52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】
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| ── その後 ── [肩に乗った頭の重み、 握り込んだ掌から伝わる震え、 >>1:76 それから、手の甲に降る濡れた感触。 >>1:77] ……真昼くん オレ、いっしょに居るよ。 ひとりになんか、絶対させないから。 [縋るような声に 決意を込めて告げた言葉。 ひとりになった今、もう一度静かに誓う。 都会とは違う広い空。 冴え冴えとした数多の星たちが証人だ。] (0) 2020/12/01(Tue) 11:07:48 |
| [内に燃え盛る炎が あんまりにも煩くてカッカするから、
プリントをくるりと丸め リレーのバトンみたいにして持つと 全力疾走で帰った。] (1) 2020/12/01(Tue) 11:11:02 |
| [今度は家に灯りが点いてて 母さんが「おかえりー、遅かったね?」って 出迎えてくれたから。] 友だちんとこ、行ってた [笑顔を作って、そう答えたけど ……間違ってはいないよな? 彼がどう思ってくれてるかは分からないけど、 少なくともオレにとっては、もう 誰を敵に回しても 守りたい 、だから。] (2) 2020/12/01(Tue) 11:13:55 |
| [さっそく友だちが出来たことに ホッとしたのか 「ご飯作ってるところだから 先にお風呂入っといで」って明るい声が響く。
それ以上に沢山の 敵が出来たことは言わなかった。
大切なプリントをテーブルに置き、 着替えを準備すると 風呂場に向かう前、ひとこと釘を刺す。]
こっち、入ってくんなよ?! 覗いたら、怒るかんな。
[おかしなとこに出来た 靴型の打ち身を見られたくなかったからだけど、 はいはいと頷いた後、 「子供っぽいと思ってたけど、 空澄も、そんな年頃になったのねぇ」と なんだか感心している姿を尻目に、扉を締めた。] (3) 2020/12/01(Tue) 11:19:30 |
| [さっき貼ってもらったばかりの湿布は 後でもう一度貼り直そうと 丁寧に剥がして 着替えで隠れる位置にそっと置いた。
怪我は男の勲章って言うけど なら、これは 真昼くんからもらった表彰状みたいなものだ。
巻き込んでしまったから あんまり褒められた立ち回りじゃなかったけど 明日からはもっと、ちゃんと 彼の盾になれるように頑張ろう、と 白い四角に改めて思う。
(その為には、作戦だ…!)
好き勝手、したい放題しているアイツ。 何が弱みなんだろう。 どうすれば止められるのか。
その後は、ひたすらに そればかりを考えて過ごした。]* (4) 2020/12/01(Tue) 11:21:18 |
| ── 翌日 ── [結局、オレのあまり出来の良くない頭では 名案は思い浮かばなくて、 (とにかく傍を離れないようにしよう!) とだけ決めて 真昼くんより先に着けるように 学校が開く時間に合わせて、鞄を背負う。] (12) 2020/12/01(Tue) 17:17:44 |
| [昨日は呑みの席に呼ばれていたらしい父さんに 「張り切ってるなぁ」と 楽しそうに誂われたけど こっちは、それどころじゃない。
予想はしてたから 来やがったな、って感じではあるけど 脇腹が痛むのを隠しながら、
無理やり貼り付けた笑顔で 行ってきます!と挨拶を残して、家を出た。] (13) 2020/12/01(Tue) 17:18:49 |
| [今日は、朝からアイツも来ていた。
めちゃくちゃ警戒して 真昼くんの傍を片時も離れないようにしていたけど 流石に、生理現象はどうしようもない。]
ごめ、 ちょっとだけトイレ すぐ戻るからッ
[断りを入れて駆け込んだ。 速攻で手を洗って、 ダッシュで戻ろうと思っていると…] (14) 2020/12/01(Tue) 17:24:18 |
| [オイ、って背後からの不遜な呼びかけ。 >>1:84 振り返ると、問題の大ボスだった。 今まで生きてきた中で こんなに頭使ったこと無いんじゃないかってくらい 考え続けている相手。 此処に居るっていうことは 急いで戻らなくても大丈夫だろうって 真正面に向き直り、] オレは、誰が何と言おうと 真昼くんから離れる気はないよ [これだけは揺るがないって決意を ハッキリと口にして 漆黒の瞳を強い眼差しで射抜いた。 怯んだら負けだって思うから。] (15) 2020/12/01(Tue) 17:27:04 |
| [見た目は、本当に天使みたいな子だ。 綺麗で善良そうで 悪さなんかするようには見えない。
なのに、 半分とはいえ血が繋がってる兄弟に どうして、あんなことが出来るんだろう。
きょうだいが欲しくて 羨ましい自分には、まるで理解できない。
けど────…]
なんで? なんで真昼くんに、あんな…酷いことすんの?
寄ってたかって みんなで虐めるとか卑怯だとは思わねぇの?
[解決の糸口が少しでも見えればって問いかけて、 あの場面を思い出したら それだけでは止められなくて 苛立ちも共にぶつけてしまっていた。]* (16) 2020/12/01(Tue) 17:29:17 |
[ 呆けていれば、どこからか
靴音が響く音が聞こえた。
音のする方へ視線を向ければ
扉の向こうから姿を現す男がひとり。]
お、お前は……!
[ それは気を失う前
己に地獄のような苦しみを与えた者。
見れば、着衣のあちこちが赤黒く汚れており
思わずその不気味さに背筋を戦慄かせた。
一人分の血だけでここまで着衣が
血に塗れるとは思えなかったからだ]
[ そんな時、ふと頭に過る、
つい先ほどの出来事の記憶。
全身に脂汗が浮かび、顔が強張る。
何故自分は殺されていないのだろう。
何の為にこんな身体にされたのだろう。
男に対して疑問が次々と湧く。
奴は、魔王と呼ばれた
人々に恐れられている存在。
────その男が、何の為に?
思案を巡らせていれば、
男の口から告げられた言葉。
その内容に思わずチッと舌を鳴らした。
改めて、自分が仕事に、盗みに失敗したと
そう思わされたからだった]
[ 機嫌よさそうな姿は己の神経を逆なでするもの。
短剣が手元にあれば、すぐにでも
その首を掻き切ろうとしただろう。
続いて告げられた言葉に
納得できないという表情を浮かべて
無理やり顔を上げさせられながらも
三白眼を男の顔に向けたまま]
はっ……悪い、だと?
[ 不機嫌そうな、敵意剥き出しの声音で言葉を発し]
人の家に侵入して何が悪いんだ。
金目の物を盗む為なら仕方のない事だろう?
[ 悪びれもせずにそう告げた。
侵入した事も、盗もうとした事も
己にとって何ら悪いものだとは思っていない]
[ 何故なら、そうしなければ
自分は生きてこれなかったからだ。
失敗して捕まればどんな目に遭わされるか
そんな事はとっくのとうに分かっていた。
実際に盗みに入って失敗して
死にかけた事だって何度もあった。
けれども、それを止めるなんて
そんな選択肢は最初から存在しない。
身寄りのない人間に
手を差し伸べてくれる人間など
何処にもいない。
とにかく、生きていく為───それが全てであった]
[ 他の連中の事など元より興味はない。
最初から、何かあった時の為の
囮のようなものであった。
それよりも、言い聞かせるよう
告げられた言葉の内容に
]
このっ……悪趣味め…!
[ 悪態を吐く。
( 女で、奴隷で、道具? 冗談じゃない。
誰が、お前なんかに…───! )
両脚の間に落とされた男の足を
右手を剣のように横に振り
力づくで無理矢理退かす。
そうして、すぐに台から降りれば両手で
下着とズボンを引き上げて。
地下室から脱出しようと
脇目も振らず扉へと向かっただろう]
[ そのまま扉を無事に開ける事が叶ったなら
急いで階段を上ろうと足を前へと伸ばす。
けれども、身体が以前と違う事に
慣れていないせいだったのか。
足先が階段の段差に引っ掛かり
身体が一瞬宙に浮く。
しまったと、小さく零した───その直後。
勢いよくうつ伏せの姿勢で
階段の上へと倒れ伏しただろう]*
おぅ、吠えるねぇ。
まったくもって盗っ人猛々しいとはこの事だ。
[盗みを働いて何が悪いと
こちらを睨む眼差しと目が合う。
なるほどこいつは思った以上に野良犬で
骨がありそうだと、俺様の笑みはより深くなり。
──鳴かせて、みたくなったのだ]
[ところがどっこい、
下心満載で伸ばした俺様の手は
見事に跳ね除けられる事となる]
ッ、な……!
[くっそ、腐っても剣士と言うべきか。
細身ながらも程よく筋肉の着いた
しなやかな体捌きは顕在で。
やべぇと思う間もなく、足をすくわれ押し返される。
これでも魔術師ん中じゃ
鍛えてる方なんだがなぁ……!
そう、内心で毒付きながらも
俺様は反対の腕をガントレットの宝石へと伸ばし。
その中に、指を沈めた]
[けれどまぁ、その必要も無かったのか。
──もしくは俺の指先が、
彼女の"足"に触れたのか。
アシュレイちゃんは階段に足をひっかけ、
盛大にすっ転んだのだった。
いや、痛そうだな!?]
やれやれ……
逃げられるとでも?
[首筋をこきこきと鳴らしながら、
近付いていく。
ゆっくりと歩みをすすめながら
少しばかりネタバラシと洒落込もうか]
簡単に言うとだな、
お前さんの"本体"はこっちにあんだよ。
つまり、感覚を共有してるこいつを弄れば
……こんな事もできるワケだ。
[宝石の中には、まるで人形の様に力を失った
全裸のアシュレイ青年が浮かんでいた。
こん中は言うなれば異空間になっていてだな。
魔力を籠めた指先でこう、ぎゅっと片脚を捻れば。
目の前のアシュレイちゃんの片脚もまた、
あらぬ方向に捻り曲がって。
いやぁ、
痛みの共有
ってのは辛いねぇ?]
[とは言え、また近付き過ぎて
手痛い反撃を食らっちゃ堪らない。
さっき手刀を喰らった部分が
まだいてぇんだよおい。
おっさん舐めんな……!
足を留め、壁に走った魔法陣に手を付き
ちょっとした指示を出す。
・・
……そろそろ食事も終わった頃だろう]
なに、悪い事は言わん。
一つばかり手伝って欲しい事があるだけっつかな。
───アシュレイちゃんにはさ、
とあるダンジョンを攻略して欲しいんだよねぇ。
[そんな風に、こちらの要件を伝えるそのうちに]
[荒々しい足音が、階上から響いてくる。
石造りの階段を踏み鳴らすその音は、
一つ、二つ……いや、四匹分程だっただろうか]
おっ、早かったな。
お疲れちゃんっと。
[丁度アシュレイちゃんを間に挟む形で、
やって来たオーク達に手の平を振る。
もちろん、爽やかな挨拶が返って来るハズも無く。
こいつら基本的に、欲望でしか生きて無いからなー。
時は朝方。
たっぷりの睡眠を取って睡眠欲はばっちり。
そしてぴちぴちの死体を喰って、食欲もばっちり。
ならまぁ、残るは……]
なーなー、アシュレイちゃんさー。
意地はらないで、
"助けて下さいご主人様。何でも言う事聞きますぅ"って
俺の靴舐めろよ。
そしたら助けてやらない事もないよー?
[実験台に腰を下ろし、組んだ足を揺らしながら。
俺は目の前の饗宴を特等席で愉しんでいた。
動きは鈍いが体力と精力だけは有り余ってる
二足歩行の豚型モンスター、オーク。
ちいとばかりオツムも足りないせいで、
未だ二匹は階段に挟まってつっかえてるが……
先頭の二匹は、目の前の美味しそうな雌に群がって。
バキバキに怒張を勃起させながら、
邪魔な着衣を引き千切り、上から伸し掛かり
押さえ付けようとしてやがってなぁ。
血に塗れたその口元からは、ブヒブヒとくっせぇ息と
興奮からか止め処もなく唾液が垂れて。
床とアシュレイちゃんを汚すのだった*]
私を■してくれないか
(どうか…………私にあたたかな眠りを)
[ 服越しに伝わってくる床の温度は冷たい。
ああ、失敗したと歯噛みしつつ
起き上がろうとすれば、後ろから投げ掛けられる声。
本体? 感覚の共有?
一体何の事だと顔だけ向ければ
突然片脚に何かが触れるのを
感じた────次の瞬間。
ボキリ、という鈍い音が響く。
次いで脚に走る強烈な痛み]
っ! あ、ああああああああっ──!
[ 脚が折れたのだろうか。
そのあまりの痛みに
我を忘れて叫び声を上げたのだった]
く……う、ぅ……。
[ 彼の指先が宝石の中から離れた後も
呻き声を上げて床に倒れ伏せたまま。
奥歯を噛み、痛みに堪えていれば、
男の意外な申し出が耳に飛び込んできた。]
て、手伝い、…だ、と……!?
なんで、お、れ…が……。
じ、自分で……行けば、いいだろ……。
[ 何故自分に頼むのか。魔王と呼ばれた男が。
こんな目に遭わされて、さらに仕事の手伝いまで
しなければならないだなんて。
冗談ではなかった]
[ そんな時の事。
何かが地上から降りてくる
騒々しい足音が階上から響いてきた。
苦労しながらも、上体だけ起こし
様子見をしていれば扉から姿を見せたのは
数匹のオークたち。
早かったとは、一体何をしていたのだろう。
そんな事を思っていれば
彼らの視線がふいに、男から此方に向く。
鼻から荒く吐息を漏らす怪物たち。
此方に注がれる視線は尋常ならざるものであった]
[ 背筋にぞくりとしたものが走る。
二匹がこちらに襲い掛かってくる。
成す術もなく着衣が引き千切られ、
一匹のオークに床へと押さえつけられる]
くっ……なめるなっ!
[ 股間の盛り上がった部分を
渾身の力を込め蹴り上げる。
そうしてオークが怯んだ、その瞬間。
腕を伸ばし両目に指を突き刺した。
ぐちゅり、と球状の物体に指先が刺さり
ゼリー状の生温かい感触が伝わってくる。
目を潰した後、すぐに指を抜いて
腹を思い切り蹴っては突き飛ばして。
腕を床に突いてはバク転。
実験台まで後退するのであった]
っ……く、くそ……。
[ 扉近くに目を向ければ
全部で四匹いるのが確認できた。
一匹は視界を潰したとて、残り三体は健在。
片脚が自由に動かせない今
どう考えでも分が悪い。
脂汗が全身に湧き出す。
段々片脚の感覚がなくなってきた。
せめて短剣か、
武器になるものさえあればと思うものの、
残念ながら周囲に目を走らせても
見つかりそうにはなく。
最早万事休すか]
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