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【人】 田臥 志麻── ダイニング ── [差し入れだという浴衣を着付けてもらい、 生地の心地良さに感心しながら、身に纏う。 帯はシンプルな作りだったが浴衣の生地が明るく 可愛らしかったので結び方も胸元に近い場所で リボンを結ぶような女性の方にしてもらった。 いつもと違う寝間着に、可愛い?と、 両袖を持ってくるりと回ってお披露目をして、 感想を問う。 返事は分かっているが敢えて尋ねるのは、 威優の口から何度でも褒められたいからだ。 威優自身も自分で着付けるところを隣で眺めた。 身体を鍛えている分、胸元の厚みがあり、肩幅も広い。 足の長さに浴衣の丈が合うかと心配になったが、 予め設えてあったのかぴったりだった。 雰囲気の違う身なりに少し、どきりとする。 いつもより首周りがよく見える気がして、 こくんと、無意識に喉が鳴った。] (2) 2023/08/12(Sat) 21:43:16 |
【人】 田臥 志麻[すっかり覚めてしまった料理を温め直すのは 手伝って、皿に盛り付けていく。 さっきまで早く抱かれたいと思っていたのに、 目の前に食事が出てくれば腹がなるので 身体はいかんせん正直だ。 並べられた料理から湯気と香りが立ち込め、 息を吸い込んで、美味そう。と呟く。] お、マジ? じゃあ、貰おうかな。冷酒がいい。 鎮守さんのお酒美味しいから好き。 [威優とお酒を飲む機会は度々あったので、 呑兵衛ということは既に知られている。 大抵の人なら飲み比べで負ける気はしないが、 威優も酔ったところをそう見たことがない。] (3) 2023/08/12(Sat) 21:43:31 |
【人】 田臥 志麻[手渡されたクリスタルグラスは複雑なカットが施され、 見るからに高級品だとわかるが、 こういった小物は部屋中に溢れているので、 最近は慣れてきたといってもいい。] そういえば聞いたことなかったけど、 威優ってどれくらい呑めるの? [ウワバミである自分に付き合えるくらいだから、 彼もそこそこ呑める口なのでは?と疑問を浮かべ。*] (4) 2023/08/12(Sat) 21:43:45 |
【人】 田臥 志麻[予想通りの感想に、ふふん、としたり顔で笑う。 志麻は下着以外は女性用の衣服を持っている訳ではない。 Ωであるが故、少しでも注目を集めることを厭う為だ。 見せる相手が居なければ着る意味もない。 と、言いつつ諦めきれずに下着だけは自分が愉しむ為、 集めてはいたのものの。 ウェディングドレス然り、この浴衣だったり、 着替えも気に入りそうな下着を用意してくれるので、 じわじわと下着以外にも手を伸ばしそうになってしまう。 場所は選ぶので、見せるとしたらそれも威優にだけだ。] ははっ、なにそれ焼き餅? ……威優が選んでくれるなら着てもいいけど? [ダイニングまでのたった短い距離ですら 離れるのを惜しむようにするりと腕に手を絡ませて。 今度は彼のご機嫌を伺った。] (8) 2023/08/12(Sat) 23:12:39 |
【人】 田臥 志麻[浴衣の袖をナチュラルにたすき掛けにしている辺り、 やはり和装にも慣れているのだろう。 ガーゼのエプロンの発想もなかったので、 素直に感心し、やり方を教わって真似してみせた。 もらったばかりのものをすぐに汚すわけにはいかない。 酒の用意は威優に任せたので、 冷酒を注ぐのは引き受け二人分を手酌する。] そうなの? 結構呑める方かと思ってたんだけど、 調整してたんだ。 まあ、吐くのが嫌なのは分かる。 女は酒飲みの方が 性欲が強いって聞くけどなー……、 [とはいえ、アルコール度数15度あるものを 一合飲めれば十分だろう。 無茶な飲み方が許せるのは学生の頃までだ。 自分で限界を理解しているならそれがいい。] (9) 2023/08/12(Sat) 23:13:21 |
【人】 田臥 志麻乾杯。 そしていただきます。 [冷酒で口元を滑らかにした後、並べられた食事に手を付けた。 コールスロー歯応えがよくさっぱりとした味付けで 口の中がすっきりとする。 メインのカレーは和風の味付けとあって、 想像していたよりもうどん屋で食べる出汁の効いた味がした。] あ、旨い。 大根も柔らかいし、しめじが効いてる。 肉じゃなくてツナ使ってるのもいいね。 [初めてのカレーづくりでここまでの味を出せたら、 十分に花丸合格だろう。スプーンが進む。] (10) 2023/08/12(Sat) 23:14:17 |
【人】 田臥 志麻[男性として育ち、友人を作り、 その延長線上で威優と出会うことが出来た。 彼ならば自身の性別がどうであろうとも、 受け入れてくれただろうとは思っている。 身体も精神面も作り変えることなく、 威優と居られるならば、それでいい。 男性であっても子どもを産むことが出来る。 Ωとはそういう生き物だ。 今までしこりとなってきた第二の性に 今でこそ感謝している。 彼と、新しい家族を作ることが出来るのだから。 自身の一番で居たいと拗ねる声が愛おしい。] ははっ、「正解」が分かったんだから 二度目以降は間違えないだろ? 選んだ数は威優が「一番」になるよ。 [αだから、一番がいい。のではなく。 オレだから、一番がいい。それが伝われば十分だ。] (14) 2023/08/13(Sun) 1:38:42 |
【人】 田臥 志麻[高校生をイメージしたセーラー服を隣で考えている と気づいたら、コスプレ?と思わず呟いたことだろう。 その時が訪れるのはもう少し先の話だ。 実際の志麻の高校時代の制服はブレザーである。 今は酒も呑める成人男性として健やかに過ごしている。 威優の方は酒を飲む場所一つでも αであり、上役となれば、 水面下でのやり取りがあるのだろう。] あー…、仕事の話、かとも思ったけど、 大守なら仕事じゃなくても 色々繫がり狙ってくる人も多いだろうな。 バッ、……ちがーう。 あくまで一般的な話だよ。 ……ああ、でも。 男は身体鍛えてるやつのほうが性欲あるらしいよ? [ニィ、とチシャ猫のように目を細め。 ジム通いの威優に視線を流し、スプーンを含む。] (15) 2023/08/13(Sun) 1:39:07 |
【人】 田臥 志麻……ッ、ああ、だから出汁の味が染み込んでるんだ。 レンジはわりと何でも使えるよ。 工夫さえすればゆで卵だって作れるし。 [僅かに上擦った声を抑えるように呼吸を挟んで、 スプーンを置いて、ガレットに手を伸ばす。] ん、ガレットもチーズが繋ぎになってて、 パリっとしてる。 ポン酢かけても、美味しいだろうな。 [じゃがいものサクサクした食感の中に、 鮭の塩っ気が混じり、焼き目が美味しい。 これは、日本酒があって正解だ。**] (16) 2023/08/13(Sun) 1:40:15 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a0) 2023/08/13(Sun) 23:27:58 |
【人】 田臥 志麻[贈り物の数が欲しいわけじゃない。 聞きようによって物が欲しいという催促みたいな言い方を、 咎めもせず、寧ろ大差を付けて一位を取ろうとしてくれる。 そういう威優だからこそ、心を溶かされ、傍に居たいと思える。 愛情の表現はひとつではない。 威優が言葉で愛を囁くように。 志麻がキスで愛を伝えるように。 威優が送り、志麻が受け取る行為は 自身たちの愛情の確認に合っているように思える。 まるで凹凸が綺麗に嵌ったように。] 期待してるワ、ダーリン♡ [きっと、贈り物は威優のものだけで溢れるくらいになるから。 威優以外から貰う必要などないだろう。] (22) 2023/08/14(Mon) 2:23:24 |
【人】 田臥 志麻[彼が選んでいるインテリアやファッションから、 威優のセンスは高く買っているので心配はしていない。 コスプレの延長線上で話題になった卒業アルバムは、 ずっと実家に置きっぱなしのままだけれど。 威優が見たいというのなら、 彼の卒業アルバムを交換条件に飲むことにして。 それでも実家に足を運べば、朗らかな父や子煩悩な母が、 幼少の頃からのアルバムを 全て引っ張り出すことになるのだけど。] (23) 2023/08/14(Mon) 2:24:32 |
【人】 田臥 志麻[仕事と紙一重の間にある家柄同士を繋げようとする問題は、 βの一般家庭で育った志麻には縁遠い話だ。 躱していたと聞いても、仕事の関わりだとしても。 威優目的で近づいてくる女や男が居たのかと聞くと、 面白くなくなってくる。] ふぅん……、本当に? 気に入った子は一人も居なかった? [空になった威優のグラスに気づいたら、また少し注ぎ足す。 さほど強くないと聞いたから、量は半分ほどに抑えて、 差し水の入ったピッチャーを隣に添えた。 威優との出会いは偶然の産物。 あの日自身の声を彼が拾わなければ、 オレはここに居なかっただろう。 性欲に関して照れるでも訂正するでも無くすんなりと認められ。 ぱち、と瞬いた後、自身も誘われてけらりと笑いに変える。] オレも性欲が強くなったら寝かせてあげらんないよ? でも、身体動かすのはいいかもね。 [片目を伏せておどけて見せる。 運動という運動は社会人になってからは縁遠い。 ベッドの上でする運動を除いては、の話。] (24) 2023/08/14(Mon) 2:26:45 |
【人】 田臥 志麻[ガレットは食べかけで少し残っているのに、 俯いた表情は少し頬が色づき、手の動きが止まっていた。 ふる、と何かを振り払うように首を振れば、 まだ湿り気の残った髪がパサリと頬を打ち付ける。] やり方によっては破裂しないよ。 アルミホイル使ったり、 レンジでゆで卵作る専用のグッズを買ったり。 ……100円均一のショップとか行ったことないだろ? 意外と使えるアイテム置いてたりするんだぞ。 [席を立つのは先に食べ終わった威優に任せ、 ひらひらと手を振って見送る。 食べ終わるのは威優の方がいつも少し早い。 それは志麻が毎回頬張る程にご飯を食べることと、 志麻の口が少し小さいことが理由だ。 その口で頬張るのだから、リスと呼ばれても仕方ない。 今も食べかけのガレットを、口いっぱいに頬張っている。] (25) 2023/08/14(Mon) 2:29:12 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a2) 2023/08/14(Mon) 2:36:11 |
【人】 田臥 志麻[アルバムの交渉が成立したならば、 喜んで倉庫の物色に行くだろう。 出会った頃に既に完成形とされていた威優の、 幼さが残るであろう姿は楽しみで仕方ない。 子供の頃から大人びていたという話は耳にしたが、 それでも容姿なり表情なり、片鱗は残ると疑っていない。 ああ、でも片親の場合は子供が成長するのが 早くなるという話は聞いたことがある。 その通説が事実ならば威優が早くに大人びたことも、 理解できなくはなかった。 少し斜に構えたような反応を見せるのは、 そういった過去や、今、彼が話している。 家柄がどうしてもついてくるような知り合い方を することが多かったからかも知れない。] (30) 2023/08/14(Mon) 21:18:17 |
【人】 田臥 志麻可哀想って……、 本当に威優が好きだった子も居たかもじゃん。 [可哀想と威優が表することに少し表情を歪めた。 確かに醜悪な「大人」に利用された側面もあるだろうけれど、 中には自ら望んで彼の番に立候補した令嬢なども、 居るのではないかと想像したから。 仄かな嫉妬を浮かべる癖に、 威優が靡かないと言えば それはそれで微妙な気持ちになる。 遅すぎる初恋。 彼の情緒は本当に育ち始めたばかりなのかもしれない。 遊び相手の中にも、 円満に 終わらせざるを得ない 人間が居たのではないか。] (31) 2023/08/14(Mon) 21:19:06 |
【人】 田臥 志麻なんか、 ……威優に友達が居るか心配になってきた。 [余りにも卒がなく隙もない男。 嫌味もなく無意識に優秀なαであることを知らしめる。 それが、彼の欠点にならなければいいけれど。] (32) 2023/08/14(Mon) 21:19:43 |
【人】 田臥 志麻[含み笑う威優にじとりと湿った目線を送る。] 楽しみにするなよ、しないから。 ……しないからな? 威優に朝まで付き合ってたら精巣空になっちゃう。 [べ、と拒否を示すように舌を出す。 射精しなくとも、中で達し続けることは経験済みだ。 ただ中イキは気持ち良くなり過ぎて、 何度か気を失ったりもしたので、ご遠慮願いたい。 出来るならば、ピロートークまで楽しみたいので。 と、言いながら。 肌を重ねてしまえば互いに貪欲になってしまうのだけど。] (33) 2023/08/14(Mon) 21:21:12 |
【人】 田臥 志麻俺が聞いたのは卵をアルミホイルで包んで、 マグカップの中に卵が沈むくらいの水を入れて、 レンジで温めるってやつ。 ぶっちゃけ、 そっちはオレもしたことないから分かんないけど。 それにしてもレジに並ぶのが嫌って……、 [出た、と思ってしまった。 以前よりも環境に慣れてきたとはいえ、 異文化交流は今も続いている。] (34) 2023/08/14(Mon) 21:23:29 |
【人】 田臥 志麻[威優とは反対に志麻の子供の頃の写真は、 アルバムが何冊も出来るぐらいに残されている。 着道楽、ならぬ着せ道楽だったのだろう。 彼の子供の頃の写真が少ないのなら、 その分だけ自分の写真を拡げて自身の話をしよう。 そして彼の写真はこれから増やしていけば良い。 興味の薄そうな反応を見せるのに肩を竦める。] まあそれで、興味があるって言われても ……困ったけどさ。 [ぽそりと小声を落とす。 彼に伝えるものではなく呟くように。 もし拾われたなら、複雑そうに表情を歪めただろう。] (39) 2023/08/14(Mon) 23:55:41 |
【人】 田臥 志麻[絶対と物語る先が何を示しているのかは分かる。 自惚れじゃなければ、きっと。] やっぱり居ないのかよ……。 オレが紹介しようか? 藤堂先輩っていうんだけど。 [ふふ、と可笑しそうに笑う。 いずれ義従兄になる人は友と呼べるのかどうか。 先輩と威優は年頃も近かったはずだし、 真っ直ぐな人だから威優にもきっと 真っ向から向き合うことだろう。 その時、威優がどんな反応を見せるのか楽しみだ。 それ以外にも彼の人脈が広がっていくのなら、 彼の「大切な人」として紹介してもらおう。] (40) 2023/08/14(Mon) 23:55:53 |
【人】 田臥 志麻[彼のいやらしい笑みへの答えは、 半分は正解で、残りの半分は本音だ。] フリじゃないっての。 そりゃ若いから回復も早いですけどォ。 [ブーイングするみたいに口を尖らせる。 態度ではそんな風に装いながらも、 彼に触れられたら簡単に火は着いてしまう。 それに何より、自身も触れられるのを望んでいるから。] (41) 2023/08/14(Mon) 23:56:10 |
【人】 田臥 志麻[爆発の恐れがあるアルミホイルはともかく、 便利グッズの方は使ってみたい。] ラーメンは並んで食べるから旨いのに。 行列嫌いだったら、遊園地とか行けないぞ? [食事時間に重なる飲食店の行列はともかく、 テーマパークの行列はもっと並ぶことになる。 いや、貸し切りとかするのか? そもそもそんな場所ではしゃぐ威優は想像できない。 片付けようとした皿は威優の手に渡る。 一緒についてくるのが可愛らしいなとまた目が細くなった。 彼が離れ難いと思うのが伝染するように 傍に威優が居ることが当然のように思えてきている。] (42) 2023/08/14(Mon) 23:57:04 |
【人】 田臥 志麻[聞き返す声に視線を上げれば、 笑いを隠しきれないぐらい緩んだ表情の威優が居た。 これはしっかり聞かれている。 なのに、聞き返すところがいやらしい。] 一度しか言わない。 [べ、と舌を出して肩で肩を押して逃げる。 それでも、もう一度聞きたいと言われたなら、 渋々口にしてしまう辺り、自身も威優には甘い。] (46) 2023/08/15(Tue) 23:15:04 |
【人】 田臥 志麻やっぱり、親戚は友達には入らないか。 オレにとっても義兄さんになる訳だし……、 まだ先輩って呼んじゃいそうだけど。 [残念、と小さく肩を竦めた。 義従兄の心情までは察することは出来ない。 これに関しては、威優の繊細な心の機微にも気づけない。 「親戚」を強調する威優に小首を傾げ、 やがて、藤堂から自身の友人の話へ切り替われば、] あー…………、いや、 あいつには会わせたくないっていうか……、 [威優と一緒になったことはかの友人には伝えていない。 なんせ行きつけのバーで飲み友達として知り合った程度の仲だ。] (47) 2023/08/15(Tue) 23:15:32 |
【人】 田臥 志麻[振られた腹いせの愚痴だったとはいえ、 相当彼が威優に入れ込んでいたのは間違いないだろう。 自身と番になったということを伝えるのはともかく、 威優に気があった人間をもう一度、 本人に引き合わせることのほうがもやもやする。] …………やだ。 あいつが威優まだ好きだったら困る。 [想像してしまって、スイ、とそっぽを向いた。 ひらひらと手を振ってこの話は終わりだというように。] (48) 2023/08/15(Tue) 23:15:55 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現というものは難しい。 嫉妬心や独占欲がない訳では無いが、 今までそういう感情を飼い慣らしてきたことがなかった。 寧ろ、束縛されることを嫌っていた為に、 もやもやする気持ちも、それを威優に伝えることも、 まるで悪いことをしているような気分になる。 嫉妬していることを喜ばれるとは思いもよらない。 ────のに、 さっきみたいに嬉しそうに笑ったりするから、 ついまた口に出してしまいそうになる。] (51) 2023/08/16(Wed) 1:57:59 |
【人】 田臥 志麻[ほら、今も。>>50 威優が見せる独占欲にどきりとする。 呼び名一つ。 前までならそんなこと言われても呆れるだけだった。 威優は独占欲も嫉妬も分かりやすく伝えてくる。 煩わしいと思うことはない。 可愛いとすら言える反応に笑ってしまうくらいに、 ストレートに表現してくれるから好ましい。 それはきっと、同じくらいストレートに。 一筋だとも優しい声音で伝えてくれるからだろう。 不安も、不満も。 感じる暇もないくらい威優で満たされるから。] ……せっかく威優と同じ苗字になるのに、 旧姓で呼ばれるのはいいのかよ。 [エレベーターに運ばれる間に、 そんな遠回しな表現でしか返せない愛を伝えて。] (52) 2023/08/16(Wed) 1:58:35 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a4) 2023/08/16(Wed) 2:29:43 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現も、嫉妬の仕方一つだって違う。 違うからこそ、惹かれるものがあったのだろう。 名字も変わり、彼と同じものになる。 今だって転職するまでの間、 旧姓で通す我儘を聞いてもらっている状態だ。 名前だって幾度となく数多の人に呼ばれてきた。 ただの記号のようなものだと思っていたから、 自身の名の意味を尋ね、 大切にしてくれる威優が音にする自身の名前は、 他の誰に呼ばれるときよりも胸に響く。] 教えないのは無理だろうけど、 ……威優に呼ばれるのが、一番好きだよ。 [腕に力が籠もる様に双眸を細め、 応えるように、首を伸ばして頬に口付けた。] (55) 2023/08/16(Wed) 20:32:10 |
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