54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】
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[どうしてだか今日は
事を荒立てる気にはならず、
気配を殺して、機を待つこととした。
壁に背を預け、腕を組み、
微動だにせずに
どのくらい経った頃合いだったか。]
[通り過ぎようとする彼の手を掴んで
自室に引き入れ、
壁と扉と腕の狭間に閉じ込めて、]
──────ジャック
[耳孔に吹き込む。]
[欲望を解放させるのと同時に
また、追い上げ弾けさせる瞬間に
名を呼び
体に覚え込ませた。
何度も、何度も何度も、繰り返し。
情動を目覚めさせるべく
あの日々と同じように、
熱
っぽく。]*
[部屋風呂で大欲情とかふざけたことを考えたが
想う相手と二人きりとはいえ
そんなことにはならなかったと思う。
……たぶん。
だって自分は────…]
……ッとうが、さ……ッ
[シャワーで盗み見るたび
貴方に抱かれてみたい、って願ってた。
家に帰れば目に焼き付けた肉体を瞼の裏に描いて
名を呼びながら前を擦り
後ろには玩具を入れて捏ね回す。
そうやって何度妄想で汚したかわからない。]
[だけど、好きなのに。
好きなはずなのに、彼では足りない、届かない。
的確に善い所を抉ってくれる機械に
じわじわと追い詰められ続けて、焦れて。
最後の一歩を押し上げてくれるのは
いつだって────…]
……っ、イノセント、さま……ッ
あ、イキ、たい……イキたいです……ッ
[こんな玩具ではなくて
あの逞しいもので
腹側の浅いところと奥をごりごりと抉って欲しい。
オレの名前を、呼んでほしい。]
[記憶の中のあの人の唇が動いて、それで]
────……〜〜ッッ
[毎日の様に、こうやって慰めていた。
だけどもっと強い快楽を識ってしまっている身体は
これだけで満足するわけもなく
熱は燻り続けて……]
[どこか消化不良な心地で廊下に出て
歩き出したところだった。]
……っ!?
[隣の部屋の扉が開いたかと思うと
手を強く引かれ、部屋の中に引き込まれていた。
自慢じゃないが体躯には恵まれている。
拐われる想定なんてないから
咄嗟に声を上げる選択肢は思い浮かびもせずに。]
[吹き込まれる、熱っぽい声。
頭で理解するより先に
身体が、細胞が憶えている。]
――……ッ、ン、っぁ……ッ
[咄嗟に胸を強く押して離させようとするが
ゾクゾクと背筋が震えて、
腹の奥が切なく収斂してしまう。
――イノセント。
きつく睨みつけ歯を食いしばれども
軽く達してしまったのは
その前に漏れた甘さを含む声と震えから明らかだった。**]
──さて。のんびりしようか。
[うーんと両手を天井に上げて背伸びの運動。さんしー]
一年前の丁度今日なんだよ。
今年も色々あったねぇ、って君に話しかけたの。
君は憶えていないかもしれないけれど……
君のおかげで幸せな一年だったよ、ありがとうね。
というわけで
差し当たり君の(使う予定の)お布団くんをいつも通り寝取っておくかな……
[ごろごろぐでぐで。そういえば君は枕が変わっても眠れる人だったかな?僕はあまり眠れない方なんだよな。
でも君が居てくれたら眠れるのかもしれないね。]
出会ってもうすぐ二年。付き合い始めたら一年か。
[お湯をすくいあげるようにしては零し、立ち上る湯気が空に吸い込まれていくのを見上げながら呟く。
付き合ってから、クリスマスパーティーがあり、その後の映研の部長決め等も恙なく終えつつも、皆特定の誰かに向ける眼差しに熱を孕んでいるように見えたものだが、傍目に見ても自分はそうだったのだろうか。
その後も美術学部の手伝いがてら編集をしたり、映画館デートにいったりとしていくうちに、杏音の誕生日を迎えた。自分の誕生日はといえば付き合う少し前、10月だったからしばらく先だな。なんてこともあったか。
卒業してった先輩や、新しくやってきた後輩。冬から春への変化は一つの約束の日の訪れることも意味していた]
― 回想:春 ―
[穏やかな陽気に新しい出会いとか別れとかがあるとかないとかいう春。
寒さを越えた先に生命が芽吹く、そんな美しさや爽やかさとは似つかわしくない無精髭な男は仰々しく礼をとって]
お迎えにきましたよっと。マイ ディア……
[いい加減なのか畏まっているのか、おどけた態度や皮肉気な笑みは大概変わらないものだが、親密に踏み込んだような言葉をかけるのは一人だけ。
そんな先輩は後輩の恋人を迎えに来たのであった*]
── 麗らかな春の日 ──
[お風呂に浸かりながら、先ほどの先輩の言葉を思い返して。
先輩は自分の言葉を吐くとか言ってたけど。
付き合い始めの頃の、気障な態度を思い返してくすりと笑う。
あれはそう。約束した花筏を見に行く日。
先輩は家まで迎えに来てくれた。
お道化た態度に気障な言葉。
私は何時ものようにはにかんで。]
ありがとうございます。空先輩。
[どこかのお姫様のように手を差し出して。
空先輩が繋いでくれるのを待った。
体と同じ、大きくて厚みのある手。
包まれたら、何処にいるよりも安心するし……
少し、落ち着かないような気持にもなる。]
[如月駅まで並んで電車に乗って。
街並みは、麗らかな春の日差しに満ちていた。
川沿いを歩けば、桜並木が見えてくる。
淡い
桜
色の花が視界一面を覆って。
流れる川面には花筏が浮かぶ。
対岸の岸辺には
菜の花
が咲き誇り。
ぽかぽかと温かい。麗らかな春の日がそこにあった。]
気持ちの良い空気ですね。
[胸一杯に息を吸い込んで。
白ともピンクともつかない淡い花が、はらはらと散るのを見上げる。
冬は人気の無かった川沿いも、花見客で賑わいを見せて。
子ども達の笑い声がこだまする。]
[先輩を見上げて、微笑みかけて。
春の日を、先輩と一緒に過ごせて、嬉しいと。
きっと顔にかいてある。]
……先輩。お弁当作ってきました。
お花見しながら、食べましょう?
[何時かの約束。
朝早起きして作ったお弁当。
先輩が喜んでくれると良いなって。
小さくはにかんで、繋いだ手をきゅっと握った。*]
── 麗らかな春の日 ──
お手をいただき光栄の至り。
[なんて、道化た態度もここまで、下手なウィンクを一つ杏音に向けて、お姫様の手をとって]
そいじゃあいこうか。
[荷物持とうか?なんて聞きながらも手を繋いで電車に乗って如月駅。
改札を抜けて去年の眺めて約束した春の如月川。あの時から一歳大人になった彼女とともに向かった]
[冬の景色とは違う陽気と朗らかな人の集い。
彼らは自分たちと同じで川辺に咲く桜。散った後も短い生を存分に魅せてくれる花筏を楽しんでいるのだろう。]
ああ、晴れてよかった。雨は雨でもいいが、どうせなら賑やかな光景ごと過ごしたいからな。
大切に楽しむことができる場所なんだなってわかるしな。
[特に子供の笑い声も、少々ぐずって泣く幼い子の声もよいものだ]
[そんな人ごみだ、自然とはぐれないように、そして慌てないように腕どころか杏音の肩があたるほど近くまでそっと引きながら、ゆっくりとした足取りで紅や白、菜の花の黄色が混じった風景を楽しんでいて]
お、その荷物はそういうことだったか。
断る理由がないな。ごちそうになるぞ
[ぎゅっと握って愛らしくはにかむ杏音を見て]
ところでそういう健気なところも可愛らしいとこだって思うんだが、そこのところ杏音はどう思う?
[なんて普段から自分を可愛いといって憚らない杏音に、可愛いと思った要素を口にして笑みを返した*]
[子どもの声に相好を崩す空先輩に、ふふっと笑いかけて。]
雨が降ったら、桜が散っちゃうから。
散る前にこうして一緒に歩けて嬉しいです♪
大学の講義が空いた時間とか。
ほぼ毎日この道を歩いてるんです。
……先輩も、時間があったらお散歩ご一緒しませんか?
桜が咲いてる時期だけで良いから。
[ダメ?と問いかけて。
前、甘やかそうと具体例を挙げた時よりは、難しい事は言ってないはずだけれど。
あの時挙げられた例は極端すぎたから。
少しだけ、緊張しながら。
繋いだ手に、力が籠った。]
[お弁当を快諾してくれた先輩が、少し意地悪な質問をしてくる。
むぅとほっぺを膨らまし。]
……ぞ、存分に。
惚れたら良いと思います。
[呟いたら、ツンと顔を上げて、少し大股で歩く。]
お弁当。美味しくてほっぺ落ちてもしりませんからね!
[憮然とした顔で告げるのは、憎まれ口だ。]
[点々と川原に座る人達の中。
自分達もレジャーシートを広げて。]
どうぞ。
[差し出したお弁当。
ゆで卵の牛肉の甘辛巻き。
ミニトマトとブロッコリーとチーズのミニ串。
紅白の蒲鉾。
鮭と、昆布と、塩むすびのおにぎり。
どこか定番とはずれたお弁当は、自分が小さい頃、母が運動会で作ってくれたお弁当。
小さなお重に入ったお弁当を、先輩に差し出した。*]
―とある少年のXX―
[学校指定のランドセルなんてものは、
たしか、年齢が二桁に届いた頃にはもう、
背負うのをやめて、部屋の飾りにしてしまっていた気がする。
珍しく仕事を早退したらしい父に連れられて、
病棟の廊下を歩く。どこかの病室から、泣き声が響いていた。
難産だった、と聞いたのは、このときだったか、
それとも父方の祖母からだったか、はっきりしない。
ただ、母子ともに危険な状態、というワードだけが、
鮮明に記憶に残っている。
死にかけて、命を懸けて、こどもを産んだ。
生も死も、頭では理解している年齢だった。
だから、こどもなりに、大変だったんだな、と慮る。
ベッドの上の母は、点滴の管を繋いだまま、
やさしく、赤子に語りかけていた。]
「迅、ほら、妹ちゃんよ」
[招かれるまま、母の腕の中の子を見下ろす。
ドキュメンタリーかドラマかで見た生まれたての赤ちゃんは、
しわしわでまっかっかだったけど、
母に抱かれた妹は、家族と同じ肌の色をしていた。
言われるままに母の腹に触れたり、声をかけたりしたけど。
そこからこれが出てきたのだ、と言われても、
すぐにはピンと来なくて、じっと見下ろす。
両親に促されて、そっと指を伸ばしてみる。
筆箱の中の消しゴムと大差ないくらい小さなてのひらに、
きゅ、と指先を握り込まれて、慌てて引っ込める。
微笑ましげに笑い合う両親とは裏腹に――
そのちいささが、おそろしい、と思った。]
[妹と母が家に帰って来てからも、
この頃は、積極的に世話をするなんて考えはなかった。
触れたら壊れてしまいそうで、
人形じゃなくてニンゲンなんだから、それは即ち死で、
かあさんが目を離している間に、そっと顔を覗き込む。
息をしている。動いている。……生きている。
それだけを、確かめるように眺める毎日だった。
母の薄くなった腹と赤ん坊を見比べては、
あの中にどうやって入っていたのだろう、と不思議に思って、
余計にこわくなった。
ニンゲンの身体の中にニンゲンが居る。
生命の神秘、と今なら一括りにしてしまうそれが、
小学校卒業を目前に控えた身分では、
どうにも得体のしれない何かという印象が拭えなくて。
ひとりで座るようになる頃には、
自分の膝の下までしかないこの子を、
うっかり蹴ろうものなら死なせてしまうのだと、
その事実がひたすらにおそろしかった。]
[赤ちゃん言葉で話しかける父や母を、
どこか冷めた目で見ていたし、
自分から妹になど、ろくに声をかけた記憶もない。
ちょっとしたことですぐ泣く赤ん坊という生き物が、
鬱陶しいとまではいわずとも、
自分の世界に組み込むまでもない存在だったことは確かだ。
部屋にこもって、ヘッドフォンをMDプレイヤーに繋ぐ。
音楽をかければ、一人の世界は簡単に出来上がった。
そうやって一切を遮断して自分を切り離していたように思う]
[その意識が変わったのはいつだっただろう。
自分ひとりで歩き始めた妹は、
父でも母でもなく、よく兄を追いかけるようになった。
なんでもないカーペットの段差で転んで、
まあるく驚きを示した目と、視線が合う。
この頃にもなれば、ああ、泣くな、と
此方も赤ん坊の相手に慣れてきている頃だった。
腹が減っては泣き、眠くても泣き、何もなくても泣く。
――けれど予想に反して、すっくと立ち上がった妹は、
必死で泣くのをこらえながら、ひしと足にしがみついてきた。
泣いている間に、兄が泣き声を避けて二階にあがることを
学習したのか、はたまた偶然だったのか。
思春期と反抗期とで気が立っている兄に、
そうとは知らずにしがみついて、
にぱ、と笑ったのだ。
目に、大粒の涙を浮かべたままで。]
[転んでも抱き起こしもせず、
近寄りもせず、ただじっと見ていただけの兄が、
そこに居てくれたことが嬉しいのだと言わんばかりに。]
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