人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 門の向こうに無数の
紅い蝶
が舞っている。
 それは、やがて人の形になる。

 煌めく
金糸の髪

 透き通った
海色の瞳

 蘇芳に染まったドレスに、
黄金の刺繍


 ゆったりとした豪奢なドレスを、
 ふわりと揺らして、美しい魔女は、――現れた。

 魔女は、優雅に微笑んで、ただ待っている。

  
おもちゃ

 "ゲーム"の駒が、その手に収まるのを。]

  …………僕が、僕のまま帰れたらいいな

[ カツンと一歩。
 扉の向こうに、踏み出せば、
 ゆっくりと扉は締まっていく。

 扉が完全に閉まる前に、
 少しだけ名残惜しくて、振り返った。]
(22) 2020/09/15(Tue) 21:43:39

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  ――――さようなら、

[ 血生臭くない、穏やかな世界とはお別れだ。
 最後に浮かべた微笑みは、少しだけ寂しさが滲んだ。**] 
(23) 2020/09/15(Tue) 21:43:41
[俺の長くうねった話の結び、
 由人が掛けてきた声に、俺は一瞬
 ぎくりと身体を強ばらせた。

 だけど、返事をする前に
 俺の頭はぽすん、と由人の肩口に迎え入れられて
 ベッドで一緒に寝た時に嗅いだ由人の匂いが
 鼻腔いっぱいに広がった。

 ……抱きしめられてる。
 そう気が付いたのは、髪を撫でる手の
 優しい温かみを感じてから。]



  …………そこは、さ
  「俺がハッピーエンドにしてやる」
  とかじゃないの……?


[由人の肩口に顔をうずめたまま
 俺は嗚咽混じりに笑ってしまう。

 ……でも、そういう薄っぺらいこと言って
 誤魔化そうとしたりしないで
 真剣に向き合ってくれる由人が
好き。

 こういう人だからこそ、
 一緒に生きていきたいって思えたんだ。]


  ……ふ、ふ……俺も、
  ハッピーエンドにしたげる自信なんか
  全ッ然!無いけどさ……!!


[由人の背中にまわした腕を、きゅ、と引き寄せて
 俺は微かに肩を揺らした。]

【人】 橋本 雅治  

[散々泣いて、ちゃんと話して。
 「その先」へ進む第一歩を踏み出す前に。]


  ………………お腹空かない?


[どんな時でも腹は減る。
 例え死にたがりの腹であっても。
 ぐぎゅるる……と盛大に鳴った腹を
 両手でぎゅっと押さえ付けながら
 俺はおずおずと「恋人」に尋ねるのだった。]*
(24) 2020/09/15(Tue) 22:42:02
[神域に誘えば、感嘆の声をあげるえりさ。
 気に入ってくれたようでよかったと思いつつ、

 さらさらと流れる小川に近づくのなら、
 寄り添い共に川を眺めよう。

 川底の小石は翡翠に瑪瑙、石英が煌めき、
 流れる魚はキラキラと白銀や金色の鱗をしたもの。
 水面を覗き込めば、
 流れる水面に浮世の風景が時折映る事だろう]


 ……いいや、死んではいないさ。死ではない。
 魂の在り方が変わろうとしているのだよ。


[エリサには分からぬかもしれぬが本質を語る。
 難しいだろうが、いつか理解できるだろう。
 
――そう、それだけの時間がここにある。


 安心させるように柔く頭を撫でて微笑んだ]

[子供たちにエリサを嫁と紹介しながら、
 気恥ずかし気なエリサに、
 「なぜ恥ずかしいのか分からない」的な態度でいる。
 
 いつしか自然に私の真名を呼ぶエリサ。
 嬉しいと思うのだ、愛おしいと]


 えりさ。


[優しく微笑み見つめ合い。
 家までの道中はそうして仲睦まじく共に歩いた]

[家に帰りエリサを居間へと通し。
 茶と菓子を振舞おう。
 ――神域への招待。人の世との別れ。

 よぉく考えるよう、促して――]


 ……確かに、死ぬことはなかろう。
 だが、あちらの世のお前は”生きて”はいけまい。
 生命として刻む軸を違えてしまうからな。
 
 人々の記憶から己が消えていく悲しみ。
 世の流れから己だけが取り残される侘しさ。
 生命の輪廻に還れぬを悔やむ日もあるかもしれぬ。

 ……お前のご両親にも、申し訳ないと思う。
 それでも……、


[するり、えりさの隣に座り、
 見上げてくるその瞳をよぉく覗き込み]

[ひらひらと、赤い蝶が二人の周りを飛ぶ。
 菓子をエリサが私の手に導くのなら、
 それを受け取り手に取って――。

 指が、菓子がエリサの唇へと誘われる。
 囁かれる菓子よりも甘い言葉に心が躍り]


 無論だ。 私の嫁になってほしい。
 愛しているよ。
 お前がお菊だからでも、瑛莉咲だからでもない。
 お前がお前で在り続けるから、
 
その魂の美しさをこそ私は普遍に愛し続けている。



[口からするり出る言葉は迷いなく一途なもの。
 愛おしさを込めてそう告げて――]



 
 ああ……、ふふっ……。


[菓子ごと私の指まで食べてしまうその愛くるしさに、
 漏れる吐息は
を含んで愛し気に微笑み。

 
ひらり。

 蝶が霧のようにくらりと姿を変え、
 するりと菓子と共にその口内に呑み込まれていった。
 
まるで新しい”命”を与えるように。


 菓子を食べ終え、愛らしく赤い舌を出す姿。
 ――ああ、愛おしい――]


 偉いよ、えりさ。 よく食べれたね。
 これで私達は同じ神。
 ずっとずっと、共に生きる夫婦になれるのだよ。


[よくできたとばかり、エリサの頭を撫で。
 両手を広げるエリサを強い力で抱き締めた。*]


 


   俺一人でできるわけないだろ


[ 嗚咽まじりに笑う彼にそう答えると、
「俺も」と同調する声が耳元に響く。
回された手にきゅ、と力を込められて、
少しだけ体が近づいた。

ハッピーエンドにしてやる、なんて
豪語できるほど己の自信は満ちてないし、
どっちかといえば己一人だとたぶん
バッドエンドへ猛スピードで突っ込んでいく。

だけど、お互いに押し合いながら
選び取っていったものならきっと、
それが正規ルートじゃなくたって、
その道の先にあるのはハッピーエンドと
名付けたっていいと思えるのだ。]

 

【人】 環 由人



[ 大きな音が響く。
目を丸くしてそちらを見ると、
両手で彼がぎゅっと腹を押さえるから。

ふは、とまた昼間みたいに噴き出して、
そのままくつくつ肩を震わせた。]



   うん、晩飯食おう


[ と頷いて、客室へ運んでもらえるよう
フロントに連絡を入れようか。
それが来るまでの間、せっかくだから
準備されていた浴衣に袖を通して、
褞袍を羽織る。]

 
(25) 2020/09/16(Wed) 0:02:16

【人】 環 由人




   露天風呂もあるらしいし…
   楽しみだな。


[ と微笑んで。
運ばれてきた食事に舌鼓を打つのだ。
先付けから始まるコースと別に、
一品料理として、今が旬の
鮭児が食べられるというから少し値は
張るけれど、せっかくだし、と注文した。
半冷凍で運ばれてきたそれは、
生臭さはまったくなく、
口に入れるととろけるような舌触りで、
日本酒によく合う。

なるほど、はじめにきいた評判に違わず、
海の幸の溢れる夕食は絶品だった。

───が。]
 
(26) 2020/09/16(Wed) 0:02:37

【人】 環 由人





   温泉……



[ そう、温泉に入る予定だったのだ。
だったのだ、けれど───
酒をしっかり飲んでしまったものだから
ちょっとさすがに今すぐ入るのは
体によくない気がする。

客室にも温泉が付いているらしいから、
そこで済ませるか…と思案して。]

 
(27) 2020/09/16(Wed) 0:02:57

【人】 環 由人




   …ちょっと、休んでからにする。
    温泉、行って来なよ。


[ と彼には促して、
己は一度、和室仕様の低めのベッドに
座って、しばし休憩をとろうか。]*

 
(28) 2020/09/16(Wed) 0:03:16

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす



  あしひきの 山路越えむと する君を
   心に持ちて 安けくもなし


あなたが辛く険しい道を行こうとしていると
私は気が気ではありません
(29) 2020/09/16(Wed) 8:47:55

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[個室から出てきた男が、カウンターの上に
 空になった皿をからん、と置いた。
 アルバイトは、爬虫類じみた縦長の瞳孔で
 調子の悪そうだった客の顔をじっと見つめると
 ふしゅる、と息を吐いた。]


  具合、良くなったんなら良いッスけど……


[ちゃんとナポリタンの皿は空になっている。
 一介のアルバイトに、それでも彼の体に残る
 疲労や病気を見抜く力も無ければ
 ここに引き止める権利も何も無い。]
(30) 2020/09/16(Wed) 8:48:14

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[だけどこのアルバイト風情に対して
 行儀よく差し出された手には、
 ちょっと照れ笑いを浮かべたけれど……]


  会えないかもってことは
  会えるかもってことっショ。


[訳アリっぽいお客さんだったから
 多分アルバイトが想像するよりずっと
 この言葉と握手の意味は重いのかもしれない。
 薄い手を握り返して、男は
 彼に言える台詞をなにか考えだそうとして
 ─────結局、やめた。

 彼がここで出会った本が
 何か彼の道を照らしてくれるか
 或いは彼の気持ちに寄り添ってくれる
 誰かとの出会いに期待をするか。

 言える事など、何も無いのだ。]
(31) 2020/09/16(Wed) 8:48:36

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす



  俺は、デュース。
  ……万引きの罰として働いてるだけの
  つまんねえアルバイトッスよ。


[人の形だろうが、無かろうが
 己がここにいる理由は大したことじゃない。
 
……まあ喰われては敵わないのだが


 人ならざる者達の手が、しゅるり、と解け
 レックスの手は扉にかかる。]
(32) 2020/09/16(Wed) 8:49:13

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[振り向かず、紅い蝶の舞う方へ
 真っ直ぐ歩いていくレックスの背に
 アルバイトは小さな声で囁いた。]
(33) 2020/09/16(Wed) 8:49:32

【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす

[こんなの、ただのおまじないだ。
 効力の程は知らないし
 強大な魔女の力の前には
 ちり紙程の力もないだろう。
 ─────それでも。]


  『鬼滅の刃』終わっちまったし
  『チェンソーマン』も終わりそうだし……

  でもまあ、『HUNTER × HUNTER』の
  暗黒大陸編がとりま完結するまで
  俺、ここにいると思うんで。


[またのご来店、お待ちしております。
 人喰い鬼の寂しげな顔に、
 スキュラはゆらりと尾を揺らした。]*
(34) 2020/09/16(Wed) 8:55:15
  [ いつか終わらない日々を
   悔やむ日が来るのかもしれない。

   悲しいと思うのかもしれない。

   こんなにも美しい場所であっても
   孤独は心を殺してしまう。


  ……これからどれほどの永い時が流れるかも
  さっきまであちら側にいた私には
  想像だってつかないけど。


   小川を共に歩んでいた時から
  今この誓いの時まで

  変わらないことは ひとつだけ ]


  私はずっとあなたの側にいる。
  尊龍を孤独にさせたりしないから

  ふたりで 生きよう……?


 [ 神様の孤独を嘆くなどと
  とてもそれは人らしい思考だったかもしれない。
  ……かみさまと同じになんて、ほんとになれるのかな。

  そう、私は欲張りなの。
  たくさんたくさん あなたがほしい。

  生まれるまえから、生まれたあとだって
  

  尊龍のためだけに 或りたいの ]

  



  [ 赤い蝶が霧になって

   私の中へと溶けてゆく。

   それは未だ音を立てる、
   ヒトとしての生に絡みついて、

   捕らえて、引き裂くように ]


 

[誰にも見届けられない誓いのキスは
 初めてじゃないのに、すごく、心臓がうるさくて
 触れるだけの軽くて可愛いそれに
 ちょっと、震えてたかもしれない。]


  ――――由人だって。


[やわらかい髪に指を通して
 ほんの少し潤んだ目元にキスを落として。

 こういう、ちょっとしまらないとこ。
 本当に、かわいくて、いとおしくて。

 頼まれたって離すもんか、って思う。]

【人】 橋本 雅治  

[盛大に鳴った腹の虫を笑われたものだから
 何か言い返してやろうと思ったのに
 運ばれてきた料理を前にしたら
 もう全部どうでもよくなった。



 とろりと濃厚な揚げ出し豆腐から始まって
 貝殻ごとホタテの半身を焼いたものとか、
 大ぶりな蟹のしゃぶしゃぶとか……
 いつもの食卓に出て来ないようなご馳走を前に
 野暮なことを考えちゃいけない。

 由人が頼んだ一品料理で
 何やら凍った刺身が運ばれてきたときには
 流石にびっくりしたけれど!]


  ルイベ、っていうんだ。


[仲居さんの説明に、しげしげとそれを眺めて。
 お土産屋でよく見かけるルイベ漬けとは違って
 味付もなければ、イクラもない。]
(35) 2020/09/16(Wed) 14:38:56

【人】 橋本 雅治  




  「炙って召し上がる方もいるんですよ」


[なんて、仲居さんから教わってみたら
 行儀が悪いけど、しゃぶしゃぶ用のコンロの火で
 脂ののった皮の辺りを軽く炙って食べてみる。

 溶けた脂の甘味に、少し香ばしさが加わって……
 うふふ、と笑いがこぼれてしまった。]


  これは……お酒が進んじゃうやつだ。


[口の中に残る甘みを熱燗で流し込んで
 次の一枚は凍ったまま食べてみて。

 逃げるように飲むお酒と違って
 好きな人と楽しく飲むお酒って
 こんなに楽しいんだ、って。
 ついつい、次に控えるイベントのことも忘れて
 盃を空けてしまうのだった。]
(36) 2020/09/16(Wed) 14:39:14

【人】 橋本 雅治  




   ……え、温泉、行かないの?


[酒気で赤らんだ頬のまま、俺は由人を振り返る。
 北の海鮮と美酒とですっかり上機嫌な俺は
 このまま由人と湯に浸かれるものだと思っていたから
 思い切り口をとがらせてしまうだろう。]


  男湯だよ、男湯?!
  合法的に無料で男の裸見れるんだよ?
  イェイイェイヲウヲウパーティーじゃん!


[回らない呂律のまま行ったら
 パーティー会場で門前払いなのだけれど。
 それでも尚も「行こうよぉ」って、
 ベッドに腰かけた恋人の手を引いて
 酔っ払いは甘えた声を出す。

 けど、この堅実な恋人が動かないと知れば
 パーティーへの興味も失せて。]
(37) 2020/09/16(Wed) 14:39:30

【人】 橋本 雅治  



  ……じゃ、俺もいかない。


[由人のベッドにどさり、と腰を下ろすと
 ぶすくれた顔のまま体を横たえてしまうのだ。

 "ママ"の姿は何処へやら。
 完全に質の悪い、幼児のような酔っ払い。

 ご機嫌斜めのように見えるかもしれないけれど
 初めて、素のままを曝け出せる相手ができたことに
 嬉しくて嬉しくてご機嫌なのだから、面倒くさい


 そしてこの面倒くさい酔っ払いは、
 お堅い恋人が隙を見せたら
 柔らかなベッドの上へと引きずり込む気満々でいる。]*
 
(38) 2020/09/16(Wed) 14:48:46

【人】 環 由人


[ ここまでの馳走を家で振る舞うことはない。
いつだって、お互いの口に入るのは、
その日のW余り物Wばかりだったから。

だけど、その喜びようをみていると、
せめて誕生日くらいはこれくらい
いいものを準備しようかな、
なんて気持ちにだんだんなってくる。

前は心ばかりのケーキを一切れ、ずつ、
だったし、次の誕生日はきっと。]

 
(39) 2020/09/16(Wed) 19:25:13