【人】 涼風 梨花"これ"はその時にあなたにお返ししますわ。 ……御子柴さん。 [手元に残ったネームプレートを自身の唇に宛がい笑う。 要するに他のクルーを寄越すのは却下、という意味だが 先ほどの台詞を合わせてもきっと、伝わるだろう。 都合が悪ければこの場で断るよう言い添えて。 返事を聞いたら、それがYesでもNoでも関係なく 緩やかな足取りでその場を離れるつもり。]* (36) 2020/07/12(Sun) 11:31:44 |
【人】 涼風 梨花[通常なら、男女ふたりが通路の端で 立ち話をしていたとて通行を阻むことはないだろうが 彼のような巨躯なら、別かもしれない。>>11] あら、ごめんなさい。お邪魔だった? ……ふふ、ありがとう。 そういうあなたも。 とても、素敵だわ。 [御子柴との会話が一区切りした頃合、 独白めいた世辞が聞こえて、其方に顔を向け 随分と高い位置にある精悍な顔つきを見上げた。 日本人にしては広くて厚い肩幅や彫りの深い顔に どこか異国の血を感じながらの遣り取りは 日頃から慣れている社交的なそれの域を出ないが。 スーツの下に秘められた肉の隆起を思い描かんと するような視線は、この場で覚えた所作。]** (37) 2020/07/12(Sun) 11:50:00 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a10) 2020/07/12(Sun) 11:52:31 |
【人】 涼風 梨花― 個室 ― [冷房の効いた部屋へと戻ると、大きく息を吐く。 酔いが落ち着いてきたのでわかることだが、 どうやら自覚していた以上に緊張していたらしい。] 私ったら……なんてことを。 [奥様、と囁いてきた声音を反芻する。 白指に触れた感触を。麗しい、と褒めてくれた言葉を 思い出すだけで、自然と身体が火照る心地だった。 何も、誰にも後ろめたいことなんてないが。 恐らく独身であったなら、ここまで不安と高揚が ないまぜにはならなかっただろう。 後で、と言えば何時になるか解らぬから 10分、と早めに区切ったことを後悔する。 これではシャワーを浴びる時間が足りない……いや、 そんな準備万端で待ち構えるのもはしたないか? うろ、うろ。 広すぎるスイートルームを所在なく歩く。 長いようであっという間に過ぎる10分の間に 女が用意できたのは、事後に渡すチップだけ。]** (61) 2020/07/12(Sun) 14:58:59 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a20) 2020/07/12(Sun) 15:02:49 |
【人】 涼風 梨花― 個室 ─ [そういえば、彼の名を確かめはしたが 此方は名乗ることも部屋番号を伝えることも忘れていた。 『呼べば向かう』という言葉は本当だろうか。 従業員なら、ゲスト全員について把握していても おかしくはない人数ではあるが。 10分という時間が短いようで長く、やはり短い。 もしかしたら揶揄われたのかも?だとか、 そんなことを考える間にシャワー、とおろおろするうち 呼び鈴が鳴り、びく、と肩が跳ねる。 いやいや、相手はただのクルーで、女は齢28で、 夫との性交渉は無くとも生娘というわけでもない。 慌て過ぎ、そして浮かれ過ぎては勿体ないと、 扉を挟んで数度、深呼吸を繰り返し。] (99) 2020/07/12(Sun) 21:32:00 |
【人】 涼風 梨花……いらっしゃい。 ……、 [実際、どれだけ時間が経ったかなぞ解らない。 ただ、扉を開けて思わず息を飲んだ。 御子柴の装いが、先ほどとはガラリと変わっていたから。 まるで高級ホテルの給仕のように。] 時間通り、ね。 さ、入って? [ぱち、ぱち。 見惚れるよに瞬きを繰り返しながら暫しの間のあと、 繕うように笑うと、ドアを引いて中へと招く。 実際、どれほど時間が経っていたかは確認していない。] (100) 2020/07/12(Sun) 21:36:31 |
【人】 涼風 梨花[背後で扉が閉まる微かな音がしたら、 大人数人が裕に寛げるだろうスイートルームが 少しだけ狭くなったような感覚に陥った。 トレイに乗せられたグラスが二つなことに、 唇の端を上向かせ。] ふふ、 ……乾杯にも付き合ってくれるの? [まだ彼は、クルーとしての外面を保っているか。 けれど女にとっては、既に彼の立場は曖昧だ。 ひとまずはリビングスペースのソファに腰を下ろし、 白手袋で覆われた指先をじ、と見詰める。 勿論、左手の薬指には、細い指環が嵌まったまま。]* (101) 2020/07/12(Sun) 21:41:27 |
【人】 涼風 梨花[奥様、と呼ぶ声に少しだけ苦笑い。 嫌というわけではない。純粋に呼ばれなれていないだけ。 彼から預かったネームプレートは失くさぬように クラッチバッグに入れたまま、テーブルの端にある。 対応によってはその場で返すことも考慮していたが、 少なくともグラスを二つ、持ち込んだ時点で その可能性は低いと見ようか。] あら、そのつもりで来てくれたんじゃないの? [まだ、人ひとり分ほど空いた距離であれ。 グラスがテーブルに、そして彼がソファに腰を据えると 冗談めかして笑いかけて。 差し出された掌に、また、暫く間を置く。] ──…そうね、…邪魔だわ。 [別に、何かしのフェチズムがあるわけでもない。 す、とスカートの裾を引き、少しだけ身を寄せて。 片手を彼の手首に添え、反対の手でする、する、 ゆっくり白手袋を外していこう。] (104) 2020/07/12(Sun) 22:25:55 |
【人】 涼風 梨花[露となるのは、ほっそりとした夫の指とはまるで違う。 知らない男性の掌。 清潔で、器用そうで、けれど働き者の手だ。 引き抜いた手袋をテーブルの脇に置き 抵抗されなければ甲に浮かぶ静脈を辿るように 白指がつつ、と撫でるだろう。] あ、……ごめんなさい。 夫以外の人と、握手以外で触れるのは久々で、…。 [手首から、指の付け根まで行き来したところで ぱ、と離すと、カクテルグラスへと目を向ける。 乾杯しましょう?と目線で促し、ステムを摘まんで。]* (107) 2020/07/12(Sun) 22:32:08 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新