈焔喰らい〉を持って帰ってきた。

「……このままいなくなるのなら、私も仕事がしやすくなるかしら」

大人しくその時を待っている姿を見て、何気なしに呟く。

「……いえ、やることは変わらないか。私も、誰も、彼も」

優しさの種類など問わない。
どう感じるのかは、受け取る側。

「……どれであろうが。
 おれは、貴方に必要とされなくなるまで
 貴方の傍にいるのだろう」

それがこの番犬の生き方でも、あった。
それ以外の生き方を知らなかった。

「……では、おれはどうすれば」

どちらともつかない回答。
しばし、思案。

「よくない記憶かもしれない。
 だが、きっと、よくないことだけではない
 ……それだけは言えるだろう」

「おれはいつでも話すことができる」

覚えておいてほしい、とそれだけを告げる。
どちらかと言うのなら、自身よりも
優しい貴方が心苦しく思う方が懸念があった。

「……」

傍にいてくれるだろうか。
貴方に、いろんな暖かなものに触れて欲しい。
貴方の前には様々な選択肢があって、様々な生き方があるのだと。
少しずつ。少しずつで、いいから。
かつて自分が教わったように、知って欲しかった。

……そして、別の生き方を知れば。
貴方はどの道を選ぶだろう?

「私が、貴方に。
 そう思う事はありませんよ」

傍を離れる事があるなら、
それはきっと自分が愛想を尽かされた時だ。
灯屋はそう思う。

フェリックスに舌打ちをしてその背を見送る。「そんなことわかっているんですよ、だから信じられないんです」

暫し、思案する。
やがて大きく息を吸って、吐いて。

「……わかりました。

ガルム。
貴方の事を教えていただいても、いいでしょうか。
言いたくない事があれば、伏せても構いません。
貴方がこれまでどうやって生きてきたのか。

私に、教えてくれますか」

何を思おうと、感じようと。
これは全部受け止めると決めた。

チェルシーにおひねりを投げた。

… 

それでも、どうしても受け入れ難くて、結局、

一人になってから、全て吐き戻してしまった。

どうあるべきかわからない。

メモを貼った。

レイは、貴女がどちらだったとして、太陽にはなれない。
(a56) 2021/12/18(Sat) 20:12:33

それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。


「……そう。そうか
 もしそんな日々が、少しでも続くのならば」

──貴方が、此方の味方ある必要はない。
だが、そうであるのなら、それは


「きっと、嬉しい」

己の知りうる言葉で表現することが
できなかったたった一言を呟き。

貴方の番犬は目を細めた。

「……ならば、話そう」

包み隠さず告げよう。
それは、拙い言語で淡々と語られる。

「──おれが生まれたのも、下層の掃き溜めだったらしい」

記憶は曖昧だが、物心つくより幼かった。そして、これもまた、ひとに拾われた。趣味で魔術を嗜むような、裕福な魔術師だった。

その扱いは我が子というよりは"実験体"や"奴隷"だ
魔術の実験に使われる日々を送っていた。
成長すれば、実験体に使う為の人殺しなんかもさせられた。

──だが、奇妙なことに本人はそれに疑問を抱いていなかったようだった。
寧ろ"救われたから役に立ちたい"という。

しかしそんな日々も突然終わりを告げた。
自らの手で、その魔術師を殺めることによって。

──殺したくはなかった。だが、それが
"命令"だったから。そうしたのだという。


語られたのは本人の視点。真実はどうだったのだろう?


解放されたあとのほうが、苦労したのかもしれない。
皆も知る通り。居場所のなくなった野良犬ができること
といえば、冒険者くらいだった。

メモを貼った。

きっと大道芸をいつもの席から見ていました。

「ミズチ、明日の月は綺麗になりますよ」

ノアベルトに同意を示した。「そうだな」

 
「…………」

役者騙りの騎士は、誰かと二人連れ立って。
暫くの間、何処かへ姿を消した後。
夜には酒場へ戻って来て、適当な席で茫としていた。

何処かへ消えていた武器は二つ、再び在るべき場所へ。

がり、ごり。
甘いものは、好きな方であるはずなのに。
乳白色の飴に歯を立てても、今は何も満たされない。