人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


シャルロッテは、その日、夜遅くまで部屋に戻らなかった。
(a31) 2022/05/06(Fri) 20:44:44

バレンタインは、同じく、夜遅くまで部屋に戻らなかった。心配する人はいない。
(a32) 2022/05/06(Fri) 20:46:26

「………。」

夕方、誰もいない空き教室。
静かに席に腰掛けて、壁掛け時計の針が進むのを見ていた。

今日は珍しく黒板に文字を書き殴っていないらしい。
淹れた花のお茶のおかげだろうか。
手元にあるマグカップはとっくに冷めていたけれど。

少しの間ぼうっとして、中身を全て飲み干してから教室を後にした。

2022/05/06(Fri) 20:48:01

【置】 花信風 トット

トットの部屋は、トットが一人で使っていた。

寂しがりやのトットが自分から「一人部屋が良い」と申し出た時は、周りから驚かれた事を覚えている。

トットの部屋にはトットしかいなかったから、閉め忘れた部屋の鍵を掛ける人も居ない。

薄く開いた部屋の扉の隙間から、ひとひら。

それから、開けたままの窓から吹き抜けた風が扉を押して。

花を、
 
花を、
  
花を、

   
花を、
  ✱*   
花を、
 ゜
 
花を、
花を、
  *。 
花を。


廊下へと散りばめるように、花を溢した。

部屋の中は行き場のない花に溢れている。
ベッドに、棚に、机に、床に。


遅すぎる花信風が吹く部屋に、今夜トットは帰らない。
(L8) 2022/05/06(Fri) 20:51:47
公開: 2022/05/06(Fri) 20:55:00