人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【人】 中等部 バラニ

「おはよう!生徒諸君!
 いち、にい、さん……うん?」

いつもように全員が揃っていることを確認していてすぐに気づく、ひとり少ないのだ。

「ジャステシアくんの姿が見えないようだが……
 誰か姿を見てはいないかね?」

生真面目な彼女が……と怪訝そうにしながら、皆にひとつ尋ねてみて。
(3) 2022/04/29(Fri) 21:09:02
/*
こんばんは、父親はアロサウルスです。
この共鳴の空間を、不思議なテレパシーか
二人きりの場所か決めたいと思うのですが、どちらが良いと思いますか?

「………………」

朝食とは別の時間帯。
食堂や生徒達が集まる場所からは少し離れた空き教室の一つ。
使われていない教室の机や床は少し埃を被っている。
最低限必要な椅子と机だけ軽く掃除を済ませてから、黒板の前に。

かつ、かつ、かつ。

チョークが黒板を叩く音。
狼を呼ぶ合図の音だ。

チョークが黒板を叩く音。
それが何なのかを、知っている。
大人たち≠手伝わなければならないと
言いつけられた自分たちに教えられた、合図のひとつ。

「……」

恐る恐る。
廊下に誰も居ない事を確かめてから、
そっと開いた扉から身体を滑り込ませた。

【人】 中等部 バラニ

問い掛けに答えた姿をひとつずつ見て、改めて誰も彼女を見かけていないことを確認すれば険しい顔になって。

「なんということだ、あのジャステシアくんが……」

寝坊だろうか、体調不良だろうか。
いずれにせよ彼女が誰にも断りを入れずに姿を現さないというのはいつも通りでなく、この状況に何か違和感すら覚えてしまう。

「仕方あるまい!
 今日の朝食はジャステシアくんに代わってこのバラニが!
 君たちが好き嫌いなどしないように目を光らせておこう!」

いつもならば彼女がする仕事を勝手に引き継ぎ、そう宣言して。
上級生であまりこういった事したがる人間はおそらく少ないのもあるが、バラニは結構仕切りたがりだ。
(11) 2022/04/29(Fri) 21:28:04
トットタッタ、トットタッタ。
軽い足取りは秘密の教室へ。
ひょっこり顔を出せば、『なかまたち』の姿を見つけてニンマリ笑顔になる。

騒がしいトットではあるけれど、これが秘密であることは知っている。
一言も声は出さずに入って、椅子に座った。

「♪」

『よくできました』

静かに部屋に集まった仲間達にまずはご褒美。
この班の中で大人たちからの言いつけを受けたのは、ここにいる自分たちらしい。

『皆さん、自分に与えられたお仕事の名前は覚えていますか?』

チョークの音だけを響かせて、その下に"凶狼"と書く。
大人を手伝うものに与えられた特別な呼称。
きっとそれぞれが持っている筈だ。

【人】 中等部 バラニ

「それから、そうだね……
 朝食を食べ終えたら、少し様子を見に行ってみるとしようか。
 ジャステシアくんにとっては、あまり見られたくないかもしれないが」

あれこれとバラニなりに場を仕切りながら、次にするべきことを考えている。そうだ、ひとつと思い出したように。

「いくら食べ盛りだと言っても、ジャステシアくんの分まで食べてしまわないようにしなければね」
(16) 2022/04/29(Fri) 21:42:23
「えっへへへ」
「はいはいっ おれねー えとねー なんだっけ……」

褒められればまた笑顔に花を咲かせ。
書き記された質問には、ピッと手を上げてから、ちょっと考えて……。

「白……のやつです 白狼っ!」

「う、うん……。
 えっと、……おう……皇狼?だって」

馴染んだ顔を見て、ほっとしそうな反面
大人たちから与えられた役割を思うと、
あまりほっとも出来ないクロノは、
変わらず陰った少女の顔のまま。

「……大人たちの手伝い……、
 わたしに、出来るのかなあ……」

【人】 中等部 バラニ

「トットくん、つい先ほどジャステシアくんの分は残さねばと言ったばかりだ」

こちらで確保しておかねば食べつくされてしまうのではと、バラニは危機感を抱いた。

「だが食べ盛りなのは良いことだね、無理しない程度によく食べたまえ……よく噛んでだぞ!」
(23) 2022/04/29(Fri) 21:59:21

『──大丈夫だ、    。』

『人の機微に聡い君なら、きっと見付けられる。』

『……ああ、わかっている。勿論だとも。』


『君の働き次第では、君の────』

『白狼と皇狼ですね。わかりました』

一つ頷く。
己も気が進まない面があるのだけれど、寮長というものは自然、大人に近い存在で。
"そういう役目"が回ってきてしまったのだった。
それに年少の二人の前で、不安そうな所を見せるわけにはいかない。

『上手くできるように、みんなで頑張りましょう。
 最初はお手本……もとい練習のようなものです。
 今日連れて行く人は、もう決めてありますよ』

姿の見えない何者か。
それが誰かは、きっともう周知のことだ。

「ん〜〜……できるかどうかはわかんないけどお」
「言われたらやらなくちゃだもんね。できなかったらこわいし」

「まっ!ダイジョブだって!なんとかなるよ!」

笑って見せているトットも……どこかいつもより固いものがあるが。

「んで」
「連れて行く人って〜〜……あのこでしょ。かわいそ〜」

「…………」

眉を八の字に下げたまま、こくと頷く。
言われずとも今日の狙いが誰なのかは、分かる。
何ならもう、連れて行く準備も整っている様なもの。

厳しくも面倒見が良く優しい上階生を
悪い大人たちに差し出さなければならない事に、
ひどく罪悪感を覚えながらも、

「…………うん。」

やらなければ、怖い目に遭うのは此方だ。

「………」

『手伝わせてしまって、ごめんなさい』

かつ、と少し弱い音がした。
自分がもっと強ければ、大人たちの命令だって跳ね除けられた。
そうではなかったから、今こうして集まっている。
しかし嘆いても仕方のないことだ。
やるべきことに向き合おう。

『では、今日はジャステシアを連れて行きます。
 彼女のことは私に任せてくれますか?』

同じ高等部生だ。人となりも把握している。
まずは手本を、己が見せるべきだろう。

【人】 中等部 バラニ

>>29 トット

「ほうほう、私くらいにとはなかなか言ってくれるじゃないか!
 しかしだ、トットくんが私くらいになった頃には、私はもっと大きくなっていることだろう!」

あなたの言葉に張り合って胸を張るように言った。
バラニはどちらかと言えば小柄なほうで、あまり身長が伸びないのを地味に気にしているのだ。

「よく伸びて私くらいになるだけでなく、私くらい良くあるように努めたまえよ?」
(35) 2022/04/29(Fri) 22:34:52
「え! あやまらなくていーよお」
「おれたち子供だもんね。大人にはかてないよ」

もし勝てるとしても、自分にとっては、そういうもの。
こどもはよわいから。

「わかりました!じゃあまかせます」
「あしたからはー、おれたちもおんなじ事するってことだもんね」

「ん〜〜……がんばんなきゃなー」
「がんばんなきゃなあ」

「……ううん」

大人に歯向かうのは、
いけないことだし、危ないし、怖いことだ。

「ジャスちゃんのことは、わかった、おねがいする。
 ラピスちゃん、気を付けてね……。」

自分達も、大人たちに見合う働きをできなければ
きっと大人たちの手に掛けられてしまうんだろう。

「……わたしも、がんばらなきゃな。」

【人】 中等部 バラニ

「食事とは奥の深いものなのだよ。
 同じ食材から作られたものでもまったく違う姿を見せたりしてだね……」

あれこれと語っている。
良い家の生まれなのでそれなりに良い物を食べたりもしていたらしい。

「まあ、嫌いと言うのも食べ慣れていないだけというのもあるのではないかと思うよ。食べて克服するのだ、好き嫌いは!」

無理があるかも……
(41) 2022/04/29(Fri) 22:46:27
『ありがとうございます』

健気な二人に、お礼を伝えた。
にっこり、いつもの笑顔で応えてみせる。

『大丈夫です。
 重ねてですが、頑張りましょうね。
 また明日、同じ場所に同じ時間で集まること!
 (*^^*)』

「またあした、おなじばしょ、わかりました!」
「ちゃんとくるよお、大丈夫!」

「……んでえ、え〜〜っと」
「おれ、さみしんぼだから先言っとくけどお」

「ふたりともにげないでね。おれといっしよだよ」


「いっしょにがんばろ〜!えいえいお〜!」

間延びした明るい声で、こぶしを天に突き出す。
少しだけ纏った圧はすぐに霧散した。

【人】 中等部 バラニ

嫌そうな様子をわかりやすく表に出すクロノを見て、少し焦るように

「い、一度にたくさん食べるというわけではなくてだね……
 こう、ゆっくりと、頑張れるときに少しずつ積み上げていくような感じだよ、クロノくん……!」
(50) 2022/04/29(Fri) 23:01:42
「うん。あしたも同じ時間に。
 ……次は、わたしが、がんばるから」

覚悟を決めるように頷いて、
けれど、トットの言葉にちいさく息を呑んで。

「……にげないよ」


「えい、えい、おー」

同じように拳を突き出した。

バラニは、伸び悩んでいるのが、悩みのひとつだ。
(a6) 2022/04/29(Fri) 23:06:06

逃がすことはあっても、逃げることはきっとない。
年長の責任感だけは、ちゃんと心にあるのだから。

「!」

えい、えい、おー!

無言でも元気はいっぱい。
3人で拳を突き上げて団結を示すのだった。

【人】 中等部 バラニ

「私もあと20……いや、30cmは欲しいのだがね……」

エルナトよりも少し小さいバラニ、ルームメイトを少し見上げるようにして。

「どうか、私を置いていかないでくれ……」
(55) 2022/04/29(Fri) 23:10:49
/*
遅れての登場、激アツスリーセブンです。
どちらでも違ったメリットはあると思いますので、
もしそちらにテレパシーできる理由付けがあるのならそちらで、無かったら二人きりで会う方向でいきましょう。

こっちは、特にテレパせないです。
改めてよろしくお願いしますね。

/*
ちょっと幽体離脱しないと背後に立てそうにないですし、テレパせないですね……
実はまだ生きてるためできないのです。

保険委員の手伝いまたは、あえて担任の先生から居眠りについてみるように言われたことにしましょう。

そちらにも話は通じてる体で、継続の有無でもお聞きします!

 




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