68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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「うふふふふふふふふふ。
駄目でした。耐えられませんでしたね。
どうして私はここにいるんでしょう。
あーあ。叶わなくなっちゃった。
」
くつくつ。ことこと。
ありとあらゆる感情が。
ぐつぐつ。どろどろ。
溶けていく。溶けて一つになっていく。
崩れ蕩けて混ざり合い、元の形が分からなくなって。大きな鍋で煮込んでいたものが溢れていく。吹きこぼれていく。
いつもの癖で紅茶を淹れようとしたが、物に触れられなかった。
ずっと好きでしたでも最初は純粋な家族愛だけだったんですよ変わり始めたのは体の弱いお母さんが亡くなってからです勿論お母さんも大好きですよ私でもお父さん女顔で儚い印象があり頼りなく見える笑顔の可愛い美人さんですけど実は芯が通った強い意志を持つ人で凄く格好いいんですよでもそんなお父さんがお母さんの葬儀を終え真夜中に一人泣いていたのを見て私は心の中で何かが聞こえたんですあれはきっと恋に落ちる音だったんですよだってお父さんは強い人で困った顔をすることはあっても絶対泣くことなんてしなかったんですだから私はお父さんの涙を見た瞬間愛しい気持ちが芽生えてしまってダメでしたお父さんを見るとドキドキするんですお父さんを見ると甘く切ない気持ちになるんですあんな美しくて綺麗に微笑むお父さんが裏で苦しそうに泣いていたんです堪りませんよね可愛いですよねお父さん大好きです貴方に見て欲しくて私は剣を捨てて料理人になりました頑張ってギルドリーダーになったりボランティアもしたりしたんです私沢山頑張ってきたんですよ全てお父さんに振り向いてもらう為にねえお父さん見てますか見てくださいどうして私はここに
それなのに。
どうして私が殺されるんですか?
どうしてどうしてどうしてどうしてどうして?
私は愛を貫き守っただけなのに。
私はただ好きな人と結ばれるだけでよかったのに。
どうして他の人間がのうのうと生を謳歌しているのでしょう。
許せませんよね、『そう思いますよね? 』
ずるいなあ、ずるいなあ。
皆 も 早 く 来 ま し ょ う よ
「…………」
女はそれきり、蹲って動くことはなかった。
くすん、くすん。
独りきりで寂しく、ずっと泣き続けているだけ。
【ソロール】
カイコガという生き物がいる。
効率的に絹糸を採取できるよう、家畜化され、野生回帰能力を完全に失った昆虫。
その生き物は、外の世界に放してもすぐに死んでしまうそうだ。自分で餌を取ることはできない。自分を狙う外敵から逃げようともしない。その生き物は、もはや人間に管理されなければ生きることができない。
***
俺は元々、悲しみや苦しみといった負の感情を回収するために生産されたものだ。
商品名は飲み込む者=Bとある錬金術師ギルドで作られ、とある商隊ギルドで売られていた。
人の不要な感情を食い続け、パンクして壊れたら処分される。そういう予定だったし、俺も特に疑問はなかった。
▽
だけど、商隊には物好きな男がいた。
そいつはこの商隊で行われている売買に異論を唱え、内輪揉めに発展させた。結果的に死傷沙汰の大事件となってしまったので、あの商隊はもうない。
殺されかけた俺を逃がして、男も死んだ。
いやいやいや。
俺、これからどうしたらいいんだよ。
正直固まった。突然自由にされても生きていけるわけがない。
お前だけは生きろって言われても困る。
やりたいことなんかない。生きる目的もない。勿論、死の恐怖もない。そういうのを持たないようにデザインされているからだ。
俺にあるのは、人の苦痛を取り除かなければならないという義務だけだ。
▽
しかし、幸いなのかどうか分からないけど、生活だけは何とかなった。
物好きなあの人に読み書き算盤と商売の仕方を一通り教え込まれていたから。
自分の持つ能力を商売にして、生活できる金を稼いだ。
だが、先述の通り俺自身に生きる理由はない。
だから、俺は解放される前までと同じようなことをし続けた。……いや。自由な分、前よりももっと大きな幸福を与えられているはずだ。
人の苦痛を買い取り、快楽を与え、それでも幸福になれない人間は楽に死なせてやった。
解放されてなお、あらゆる人間に対して幸福を与え続けた。
商人ギルド『絹ノ道』代表、気分屋≠フルヴァとして。
***
これが、俺の設定≠セった。
ルヴァはゆっくりと目を開けた。
「……何だ。そういうことだったのか。
街の外なんかないはずだ。」
この世界は、箱庭だったのだから。
「……ずいぶん、減りましたね、ここに集う人」
影はいつも会議中に座る椅子に座っている。
その姿を見る者はいない。つまらなそうに足を揺らすのも。
影は自分をただの幽霊だと思っている。
だからここでこうして暇をつぶしているだけだ。
まさかのこの構図 アタシたち滅茶苦茶
つら なに? 助けて
シトゥラ
傷をなぞっていた手をするりと首の後ろへ回す。
指をさしこんで、翠の髪を弄ぶ。薄く笑む。
瞼を伏せながらかんばせを近づけて。
「……そんなに呼ばなくたって、聞こえてるわ」
青年の声で呼ばわれることがいちばん好きなくせ、
囁きかけるのはそんな憎まれ口。
そうして拙く、掠めるような口づけを贈る。
「げげえ!! 何でゲイザーちゃんここにいるの?!」
蹲るあなたにのけぞった。
一番ここに居て欲しくなかった。
/*
あたしカウスと特に繋がりないし
ロール相手もあなたしかいないから
なにひとつ問題ないのよね……
【ソロール】
経済的に貧しい者たちが身を寄せ合って暮らす、人によっては『貧民街』と呼ぶであろう区画。
そこに女の死骸が転がっていた。うつ伏せに倒れている。
結んでいた髪は解け、服は惨めに汚されており、女の肌には無数の傷や痣が刻まれていた。
特に酷いのは腕だ。料理人の命とも呼べる右腕は折られ変色し腫れ上がり、その先の指も一本ずつ丁寧に壊されている。
執拗に続いた暴力の名残りが女に覆い被さっていたが、周囲には女のものではない食いちぎられた指や斬り捨てられた体の一部が無数に撒き散らされている。その中に女が愛用していた短剣も混じっていることから、ある程度抵抗したことが分かるだろう。
【→】
暴行を加えたのは『女が邪魔だと判断して殺した人間の関係者・またその者たちに雇われた冒険者』だ。
自分の好いている相手を狙っていると勘違いした女に殺された人間の関係者。
女は殺すたびに死体を処分し、時に『どこかへ引き渡して証拠を隠滅していた』が完璧とまではいかなかったようだ。関係者たちは女が起こした騒ぎに紛れ、徒党を組んで女を襲った。
故に、これは報復である。故に、これはあり得た結末である。
自業自得、因果応報。そんな言葉がよく似合う最期だった。
醜い肉塊となった女の首筋に、ぞっとするほど鮮やかで美しいΘの痕が浮かんでいる。
「……ルヴァさんですか?」
すん、と泣く声が止まった。
「………………。ごめんなさい、しくじりました。
連れ出そうと思ってたお父さんが憲兵に事情聴取されてたんです。でも割り込んだ野次馬の人がお父さんの胸ぐら掴んだの見て……カッとなって殴っちゃって、そこから色んな人に追いかけられて……最後は……」
力なく言葉を紡ぎ続ける。吹けば飛んで消えてしまいそうなか細い声。
「……私、幸せ全部なくしちゃいました。お父さんとはもう結ばれません。
ルヴァさんから貰った領収書も、必死に守りましたけど……きっと遺体を片付けられる時に捨てられる。私にはもう何もありません。
……ごめんなさい、ルヴァさん」
ラス!!もっと交流…いやでもメレフ嫉妬する
実はラスはまあエクストラ頂点として
メレフの好感度上位が カウス ハマル ヌンキ
でも壊れた時報ちゃんは なんとか救ってあげたい
って言うメレフ マジで身動きできないのよ
魔術師をなのに人側につくにはラスが人質
でもハマルに無理させてるの知ってる
カウス あんたがいれば私
ハマルもルヘナも任せたのに カウス なんで
ルヴァのほうを見ていない。三角座りですんすん泣いている。
ごめんなさい素でキファさんとルヴァさんの名前間違えました。私ったらうっかり。
/*
メレフが人側としてどう行動しても
ラサルハグには影響ない(本当か?)から大丈夫よ(本当か?)
キューの代わりに死ぬ気はないし…………
ブラキウムには殺した責任があるので関わるけど………
ゲイザー
「そっか〜……君も死んじゃったか。残念だな〜!
まあ、もう何でもいいんだけどねえ。
どうせこの世界はさ、仮想世界だったわけだしね……」
「領収書。」
へら、と笑った。あんなものを大事に守っていたなんて。
何だかおかしくなって笑った=B
「幾らでも切ってあげるわよ。気分屋はここにいるんだから。」
ルヴァ
「……いりません」
答える。感情などどこにもない。
嬉しい≠熈楽しい≠焉B
苦しい≠熈悲しい≠焉B
幸せ≠セって。
「仮想のものだったとしても……私の気持ちは紛れもなく本物だった。確かにお父さんに恋をして、愛したかった。でももう結ばれません。もう、どうでもいいんです。全部。何もかも」
もう、どこにもない。
私には、何もない。
「だからルヴァさんの手間も、時間も、領収書も全部無駄にしてしまいます。私に構わずもっと有意義に時間を使ってください。ここ、他にも人いるみたいですから」
「え? まさかカウスちゃんもここにいるとか……?」
ゲイザー
「有意義にって。
もう死んでるのに有意義な時間も何もないでしょうよ……」
溜息を吐いた。
すとんとゲイザーの横に座る。
「もうどうせ何しても無意義だからここにいま〜〜〜す」
ルヴァ
「……私やルヴァさんがここにいるみたいに、今まで死んだ人たちだっているかもしれないじゃないですか。ルヴァさんと仲良かった人達に挨拶とか出来るでしょう。
こんな人間の隣にいたら私への愚痴とか罵倒とかルヴァさんに飛び火するかもしれませんよ。キファさんとか、キファさんとかあと……キファさんとか」
隣に座る音がしても女は顔をあげなかった。覇気のない声が淡々と流れる。
「犯人さんはみ〜んな殺す気なんでしょうね〜!
でも安心してください! 死の先はありますよ!みなさん!」
影はくすくすと笑っている。
きっと、誰にも聞こえることはない。
「あ〜あ、でもつまんないので
死ぬのはあんまりおすすめはしません!」
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