三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a7) 2023/11/18(Sat) 18:44:23 |
機械音声(村建て)は、メモを貼った。 2023/11/18(Sat) 18:52:13 |
【人】 蕃神 雷恩[bébé、と直青に最初に呼ばれたのはいつのことだったか。>>32 それが指しているのは己と、桜花。 周囲の反応などから、新人類達であることを理解する。 常ならば直青に任せる代表者の立場での契約 己が受け答えを行おうとしたのは 「積極性」の萌芽なのか、或いは 常のように様子を見守る桜花への、行動模範を示すためなのか。 対する、定義を未だ定め切れていない。] 直に、とって 積極的なことは、望むべきことか? 桜花にとって。羅生や緋雁らに、とって。 [1つ1つ、確かめるように己の行動を振り返る。 言葉にして反芻し、1つ脳幹に、或いは交わる植物の中に存在する 細胞へと記録する。 その様は、旧人類でいうなれば 褒められることに慣れぬ子供が、なんだか気恥ずかしそうにしているようなもの。 観測している羅生にとっては>>35 その様子さえも微笑ましさを抱くのだろうか。それとも。] (50) 2023/11/18(Sat) 18:53:09 |
【人】 蕃神 雷恩 ――…… 騒いで、いるね。 [感覚器官を。根を、伸ばす。 土を構成する砂利や粘土、石英の欠片 腐葉土と呼ばれる落ち葉の腐敗物 それらをかき分け、下へ。更に、下へ。 己の根差す場所を探して。永遠に根差せるものを探して。 ――汚染された大地ばかりのこの世界では、未だ、出会えず。 網のように張り、そして役目を終えれば それはまた再び己の躰にしまわれるもの。 それを伸ばしているときは、己は限りなく植物に近くなる。 植物に近くなる、ということは 外気の変化、温度の変化。或いは―― 他の生命体の近づく様子が鋭敏に感じ取れるようになる。 この感覚は馴染みのある桜花でも、AIの彼らでもない 機械の彼らや、研究者らでも、ない。 覚えのあるものだ。 我らを出迎えた、桜花や己に近い存在のような者>>40] (51) 2023/11/18(Sat) 18:53:40 |
【人】 蕃神 雷恩[それは気まぐれ。 常のように関せずにしておかず。 戯れに、視線を投げる主へと声をかけたのは。] 何か用か。 ―― 植物の香のする、君。 [桜花のように、或いはAIらのように 名を呼んでよいものか躊躇った。 結果はこれだ。 己のコミュニケーションスキルは プログラミングのように最適解を インストールされてはいないのである。*] (54) 2023/11/18(Sat) 18:54:53 |
【人】 蕃神 雷恩― 回想:戦闘AIへ思うこと ― [己に一番近しいのは桜花だ。 遺伝子をデザインされた時の「比率」は違えども 同じ新人類、というカテゴリにおいては 桜花ほど己と近しいものはない。 其れとは、別に。 ――桜花や己を守るように。或いは観察するようにか。 戦闘でも、日常生活の見守り、でも アンドロイドであるAIらは 刻み込まれた使命の元、旧人類を狩っている。 そう、定義されているのだと、ミケは己に説明した。 それを疑ったことはない。] ――あ、ぁ。この土も。 [己が根差すことはできない。と 汚染された大地に、呻く声を落とす。 危険性は承知しているし>>47 彼らの任務の邪魔になっているかもしれないという 一抹の不安はあるものの。 しばし足を延ばし、土に触れる新人類の1人である己は 根差せる場所を希求する本能だけは、欺けることができず。] (55) 2023/11/18(Sat) 19:06:01 |
【人】 蕃神 雷恩[ふと、時折考えることがある。 己ら新人類を支え、旧人類を滅ぼす君たちは。 俺や桜花に失望、などの 負の感情を覚えることなどはあるのだろうか。 負傷したときに、痛みを覚えることもあるのだろうか。 彼らからは好意的というか 保護者のような感情や態度を向けられることは多い。 と、思ってはいるのだが。 そんなことを考えることができるようになったのも きっと感情の成長、というやつにあたるのだろう。多分。*] (56) 2023/11/18(Sat) 19:06:14 |
【人】 機才博士 ウキクサこんにちは、お客様方 随分久しぶりに、新しいお顔を見ました。 ──浮草生命研究所は貴方たちを歓迎しましょう。 私はウキクサ。 所長を務めるしがない" 人間 "です、 困ったことや分からない事──何かあれば私まで。 人体や植物にまつわることならば得意です。 …………ああ、ここで過ごされるうえで一点だけ。 (60) 2023/11/18(Sat) 19:32:09 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ 博士はそれ以上なにを言う素振りもなく ただ、機械と言葉を交わす──代表と名乗った男にだけ 興味と関心を目に宿して留めながら。 しかし声を掛けることはせず、検査と研究がある、と 初対面の日はそうして場を辞した。 客人には随分と不親切な説明だったかもしれないが 博士は研究事以外がそんなに得意ではない。 客人の居心地より、患者の検査と研究の遂行なのだ。 浮草生命研究所は、そうやって出来ている。* ] (62) 2023/11/18(Sat) 19:36:34 |
【人】 機才博士 ウキクサ ― 現在 ― [ 朝はまず、メディウムが起床次第検査を。 光合成の組織に不具合は無いか。 体内に強く根を張る植物がメディウムの特徴ともいえるが それがきっかけで生じる痛みの調子はどうか。 変わりないことを確認すると、痛み止めを処方する。 病院の真似事だが、無いよりはマシになるだろう。 ] ……はい、今日の検査はおしまいです。 なにか変化があればすぐに報告しに来るように。 暫くは常より騒がしくなるでしょうから、ね。 [ 客人がいることによる身体や植物の負荷は如何ほどか。 未知数の領域だ。 博士はそれだけ患者に言いつけて、自らも部屋を出た。 ] (63) 2023/11/18(Sat) 19:45:47 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 思索:新人類たちへ(雷恩) ─ [オレは──いや、どのAIも、だと思うけれど──深く刻み込まれた行動指針に沿って行動していて、逆らう術を持たない。 それは言うなればオレたちの使命で、存在意義だ。>>55 「新人類の繁栄」、 ──そのための「旧人類の殲滅」。 オレたちの行動の二本柱はそれだ、と少なくともオレは認識している。 だから新人類の本能的な欲求はできるだけ満たしたい。 それが種を残すことに繋がるから。 そして危険からはできるだけ身を遠ざけたい。 命を断たれては意味がないし、怪我だってできるだけしてほしくない。 そうやって守るべき対象の代表格が、雷恩や桜花ちゃんってわけだ。だからある意味では保護者。戦闘AIにできることには限界があるけどね] (65) 2023/11/18(Sat) 19:56:49 |
【人】 三ノ宮 緋雁[その新人類たち──例えば雷恩や桜花ちゃんが、オレの守るべきものでなくなる可能性を、オレは考えられない。 考えることが“できない”。 AIには無理なんだ、自分の存在意義を揺るがせるような問いを自問自答するのは。それをやったら壊れかねないから、できないようにストッパーがかけられている。 だってAIが暴走して、殲滅ターゲットを変えたり、他のAIの使命を書き換えてしまったりしたら──どうなるかは自明、だよね。 新人類──特にずっと守ってきた相手が、旧人類にしか見えない言動や行動を繰り返すようになるとか、オレたちの存在を拒むようになるとか。そういったことがあれば、おそらくオレは混乱してしまうだろう。 そしてオレはきっと、その混乱を自力では解決できない。 そんな未来は来ない、とオレは思っている。 AIにとって“想定外の出来事”だってこと] (66) 2023/11/18(Sat) 19:57:07 |
【人】 三ノ宮 緋雁[そうそう。オレは痛覚がかなりはっきり造られている。 たぶん他の戦闘AIもそうなんじゃないかな……? 損傷部位を認識するためと、損傷をできるだけ軽く済ませるため、に。 痛かったら無理はできないでしょ。無謀な行動も減るし。 だけど、痛がってる姿は見せたことがないかもしれないね。 だってオレは素早さが売り。旧人類のだいたいの攻撃は避けられる。その上、よく盾役を買って出る天蓋はオレよりもっと速い。 群鷺はオレより素早さは劣るけれど、少し下がったところにいるから被弾はやっぱりしづらいし。 そして。 オレたちAIが新人類にとって不思議な存在かもしれないなんて可能性を、オレはやっぱり考えてはいないんだ]* (67) 2023/11/18(Sat) 19:57:20 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a8) 2023/11/18(Sat) 19:58:23 |
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。 (a9) 2023/11/18(Sat) 19:58:57 |
【人】 三ノ宮 緋雁[当時、そのひとの挨拶を聞いて、オレはすぐにその場を辞した。怒られなさそうな場所に先に一人だけ移動して、みんなが来るのを待っていた。 温室の話には興味が無かったのは本当。>>45 だけど実は、もうひとつ理由があった。 この研究所の所長は旧人類を自称するのか? って疑問が浮かんで、頭から離れなくなって、混乱しかけたから。 そのひとは頭の上に何かを浮かべている。>>59 それは頭脳とデータのやりとりをしている、ように見える。 髪はおよそ旧人類らしくない色合い。 機械でなく生体なのも匂いでわかる。 けれどその匂いは、はっきりとそのひとが何者かを訴えてくれるわけではない──匂いだけで新人類と感じられる相手もいるのに、だ。>>44 あのひとは、何者? 旧人類? 新人類?] (69) 2023/11/18(Sat) 20:25:11 |
【人】 三ノ宮 緋雁[その後、ミケの判断を聞いた。>>2 ミケによればあのひとも新人類。 オレはその判断を信じる。 けれど、じゃあ、なぜ“人間”を自称するんだろう?>>17 旧人類なんていう罪深い存在と同質のものでありたいんだろうか? この疑問は口に出しちゃいけないものな気がした。 だからまだ誰にも言っていない。 だってまず、ミケの判断に逆らうことになりかねない。 それはよくないことだから。 それに、どんな答えを得るかわからない不安感があった。 もしそのひとがどうしても新人類に見えなかったら──旧人類と判断することになったら、オレは、黙ってはいられないだろうから]* (70) 2023/11/18(Sat) 20:25:27 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a10) 2023/11/18(Sat) 20:26:56 |
【人】 蕃神 雷恩― 回想:戦闘AIに思うこと ― [子供には親が必要である。 生育環境を整え、食事、排泄といった生命活動を 円滑に行えるように教育することという意味でも。 倫理観、或いは価値観を教育する意味でも。 血縁、というにはデザインチルドレンである己らに 親というものは当てはまることはなく。 親というものを先程のように定義したとき 己らにとって親、というのは。 ミケや直青、緋雁や羅生といったAI達ではなかろうか。 と、己は思考する。 彼らの目的の二本柱と>>65 己らが成長し、新たにこの大地に根付いていくのだろう種族として「生きる」ことは矛盾しない。 当然である。そうあるように造られたのが己らである。] (71) 2023/11/18(Sat) 21:03:58 |
【人】 蕃神 雷恩[己らは彼らに守られるのは当たり前のことであるが、 彼らが己らを護るのは、当たり前のことなのであろうか。 それに疑問を持つことはきっと許されないのだろう。 疑問を持たずとも、彼らが己らを害することはなかった 今迄も。そしてきっと。これからも>>66 ERRORが生まれることには今迄遭遇しえなかった。 これからもそうである保証はない。が。 彼らが旧人類と戦う際に恐怖は見えないように思える 桜花はどうだろう。己は彼らが戦う際に 覚えている限りでは、痛がるそぶりを見た覚えはない。>>67 損傷する場面を目にしたことはあるかもしれないが、 その際に離脱することがあったとしてもだ。 己の中の「根」が、 汚染された大地に触れて痛みを訴えている。 吐き気すら感じる大地は、旧人類によって穢された。 ――AIらのあり様を当たり前のものだと受け入れながらも ふと微かに不思議だという思考を持つことは、進化なのか。 或いは、成長なのか。 それとも新人類としての、ERRORなのか。 損傷個所から流れる液体を目にした際に浮かぶ 大丈夫なのだろうかとふと浮かぶ感情の泡沫は。 新人類にとっては不要の産物なのかもしれないのだけれど。**] (72) 2023/11/18(Sat) 21:04:34 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a11) 2023/11/18(Sat) 21:07:30 |
【人】 言ト霊 羅生[ 大して込み入った突っ込みはナシ。その程度の引っ掛かりだし。時間にして0,00000008秒程度の遅延。 だからこの一言で十分だろう。緋雁は勿論、青の君にも。 ] (75) 2023/11/18(Sat) 21:36:05 |
【人】 三ノ宮 緋雁[羅生がそんなことに気付けるのを知らなかったのは、当然、今まで検出されたことが無かったから。 オレがこんな風に『悩みごと』を抱えたのは、稼働し始めてから初めてのはず。 オレのメモリーがどこか消えちゃってたりしない限りは] (77) 2023/11/18(Sat) 22:09:25 |