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【人】 綴り手 柏倉陸玖「──ああ、おはようございます、先生。 いえ、随分張り切っているなあと思って。」 生徒会副会長は、いつも朝早くに登校する。 他の生徒の模範である為に、 そして何より日々山積みの雑務雑事を済ませてしまう為に。 今はその足を止めて、活気のあるグラウンドを眺めていた。 そこに通り掛かった教師の声で、ふと我に返った所。 「頼もしい後輩達も居ることです。 今年の体育祭も、きっと上手く行きますよ。」 そんなふうに当たり障りの無い言葉を交わして、 慌ただしい朝の時間、足早に去って行く教師を見送った。 (15) 2021/10/25(Mon) 13:55:58 |
(a15) 2021/10/25(Mon) 13:58:43 |
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