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【人】 渡りに船 ロメオ>>51 ルチアーノ 「うわっ」 「何何……ああ、先輩。ども。いや、餌って……」 風景に気を取られていたから、不意に肩を叩かれればビクリと揺れる。 驚いた顔でそちらを向けば少し開いた眼はすぐにふっと緩んだ。 「あー、夜すね。分かりました。予定空いてるんで、必ず」 視線は持っている紙袋に、そして貴方の顔に。 どんな連絡にだってロメオはいつも二つ返事だし、今もそうだ。 迷う素振りもなく頷いて了解を示した。 そして今は貴方を引き止める理由もない。 「じゃ、連絡待ってまーす」 そのまま見送る姿勢を取って、 きっと今度は遠ざかる貴方の背を見て。 ……食いっぱぐれないようにそろそろピザでも買おうかと思った。 こちらもまたその場を離れるんだろう。 #商店街 (52) 2023/09/08(Fri) 23:58:12 |
フィオレは、でもやっぱり、と店主さんにチーズクリームピザも一切れお願いした。これは、この場で食べていくのだ。 (a22) 2023/09/09(Sat) 0:43:38 |
ロメオは、やっとピザを買いに。これとこれと後これと。はい。ありがとうございます。え、おまけ? やったあ。 (a23) 2023/09/09(Sat) 0:56:11 |
カンターミネは、情報収集と食事より先に新作ゲームを買った。帰ったらやるぞ〜 (a24) 2023/09/09(Sat) 1:00:04 |
【人】 オネエ ヴィットーレ「 あっら〜〜〜〜〜〜♡ このお洋服かわいい♡ でもアタシにはちょ〜っとサイズが小さいかしら? んもぅ!なんで女の子のお洋服って こんなにちっちゃいのかしら!」 「あら!こっちの鞄も可愛いじゃない♡ 色もアタシのお気に入りのリップグロスにそっくり♡ 買っちゃおうかしら〜♡」 オネエは街中で、きゃいきゃいしていました。 #街中 (54) 2023/09/09(Sat) 1:07:13 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>53 リヴィオ 「最近好きですね、それ」 ひとつ上の先輩がショーウィンドウで髪をセットし直してるのに突っ込む気は欠片もないらしい。 最近毎日色んなヘアピンを着けていることを、男は知っている。 流石に女児が好むような可愛らしいヘアピンを初めて見た時は少々驚いたのだが……それも最初だけの話で。 ピザのいい香りが鼻をくすぐるが、買いに行くのも食べるのも面倒だと肩をすくめて、道路に飛び出してしまいそうな子供の肩を叩いて誘導した。 マフィアとの対立が嘘のように平和な日だ。 #街中 (55) 2023/09/09(Sat) 1:13:11 |
【人】 無敵の リヴィオ>>55 エルヴィーノ 「あぁ、エルじゃないか!今日も元気そうで何よりだ」 馴染みのある声にショーウィンドウの方を向いたまま手を振る。 突っ込まれなければそのまま、君ならそれを知っているはずだ。 「これは……せっかくの貰い物で俺に似合うからね。 こうして使う方が物も輝くだろう?」 勿論一番輝いているのは俺だけどね。 補足するまでもないのでわざわざ言いはしない。 後輩である君なら言わずとも言いたいことは分かるだろうし。 道路の飛び出してしまいそうな子の肩を叩き、 誘導する様子を確認すれば、そこでようやく振り返った。 「それで?君も見回りの途中かい? その途中に俺に出会うなんてラッキーだね」 (56) 2023/09/09(Sat) 1:33:23 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>54 ヴィットーレ 「……あっ!」 ぷらぷらとウィンドウショッピング中、というていで。 街中を見て回っているうちにあなたの姿を見掛け、 そちらへ少し早足に寄って行く。 「Ciao! ヴィットーレちゃん、お買い物中ですか?」 今は偶然店の外で出会したバーのママと通う客。 そういうふうに装って、視線の先を覗き込んだ。 「この鞄、かわいいですねっ。この靴も!」 「お店を見るともう秋物の時期なんだなあって感じますねっ。 ヴィットーレちゃんは今秋の流行り、何色だと思います?」 #街中 (57) 2023/09/09(Sat) 1:41:23 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>57 「………あら!」 軽快な足音、を貴方はきっと立てているだろう。 だって今のあなたはただのカタギのお客様。 そんな足音に振り返れば、ヴィットーレはにぱっと笑って。 貴方の顔をよく見るためにサングラスを取りながら。 「ペネちゃん♡偶然ね〜! 靴も可愛いわよね〜♡この小さくついてるリボンなんか特に! あーあ、アタシもペネちゃんくらい可愛いサイズだったらよかったのに!」 きゃっきゃ!大きなオネエと小柄な女の子?が ブティックの前ではしゃぎ合い。 「そうねぇ、アタシ紫が好きだからそこら辺が来てほしいわぁ♡ ペネちゃんは何色がくるとおもってるの?」 #街中 (58) 2023/09/09(Sat) 2:05:24 |
フィオレは、商店街を離れる時、見知った顔が見えたのなら。手を振って笑みを向けていた。 (a25) 2023/09/09(Sat) 2:08:17 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>56 リヴィオ 「見回りでもなけりゃ、署から出ませんよ」 ありがとうと手を振って去っていく子供に軽く手を上げて、ようやく振り返った先輩に目を向ければ、エルと呼ばれた男は肩をすくめて頷く。 事件が起きて動いているならいざ知らず、こんな平和な日にわざわざ外を歩く理由はそれ以外にはないというものだ。 気がつけば人員として駆り出されているかもしれないが、所長殺しの事件は専門の対策本部が捜査中。 それを邪魔する気は今のところはない。 「物を大事にするのは良いことですけどね…… え、それ貰い物なんですか。…………、子供から?」 #街中 (59) 2023/09/09(Sat) 2:14:49 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>58 ヴィットーレ 「紫!いいですねっ、秋って感じがします! 私は……うーん、やっぱり赤かなあ」 うーん、とわざとらしく悩む素振りを見せながら。 もちろん、振る舞いも足音もただの小さな女の子のようなもの。 あなたも今はただの大きな気の良いオネエさん。 そんな二人がわいきゃいとおしゃれ談義をしているだけ。 「ヴィットーレちゃんが同じくらいだったら、 お揃いなんかもできてよかったんですけど…」 「……そうだ! 鞄やアクセサリーならお揃いはできますよねっ。 かわいいの、探しに行きませんか?今でも、今度でも!」 名案とばかりにぴっと人差し指を立て。 或いは見ていた鞄と同じデザインのものが無いか、 探してみるのもいいかもしれない。 #街中 (60) 2023/09/09(Sat) 2:28:16 |
【人】 法の下に イレネオ「……」 この日男は非番であった。 しかしそれも形式上の話である。勤勉且つ生真面目且つ四角四面なこの男は、非番であろうが正義の番人の面を被るのをやめない。 黒縁の眼鏡の奥の瞳は目に映るもの全てを見定めるようであったし、かっちりとした私服は遊びに出たようには見えなかった。まとう雰囲気のせいだろう。心なしか周囲の人も避けているような気がする。 が。 「ダヴィード」 知った顔を見つけたらしい。目尻が僅かに緩む。 気さくに手を上げ、大股でそちらに寄った。 「珍しいな、こんな時間に。」 貴方の姿を見かけるのは比較的陽の傾きかけた時刻が多い。気がする。 若者が健康的な時間に外出しているのは好ましいことだ。そんな勝手な感想を携えて、急ぎの用がないなら少し言葉を交わしたいところだ。 >>48 ダヴィード #街中 (61) 2023/09/09(Sat) 2:44:56 |
【人】 Chiavica テオドロ「ええですから、被害の潜在化が問題となるでしょう。 『組織犯罪者』達が一般市民の生活の身近に置かれてしまっているのは無視できない事実であり…… ここ数年は生まれた親しみによって。或いは反対に報復を恐れて、被害者からの通報・相談が遅れるという傾向が見られました」 厳かな空気の中、男は実地での捜査を取り纏める者の一人として司会進行を買って出て議論を進めている。 「これから防いでいくためにも、人々に対して警察への通報と相談することの重要性、意義等を今一度周知させる必要があります。それには──」 うおっほん。御大層な咳払いがひとつ。 それから『マフィアを一人残らず捕まえればいい』と御無体な意見がもう一つ。 「……すみません、僭越ながら申し上げますが!今は肩書ひとつ取って誰彼もなく罰することは、聊か前時代的で、」 前時代だからいいのではないか、今の警察は腑抜けてしまっている、と。 矢鱈とマフィアに対する強い制裁を望む所長代理を何とか操縦しようとするが、彼が感情を込めて口を開くたびに会議室は厳罰化ムード一色になってしまう。 黙っててもらえないかなとは思いつつ、流石の皮肉屋でも顔にも口にも出せない。こちらが口を噤んで好きに言わせてやる。 (……さて、終わったら何の仕事から片づけようかな) 視線ばかりは議論を見つめつつも、小指の先ほどの興味すら失って、済んだ後のことに想いを馳せるのだった。 #警察署 (62) 2023/09/09(Sat) 3:37:48 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>43 フィオレ 「……あれ」 詰めてもらった袋を持ってピザ屋を離れようとしたときに、聞こえてきた注文する声に自然と視線がそちらへと向く。 見えるのはとりあえず紙袋──だったわけだが、その向こうに見知った顔を見つけると口元が綻んだ。 「あ──やっぱねえさんだ! 奇遇だな、オレもピザ買ったところで…… ……っていうか荷物多」 偶然会えたことへの嬉しさを少しも隠すことなく話し始めようとしたが、それよりも前に見るからに多い荷物が気に掛かる。 傍へと駆け寄っていけば躊躇いなく差し出したのは片手だ。 こちらの荷物は現状ピザの袋ひとつしかないので。 「落ちそう、持とうか?」 (63) 2023/09/09(Sat) 4:35:46 |
【人】 路地の花 フィオレ>>63 フレッド 「あら、その声は」 「フレッド?」 紙袋の横から顔を出す。 昔馴染みの姿をその目に映したのなら、ふわりと微笑んで近付いていく。 小さい頃から呼んでいる名前であなたを呼んで。 「ふふ、何だか大きな声が耳に入ったと思ってたのよね」 「やっぱりフレッドだったんだ」 職場も違うから、こういう場所でばったり会うくらいしか今は接触することもなくなってしまったけれど。 元気でいる様子を見ると、それだけでこちらも嬉しくなってしまう。 こちらもゆっくり話すことが出来ればいいとは思うのだけど。 そうするにはあなたが言及したように、荷物がどうしても今は邪魔になってしまいそうだ。 「これ、ちょっと買い出しに出てたのよ」 「でもいいの?休憩時間だって言ってなかった?」 時間がとれるならいいのだけど、と一度袋は預けてしまって。 まだ買うものがあるからと近くの座れそうな場所まで持っていってもらうかも。 (64) 2023/09/09(Sat) 5:54:03 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>39 黒眼鏡 勤務後。赤く染った空が同色に海を染めている。 「すみませえん」 店主の姿を探し覗き込む。 看板が出ているからには営業中のはずだ。 珈琲豆の香りと機械油の香りではどちらが優位か怪しいものだが、この店のそういうところを女は結構気に入っていた。 「コーヒーくださあい」 #Mazzetto (65) 2023/09/09(Sat) 6:06:14 |
【人】 黒眼鏡>>65 ダニエラ ゆらゆらと揺れる照明。 薄暗いカウンター。 ほんの少しの珈琲と、金属と油、それと海からの潮の匂い。 飾り気のない店内には、ときたま似合わない花が飾られている。 どこをとってもちぐはぐな店内に、女の声が響く。 …しばらくは無音。 だが、すぐに。 がたん、がたんと店の奥から音がして、 のっそりと長身の男が顔を出す。 「おや」 いつでも、それこそ夜中でもかけているサングラスの奥の瞳が、笑みの形に変わった。 「いらっしゃい、お嬢さん。 コーヒーね。ミルクは? 砂糖は?」 注文を聞きながら、すでに手は動き始めている。 何を言っても、多分"今日のオススメ"が出てくるだろう。 #Mazzetto (66) 2023/09/09(Sat) 7:37:26 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>64 フィオレ 呼んでもらえた名は今の家に迎えられる前まで抱いていたものだ。 形にしてもらえる度に "戻れた" 感覚がして嬉しかったから、笑みを深めたけれど。 「え〜大きな声がオレのトレードマークってこと? 恥ずかしいな、もういい大人なのに……」 頬を掻きながら自然、ついと視線が逸れた。 小さな頃から自身を見ている貴方にとっては何年経とうが子供のようなものかもしれないけれども、こちらとしてはようやく去年成人できた気分でいるから。 とはいえそんなことだけで拗ねるのもそれこそ子供だし、そもそも機嫌を損ねたわけではないからすぐに向き直る。 「休憩時間だからいいんだろ。 仕事中だったらできなかったからタイミング良し」 まだ次の見回り時間までに余裕はある。 預かった袋を言われた通りに近くの空いたベンチまで持っていけば、貴方を振り返った。 「……にしてもこんな大量の荷物、家用? それとも職場のものなのかな」 #商店街 (67) 2023/09/09(Sat) 8:28:51 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>61 イレネオ 「うん? ああ、イレネオさん!こんにちは、良い日ですね」 幾分かまだぼんやりとしていた頭がしゃっきりとしたようだ。 軽く会釈をしてから、貴方の言葉にすこし笑った。 「吸血鬼じゃないんですから、もう。 お恥ずかしながら、今からお昼を買いに行くところで。 ……今日はお仕事ですか?それともお休み?」 貴方の私服はいつもかっちりとしているから雰囲気で判別するのが難しい。 男の私服も似たようなものであるので、なんだか二人とも町からは浮いているような気がしてならない。 口にこそ出さないが、寝起きのとりとめのない頭で考えると不思議に可笑しいのだからたまらない。 結果、変ににこにこ……にやにやと、楽しそうな返答と相成った。 #街中 (68) 2023/09/09(Sat) 9:03:25 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>50 「アリーチェ?何やってんだこんなところで。」 歩き回っていたら、見覚えのある姿がバス停の側に見えて 外回りだったっけ?なんて思いながら声を掛ける 不器用な妹分のことだ 何な問題を抱えていなければ良いけれど、と 「お疲れさん。見回り中か?」 #街中 (69) 2023/09/09(Sat) 9:04:56 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>66 黒眼鏡 ちぐはぐな店内。 そこに店主の姿がすぐになくとも居心地の悪さを感じない程度に女は豪胆だった。 寝惚けたような視線を漂わせ待つこと暫らく。 姿を見せた長身を見上げて、サングラス奥の笑顔に頷いた。 「どうもお。どっちもお願いしまあす。 あ。砂糖は2つで〜。」 席に腰掛け、カウンターに両肘で体重を預ける。 ぷらぷらと脚を揺らして、漂い始めるコーヒーの香りに目を閉じた。 こればかりは、喫茶店の醍醐味だ。 「いい香りですねえ」 以前来た時も、同じことを言ったかもしれない。 もう何ヶ月も前のことだし、お互いそんなこと覚えちゃいないだろうが。 #Mazzetto (70) 2023/09/09(Sat) 9:16:57 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>47 カンターミネ 「よお、先生。 今日はガキ共無しで散歩かい?」 おまわりさんとは別の意図を持って散歩をする貴方 その姿を見つけてはいつも通りに声を掛ける男が一人 勿論何をやっているかとかそんなことは知らず 挨拶代わりのそれはもう聞き慣れたものかも ひらひら、と手を振る姿は変わりないだろう #街中 (71) 2023/09/09(Sat) 9:18:25 |
【人】 Chiavica テオドロ切らしていた園芸資材を買うのはいいとして。 秋が近づいてくるとなれば冬に向けて株を充実させるべく、何か丈夫な花の種を植えておくべきだなと思い至る。 「……」 行き着けの花屋に向かう足取りは、ピザに一切目もくれない。 イタリアの男たるもの、人並に好きではあるが。 それよりは植物だ。ピザより花。 『Meglio qualcosa di lode che una utile』といったところ。 「……ルッコラでも植えてみるか?」 ただ少しだけ頭が食い気に逸れた。おのれ秋の味覚。 #商店街 (72) 2023/09/09(Sat) 9:43:56 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>72 テオドロ 「お、ルッコラを植えるのか、珍しいな。」 呟きが聞こえたのか、はたまた目線の先を見たのか 考え込む貴方の背後から声一つ めちゃくちゃにピザの香りを纏っている男は 相変わらずの弟分を見つけては声を掛けたらしい にしたって唐突であるし匂いのせいで花より団子状態だ #商店街 (73) 2023/09/09(Sat) 9:59:19 |
【人】 黒眼鏡>>70 ダニエラ 「はいよ、砂糖が2つ〜」 長い手足を、狭いカウンターの中で窮屈そうに動かしながらサイフォンに火をかける。 ゆったりとしているように見える動きだったが、かちゃかちゃと見えづらい作業が手際よく行われ、香りが漂い出してからは早かった。 「はい、コーヒー。 がんばってブレンドしたからさあ、そう言ってくれると嬉しいね」 笑いながら、カウンターにカップが置かれる。 ふわり、と漂う湯気と香りの中、サングラス越しの視線女の顔で止まった。 「…見覚えある? かもしれんなあ。 ナンパじゃないぞ。 どちらにせよ、綺麗なお嬢さんにはサービスね」 コーヒーカップに添えるように、クラッカーの箱が置かれる。 紙箱に何袋か入っているタイプのものだが…一袋は開封済みだ。 さっきまで食べていたやつだろう。 #Mazzetto (74) 2023/09/09(Sat) 10:01:00 |
【人】 Chiavica テオドロ>>73 ニコロ 「! ……見当、外れ故に、知ったような口を……! その空想力は仕事中の暇つぶしにでも使うべきです」 僅かに目を見開いて硬直し、其方に振り向く瞳は忌々し気。 図星故に、ついつい意地を張った応答となってしまう。 「ニコ……あんたの方はピザの香水を好む女でもできたんですか?知りませんからね、急に体型が崩れても」 一切れ食べた程度でこうなるものか。 どうせ何枚も食べたんだろうという決めつけだ。 勿論ルッコラの件についての当てつけでもある。子どもだ。 #商店街 (75) 2023/09/09(Sat) 10:29:08 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>75 テオドロ 「そうかそうか。 まあ偶にはそういうもん育てても良いと思うけどな。」 意地っぱりだと何となくは分かるからか 笑いながら言うだろう 長い付き合いの弟分だから、気分を害した様子はない 「やっぱり匂うか。 いやぁ、新作ピザが出たって話聞いてさ。 差し入れと配る用に買ったんだよ。」 貴方の視界外から手に持った紙袋を見せる 「お前の分もあるぞ。 買い物の後で食わないか?」 その所作は常と変わりないだろう #商店街 (77) 2023/09/09(Sat) 11:24:25 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>74 黒眼鏡 「えー、いいんですかあ。」 「らっきー。いただきまあす。」 湯気くゆるカップに手を伸ばし、まずはひと口。 舌先で転がして、その風味を味わう。 そうしてことりとカップを置いた手は、まっすぐクラッカーへと伸ばされた。 「でも、正解ですよお。」 「前にも来ましたあ。マスター、記憶力いいですねえ」 弧を描いた口許が口ずさむ。 「今日は、お仕事帰りなんですよお。」 「ふふ、お仕事、何だと思いますう?」 控えめな雑談も、また。喫茶店の醍醐味だろう。 乾いた音とともに、口の中に薄い塩味が広がった。 #Mazzetto (79) 2023/09/09(Sat) 12:19:13 |
【人】 黒眼鏡>>79 ダニエラ 「いーのいーの。 このトシになると腹膨らむものキツくなってきて」 つんつんとまばらに立った髪をかきながら、 恥ずかしそうに零す。 カウンターの内側には、半分くらいかじったホットドッグ……の、ソーセージ抜きが皿に乗っかったまま放置されている。 小食なのか、それとも食事を放り出して車でもいじっていたのだろうか。 「あ、ほんと? いやあ、当たって良かった。 こういうの外すと恥ずかしいからねえ」 ビンゴだ、と指を向ける仕草は、やはり少々古臭く。 「んー? なんだろうね。 君みたいな美しいお嬢さんは、デザイナーかカフェ店員と相場が決まっているものだが」 顎に手をあてて考える仕草をしたあと、もう一度指を向けて。 「……新聞記者」 どう? と。首をかしげる。 #Mazzetto (80) 2023/09/09(Sat) 12:41:41 |
【人】 法の下に イレネオ>>68 ダヴィード 「なら、お前を捕えないといけないところだ」 軽く笑って言うことには、吸血鬼は人間にとって害である。 ある種の前時代的で、昨今のフィクションのロマンチシズムに置き去りにされた発言は、この男の常だ。とはいえ、本人的には冗談のひとつのつもり。14cm上方から寄越される視線は、冷たいものではないだろう。 「そうか。気楽な休日だな……休日か?」 見た目だけならあなたは学生くらいに見える。 通っていないという話を聞いたことはあったろうか。そうでなくともなんとなく、真面目な生き方をしているわけではないのは察している。 しかし、若い頃のやんちゃはするものだ。厳格なわりに、そういう甘さのある男だった。 「俺は非番だよ。やることがなくて、ぶらついてる」 警察特有の言い方で休日をそう呼んだ男は、まだ新しい法案のことを知らない。知ったとて、あなたへの態度は変わらないのだろう────むしろ渋面を作って心配するのかもしれない。何も知らないのだから。 身内への甘さをそのまま眦に滲ませて、少し覗き込むようにして。 「はは」 「どうした。機嫌が良さそうだな。良いことでも?」 #街中 (81) 2023/09/09(Sat) 12:46:47 |