人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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【人】 甲矢 潮音

 
[あそこでの痛みはなくなっているが
 指にはかわりにきらりと光るものがあった。

 模様が刻まれた銀色の指輪。
 僕の左手にあるのと重ねると
 ト音記号や五線が完成する二つで一つのものだ。*]
 
(15) 2022/05/26(Thu) 8:45:20
甲矢 潮音は、メモを貼った。
(a0) 2022/05/26(Thu) 12:38:57



[ 男の人たちに囲まれて、叩かれて
  お腹蹴られて、……裸まで見られそうになって

  でもそんなものに比べものにならないくらい
  目の前の出来事は恐ろしかった。 

  あんなに幸せそうに

  潮音は見たことがなかったよ ]



 あああああ、がはっ、ぁあああ! 

 げはっ、あ゛っ、あ




[ 刃物は切れ味わるいといいものよりも凄く痛いんだって。
  私痛いのやだな、

  痛みを想像してしゅんってしたのを、おもいだす。


  潮音の爪が引き裂くたびに、

  息の代わりに苦痛と逆流してくる、
  胃液みたいなものと、赤い血がふきだして
  口の中が真っ赤なキャンディたべたみたい。 


  ごめんね、痛くて苦しくて
  潮音のなまえをじょうずによべない ]



 ぉ、あ  あ、ん、

  ぢ、  


    お、



[ これでも女の子なのにな、
  見せられたものじゃないね、きっと。

  涙と、涎の他にも漏れだしちゃいけないところから
  いろんなものが流れでて
  
  潮音のシャツが赤く黒く染まってく。
  染めてるのは私。しあわせ。

  身体からなるはずのない音がなる。
  でもだんだんね、
  痛いのか苦しいのかわかんなくなってくる。
  音がちょっとだけ遠くなってゆく。
  その度に潮音の爪が新たな痛みをつれてきて
  意識はまた引き戻されて、
  くるしくてくるしくて、泣き叫ぶ。

  なのに視界だけはずっとクリアにうつるんだよ。
  潮音が私のことを ずっと愛してくれてる ]


 ぁ   でう、


[ 誰にも見せたことのない場所まで
  誰も見たことのない鼓動まで
  好きでいてくれるの? ]



  ぉ、 ん、


   ぃ、て、う、



[ 嬉しい、でもちゃんといえない。
  だから顔だけはせめてね、笑ってるの
  みてくれる?


  あいしてる、しおん。
  私がほんとの白になるまで、
  二人がひとつに染まるまで、



  ―――ずっと、みつめて   *]



見てわかることをあえて口にするのは、
そのほうが彼女の体がとても反応するから。
本当は聞かされたくないとわかっていても、
良い反応を示すのを知ってしまうと、
ついつい状況を説明して、改めて彼女に問うてしまう。
やりすぎはよくないと思っていても、
これはどうしてかやめられなくなっている。

恥ずかしいと体現するように蠢く中は、
彼女の感情1つで更に絡みついて離れない。
いわないで、と言われると言いたくなる。
けれどもそれをごまかすように口づけを交わし
彼女の細い喘ぎはすぐに受け止める。
全てがいとおしいから、彼女の言葉ひとつも
飲み込んでしまいたいという欲望が湧いて出る。





「好きだよ、ミン……は、っ……

 大丈夫?きつかったら、ン……いうんだよ?」


絡まっていた指がほどかれていき、
彼女の手が離れれば抱きしめ体勢を変えて。
突然のことで肩をつかんできた彼女の頭を
そっとなで、無理はしないように伝えたが、
時すでに遅しのようで、彼女の体が固まり、
中だけが蠢き動いているような状態になる。





「もう少しだけって思ったけど、
 そんなに感じてしまってるなら……」


ちゅ、っと頬に口づけを落とせば、
背後を確認して今度は彼が寝ころんだ。
つまりは、彼女は彼に跨っているような
そんな体勢に変えられてしまった。
もしかしたら、先ほどまでよりも
もっと奥まで届いてしまうかもしれない。
その時の表情はどんなときよりも、
多分綺麗で見惚れてしまうことだろう。



[まだ若い。という言葉に食べるのを一度止め。
それから、若い男ってどうですか。と首傾げただろう。彼女とのやり取りを重ねれば、いけないことを口にする。触れた手のぬくもりは離されることなく。

駄目、と言われることはない。
そう思っていたけど]

 ……そうっすね。
 ふっ、残念だなあ。
 一緒に出掛けたりしたかったけど。


[ぽつり。
食事を見てそれから、ほんの少しだけ残念だと伝えた。気づかれれば、周りの想像通りの関係を自分たちは行うのだ。改めて考えるとひっそりとやるのは難しそうで。
でも彼女に迷惑をかけたくない。

だったらやめればいいのに。
やめたくない。
だから、彼女を悦ばせる。
この関係を続けてもらえるように頑張ろうと思い]



 …可愛いっすね、ナナミさん。
 楽しみにしておいてください。


 …


[連絡先を交換し合うことのない関係。
自分たちの繋がりはとても、危うくいやらしいものだと意識させる。真っ赤になった彼女だけど、こういうところはしっかりしていて、慎重に考えてくれる。

それが、自分との関係を続けようとしてくれているという意思を伝えてくれるから]



 …ナナミさんが求めてくれるのなら。
 俺は、貴女に呼ばれたら

   飛んで向かいそうですし。


[貴女の方がきっと考えている。
実際問題、両親が店にいるから、難しいかもしれない。けど、彼女が会いに来てくれるのならなんとかしたい。なんとかする。

未だって指だけじゃなく体を包み込み、抱きしめたいのだから。ひと時も放したくない。ずっと抱きしめていたい。その柔らかな肌を独り占めしたい。

そんな思いを抱えながら
食事は、デザートへ向かうだろうか*]

 若い男が好きなのなくて、泰尚くんが好きなのよ?

[そうさりげなく言ってのければ、彼はどんな顔をしただろうか。
でも、彼が自分より年下だったからこそ最初は警戒しなかったのだから、彼が年下だからこそこの仲になれたのかもしれない。

一緒に出掛けたい、とポツリという彼に切なくなった。
彼にそんな些細な夢を諦めさせるのは自分のせいなのだ。
自分が結婚さえしていなかったなら、人目を憚ることをしなくて済んだのに。
一刻も早く離婚を成立させよう。
そう彼を前にして決意をする]


 無理しないでいいんだからね?
 お仕事の邪魔なんてしないわよ。買い物もちゃんとするし。
 ただ、顔を見たいとか……それだけだから。


[慌てて彼の言葉に不安だ、と笑って。
 少し多いかな、と思った食事量だったけれど、彼が片っ端から平らげてくれたのが嬉しかった。
自分の方はデザートは入りそうにない]



 はい、デザート。
 よかったら残ったのを持って帰らない?
 ほとんど1ホールあるし。
 

[一切れ切ったアップルパイの上にバニラアイスとさらにその上にミントをのせて、彼の前に皿を置く。
銀色のデザートフォークはもうすでに彼の前に置かれていた。

 彼の前でリーフから淹れた紅茶を二人前注ぎ。

 ワインを飲みながらの食事だったけれど、やはり最後はお茶を一服したかった。
 そして紅茶を2つのカップで注いでいる途中で、あっと声をあげた]


 泰尚くん、バイク乗ってきてないよね?!


[彼はいつもバイクで配達をしている。
彼がワインを飲むことを考えて、あらかじめ徒歩で来ていることに気づかず、一人でおろおろとしてしまったが。
 彼がそう教えてくれたのなら、その落ち着きに感心しただろう。

 二人でこうして差し向かいで話しているだけでも楽しくて。落ち着いて。
 こんなに楽しい思いをしたのは久しぶりなことを思い出した]



 ―――そろそろ、帰らなきゃダメよね。


[いつまでも彼を引き留めておくわけにいかない。
 こういう時は自分の方から言わないと、と名残惜しい気持ちを押し殺して見送ろうと立ち上がる……が、いざ離れようとすると寂しくて仕方なくなって、胸の前で拳をぎゅっと握った]


 寝るのにはちょっと早いけど、お休みのキス……して?


[彼が靴を履いて外に出ようとした瞬間を見計らって声をかける。
 そんなおねだりをするが、彼は応えてくれたかどうか*]

 
 ン……ッ、だいじょうぶッ……、
 ……ぁっ、きもち、から……っ、ぁんッ……

 ……はっ……、ぁッ、ぁッ……


[気遣う声にしきりに頷いて、変わった体勢に慣れるまで
息を吐き出し、暫く堪えるように彼に抱きついて、
波が通り過ぎていくのを待っていた。

自身でも分かる程にひくつく内部は、
彼の形を覚えるように蠢いて、欲深く奥へと誘い込む。]

[彼も動かないで待ってくれているのか、
しばらくして落ち着いてきたと思えば、不意に動き出す。]


 ……ぅ、ん……ッ……?


[口づけと共に呟くような声をうつろに聞いて、
顔を上げれば、彼がシーツに沈んでいく。]


 ……ッ、やぁっ……、ぁんッ……、
 あっ、だめっ、これッ……


[目の前に縋るものがなくなって不安を覚える。
下から見上げられるような形で、彼と目が合えば、
目尻に涙を溜めたまま、いやいやするように首を横に振った。

下から突き上げられるような感覚に、
喉を震わせて、ぶるりと身体を震わせる。]



 え?……。


[俺が好き。
その言葉に何も言えなくなった。若い男が好きじゃなく、自分が好きだと彼女は言う。自分、泰尚が好き。その好きは自分が思い描く好きなのだろうか。

疑念をその場で確かめるのは怖く
彼女の決意に気づかず
食事を進めた。]

[彼女は優しい。
顏を見たいだけ、だと言ってくれる。自分だって同じだ。とそれは自分だって同じだから、俺も。とナナミさんに告げた。彼女の顏が見たい。

同じですね。なんて笑い。
それから彼女の用意してくれたデザートを食べただろう。出されたアップルパイは、とても美味しそうでそこにバニラアイスものるのだから、豪華絢爛。

自分が子どもであれば目を輝かせ
ほっぺにクリームをつけただろう]

 
 いいんっすか?

  ……こんな素敵なもの。


[ありがとうございます。と
彼女に改めてお礼を言い、紅茶を持った。柔らかな動きに慣れているんだなと目を細めて、心配にはもちろん。と答えただろう。料理をいただく予定だったから、元々歩きできたのだ。もっとも、料理以外もおいしくいただいたのだけど。

食べた其れは甘く、腹によく染みた。心のどこかで甘いものを欲していたみたいだ。
穏やかな時間。

和やかな談笑。
ずっと続けばいいと思うのに
わかれの時間は訪れて]


 ……そうっすね。

  あ、…


[名残惜しい。
其れが彼女からも伝わってくる。自分の思いは伝わるだろうか。お土産のパイを手に、胸の間で拳を握り彼女に見送られ、去ろうとしたところで

お願いをされれば瞬き]


 ……はい。
 今日はありがとうございました。
  また、次を楽しみに待っていますから。


[おやすみなさい。と
彼女の唇にキスを落とし。それと同時に抱きしめて、良い夢を。と告げただろう。俺の事、夢に見てください。とそんな思いを込めて、名残おしくも離れ。

一目につかぬようにと
マンションを後にした。*]


[その日は一睡もできなかった。
というのは流石に若すぎたか。いただいたアップルパイは父に見つかって食べられる前に全部胃の中へ収め、それから、次の日にはいつも通り。

あの夜が嘘であった気さえもする。
そんな日常があった。

けれど、一日、一日と次の配達の日は近づいた。
連絡先も交換していない。けれど、配達日はくる。

好きと告げてくれた唇を思い出す
あの好きはどういう意味なのか


悶々として]

[それでその日。
いつもの仕事、仕事を装って

店を出ただろう*]



[ 懸命な懇願じみた演説が、弱い語気と共に途切れ
  引き攣る口許と、静かな空間で鮮明過ぎる程目立つ呼吸の乱れ
  それら一つ一つを、味わうように五感で眺めたその後に

  地獄へ垂れ落ちる細い糸を一息で断切る如く、
  再び口を開いた主はたった一言を彼へと向ける。 ]

もう、そんなものは要らないよ

[ 表面上で装われる、主への敬意と生への安堵も。
  見透かされ捕われて尚紡ぐ愚かな嘯きも。
 
  そして逸れた道を正しく直した彼が運び続ける魂すらも。

  内に含む懇願を、唯一形として示せた添えられた手は
  針に刺されたような鋭い痛みを感じることとなり、
  彼の意識の外で反射として悪魔の手から離れてしまう。 ]



――……、
何故?


[ 冷たい声色の問い掛けと共に、書斎の空気も冷えていく。
  彼が生活しやすいよう保たれた環境が変わる。
 
  偽ることを教え、己が望むように振る舞わせてきた。
  だけどそうするべき時がいつなのか、見分けられると思っていた。
  最早望んでもいない生を求める三文芝居など、見たくもない。 ]

奴等に奪われたいと願っておいて、
オレに奪われることは何故恐れる?


[ 一番の失敗が表舞台に立ったことならば、
  何より重大な罪は契約に違反したその思考。

  今尚主を拒もうとする、裏切り。 ]



お前はあの村で死んでいた筈なのに
お前はあの時からオレのものだというのに


[ 猛禽の瞳が下僕と定めた人間を睨みつけた時、
  不可視の手が首を絞め上げ、宙へと魔術師の身体が浮かぶ。

  与えられるのは殺意ではなく苛虐。
  逃れることを許さないが、窒息死も迎えられない。

  農村の子供に礼儀作法を教える為にどれ程時間が必要でも、
  彼の常識の外にあった術への呑み込みが遅くても、
  決して体罰は行わなかった悪魔による、仔への初めての暴力。 ]

何百年生きたとして、人間は人間だ

いつか駄目になってしまうことなど、最初から分かっていたとも


[ 倒れた椅子もそのままに自らはより深く座り足を組み
  自分の手でワインを注ぎ足し、藻掻く彼を見物しながら。

  ふとため息をつき、そんな真実を明かそう。

  誰かの為だけに生きることなど、悪魔ですら成し得ない。
  悪意を生きる目的とすれば、待ち受けるのは狂気。 ]



ゾラ、お前の人生には何も無かったな


[ 悪魔が彼の生まれ持った名を呼んだのは、
  五百と数十年の付き合いで初めてのことだった。

  病原菌を振り撒く虫の如く、
  魔術師にとって人間とは不幸に陥れる存在で、
  止り木にはなり得ず、一過性の関係を築く相手。

  例え愛したとしても先に終わっていく。 ]

誰もお前の生きる目的にはなれなかったな?


[ 迫害と復讐で歪んだ心が、
  永らくその目を曇らせ自己の本質に気づかせなかったのなら。

  どうしようもなく愚かなことに
  彼は今もあの時、軽薄さと無知を晒した子供のまま。 ]



……死にたいのなら、
無様に泣きながらオレの足元に縋り付いて
どうか殺して下さいと、言えば良かっただろう?


[ そうしなかった彼にすら、優しく誘いを掛けてやったのに。
  何も無い人生に、唯一あったものが己との契約なのに。

  悪魔から幾多の智慧を得て、歴史の陰に生きる刻が始まれど
  地を這う人の仔であることは変わらぬと定義したことが、
  未だ捨てられぬ暁への渇望となってしまったのだろうか。

  再びのため息と共に、見えない首枷は消失し
  落下する身体は床へと倒れ伏すこととなるだろう。 ]*

 
[だいじなものをあげると言ってくれた彼女は
 どれだけ地獄を味わわされても
 意識を飛ばしてしまうことなく
 僕を拒むこともまたしなかった。]
 

 
[出逢う度に好きを重ねた。
 何度も別れを繰り返した。
 誰より何より大切にしたいきみの。
 苦しむ姿すら愛らしいと気付かされてしまった。
 そうして自らを差し出してくれるきみ。
 渇きを教え満たすこともまた教えてくれるきみへの
 愛おしさは、留まるところを知らず膨れ上がるばかり。]
 

 
[花でも摘むみたいな容易さで
 化生の爪は人間の尊厳を奪っていった。

 だけど、全身の穴という穴から
 凡ゆるものを垂れ流す流歌は
 それでも世界で一番かわいかった。]


  かわいい、……かわいいよ、流歌
  きみは誰より素敵な女の子だ……っ


[心からそう思った。

 綺麗だねと笑い合った水色チェックも
 きみが上書いてくれた色には敵わないね。]