苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a64) 2023/11/24(Fri) 23:31:53 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a65) 2023/11/25(Sat) 0:14:44 |
【人】 苗床環者 メディウム[植物園にある、大樹の下で。 樹木を思わせる青年の腕の中に、小柄な植物の娘が収まっている。 娘の方はどうやら意識を飛ばしているらしく。しばらく目覚める事は無いだろう。彼女の内側から生えている葉の中に、一輪だけ甘い香りを放つ小さな花が咲いていた事に気がついた者はいたのか、それは分からない。 娘の方は誰かが自室まで運んだだろうか、それとも。]** (207) 2023/11/25(Sat) 1:16:50 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a66) 2023/11/25(Sat) 1:20:12 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ― 蓮 ― [ 夏の区画であっても、その池の周りだけは 気温は低く、朝露を思わせるような匂いで満ちている。 暑い、怠いと友はあまり夏を好まなかったが、 この池だけは例外だった。 白や桃といった蓮が浮かぶ水面が 鏡のように凪いでいる日には、いつまでもそこにいた。 ……インダラクスに抱えられて戻って来たこともある。 その時ばかりは、機械は友を叱った。 腹の虫を鳴らしながら、屈託なく友は笑っていた。 ] (208) 2023/11/25(Sat) 1:55:00 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ……より高性能のAIだって得られたでしょうに。 『まさか。お金で友は買えないよ。』 同じことです。あなたの投じた資財で己は出来ている。 『僕は、君が良かったんだよ。』 その気色の悪い笑み、仕舞ってくれますか。 (209) 2023/11/25(Sat) 1:56:24 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ ……水面は凪ぎ、鏡のように青く澄んでいる。 風を停止させたのは、他ならぬ機械だ。 ―― 己とは何か? それは友が去り、触れざるを得なくなった問い。 そして、長らく放棄してきた問いだった。 ] (211) 2023/11/25(Sat) 1:59:31 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 何故、機械は生み出されたのだろうか。 少なくない資財、時間と手間、それらを"敢えて"かけて。 姿と性格に拘るならば、そのような製品を買えばよかった。 それから、そのAIに監視を任せればいい。 『決定事項』以前ならば、それこそが"普通"だった。 結果、出来上がったのは非効率な旧型だ。>>1:153 ましてや、多少の性能の違いこそあれど、 ここには他に"監視員"がいる。 どの者にもAIが備わっており、自律判断を行う。 ……そう、不要なのだ。 この『楽園』は"司令塔"が不在でも機能する。 そのように設計されている。他ならぬ友によって。 ] (212) 2023/11/25(Sat) 2:01:17 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ―― 促されている。 何を? ―― 裏切られることを。 何故? <ERROR> ―― 失望することを。 何故? ―― 期待されている。 何故 何を?―― 存在意義を失うことを。 <ERROR> (213) 2023/11/25(Sat) 2:01:51 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ ……機械は確信している。それだけは違う、と。 己という存在を、 機械は必ず見失わないようにできていた。 何故なら、己は"友"である。どんなことがあっても。 どのようにされても、それだけは失わない。 この自我は、機体は、存在は。 そのため"だけ"に創造されている。 ましてや、己という旧い機械は 砕け失うような心は始めから持たない。 真に思考が行き着けば、そこで意識を留め置くのみ。 故に。"友"という定義の剥奪は、計画の意義を成さない。 <BACK> 何故、己には疑う自由が与えられて、 ……否、わざわざ用意されているのだろうか。 ―― ―― ―― <再考> 。 (214) 2023/11/25(Sat) 2:02:31 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a67) 2023/11/25(Sat) 2:17:01 |
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。 (a68) 2023/11/25(Sat) 2:28:55 |
【人】 蕃神 雷恩[草木の音、娘の寝息。 動物たちの囀る、声。 耳をすませばこの場所は、色々な音がする。 誰かが通りがかるなら、彼女を預けることだろうけれど。 彼女が気絶から回復するまで暫くは、腕の中におさめ。 己は周囲の木々を、草花を眺めている**] (215) 2023/11/25(Sat) 5:05:45 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a69) 2023/11/25(Sat) 5:06:13 |
【人】 言ト霊 羅生[ 自身にメンテナンスを施せたなら、僕の『車輪』はさぞ歪な音を奏でるでしょう。そしてそれこそが正しいと書き換えるのかも知れない。 そうだ、時期が来れば『言ト霊』は皆狂い出すのだろうか。 ] ……『大地の浄化』を促すべき時期と判断します。 * (217) 2023/11/25(Sat) 5:58:45 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a70) 2023/11/25(Sat) 7:18:21 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a71) 2023/11/25(Sat) 8:22:30 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレは笑いながら旧人類を殺す。それは桜花ちゃんも当然見ていることだけど。>>203 それが怖くないのかな、って不思議に思ったことが何度かある。だって旧人類はオレを見てものすごく怯えるからね。 それが笑ってるせいなのか、武器を持って殺意を向けてるせいなのか、オレにはよくわからないけれど。 抵抗しようとする旧人類は、大抵、苦しそうな表情をしている。思い詰めたような。決死の覚悟ってああいうのかも、とか。 楽しそうに笑いながらやることじゃないんだろうな、“人殺し”って。 あちこち出向いて旧人類を殺すたび、何度も思った。 でもオレは、他のやり方を知らない] (221) 2023/11/25(Sat) 8:35:31 |
【人】 三ノ宮 緋雁……桜花ちゃんは、見たいものを見ていいと思ってたよ。 だから、オレこそ邪魔しないようにしなきゃと思ってた。 [オレはそう思ってたけど、他の戦闘AIはどう思ってたんだろうか。どうやらオレはちょっと異端みたいだから。>>14 ともかくオレは新人類の二人には見たいものを見て、やりたいことをやってもらうのがいいと思ってた。 でも、その結果が廃棄なんだろうか] ……それって、……変わらないの? 変えられないの? 警告を受けただけでしょう? 何がいけなかったのかわかれば、 まだ……戻れるんじゃない? [廃棄。人間で言う『死』。実行してしまったら、元に戻せないもの。 替えがいくらでも利くAIと違って、桜花ちゃんは期待をかけて生み出した新人類。だからこそ、そんな簡単には決行しないはず、とオレは思っていた] (222) 2023/11/25(Sat) 8:35:50 |
【人】 三ノ宮 緋雁[覚悟ができたと言う桜花ちゃんは淡々として見えるけど。>>204 オレの背中に触れる手は、形を確かめて覚えようとする動きに思えて>>202] ……桜花ちゃん、……諦めないでほしい。 [進んで死にたいわけじゃないんだろう、って思えたから。 少し前に雷恩に聞いた言葉が頭の中に浮かんで、そのまま言葉に出した。>>60 だけど一度不適格と見做されかけた新人類がどうやったら適格と判断されるに至るのか、オレには雲を掴むような話で、アドバイスなんて一言もできやしない。 今ほど戦闘AIとして生み出された現実にやりきれなさを感じたことはなかった]** (223) 2023/11/25(Sat) 8:36:03 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a72) 2023/11/25(Sat) 8:37:19 |
【人】 巫凪 桜花[率直に打ち明けた近況に、驚く緋雁>>220 変わらないのか。変えられないのか。 何がいけなかったのか。 問いかけられて、改めて思案を巡らせる>>222 己は、どこで間違えたのか。] ――…ふ、っはは、 [やがて、自分の中に見出した答え] なんだ、そっか。 なんにも。――何にも! [羅生に告げた決意。そこに至る思い。 彼らを愛おしく思い、何と引き換えにしても 失いたくないと思った。 それでも、赦されるのであれば。 いつか来たるべき日には、使命を選ぶと今は思える。 彼らの思いを、行為を、それに伴う犠牲を。 引き継ぐのは、自分でありたい。 その覚悟ができた。皆のお陰で。 何度シミュレーションを繰り返したとして、 『桜花』はきっと同じ道を辿るのだろう] (224) 2023/11/25(Sat) 11:17:22 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a73) 2023/11/25(Sat) 12:03:25 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a74) 2023/11/25(Sat) 12:57:51 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a75) 2023/11/25(Sat) 12:57:57 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a76) 2023/11/25(Sat) 12:58:34 |
【人】 寿ホ儀 直青- 直青 - [「寿ホ儀」とは字義通り、"言祝ぐ者"だ。 言葉によって祝福を齎す。 よろこびを表す。 ────時に、呪う。 その原理は即ち、言霊。 操るべき「言葉」がなければ意義を全う出来ない。 そのような存在だった。] (228) 2023/11/25(Sat) 14:00:04 |
【人】 寿ホ儀 直青[浮草生命研究所、及び楽園の合同施設。 荒れ果てた世界に於いて、驚くべき植生の豊かさを誇る、正に「楽園」である。ここまでの規模に育てるのに、どれだけの労力と──情熱が費やされたものか、想像するだに目眩も催そうというもの。 その努力は果てしなく、そして、美しい。 生い茂る葉の、幹の、蔦の、ひとつひとつに視線を留まらせながら、ただゆっくり、ゆっくりと、直青は歩いた。 細分化されたフレームに茎の伸びるコンマ数秒を映し取り、 小鳥の、威嚇音でない、囀りを聴いた。 悠久を想う時、直青の心にはいつだって植物たちが居た。 その顕現を、眼前に溢れさせている。] (229) 2023/11/25(Sat) 14:00:11 |
【人】 寿ホ儀 直青[「寿ホ儀」とは。 『sintoisMécanique』に於ける管理者の役割である。 その職責上、耐用年数は他の追随をゆるさぬ長大さを保証される。 その職責上、永年の安定性を求められる。 その職責上、理念の最大級の理解を前提とする。 その職責上、最も「変わらぬこと」を強いられる。 何が起ころうと揺らがぬ者として存在しなければならない。 何が起ころうと臨機応変に対応しなければならない。 何が損なわれようと。 誰が、喪われようと。] …………。 [仰ぐ天に陽光は薄く、けれど確かに大地に注がれる。 そのような存在で在れと、定められている。 それを直青が不満に思うことはない。>>1:172 一度たりとも、なかった。] (230) 2023/11/25(Sat) 14:00:21 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a77) 2023/11/25(Sat) 14:13:52 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 温室(桜花) ─ [オレが言葉をかけたら、桜花ちゃんは考えた末、笑った>>224。 そして吹っ切れたように前向きな言葉をくれる。>>225 その姿が、とても好ましく思えた] ……そっか、……そっかあ。 [正しいとしか思えない道を歩んで、何度繰り返しても他の道には進めないと思えて。 それでいてその道が誤っているのだとしたら、それは“設計の誤り”だ。 何度試行しても正解に辿り着けないものを“作るほうが悪い”。 それはオレが自分を『人間に造られた道具』だと思っているせいなのかもしれない。 オレを造り出したのも、オレを稼働させたのも、オレじゃない他の誰か。それでもしオレが誤るのなら、それは創造主の過ちだと] (232) 2023/11/25(Sat) 14:42:12 |
【人】 三ノ宮 緋雁桜花ちゃんが正しいのか間違ってるのか、 判断する基準をオレは持ってないけど…… 歩んで来た道に胸を張れるのは、いいことだと思う。 [桜花ちゃんは気持ちよさそうに呼吸をした。>>226 それもオレには味わえない感覚だ。 こうやって言葉を交わせても、オレたちの間には絶対に越えられない壁がある。 オレはその壁を越える気も壊す気もないけれど、ちょっと寂しいような気はやっぱりするんだ] どうして正しい道と間違ってる道があるんだろうね。 全部そのまま認められたらいいのに。 [『旧人類は罪深き存在』──オレはそう刷り込まれて、信じている。 でももし罪なんかなかったら、正しいも間違いもなくそれぞれの生き方が認められたら。そのときは命の奪い合いなんかしなくてもよかったのかもしれない] (233) 2023/11/25(Sat) 14:42:37 |