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【人】 専門学生 結城 しろはお疲れさまでした。 [万里に挨拶し、職場を後にした。 民泊に一旦戻り、ざっとシャワーを浴びて 白いオフショルダーのブラウスと 紺色のフレアスカートに着替える。 日焼け止め対策をし、お化粧を直して ショルダーバッグに荷物を詰め直し。] ―――…… [スケッチブックをぱらぱらと捲った。 何だかんだ、ここに来てから結構な枚数を描いていた。 青い海、離れた小島、行きかう人や鳥。 自分では大したことのない落書きだと思っていたけれど、 こうして改めて眺めると愛着じみたものも感じる。] (2) 2022/07/31(Sun) 10:17:34 |
【人】 専門学生 結城 しろは[……自分の目から見た世界を、綺麗だと言ってくれた。 万人に認められずとも自分にとっては価値があるのだと。 嬉しかった。 ここには素敵なものがたくさんあると、 夏を満喫したいのだと語ったあなたの世界は まるでこの海みたいにきらきら輝いていて。 一緒に居ると胸がどきどきした。 いつからかあなたをもっと知りたいと思うようになっていたの。] (4) 2022/07/31(Sun) 10:26:05 |
【人】 専門学生 結城 しろは[白紙のページまで一通り捲った後、 スケッチブックをバッグに入れて部屋を出た。 ……さて、どうしようかな。 今の所急用が入ったというような連絡は来ないけれど。 スマホのアプリを開き、オスカー宛にメッセージを。] 『ひとなつ荘の裏手で待ってます』 [とだけ送って。 夕陽に照らされる海を眺めながら、 彼が現れるまでのんびり待っていた。**] (6) 2022/07/31(Sun) 10:34:41 |
【人】 専門学生 結城 しろは[オスカーがいつも終業後も皆より遅くまで残って 火の元を確認していることは知っていたので>>20 連絡が遅くなったことを特に不思議には思わなかった。 湯上りを告げるメッセージに 「OK」と林檎のゆるキャラスタンプを送り 「ゆっくりで大丈夫」と追加で。 昼は昼で賑やかな喧噪がまぶしいけれど 日が沈み夜に代わっていくこの時間帯は どことなくミステリアスに思えて好きだった。 日陰で何をするでもなくぼーっと佇んでいると バイトのグループチャットにメッセージが入る。>>21 蛇ヶ原が打ち上げについて提案しているらしい。] 寿司パ…… [思えば今まであまりそういうのにも縁がなかった。 なんかいいな、そういうの。とくすり微笑んで。 「行けそうなら参加したいです」と送った。] (56) 2022/07/31(Sun) 15:41:54 |
【人】 専門学生 結城 しろは[そうして道行く人を眺めていると どこからか聞きなれた声がかかる。>>45] はい、お待ちました。…なんて。 [なんて、冗談交じりに言いつつ 彼の方を向いて微笑んだ。 ラフな柄シャツに ハーフパンツという恰好は涼し気で、 いかにも夏を満喫する彼らしい格好だ。] (57) 2022/07/31(Sun) 15:43:16 |
【人】 専門学生 結城 しろはありがとう。いつも付き合ってくれて。 [用があるなら言う、と言っていたし 彼自身も自分の絵を見たいと思っているから 来てくれているのだろうことは分かっている。 でも、色んな夏のイベントに心躍らせているであろう彼を こんなことに付き合わせていていいのかな、なんて。 ……ちらり思うだけで、口に出さないあたしはきっと狡い女だ。 ]少し海辺を歩いて、灯台のあたりまでいかない? 今日は夕暮れの海を描こうかなと思って。 [そう促し、了承が得られれば歩き出そうとするけど。**] (60) 2022/07/31(Sun) 15:53:54 |
【人】 専門学生 結城 しろは[こちらの姿を見たオスカーがぽかんと口を開けて固まった。 まじまじと視線を感じ、じわりと頬に熱が昇る。>>74] え、あ、う、うん。 たまには……こういうのもいいかなって。 ……その、変だったりしない、…? [確かにブラウスは肩を出しているし、 フレアスカートは膝丈より少し短めだ。 オフの時は大体シンプルなワンピースとか、 カジュアルなシャツあたりを着ているので いつもよりちょっと大胆に見えるかもしれない。 ちらり、上目で反応を伺いつつ。] うん。こちらこそどういたしまして。 そう言ってくれるなら良かった。 迷惑になってたりしないかなって ちょっと心配だったから…… [一礼をするオスカーにはにかんで。] (88) 2022/07/31(Sun) 21:28:51 |
【人】 専門学生 結城 しろはうん、そうね。 モチーフとしては王道だし、人気があるわよね。 海と空に広がる色が華やかで、 ちょっと物寂しくて、圧倒される気がするもの。 水平線に沈む夕日って。 ふふ。そう言われると 何だかちょっと緊張するけど。 ……えっ、あ、う、うん。ありがとう。 [荷物を持とうかと申し出るオスカーに 咄嗟に戸惑いを覚えたものの 流れでそのまま差し出してしまい。 礼を言い、浜辺を並んで歩き出す。] (89) 2022/07/31(Sun) 21:29:50 |
【人】 専門学生 結城 しろは……なんだか、今日のオスカーさん 本当に王子様みたい。 [格好こそ夏の若者って感じだけれど。 恭しい礼と言い、エスコートの仕方と言い。 いつもよりもそんな風に感じるのは 黄昏の空気がそうさせるのだろうか。] (90) 2022/07/31(Sun) 21:30:29 |
【人】 専門学生 結城 しろは[その途中、洞窟の話を聞けば。] そう……なの?知らなかった。 [灯台へも歩くと結構距離があるし その先へは行ったことがなかった。 夜遅くなるかもしれないし、 何となく危なそうなイメージもあるし いつものしろはならそうなんだ、で 終わってしまっていたかもしれないけど。] ……ちょっと行ってみたい…かも。 [そう零したのは、 絵以外のことにも意識を向けてみようと 辺世と話した矢先だったからかもしれない。**] (91) 2022/07/31(Sun) 21:32:23 |
【人】 専門学生 結城 しろは……うん、そう、なんだけどね。 [迷惑、だったらわざわざ来ないだろう。>>96 それもわかっている。 ずるい言い方をしているなと思いながら 少しだけ自嘲した。 いつも通り。 いつも通りとはなんだろうか。 奇しくも彼と同じことを思いながら。 のんびり浜辺を歩きつつ ふいに王子のようだと形容すれば 心なしか、オスカーの表情が翳ったように感じられた。>>97 あまり言われても嬉しくない言葉だったろうか。] (101) 2022/07/31(Sun) 23:13:36 |
【人】 専門学生 結城 しろは………、変な表現してたらごめんね。 かっこいいなって思っただけで 深い意味はないの。 ……でも、そうよね。 オスカーさんにとっては当たり前のことなんだよね。 [それこそお国柄、自然としみついた所作。 女性になら誰にでもやることであって、 相手が自分だからじゃない。 それこそ深い意味があるわけじゃない。 もし今に隣にいるのが自分でなくても きっと彼は同じようにしたのだろう。 もしかしたら本当は、 自分なんかよりももっと 相応しい子が居るのかもしれない。 …ネガティブな考えが浮かびそうになって 慌てて首を横に振った。 少し眉を下げて笑みを作る。] (102) 2022/07/31(Sun) 23:14:23 |
【人】 専門学生 結城 しろは……軽自動車乗りの王子様でもね。 あたしはオスカーさんにエスコートされて嬉しいよ。 王子様みたいだから、じゃなくて。 「あなたが」エスコートしてくれるのが嬉しい。 一緒にこうして歩けるだけでも。 [ぽつぽつと零すそんな言葉が 彼にどこまで伝わったかは、分からないけれど。] (103) 2022/07/31(Sun) 23:16:05 |
【人】 専門学生 結城 しろは[そうこうしているうちに灯台近くまでたどり着く。 洞窟に興味があると零せば入り口まで寄ってみようと促され>>99] あ、……いいの? うん、じゃあ、せっかくだしちょっとだけ……。 [条件には頷いて、洞窟の方まで歩を進めようと。 暗がりに行くのは危ないのもあるし、 彼はあくまで「絵を見に来た」わけだ。 関係ないことに付き合わせてしまうのが 悪いなという気持ちも少しあり。] ん……結構暗いのね。 [慎重に、慎重に。転ばないよう足元に気を付けて 彼の後ろに続いて少しずつ階段を下りていく。] (105) 2022/07/31(Sun) 23:20:27 |
【人】 専門学生 結城 しろはうん…… [首を振るオスカーに頷く。 彼は何も悪くない。 彼の一挙一動に、 特別な意味などない言動に あたしが勝手に振り回されているだけ。 勝手に期待して、勝手に気を落としているだけ。 ]それは……… [如何程の縁を築いているかによる。>>111 それはどういう意図だろう。 彼の台詞からは、 自分が"どの程度"のエスコートをされているのかは 掴めなかったけれど。>>112] …………、なっ、 ぅ、 [続いた言葉>>112には動揺してしまう。 頬をさらに染め、(彼曰く林檎のようにして)あわあわしていたとか。] (132) 2022/08/01(Mon) 9:19:50 |
【人】 専門学生 結城 しろは[薄く出かけた月の光も暗がりは オスカーから声をかけられて、 つい裾を掴んでしまったことに気づいた。 ごめん、と口にしかけたものの。] ……あ、……っ、 [不意に肩を引き寄せられて ドクリと心臓が跳ねた。 おそるおそる、気持ち彼の方に体を預けて 歩きづらくならない程度にそっと寄り添う。 ひんやりとした洞窟の中で 肌に触れる彼の手だけが温かい。 距離が近くて―――心の声まで聞こえてしまいそうだと、そんな錯覚をしながら。>>113] (133) 2022/08/01(Mon) 9:22:33 |
【人】 専門学生 結城 しろは………うん。ありがとう。 嫌なわけ、ないわ。 [伝わる体温も、気遣う声も心地よくて。 ぽう、と胸の内に明かりが灯るよう。 縋るようにしながらゆっくりと階段を下りていく。] …あのね。 あたしずっと絵ばっかり描いてきたの。 でも、思うようにはいかなくって。 才能無いって薄々感じながら、惰性でやってた。 [歩きながらふいに、ぽつりと口を開いた。 それは、「何か心境の変化があったのか」 という問いへの答え。] (134) 2022/08/01(Mon) 9:24:59 |
【人】 専門学生 結城 しろはでもね、ここに来て、色々人と話してて思ったんだ。 身の回りには本当は絵以外にもたくさん素敵なことがある。 あたしはもっとそういうのを見るべきなんじゃないかなって。 別に絵のこと、やめるとか諦めるとかじゃなくって。 知らないこと、新しいこと。 ……怖くてももっと知りたいなって、思ったの。 [洞窟の、暗い穴の手前。 そこまでたどり着いて一旦歩を止めた。] (135) 2022/08/01(Mon) 9:26:37 |
【人】 専門学生 結城 しろは……あなたは、 いつも全力で好きなものを楽しんでて、 素敵なものをたくさん見つけられて、きらきらしてる。 そんなあなたの傍にいると力を貰える気がして。 今だけじゃない。 ずっと、あたしの光みたい。 [少しだけ手が震えてしまって、 服を握る力を強めた。 赤い顔のまま微笑みを浮かべ、 まっすぐオスカーの方を見上げる。] (136) 2022/08/01(Mon) 9:28:40 |
【人】 専門学生 結城 しろはあたしね。 ……もっと、オスカーさんのことを知りたい。 もっと、あなたの心に、あなたの世界に触れてみたい。 [自分のことを、綺麗な心を持っていると言ってくれた。 でも、誰かのことをそんな風に感じられる あなたの方が素敵なのだ。 この人の世界を、もっと知りたいと思う。だって。] ………あなたは確かに、 あたしにとって、特別な人なのよ。** (137) 2022/08/01(Mon) 9:35:32 |
専門学生 結城 しろはは、メモを貼った。 (a37) 2022/08/01(Mon) 16:15:07 |
【人】 専門学生 結城 しろは[オスカーの反応は、少し意外だった。>>186 上手く言えないけれどどこか……そう、 嘆いているような、落胆しているような。 肩を抱いていた手が、ゆるりと背を撫でて腰に降りる。 どこかでスマホの鳴る音がしたけれど、それは遠く。 ただ彼の青い目を見つめていた。] ………うん。ありがとう。 そう思ってもらえていたこと、嬉しい。 [彼にとっても特別な人だと言って貰えることは素直に嬉しい。 胸にあたたかな気持ちが灯るけれど、まだ続きがあるようで。 口を噤み、それを聞く。] (196) 2022/08/01(Mon) 23:20:37 |
【人】 専門学生 結城 しろは…………。 [その口から続いた言葉は少々意外で すぐに全て理解はできなかったかもしれない。 でも。 もがきながら絵を描く結城しろはが好ましい。 望み通り光のようにふるまって 優しくしてあげることもできるけれど その結果腑抜けて飛ぶのをやめてしまったら、 彼の惹かれた結城しろはではなくなってしまう。 そういうこと、なのだろうか。 ………ああ。そう、だったのか。 はじめて聞いた。そんな彼の内心を。 "そんなに大層な人間ではない" "どうしようもなく身勝手"だと語る その本音は確かに業深いと言えるのかもしれない。>>190 けれど、嫌な思いにはならなかった。 むしろ―――― ああ、初めて名前を呼んでくれたな。 >>191] (197) 2022/08/01(Mon) 23:22:03 |
【人】 専門学生 結城 しろは……ふふ。 [くすりと笑みが零れた。 どうするかって? 考えるまでもなく、酷くあっさりと答えは出た。 自分自身でも驚くくらいに。] (198) 2022/08/01(Mon) 23:22:31 |
【人】 専門学生 結城 しろは――じゃあ、攫って。 [彼の顔を見て言い切る。] …オスカーさんは、 悩んだり、苦しんだりしながらも ひたむきに絵を描いている 結城しろはが好きなのよね? それならあたし、迷わない。 [光の王子様どころか、影の王子様ですらない。 そんな彼に惹かれてしまった。 けれど、――今、おかしいくらい全身が沸き立っていて。 まるで生まれ変わったみたいだ。 これが今までの自分に足りなかったもの。 そんな感覚すらある。] (199) 2022/08/01(Mon) 23:27:44 |
【人】 専門学生 結城 しろは優しく可愛がって、どろどろに溶かして、 溺れさせて、あなたのものにしてほしい。 激しい熱情に身を焦がす芸術家は、 きっと素敵な絵を描く…そう思わない? [ねえ、今の今まであたしも知らなかったの。 自分がこんな人間だったってこと。 芸術家を目指すような人間なんて、 本質はみんな情熱的で夢見がちなのね。 またメッセージが鳴って、 彼がちらり、スマホの画面を確認する。>>192 あたしには誰からのメッセージかも その内容も知りようがない。 でも。 彼の頬を両手で挟んで、 そっとこちらに向けさせる。] (200) 2022/08/01(Mon) 23:30:09 |
専門学生 結城 しろはは、メモを貼った。 (a48) 2022/08/01(Mon) 23:47:33 |
【人】 専門学生 結城 しろは[―――確かに、はじめは。 彼の言う通り、上手くいかないことに疲れていて。 ただ安らぎと安寧を求めたのかもしれない。>>187 この感情は自分にない物を求める憧憬。>>188 そうなのかも…そうだったのかもしれない。最初は。 けれど、彼が。 いつかどこか遠い国に帰ってしまう彼が。>>191 ただ優しいだけのひとではないと語られて。 これ以上踏み込むことは、 不幸を伴うかもしれないと諭されて。 それでも、と思った。 結城しろはの望みは変わらない。 あなたの心を、世界をもっと知りたい。>>137 ただ絵を通して繋がっていただけの関係から 今はじめて、少し深い部分に入り込めたような気がする彼に。もっと。 あなたに触れたい。 ] (241) 2022/08/02(Tue) 16:31:57 |
【人】 専門学生 結城 しろは[頬をてのひらで閉じ込めて。 言葉に気持ちを乗せれば彼がふいに笑った。>>215] ……正妻、ムーブ……? [何かを納得したような声と言葉。 その意味をちゃんと理解する前に、 く、と顎が指先に掬い取られる。 触れる指の感触に まるで暗示にかかったように逆らえなくて、 ただ心臓の音がうるさかった。] (242) 2022/08/02(Tue) 16:32:17 |
【人】 専門学生 結城 しろは[宣誓めいた宣言。 それは酷く甘美で、それでいて情熱的で、 どうしようもなく全身が熱い。] ―――― はい。 [うっとりと目を細め、彼だけを見つめて微笑んだ。*] (243) 2022/08/02(Tue) 16:32:58 |
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