人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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[だからこそあの日、白露に推薦されたことは、ずっとわたしの心臓をじくじくと刺し続けていた*]



【人】 灯守り 夏至

 …………はぁ。
 

 中央域の管理者様、そしてそれ以外の領域を管理されている灯守り・および蛍の皆様。
 夏至の名を継ぎ領域の1つを管理する者として、今回の会合には相応しくない行動を取りましたこと、深くお詫び申し上げます。
 処罰は先代夏至様にお任せしようと思っております。
 ボクがこの座を空けることも覚悟しております。
 
 差し当たって、少しだけお時間を頂きたく。
 ボク自身への罰は先代様にお任せしますが、蛍へのそれを決めるのはボク自身故。

 またすぐに戻っては参りますので、よろしくお願い致します。

[手を広げ、真っ直ぐに伸ばして詠唱。
移動手段としての魔道具はある。が、たまに忘れるので使わずとも自分で移動できるように訓練した結果である。

すぐそこにいる蛍共々、一旦姿を消した*]
(104) 2022/01/29(Sat) 12:31:30

【人】 灯守り 夏至

ー夏至領域 ???ー


 
『……ここは………』

[夏至様が謝罪をして、どうも中央域から夏至域に戻ってきたらしい。その謝罪対象に私が含まれているのかは知らないけど。多分含まれてないんでしょうけども。

それは置いといて、何故この場所・・・・]に来たのでしょうか。だってここは……]


 ……懐かしいよね、
 小さい頃キミと偶然出会って、仲良くなって。
 隙を見つけてボクは屋敷から脱出してキミに会いに行くようになった。
 そうしてるうちに作った、二人だけの場所。
 ……今にして思えば恥ずかしいんだけどさ、
 「ひみつきち」なんて呼んでたよな。

[ここは小さい頃、何度もこっそりと会っているうちに、遊びの一環で、誰も来ない山の一部に作った秘密基地。段々大人になって思春期を迎えるくらいには、言い合いが当たり前になって疎遠になっていったけど。
ここでした約束は忘れるわけがない。]
(106) 2022/01/29(Sat) 13:40:13
[秘密基地を作ってから少し経ち、いつものように遊んでいた時の話。


「げしさまってきっとすごいひとなんだよね。だってこのりょーいきのひとたちをみんなしあわせにしてるんだもん。ぼくもそんなひとになりたいなあ…」

『あおいくんにはむりむり。だってここにどれだけのひとがいるとおもってるの?そのひとたちぜんいんをしあわせになんてできっこないよ


「そんなことないもん!ぼくがつぎのげしさまになって、いまのげしさまよりもっとしあわせなりょーいきにするんだもん!」

『むりだとおもうけど、いつかもしほんとうになれたら……わたしが、あおいくんのほたるになってあげる』


…そんなこと言ってたっけ。それから暫く経って段々疎遠になって。葵くんあいつのことなんて忘れかけてた頃に……


「……やぁ、萩ちゃん。迎えにきたよ。」

…本当に夏至の名を継いで、私を迎えに来てくれたっけ。]

【人】 灯守り 夏至

 まあ用件は当然、キミへの処罰についてなんだけど……

[直後、膝をついて土下座を始める彼。]

 ……済まなかった。確かにキミが暴走したことは悪いことだったよ。だけどそもそもそれを引き起こした原因はボクがあの場所で晒し者にしたからだったもん。
 ボクがあそこで思慮深く考えてさえいれば、こんなことにはならなかったんだから。

 先代様にもよく言われてたよ、「お前はたまに考え無しに動き出すことがあるから、手の前に頭を動かせ」って。
 にも関わらずあの場でやらかしてしまったし、普段からキミを含めて他二人の蛍にも迷惑をかけているし。

 ……普段からキミも含めて、とても感謝してるんだ。
 こんなボクの側で助けてくれることに。
 ………今更水臭いような気もするんだけどさ。ボクが夏至を継ぐキッカケをくれたのはキミだ。
 ボクの人生を変えるキッカケをくれたんだ。そして、ボクが初めて好きになった子、でもあるけど……
 だから、その……

 これからも、一緒にいて欲しい。
(107) 2022/01/29(Sat) 13:40:52

【人】 灯守り 夏至

[……………。
はぁぁぁぁあ!?
って思わず声に出ちゃいそうだったよ本当に。
どう考えたってあの場で悪かったのは私だってのは分かってた。
でもくだらないプライドを守るために、多くの人に迷惑をかけて、その上葵くんの信用も落としかねないくらいのこともした。

それなのに自分が悪いって?そしてなんかそのいきなりとんでもないこと言われちゃってるんですけど!?何言ってんのこの人は!!しかもこんな遥か昔の懐かしいこの場所で!!!
……気持ちは同じなんだけどさ。疎遠になったのもこう、好きな人には意地悪したいっていうあれみたいなもんだったし。
だからあの時蛍として迎えに来てくれたことは本当に嬉しかったし。今も
たまに面倒事の処理させられるけど
一緒に生まれ育ったこの領域、ここにいる人たちを"幸せに"したいって想いも変わらないけど。

だからといってここでそういうこと言う??本当にこの人はデリカシーがないというか空気が読めないというか……]

『……顔を上げてください夏至様・・・
仮にもこの領域の主たるあなたが、従者である私に謙る理由はありませんから。

私こそ申し訳ありませんでした。くだらない自分のプライドで任を忘れて、夏至様だけでなく他の方にも迷惑をかけてしまいました。処罰は何なりと受けますが……その前に2つやることがあります。

一つは、これから中央域に戻り方々に謝罪に行くこと。
もう一つは……』

『……私の方こそ、これからも一緒に居させてね。』


[涙を零しながら、満面の笑みを浮かべて。ついボクの方もつられて泣いちゃうじゃないか。嬉しくて、嬉しくて。
お互い涙が止まったのなら、泣き腫らした顔で中央域に戻ろうか。*]
(108) 2022/01/29(Sat) 13:41:11
── 遠い昔の物語 ──

  ゆき    
           ゆき

 頑張り屋さんのあなたに贈り物をするわね。

 この子は働き者だから、きっとあなたの役に立つわよ。

[ まだ就任して間もない
とはいえ既に数年はたっていたかもしれない?

 冬至に、雪うさぎを贈った目論見はなんだったか
 今はもう覚えていないけれど、
 助け、というよりは、癒しになればいい、
 という気持ちが強かったように思う。]

[ だから、しばらくして、その子が冬至の蛍ー麋角解となり
 おつると愛らしい名前で呼ばれていると知った時は
ほっこりとして、
 鹿の角を模したつもりのおかきと、鶴を模したつもりの琥珀糖を作って、冬至へ差し入れしたのも良い思い出だ。

 当時、試行錯誤して書いた製法レシピは、
 長い時を経て、洗練されたものとなっている…はず*]

 
[ 嬉しいはずなのに。


  同時に、距離が遠のいた感じがして

             ずっと、寂しくて────。]

 

――いつかのこと――

[立秋域から来た手紙に、返信はしなかった。
 私は自分のしたいことを好きにしただけであって、誰かの助けになったつもりはない。
 好き放題が結果として彼女に届いただけ。だから、蛍たちが手紙を届けに来たときも『身に覚えがないな』なーんて肩をすくめてばかり。
 彼女の名前だけを記憶に刻む。忘れられない名前が増えていく。
 立秋域を出るというのだし、返信はしたところで届かないだろうとも勝手に当たりをつけて、それきりにした。

 つもりだった。]

[後日
 遊びに来た子供のような声に呼ばれて、領域を開く。]

おや立秋。なんのことだい。
……といっても、君にとぼける必要もないか。

お願いねぇ……
何でもいいの?

[わーいお土産、と中を開ければ、立派なコーン。茹でるか焼くかスープにするか。想像は尽きず、喜色に口元が緩む。
 紅茶とクッキーは、明日のお茶の時間に取り置こう。]

あのさ。
ちょうどワイン煮込みを作ってたんだけど、味見をお願いしてもいいかな?

[私はただ好きにしただけで、お礼を言われる筋合いはない。
 だから願いはただ、偶然訪ねてきた友人と食卓を囲みたいと*]


[初めて中央に来た時を思い出す。

 それは、ぼくは雨水になりたての日。
 ぼくはその時魂を扱う仕事が初で、流石に緊張していた。

 でも忙しい時期。迷っている暇はない。
 中央の人に方向はこっちであってますか? と尋ねたら、灯守りがきらいな人だったのか。そんな事も知らないのですか? という態度をとられて無の表情になった。当時は飛べるとか、そういう感覚もなかった。人間の意識のままだった。


 その後普通に真面目そうな人を捕まえて聞きなおした。]
 

 
[灯宮というらしい。暗い中を一人で。
 ぼくの灯りを頼りに歩けば導の灯が目に入る。]


 ……綺麗



[一つ一つの光が、目に映す色を万華鏡のように変える。これが、灯守りと蛍しか見れない景色。

       人が還る場所。


 ぼくは灯守りとしての能力を使う。
 その光は、蛍のようで、まるで雪のようで ]
 


 
    ゜   〇       ゜

    
  ゜      〇  

     
 ゜     

  
                ゜ 


    ゜    
   ゜   

     ゜      ゜

   ○  
○       〇
   〇゜ 



 ──── 見とれる事暫し。
 はっと我に返って各灯守りにその光を送り出すように能力を使った。

 飛び立つ灯は、これからの命となる。
 そう思うと涙が出ていた。]
 

 
[これが、ぼくがこれから背負うもの。
 とても重くて、綺麗で、たいせつなもの

 ぼくはそれを こわいと思わなかった。
 綺麗だと、思ったんだ──── ] **
 

[ ひとの寿命を超越した存在はにがてだ。
  だって気味が悪いじゃないか。
  なに食わぬ顔をしてひとのかたちをしているけれど
  もうそんなものひとではないと子供心に思っていた。

  早めに次を探さなければわたしもじき同じものになる。
  鏡の向こうに、ちっとも変わらなくなった自分をみつけて
  そうと気付いたのはいつだったか。

  現金なもので、あんなに気味悪がっていたものに
  自分がなるかもしれないと気付いても、
 『都合がいい』と思っただけだった。
  自分がひとでなくなろうとも、そんなことはどうでもよくて
  あのこを最期まで看取れる可能性があるのなら
  それでいいと。

  けれど。

  灯守りの役目を終えても
  あのこはきっとわたしのもとへ帰ってくることは
  きっとないんだろうと、わかっている。

  わたしの傍が帰る場所であったことなど終ぞないのだから。

  姉で在りたいと淡い希望を抱きながらも
  家族になることから怯え逃げ続けたわたしの傍が
  あのこの帰る場所になるなんて都合のいい結末
  未来永劫訪れることはないだろう。 ]

      「 会合の日のお約束
        覚えておいででしょうか。

        五日後の正午に、
        お邪魔させていただこうと思っております。
      
        お忙しいところ恐縮ですが、
        ご都合よろしければ、お会いできませんか?
 
        叶うようでしたら、お待ちしております。

        追伸
 
        もしご都合つかなくても、
        街の中を散策しておりますので、
        その時は またの機会に。 」

手紙” ――


『 5月×日 天気:晴れ 気温:恐らく少し日差しが暑い

  この地は水田が広がっている。
  立夏の季節であるから田植えの終えた水田が見受けられる。
  水の張られた田が、青空を映している。
  その中に立てば、美しいと思うのかもしれない。

  海では初鰹の季節だ。
  船が大物を運んできている。
  そろそろ、海に行っても心地の良い季節かもしれない。

  ……                        』


  立春様や、ローザがくださる景色に紛れて
  文章だけのそれも、わたしは飾っていました。

  大寒域でも一年のうちで数えるほどしかありませんが
  蒼い空が、見られる日があります。 
  澄んだ空気に映し出される空は、とても美しいものです。

  田園は知識の上ではありましたが、
  見たことはありません。

  大寒域の住民達よりも、
  別の域へゆくことは容易い立場です。



  あ



 [  わたしは、あなたを何も知らない。
    あなたが経験してきた愛も、かなしみも。
   だからあんな事が思えたのね。


   
   わたしは驚いたのです。
   好きではない、って解答に?


   そうだけど、ちょっとだけ違うの。  ]




  [  今まで口にしてはいけないとおもっていたことば。



   あなたから聞けると思ってなかったことば。
   





   いまなら少しだけ、思えることがあるのです。
   中央へやってきた今ならば。

   それは、ね。  ]
  

  
――回想:夕景、風にこぼした記憶


[ 何時からだったろう

 如何な力を持っていたとて
 守りたいものを守れる訳では無い。

 己は何処まで行っても無力な幼子で
 此の小さな手如きが救えるものなど あまりにも少ない

 …ならば。
 この手が個を救えないのならば

 この力で守れるものを
 この力があるが故にできることを

 この灯が消えるまで ――…そう想うようになったのは ]

[ そう悟る内にも
 かけがえのない出会いはあった

 忘れることの出来ないひと時
 忘れたくないと綴るひと時

 どれだけ時が経とうと褪せる事は無い
 そういう、大切な想い出が確かにある ]


[ ――金平糖。
 雪姫様と枯草様と初めて会った日
 通りがかったお店で買ってくれたもの


 「 初めて先代にお会いした時
   買ってくれたのが金平糖だったんです。

   先代の蛍と三人で食べたんですけど
   初めて食べたそれは あまくて きらきらしていて
   気付けば今も ついと手を伸ばしています ]


 好きなのかと訊ねられた折
 懐かしさとに緩んだ口が 多くを語った事もあった ]

[ 新しい蛍 いづる
 生みの親たる彼へ挨拶をした日

 夕景に跳ねるゆきうさぎは
 この世のものとは思えぬほどに
 酷く穏やかで 美しいものだった

 そこに佇み 微笑む灯守りの横顔も
 重ねた言葉も、忘れることは出来ない

 どれだけ時が経とうととける事の無い
 残り続ける彼の存在の痕跡は
 死して尚あの日々を鮮明に思い出させる
 
 夕暮れに溶かした "礼"のことも ]


[ " ゆき "
 英雄と同じ響きを持つ名は
 特段隠している訳では無くとも
 自ら進んで名乗ることもなくなった名 ]

[ 呼ばれれば遠く覚える懐古
 それと共に何処か、一人の人に戻れる気がした ]


  ……。
  ――…それは お礼になるのです?


[ 相対するまっすぐな眼差しを見上げて
 なんとはなし 夕陽が照らす彼の影を眺めた ]

[ 暫しの後、もう一度穏やかな笑みを見れば ]


  あなたは立派な灯守りです
  私よりも、よほど。


[ 手近な場所へ腰を下ろせば 隣りを手で示して
 「年寄りの話は長いですよ。大丈夫ですか?」
 なんて そんな防衛線を引いたのを覚えている ]

[ それからまた少しの間 夕空を見上げた ]

[ それは 結論も 定義も 意図も無い
 ふっと始めた ただただとりとめのない昔語り ]


  私 生まれつきへんてこな力を持っていて
  そのせいか灯りがすぐに濁ってたんです。

  不思議な力を持っているなんて父も母も思いもしなくて
  私自身明確に理解できていた訳でも無いから
  当然、自分のことを上手く説明できる訳でも無くて

  だから当時は"病弱"と片付けられて
  灯りは弱るばかりで だから早死にするだろうと
  父と母にはとても苦労をかけていました。


[ どんな力なのか。
 訊かれても 訊かれずとも 掻い摘んで話して ]


 あの日、
 ――晴れた日でした

 冬至域の冬の晴れは本当に珍しくて
 私の調子も良かったから
 両親が散歩に行こうって 外に連れていってくれました


 ……。
 でも 途中、
 隣りを歩いていた父が急に倒れました。

 突然すぎて何がなんだかわからなかったけど
 父の灯りは何時の間にか消えていて
 母は父に縋って ただ泣くばかりで
 私はただ、それを見ているしか出来なくて


 だから 思ったんです

 死なないでほしい、
 戻って来てほしいって。 多分そんなことを