239 【身内】ミッドナイト・カマイユ【RP】
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い、言いましたけど、
[身体を重ねることはシャワーを浴びたことで
終わったつもりで居たのは自身だけだったらしい。
硬く兆しを見せている下肢を押し当てられれば
興奮は十分に伝わって、先程までのキスが
あやすだけではなく熱を灯すものに必要だったのだと気づく。]
[帰宅した時に確かに彼は言っていた。
忘れたわけではないけれど、ジョークのつもりだと。
湯船に浸かってゆっくりと食事を堪能して、
仄かな眠気すら漂わせていたから、尚更。]
もう、眠るのかと……思って、
……って、ぁ、
そうじゃなく、て、んっ、
[眠るのかと言ってしまえば
まるで手を出して欲しかったみたいな言い回しになり
慌てて否定を重ねてしまう。
その間にも、するりと頭から上着を抜かれて
上着の裾から頭が覗けば一緒に持ち上がった
髪がぱさりと散らばった。]
[脱いだ上着が床の上で重なる。
ひたりと密着し合った肌が微かに熱を持つ。
本気じゃなかったのかという声に図星を突かれ
答えに窮し、返答に躓いてしまう。]
……本当に、初日の出まで?
[ちゅ、と掠めるだけのキスを受けて、小声で問う。
ちらりと時計を見れば初日の出が昇るまでには
ゆったりと仮眠が取れるぐらいに時間はある。
堪えられるだろうか、彼から
贈られ続ける情熱に。]
[人並みの体力はあるつもりだけれど、
日頃からジムに通ったり身体を動かしている彼とは
基礎体力が違う。]
っ、ン……、
[影が動いて彼の身体ごと自身の影に重なって。
見下されてしまえば、断れるはずもない。
宣言通り、と言うからには本当に
日が差し込むまで睦むことになるだろう。
彼の唇を掠めていく喉も、朝まで保つかどうか。
心音は早くなっていくばかりで、は、と吐息に熱が混じる。]
[ その言葉が、どれほど己を興奮させたか
彼には自覚がなかったのかもしれない。 ]
あんなこと言われたら、………ね
[ 自分がではなく、相手が満足するまで
していい、ではなく、したい、と。
そんな言葉を貰える人間など、そうは居まい。 ]
骨抜きにされちゃったから、
責任、取ってもらわないと
[ 忘れていたわけではないけれど、
本気ではないと捉えられていただろうことは
察しがついて、先回りするように、服を脱がせてしまう。 ]
[ なんだ、やっぱり期待していたのか
そう口に出すことはない。
表情がいくらかそれを物語っていたかもしれないが。
どうも自分の物言いは、羞恥を煽って
しまいがちらしいので。 ]
そのつもりだよ。
[ 本当に?と問われるのに、頷くだけに
留めるが、肯定することで、手を止めるつもりが
ないことは、容易に伝わってしまうだろう。 ]
[ 体力の違い、を口に出されてしまっていたら
手心を加えざるを得なく、なっていただろう。
けれど口にされない以上、 ]
勿論、
[ 手酷く、とは言わないが、
思うままに、欲望を曝け出すことになるのは
明白だ。
答えを貰い、憂いなく、脈打つ心臓の上を
通り、赤く色づく突起を口に含み、舌を這わせる。
ぴちゃりと湿った音が、静けさの中に響くなか ]
顔、隠さないでね
見てたいから
[ 視線だけで微笑んで、否と言われる前に
きゅう、と弱いとこを摘み ]
ね
[ 甘えるように念を押して、もう一度そこに吸い付いた。* ]
[あんなこと、が、どれを指してるのかも分からない。
口数が多いわけでもないのに、
どの言葉が彼の胸を突いたのか気付けずにもどかしい。
骨抜き、などと常から言われない言葉に
支える腕の力が弱くなる。]
責任……? ……ぁ、
[どうすれば取れるのか、眉尻を下げたまま問う。
だが、それも、ほんの少し遅れて理解する。
尚更、肌が朱く染まって思わず押し黙ってしまった。]
[その考えを肯定するように後押しする声は
躊躇いも一切なく見つめ合う視線に現れる。
見合って、一瞬。
微笑むが眩しく映る。
そこに先程の泣きそうな姿はなかった。
ゆっくりと降りていく彼の頭が胸に留まり、
淡い桃色に触れれば、ン、と小さく声が漏れる。
咄嗟に口元に手を添えようとして先手を打たれ、]
い、つも見てるでしょう……?
[行き場の失った手が空を彷徨い、また肩に戻り
珍しく少し拗ねるみたいに睨んだのも束の間。]
……ぁう、ッ……
[唾液で濡らされた部分を指先で摘まれ、
ぴくんと、身体が震え首を揺らした。
は、と一気に熱の上がった声が上擦る。]
……も、ぅ……、ばか……っ、
[押し返す手も、嗜める声も甘く余韻を残して。
ぢゅう、と強く吸われたら、ぱさりと髪がシーツを打った。*]
[ どの言葉のことを指しているのか
いまいち理解していない様子で、
責任?と問い返すも、少し遅れて
理解したのか、じわりと肌に朱が差していく。
くれた言葉を繰り返そうと開いた口は、
別の言葉を紡ぐ。隠さないでと。 ]
うん、でも
見せて欲しい。
[ いつも見てる、と拗ねるみたいな視線が
飛んでくればもう一度、そう願う。
意識せず、見られることと
見られることを理解した上で見せることは
少し、違う。
羞恥を煽らないようにと思っているのに
無意識でそれをねだってしまうあたり、
彼にとっては厄介、なのかもしれない。 ]
ごめんね、やらしくて。
[ 押し返す手、嗜める声も甘く余韻を残す。
願い通り、手で顔を隠すことをしないでいて
くれるから、言葉通り熱の籠もった視線が
感じ入る相手の表情を、あまく射抜く。 ]
――……ン、
[ 強く吸い付けば、吸い出されるように
ぷくりと、膨らむように勃ち上がり反応を示す
そこを、丹念に舌で押し潰し、舐り、軽く歯を立てる。
もう一方も指で捏ねていたが、その手は
ゆるりと下腹部へ向かい、臍の下を撫でた。
つい先程、彼が自分でそうしていたように。
その行為の示す先が、伝わるようなことがあれば
愉しげに笑っただろう。 ]
[ 胸の先端がすっかり赤く熟れた頃合い、唇を離して ]
景斗さんが満足するまでしたい、って
ほんとめちゃくちゃぐっと来た、
[ 先程言いかけた言葉を、告げる。
意地悪のつもりはないのだけど、
そうされることで羞恥を煽ってしまったなら ]
しばらく、耳に残ってると思うくらい。
[ 詫びるではなく、行動で示そうとするだろう。
そうでなくとも、胸元から腹部、臍の下へと、
頭を下げていき、臍の横にも朱を一つ二つ、散らして。* ]
[拗ねたように訴えて見せても
ねだるように乞われたら断れない事は、
一年に満たない出会いですらも、知られている。
だから、弱い悪態を吐いても、手は振り解かない。
顔を隠せない代わりに熱を浮かべた表情を
覆い隠すように瞳が伏して、まつ毛が震えた。]
……っ、……
[見られていることを意識して羞恥を浮かべる姿を
あえて言葉にすることで画策していることまでは気づかない。
それを耳にしていたら、さすがに拗ねるだけではなく
耳朶を引っ張るくらいはしたかもしれないが。]
[謝罪の言葉を口にしながらも見上げる瞳は
じっくりと覗くように熱が籠もっていて、ぞくりと震える。
見られていることで感覚が鋭敏になっているのは
自身よりも彼のほうが気づいているかもしれない。
目尻を朱く染めながら、吸引されてふくりと膨らんだ
尖りに再び唾液をまぶされて、喰まれ、転がされて。]
ぁ、……っ、ン、ぅっ
[抑えきれない声が喉を突く。
恥ずかしいのに、胸に食らいつく彼から
視線を外せなくて潤んだ瞳で見下ろして、息を吐く。]
[肌を這うように片手が落ちれば
皮膚の上から下腹部を押されて、思わず息を詰めた。]
……っぅ、んッ、
……は、ぁ……
[柔く押され、器官を知らせるような動きに
密かに尾を引くような溜息に続く。
これから彼が挿入る場所を、教えられて
顔を上げる彼と再び視線が交わる。]
……、 ?
……!
あ、れはっ……キス、だと思って、
[一瞬言葉の意味が分からず、小首を傾げたものの
彼が受け止めた意味を知れば声が上擦り、尻窄みになる。]
[口にしたときは本当に、そのつもりだった。
──けれど。
響いた言葉に微笑む彼に、再びまつ毛が震える。
ゆっくりと降りていく唇が下腹に降りれば、
呼吸で上下する腹部が膨らんで、凹んで。]
キスの、先だって……いい、
景斗さん、と、…………シたい、
[肩に届かなくなった手が、シーツを掴み
もじ、と片足が膝を立てるように動いて、隙間を作る。**]
[ 目尻を赤く染めながら、見られている、と意識しながら
堪えきれないのだろう、声が漏れて。
見たかったもの、が視界を満たせば、
僅かに歪んだ欲が満たされていく。
征服欲と独占欲が混ざりあった薄暗い欲。
時折目が合っては、欲の滲んだ表情をしていただろう。
それが少しずつ伝染していくのか
それとも、手で腹を撫でるという行為が
その先を想起させるのか、息を詰める。
してやったり、とは言わないが、
それに似た気持ちになった。
これから、ここに、入ってどうされるのか
想像して、それだけで何かしら反応されるように
なって欲しい、はこの先の楽しみになるだろう。 ]
そうだったんだ?
[ キスだと思って
言葉の意味が分からなかったのか首を傾げた後
上擦る声で、勘違いをしている、と伝えようとしたのだろう。
けれど、続けられた言葉は――…… ]
うん
[ 自分が思い出してにやりとしていたのは、浴室で
告げられた言葉も含んでいたのだが
再び、瞳の奥がチカチカするような興奮が訪れる。 ]
しようね、うんと気持ち良いやつ
[ 言葉にされなくたっていつも、それは行動で、
反応で伝えてくれているけれど、
恥ずかしがり屋で口下手な彼から
言葉で伝えられるのは格別だ。 ]
[ ベッド脇から小瓶を取り、手早く指に塗りつけると
作ってくれた隙間から手を差し入れて、後孔の回りに
塗り付ける。それだけでも、何度も受け入れたその場所は
容易にくぷ、と拡がり指を受け入れようとする。 ]
いっぱいしたから、柔らかいけど
[ つぷり、と指を埋め込み、ぐにぐにと蠢かせながら
熱の塊の根本から先端に掛けて、唇を滑らせて、 ]
こっちもしていい?
[ 先端部分に唇を付けたまま、問う。* ]
[どの言葉が彼のトリガーになっているかなんて
口にしたときには気づいていない。
それでも彼が歓ぶのなら間違っていなかったのでは
と、考えに至るけれど。
して欲しい、じゃなく、したい、を選ぶのは
”二人”ですることを連想している自身が居るから。]
……
うん、
[いやらしい誘いに敬語が崩れて、小さく頷き、
気持ちイイ、を想像して彼の手が置かれている下腹が疼く。]
[見慣れた瓶は”行為”に必要なもの。
とぷん、と音を立てて指を伝う粘着質の液体が
ゆっくりと肌に差し掛かる。
後蕾に触れるひやりとした感触に僅かに腰が浮いた。]
……っ、ン、 つめ、た……、
ッ、ぅんッ、……
く……ッ、……
[慣らされた場所は簡単に指を飲み込んでいくけれど、
最初の異物感だけはどうにも拭えない。
シーツを握る手に少し力が籠もる、かと思えば。]
[熱に侵された吐息が先走りを零す先端に吹き掛かり
それだけでぴくん、と昂りが期待に震えた。]
うぁッ、……ぁ、ッ……も、
さわって、るッ……、
[触れているのは唇。
その仕草で問われるならば、熱い腔内に飲み込まれることを
先に知覚されて、かぁ、とまた身体に朱が浮かぶ。*]
[ 行為を許す、ではなく。
欲する意味で、したい、と告げられることで、
一方的ではなく、双方、自分だけではなく
二人で、が成り立つ、と知ったのも
彼と性行為をするようになってから、だ。
愛する事に慣れていたのに、
愛されることはどこか遠くに追いやっていたのだと
愛されて、思われてやっと気づいたしょうのない男だけれど。
小さな頷きを、拾って頬を緩ませたまま
するすると、体は下肢へと向かっていく。 ]
[ 余裕そうに見えているかもしれない。
実際、今すぐ押し入ってぐちゃぐちゃにしたい
までの焦りは流石にないのだが、
ゆっくり手の中で潤滑剤をあたためる
までの気遣いが出来るほどの余裕はなかった。
冷たさにひくん、と腰が浮いて。
そのお陰で、より顔がそこに近づいた、とも言える。
慣らした場所は抵抗感少なく、指を飲み込んでいくが
前準備の段階での異物感はどうあっても、消えないらしいから
それを散らそうと、あれこれ画策するのも、
実は楽しんでいると知ったら、どう思われるだろうか。 ]
うん、もう待てないかも
[ 熱の籠もる吐息を直接浴びて、ぴくんと反応を示されたら
待て、と言われても、遅い。
先走りを舐め取るようにぐるりと先端を舐め回し、
口を大きく開いて、喉の奥まで迎え入れる。 ]
――ンン、……ふ、
[ ゆったりとした速度で、舌全体を裏筋に押し当てながら
行き来を繰り返し、それと同じ速度で、ナカに埋まった指も
膨らみを撫でる。
隠さないで、という言葉はまだ有効だっただろうか
だとしたら愉しげな目線が絡んだ事だろう。* ]
……っぁ、ん、ンぅっ……、
[事前に飲み込まれると分かっていても
見せつけるみたいに舐られたなら、ぞくぞくと腰が震え
咄嗟に揺れた顎を引けば、ぱさりと髪が散った。
熱い粘膜に覆われて、ふ、と唇からも熱が零れる。
隠すことはできなくなっても、無意識に視線が
その熱から逃れるように逸らされて、堪えようと。]
……ぅ、んッ、……ぁ、ぁッ……ぁ、
[──するのに。
内側の腫れた部分を押されたら、喉から声が突いてしまう。]
[どうしても悦んでいることが伝わってしまう。
伝えてもいいと理解はしているのに、羞恥が邪魔をして
伏した瞳に涙が溜まる。
目尻は朱く湛えたまま、盗み見るように
そっと横目に下肢へと視線を移したら、
彼の瞳が弧を描いて此方を見ているのに気づいて]
っや、ッ……ぁ、その、瞳、だ、めッ……、
[力の入らない手を伸ばして、見つめる瞳を隠すように
ぺち、と弱く開いた手のひらで視界を隠そうと。*]
[ 羞恥が快楽を引き起こす事を、何度も
経験して知っているだろうに、それでも
耐えよう、逃れようとするのがいじらしい。
目線が逸らされれば、こっちを見てとばかりに
口腔内でじゅぷ、と音を立てて。
顔が見えなくなった代わりに、甘い声が
上がれば自然と行動に熱が入る。
ねっとりとそちらを眺めて居れば
盗み見るようにちらりと、こちらへ
目線がやってきたか。
その瞬間、朱く染まり潤んだ瞳と目が合って
ぞくり、と肌が泡立った。
と思えば、弱々しく目隠しをするように
手を伸ばされて、陰茎を加えこんだまま
ちいさく、笑って。 ]