77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
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[その夜の寝顔はきっと、常よりは安らかなものだった。]
(130) 2021/06/25(Fri) 3:36:15 |
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─後日─
散々紅鉄様を誂ったものだけど 案外、俺も楽しみにしていたのさ
それに、強引にさせちまったのもこっちだ
[花の出来上がりではなく、その時相手と何を話すのかを。
故に慰めを受けても首は横に振られる。落ち込むことはなくとも、少し残念だった。 思い出ごと不要とされたのではなく、鬼の側にとっても大切なものだから持たされたのだと分かったのなら一層に。]
(131) 2021/06/25(Fri) 3:36:45 |
| へぇ……へぇ! 鬼様にもそういう欲もあったんだなァ
[僅かに言い淀んだ様子を見逃さず、紅色を覗き込むのは根付いた癖がさせたこと。 しかしあの夜、置き去った後の鬼が抱いていた苦しさを聞かされていたが為に、それ以上言葉を求めることもなく鬼子の顔は引っ込んで。
まるで子供を教育するような問いにも、素直に顎を引く。]
(132) 2021/06/25(Fri) 3:36:53 |
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……俺も今はそう思ってるよ
[あの夜出会った、血肉を求め喰らう者 奪われんとしたその瞬間、何の喜びも生まれなかった。
髪を撫で梳く手の甲に指で触れ、隆起した命の流れをなぞる。]
なら、これからも変わっていくあんたを見ていられたらいいね
[交わる視線は離れ、互いに同じ方角へと向いた。
思わぬ邂逅を果たした傍らの男の同胞を思い、唇は引き結ばれた。**]
(133) 2021/06/25(Fri) 3:37:13 |
[額に口づけられるのも、名前も呼ばれるのも、ただただ嬉しくて]
ああ、だいじょうぶ……
[しわがれ声で囁くようにしか返事ができないのが情けない。
とりあえず休もうとするが、かんぅが目の前で変な顔をしている]
どうされた?
………ふぁっ
[体の中で大きく芯を持つものが、蠢くものだから、覚えたばかりの敏感な箇所に当たってしまう]
あ……あ、かんぅどの……っ
も、いぃからぁ……♡
[これ以上されたら、余は死んでしまう。こんな気持ちいいことばかりされて、どろどろになってしまったら……]
余をかんぅ殿のことしか、考えられなくさせる気か?
[この野蛮人め、と頬を染めた涙目で嫁を睨む。
まさか彼の青龍偃月刀が抜けなくなっているとは気づかず勘違いをし、自分から抜こうと試み始めたが。
すっぽり入って抜けなくなっている一因は、かんぅのナニがまだ固さと大きさを保っているのもそうだが、ヤオディがかんぅをまだ離したくないと咥えこんでいるのでお相子である]
あ、あんっ ♡
お、おおきすぎ……っ
[彼の前で力の入らない足を開き、腰を左右上下に動かす。
かんぅの前で力を失った屹立がぷらぷらと、動きに合わせて揺れていく。
本人は抜こうと必死だが、傍目にはそれはまるで、青龍偃月刀を使って自慰をしているようにも見えたか**]
── 幕間 ──
千、そういえばこれは……?
持病があるのか、何故言ってくれなかった
[ 部屋の中、荷を再確認し花が無いか探す最中。
示したのは薬らしき小さなもの。
置き去った日も疑問に思ったが、問えるような状況ではなかった。 ]
ああ、これは腹の中を綺麗にする薬
こっちは潤滑剤だなァ
入って早々布団に連れて行かれた時は、
一瞬使うことになるかと思ったけど
紅鉄様にはそんな趣味無さそうだったから
未だ開けてもいねぇ
[厚い紙に包まれたものと小瓶を順番に見せ、軽い調子で説明する。
語らなかったこちら側の勘違い、思い出し懐かしく目を細める。]
ま、手を出したくなったら言ってくれよ
きちんと準備しないと、あんたのほうまで痛くなるらしいからな
その為の教育は受けてるから心配するな
な……
[ あまりの内容を、他愛も無いとばかりに軽く語られ絶句する。
教育、とは。 ]
千、まさかお前は村で……?
誰だ。あの時にいた内の一人か?
[ 自分が選んだせいで、なのか。今まで思いもしなかった。
両肩を掴む鬼の表情には余裕がない。
ただでさえ迫害されていた花嫁がそんな目に合っていたらと思うと
気が気でなかった。 ]
ひひッ、あの村に俺に興奮する人間がいると思うかい?
花嫁になる為に口頭で教えられただけだよォ
女達も同じじゃねぇかな
随分長く続いた制度なんだろう
人間側も色々考えていて、当然さ
[気に入られる為に、少しでも長く生きるように。
想像出来る理由については鬼の心を想い、口にせず。]
紅鉄様は驚く時だけは顔に出るなァ
なあ、嫌だったのかい?
俺が奴等に手を付けられてたらと思うと、居ても立っても居られない?
[喉を鳴らして笑うばかり。
愉快そうに振る舞いながら、密やかに問われた鬼の様子を見ていた。]
…………そう、か
[ 掴む手の力が、安堵により抜ける。
それでも、何てことを教えたのかとため息が落ちるが
自分たちのせいで生まれた伝統は、咎められない。 ]
当たり前だ
お前が傷つけられるのは、嫌だとも
[ 躊躇い無く返す答え、鬼の想いに嘘はない。
背けた顔の理由は別の部分にある。
そうして再び探し物に戻ったのなら、
その落ち着かない心地も、収まってゆく。 ]**
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