人狼物語 三日月国


237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ

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【人】 瀬戸 海瑠

[泣きそうなくらい嬉しいのに、自分はこの時、
涙の気配もないくらいきれいに笑っていただろう。
そんな笑顔で答えたら、
彼が緊張していた事にようやく気付いて、
それに、指輪のかたちもようやく認識する。
それくらいに、
彼の真摯な気持ちにしか意識が向いていなかった。

朝、幸せで堪らないと思っていたけれど、
今日はこんなに、幸せな事で溢れている。

彼に差し出した左手に指輪を嵌めてもらって、
それを引き寄せて改めて指輪を見ようとしたら、
店内の曲の雰囲気がガラッと、そして大きなものに変わる。

お祝いされている、と気付いたのは、
「ご結婚おめでとうございます!」と言われてから。
えっえっと戸惑いながらまわりを見渡して、
拍手に包まれる中で彼と目線が合って、
一緒に皆さんにお礼を述べる。>>17

自分はそれだけで精一杯だったけれど、
そんな事を言える彼>>18は、やっぱり大人だな、と
尊敬のまなざしで見つめた]
(33) 2024/01/06(Sat) 21:54:14

【人】 瀬戸 海瑠

[冷めやらぬ熱を身体に宿したまま花束まで貰って、
「え、これは翡翠さんが頼んだんですか?」って尋ねて
そうだと返ればありがとうございます……と照れながら花たちでちょっと顔を隠す。
すごいな、ドラマみたいだ……って
これまでの事を思い返す。
すごかったねって笑う彼>>19に、ふふっと笑う]


  幸せです、本当に……


[お店のサプライズもすごかったですけど、
翡翠さんが結婚しようって言ってくれたのが
本当に幸せだ、と。

彼の頭をそっと撫でて、
またここに来る約束もしてから、
最後の目的地へ向かう。

車が止まれば、
今日本当に沢山運転をしてくれる事に
お礼と労いの言葉をかけて]
(34) 2024/01/06(Sat) 21:54:18

【人】 瀬戸 海瑠

[星空を見上げて、
故郷や露天風呂の事を思い出し、
彼と一緒に夜景を見て、
クリスマス前のデートを思い出す。
色んな思い出を抱えて、
彼と身を寄せ合い……>>20
「人がいなくても恥ずかしいです……」と
ちょっと遠慮気味にしたりして。
館内で発情していた人間が何を言うのかと言う感じだが。


でも「寒い」と言う彼>>21には頷いて、
そっと身体を抱きしめ返す。
彼の背で薬指の指輪が擦れて、ちょっと擽ったい]
(35) 2024/01/06(Sat) 21:54:22

【人】 瀬戸 海瑠



  ―――……、


[またおめでとうって言ってくれる彼>>22に、
目を細める。ああ今更、目頭が熱い]
(36) 2024/01/06(Sat) 21:54:25
[冬の気温の中なのに熱くなってしまって、
車に戻ったら誘ったのは自分の方だったかもしれない。
でも後部座席が倒せて、
そこに寝かされるのは、予想外で]


  ……そう、ですね


[叫んでもいいなんて、普段なら受け入れられない言葉
人気がないとはいえ絶対に誰も通りかからないかと言えば
そうではない場所なのに、彼に触れられ、熱く囁かれれば、
茹だった頭で頷いてしまう。

暗くて広くはない場所で、
でも彼の吐息に、指先に反応して
声を漏らし、身を捩らせる。
彼の手を取って背中のファスナーに導いて、
彼の手で肌を暴いてもらう。

私が贈ったものだけ丁寧に身体から外して、
そして、薄明りの中に彼の屹立が浮かび上がる]

[今日は大丈夫な日じゃなくて、
確認を取ってくれた彼は見慣れた薄膜を取り出す。
最近はゴムを着けさせてもらってないなと思ったけど、
そんなに悲しむ事でもないと、
生の気持ちよさを知った身は、思う。

彼の指が秘処に触れて、
内側の滑りを拾ったら、ぴくんと震える。
掻き回されたら、車内に音が響いてしまう]


  んぅう、 や、ぁ、そんな、こ、と


[彼の言葉は時々、酷く羞恥心を煽る。
そんな事言わないでって首を小さく振るけど、
身体は正直に、滴るほどに彼の手を濡らす。

それから、何かを言わせようとする彼に
薄っすらと眉を寄せる。うう、と口を噤むけど、
下の口はひくひくと震えて、早くと私を急かす]



  ……翡翠さんの、お……
ちんちん
 挿入れて、
  いっぱい、 
突いて、
ください……


 

[尻すぼみになりながらちゃんと言葉にした。
彼のお気に召しただろうか……
ぴたりと入り口にゴムが当たって
彼が挿入ってくれる、ってその首に手を伸ばしかけたところで、ぱっと車内が一瞬だけ明るくなって、びくっと手を引っ込めた]


  ……。  あ……


[車の外を気にして身を強張らせたけど、
彼はそれでも腰を押し進めていった。
身体に力が入ったせいで、最初だけきっと彼もキツかっただろうけど、よく知るかたちを胎内も感じて、
安心感と快感に、簡単に身が蕩ける]


  あぁんん ひすいさん、っ


[彼の首の後ろを捕まえて、
好きって、愛してるって、言葉にする代わりに
車体と一緒に揺さぶられるまま、
ぐちゅぐちゅに蜜を溢れさせて、甘い声を車内に響かせる。

快感はきっとあの夜の方が強かったけど、
愛おしさは変わらない。
私を呼ぶ彼の声にくらりと意識を薄めながら、
指輪をした指を、彼の手に絡める。]

【人】 北神 翡翠

──3月14日──


この日、俺の母校の学園では卒業式が行われた。
前年と同じように式典が行われたのだとすれば、
その後は友人たちと一緒に謝恩会に向かうのだろう。

事前に謝恩会の後で迎えに行くよと君に伝え、
会場の場所を君から教えてもらう……うん?


『ここって去年、俺の誕生日に泊まったホテル?』


君から送られてきた位置情報に見覚えがあったので訊いたら、Yesはいと返って来たかな。
なるほど、すごい偶然。それとも運命のイタズラ?

 ……。


『楽しんできてね。それじゃ、また』


送ったメッセージをそのまま受け止めるか、あるいは言外に込めた思いまで伝わるか。何にせよ、俺は君から指定された時間と場所に従うまで。
(37) 2024/01/07(Sun) 1:26:35

【人】 北神 翡翠

かくして俺は、約束した時刻の指定された場所に現れた。
ホテルのロビーに入って、エスカレーターから見えやすい場所にでも立ってようか。


「……なんか懐かしいな」


一度しか訪れた事のないホテルだけど、周囲の光景は見覚えがある。昨年のちょうど今頃、君とここでロマンチックな一夜を過ごした事はいい思い出だ。

あの日あの時この場所で、
君としたあれそれを頭の中で呼び起していたら、エスカレーターの方からたくさんの賑やかな声が聞こえてきた。


「あ〜…あれだな」


賑やかな若者の集団、おそらく彼らが学園の卒業生だろう。
酒が入っているのか、楽し気に盛り上がりながらエスカレーターに乗って下りてくる。
(38) 2024/01/07(Sun) 1:26:59

【人】 北神 翡翠

彼らは俺より一年後輩だから、中には在校中に多少交流のあった顔もあった。向こうもこちらに気付いたのか『北神せんぱ〜い』と呼ばれて手を振られる。
おいおい、声がでけーよ、と周りからの視線の痛さに身が竦む思いをしながら、手を小さく振り返した。
まあでも、一年ぶりの再会に嬉しそうな顔を向けられれば、俺も悪い気はしなくて、


「ひさしぶり〜、元気そうじゃん。
 卒業おめでとう。

 ん?
 ああ、俺も元気だよ。

 えっ、写真?いいけど。撮ろっか?って、
 俺も一緒に?あ、ハイハイ」


卒業したては記念写真を撮りたがるものかな。
その気持ちはなんとなく分かる

ほろ酔い気分の後輩に腕を引かれて、適当なその辺を背景に写真を撮った。その後で何故ここに居るのかと、今更ながらに訊かれて、


「いやぁ、
 君たちに卒業おめでとうが言いたくて待ってたんだってウソ。
 あ、おめでとうがウソって事じゃなくて、
 待ち合わせだよ。ここでね」


何もここに居る全員が、俺と海瑠の関係を知っているわけではないだろうから、少しだけ言葉を選んで慎重になる。
でも、誰かが「瀬戸ですか?」って訊いてきたので、そうだよ、と頷いた。すると別の誰かが、会場にまだ居るのを見かけたと教えてくれる。
(39) 2024/01/07(Sun) 1:28:41

【人】 北神 翡翠



「わかった。
 じゃあ、もう少しここで待ってようかな。
 うん、じゃあね、…───元気で」


ロビーから出ていく彼らに手を振って見送り、
再びこの場に一人取り残された。


(さて、俺のお姫様はいつ登場するかな)


などと思いながら、再びエスカレーターの方を見上げる。
すると、程なくして君の姿が見えた。


「おっ」


今日はパンツスーツか。そういえば、君から服装については聞いてなかったな。
俺の前ではスカート姿が多くなったけど、君のそうした姿を見るのは、去年の暮れに写真を送ってきてくれた以来か。
そして、君を取り囲むキャピキャピ集団よ……。
(40) 2024/01/07(Sun) 1:30:11

【人】 北神 翡翠

 

「……訂正。王子様、かな?」


思わずふ、っと軽く吹き出す。
滅茶苦茶モテてんじゃん、王子サマ。
とはいえ、その光景を見て湧いた感情は、羨ましいとか妬けるとかではなくて、純粋に愛しい、な訳で。

 どんなにハンサムな恰好をしてても、
 俺にとっては最高の彼女なんだよなぁ……。


君の姿を視線で追いながら、目の前に来るのを、待った。**
(41) 2024/01/07(Sun) 1:30:32

【人】 北神 翡翠

君と合流してから、クロークで荷物を引き取る。
コートとボストンバッグが一つ、あとは卒業式で貰った花や贈り物が入った紙袋かな。


「たくさんもらったね、…なんか、女の子からのが多い?
 ん、……そっち持つよ」


そもそも男が卒業式でプレゼントを贈るとか無いから、
送り主は必然と女性なわけだが。
一番重そうなバッグを代わりに持って、ホテルの駐車場へ移動する。


「君が寮から送った荷物は今朝届いたよ。寮にはもう、
 忘れ物はないかな?このままうちへ向かって大丈夫?」


君が寮で普段使いしていたものは、既にわが家に届いている。
段取り通りであれば、卒業式の後で部屋を引き払って、
最小限の荷物はこのバッグの中身だけ。
乗ってきた車の側まで来ると、後部座席を開けて
運んできた荷物をそこに置く。
(42) 2024/01/07(Sun) 10:48:13

【人】 北神 翡翠



「それと、俺からも。卒業おめでとう、海瑠」


すぐに元の位置に戻すかもしれないけど、まずは君に
直接手渡したい。
両手が空いた君に差し出したのは、青い薔薇の花束。
数えれば花は21本あるはずだ。
一年前に青い薔薇を4本、俺にくれた君なら意味は伝わりそうだね。
そもそも、薔薇の本数にも意味があるとは、この花束を買うまで知らなかったけど。



「あと、これも。バレンタインのお返し」


続けて渡したのは、小さい紙袋。
中身はマカロンだ。今日はホワイトデーだしね。
マカロンもオススメだけど、パッケージに描かれた白い猫が可愛いので、気に入ってくれると嬉しい。
俺からの贈り物に、君が満面の笑みを浮かべてくれたかな。
カッコいいスーツを着てるけど、今の君は本当に女性らしいと思うよ。
好きだ。



「ふふ、喜んでくれたかな。
 良かった。……それじゃあ、いこっか」


君を促して一緒に車に乗り込む。
目指す先は俺の…───今日からは、二人で住む家だ。*
(43) 2024/01/07(Sun) 10:55:57

【人】 北神 翡翠

渋滞に遭う事もなくスムーズに移動したが、
家に到着したのは結構遅い時間だ。
車を停めて、君を家まで案内する。
敷地内にある離れの一軒家。去年の正月にも一度来たよね。
一階、二階あわせて3LDKだけど、二人で住むには十分だろう。
今後家族が増えたら、増改築等やり様はある。

俺の両親は既に母屋の方に越していて、空いた部屋には君の荷物が運び込まれていた。
君の実家から届いてる分もあって、
君の手で荷解きされるのを待っている。


「今日はもう遅いから、荷物の整理は明日からにしよう。
 あと、うちの両親に会うのも明日でいいから」


両親や祖父母は同じ敷地内にいるけど、別居という体だ。
初めは何かと顔を合わせる機会が多いかもしれないけど、基本あちらから干渉してくることはない。母も祖母もそうして良好な関係を築いてきたから、君もそうだといいな。


「君は今夜、このベッド使ってね」


夫婦の寝室になる部屋に、ツインのベッドがある。
両親が使用していたものだが、マットレスや寝具は新しいものに交換済だ。
君のバッグを同じ部屋に置いてから、居間へと案内する。
(44) 2024/01/07(Sun) 12:20:29

【人】 北神 翡翠

 

「後で風呂にも案内するね。
 とりあえず、お茶でも入れようか。
 緑茶?それとも、ミルクティーがいいかな。
 カフェインを気にするなら、ハーブティーもあるけど」


リクエストを聞きながら、君にお茶を振舞うのは
久しぶりだなと感じ入る。
俺が寮にいる間はよく入れたものだけど、
離れ離れになってからは、その機会も失われていた。

君の分のお茶は、青薔薇が描かれた白いカップに入れた。
やっぱり君って、青薔薇のイメージなんだよね。

それに、さっき手渡した花束に足すと22本になる。
意味は「ふたりで歩いていこう」だったかな。



「……お待たせ」


二人分のお茶を運んで、ソファーにいる君の隣に腰を下ろす。
君の手元にカップが移るのを見ながら、こっそりと、そのような意味を込めて。*
(45) 2024/01/07(Sun) 12:22:17

【人】 北神 翡翠

リビングでお茶を飲みながら、今日起きた事について
君から色々な話を聞いた。
俺も知ってる先生の話は懐かしいな。あと後輩たちもね。

会話とお茶を楽しんだ後は、家の中を一通り案内した。
寝室は一階、俺の部屋は二階。
いずれ俺も一階で寝る事になるけど、今夜は君も疲れて
いるだろうし、俺は二階の自室で休むつもりで、


「何かあったら呼んで。
 呼びに来るの面倒だったらLINEでもいいよ。
 じゃあ、また明日。……おやすみ」


って、君を寝室に残して部屋を出ようとしたけど、
後ろから腕を引かれて、立ち止まった。
引き留めてくれる事を期待しなかったといえば嘘になるか。


君の方へと振り返って、肩にそっと、手を置く。


「……今日は朝早かったでしょ?
 疲れていると思ったから、今夜は大人しく一人で寝ようと思ってたのに」


これから二人で過ごす夜は、いくらでも来る。
そう思ったからこその別々だったはずだけど、…───
(46) 2024/01/07(Sun) 13:43:47
真新しい寝具の上に、君を押し倒す。
美男子風な君の服をひん剥いて、女体へと暴きたい欲望はあるものの、仕立てのいい服をグチャグチャにしたい程、分別が無いわけではない。
たぶん

出来るだけ皺にならないように気遣いつつ、
でもやっぱり性急な手付きで、君を裸にしていく。


「……ねぇ、やっぱり今日はまだ着けないとダメ?
 三日後に君の苗字が北神になるまでお預けかな」


君の体を散々弄って鳴かせた後、蕩けたような目つきをしている君の手のひらに、ゴムのパッケージを握りこませながら訊ねる。


「君に、選ばせてあげる。
 着けるんだったら、君の手でして。まだ上手に出来るよね…?
 ナマでいいなら、こっち来て……俺に乗っかって」


覆い被さっていた君の体から身を起こし、
ベッドの上に胡坐をかく。
俺の勃起した逸物を包むのは薄い膜なのか、
それとも君自身なのか。

ベッドに横たわる君を見つめながら、この先の行動を予想して、
……口元に薄く、笑みを浮かべた。*

【人】 北神 翡翠

結局、一つのベッドの上で共に朝を迎えてしまった。
まだ眠たい体を起こし、二人でベッドから這い出ると、
浴室に一緒に入ってシャワーを浴びる。

俺の部屋も早く移動しないとな、と決意して
新しい一日がスタートした。
(47) 2024/01/07(Sun) 15:15:55

【人】 北神 翡翠

──三日後──


今日は俺の誕生日。
そして、役所へ婚姻届けを出そうと決めている日だった。

22歳で結婚って今では相当早いかもしれないけど。
君なんて、21歳だしね。
でも結婚出来る年齢だし成人もしているし、本人たちや周りに不都合がなければ、何ら問題はないはず。

今日は日曜日だけど、婚姻届けの受付は24時間365日
いつでも可能だ。
俺たちは普段着だけどちょっとだけいい恰好をして、
一緒に区役所まで出かける。


「よろしくお願いします」


夜間休日受付に回って、守衛さんに婚姻届けを
渡して預かってもらう。
二人で同時に頭を下げて、一緒に区役所の門を出た処で


「イエーイ」


君を促して、勢いでハイタッチをした。
君の左手薬指には、誕生日に贈ったダイヤモンドが輝いている。
(48) 2024/01/07(Sun) 15:16:20

【人】 北神 翡翠

婚姻届けを出した後は、二人で式場に赴いて打ち合わせ。
三か月後に控えた結婚式の段取りは着々と進んでいた。

いつもの担当の人に、届けを出してきましたと報告したら、
早速「おめでとうございます」と祝福される。
へっへっへ、なんか照れくさいな。
君と目を見合わせて、はにかみつつ頷いてみたり。

そして、今日は君の衣装合わせ。
前回選んだウェディングドレスを、今日はお試しで
着る事になっている。


「……うっわぁ……すごい……、綺麗だ……」


頭に乗せたヴェールから裾の長いドレスの先まで、
純白のレースをまとった君があんまり綺麗で、
俺の語彙は完全に喪失した。
(49) 2024/01/07(Sun) 15:19:01

【人】 北神 翡翠


似合う、似合いすぎるっ
君は世界一綺麗な花嫁さんだよ
君以上にこのドレスが似合う人なんていないよぉ



頭からピヨピヨ花を飛ばしまくってヘヴンモードの俺。
撮影許可が出たから、見境なく撮りまくった。
(50) 2024/01/07(Sun) 15:19:36

【人】 北神 翡翠

その後は二人で休日デート。
のんびり買い物したり、夜は俺のリクエストで焼肉に行ったり。
来年にはまた、君の誕生日に行ったレストランで
二人の記念日を祝福しようか。

帰り道に、隣に並んで歩く君と手を繋ぐ。
この後お別れする事もなく、同じ家に帰れることが
どんなに幸せなことかと噛みしめる。


「これからも、よろしくね」


日々を二人で重ねて行こう。
楽しい事は二人で二倍に。
悲しみや苦しみは、二人で分け合って半分に。

一緒にいる間はずっと、御神籤の結果は
大吉
だ。*
(51) 2024/01/07(Sun) 15:24:26

【置】 北神 翡翠

昨年の夏、
二人で海辺の洞窟を探検した。

カップルで訪れて契りを交わすと、
二人は将来ずっと幸せになれる、
という言い伝えがある場所。

安っぽい都市伝説にも聞こえるような内容なのに、
とても興味が引かれた……いや、期待を込めていた。

二人で共に歩む先に、
幸せがずっと続きますように、と願っていたから。
(L3) 2024/01/07(Sun) 18:46:14
公開: 2024/01/07(Sun) 18:50:00

【置】 北神 翡翠

そうして、二人だけで結婚式の真似事をした。
お互いの気持ち以外に寄るべは無かったけど、
契りを交わしたいという君からの願いに、
真向から応えたくて。

「病める時も健やかなる時も、
 貴方の事を愛しています。
 
あなたを愛しみ、共にある事を誓います


お互いに、生涯の伴侶でありたいと願って受け入れる。
誓いの証に互いの左薬指の付け根にキスをした。
(L4) 2024/01/07(Sun) 18:46:32
公開: 2024/01/07(Sun) 18:50:00

【置】 北神 翡翠


あの時に交わした二人だけの誓いを
今度は皆さんの前で行います


(L5) 2024/01/07(Sun) 18:46:48
公開: 2024/01/07(Sun) 18:50:00

【人】 北神 翡翠

──6月吉日──


『あ〜〜、ハイッ、いいですよぉ〜
 それじゃ、次は新郎が新婦を抱っこしてみましょうか。
 お姫様抱っこですよ、出来ますか?

 ハイ、あ〜〜、いいですねぇ
 それじゃ、撮りま〜す!
 こちらを見て笑ってくださ〜い』


挙式の後の披露宴までの間に、プロのカメラマンによって様々なポーズを取らされる。
思い出のフォトを沢山撮って、後で少しでも多く買わせようって狙いだろう。もちろん買うけど。


さっきは薔薇のアーチの前で、二人で指を合わせて
ハートマークを作った。
で、今度は花嫁をお姫様抱っこしてポーズだ。
ウェディングドレスの裾は長いけど、方向さえ分かれば大丈夫。


「重くないよ。へーき」


君が心配そうにしてたら、そっと囁いて安心させてあげよう。
この日のために
というわけではないけれど、
年明けに
仕事復帰したのとほぼ同じ頃に、ジム通いも再開した。
以前ほどハードではないけど、
失われた体力と筋肉は概ね取り戻せたと思うよ。
来月になったら、海かプールに行けるかな。
そうしたらまた、二人で休暇を取って行こうね。*
(52) 2024/01/07(Sun) 18:47:28

【人】 瀬戸 海瑠

[卒業の前の日から日付が変わる頃まで、
幼馴染の芽衣と電話で話をしていた。
ルームメイトも通話中だったから、
部屋の中で気兼ねなく。

「もう卒業だね、おめでとう、北神さんちにすぐに行ってもいい?」と愛らしい声で尋ねる彼女に、]


  だめ。
  ……しばらくは、二人でいたいから……

  落ち着いたら招待するから。


[なんて惚気を聞かせてしまいながら、
ルームメイトと殆ど同じ時間に通話を終わらせた。
彼女とも今日でお別れだ。
少し淋しいけど、遅くなりすぎない程度に少しお喋りをして、どちらともなく眠りについた]
(53) 2024/01/07(Sun) 21:00:16

【人】 瀬戸 海瑠

[実に多くの事を学んだ三年間だった。
一年前は鞭の様なもので魔を縛る、又は祓う事しかできなかったけれど、今はそれを剣の様に扱う、紛うことなき近接武器の使い手として、実力を認められた。
北神家に恥じない人間になれたとは思ったけど……
ここからがスタートだという気持ちで身が引き締まる。

学び舎を後にする卒業式は初心に返る様な気持ちで、
袴ではなく、男性の着る様なスーツで臨んだ。
別にサービスとかじゃなかったけど……
たくさん女の子に囲まれたりして。

お待たせしました、って彼の前>>41に立って笑ったら、
流石に女の子たちは散っていったかな]
(54) 2024/01/07(Sun) 21:00:57