人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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【人】 求職中 ダビー

……そういう事なら構わないが。
それでいいのか?

[てっきり海の見える夕陽の丘とか、純白のチャペルとか、そんな言葉が出てくるかとも思っていたから、一瞬拍子抜けして、けれどすぐそうではないと思い至った。

彼女がそれだけ自分との未来を真剣に考えていて、クルー達との絆を大事にしているからだろう。]

わかった。一番にバーナードへの報告と、チャンドラへも…だな。
ゾズマがそう言った時は…一緒に叱られてやる。

全て終わったら…正式に一緒に家族になろう。

[色々な事がありすぎた船を離れて、第二の人生を二人で歩んでいく。
それは確かに最良の事だと思ったから、深く頷いてスピカの手を握り、告げた**]
(350) 2022/07/23(Sat) 16:07:20

【人】 機関士長 ラサルハグ

 だから、お前、船で、もう次ないかも、なんて言ったら怒ったよな。>>0:95
 俺、免許が切れるってことは、もう、いいかげん帰れってことなのかな、ってちょっと思ったりもしてた。
 実際、この脚もかなり心配をかけたし。

 でも、まぁ、今は、
 お前が真剣に怒ってくれたから、
 また飛ぼうと思ってるけどな

[ちらっと助手席を見て、にこ]

 ということで、
 心配かけまくってる息子なわけだけど、
 まぁ、それでも、うちの母さんは強くて明るい人なんで、
 楽しみにしてるらしいから、

 ヒロミよろしくな。**
(351) 2022/07/23(Sat) 16:11:39

【人】 生物学者 アマノ


>>347

────そう、か。

[不在がちで、でも事あることに自分の仕事場を見せてくれた父親。父親の不在を寂しく思う母親。

どちらも俺にとっては御伽噺の登場人物のように遠く朧げだ。

無愛想ながらも人に愛されるラサルハグの原点が見えた気がした。]
(352) 2022/07/23(Sat) 16:42:30

【人】 生物学者 アマノ


………………。

[お父さんが亡くなったのは事故か何かで……?と問う前に、淡々と、でも穏やかな口調で、ラサルハグの家族の歴史が語られていく。

そういえば奴は大学でいつでも一番安い定食だったな、とか。教本も先輩から譲り受けたのを使っていたか────とか。

人の身なりにそう気づく俺ではないが、思い返せばいつも似た風な出立ちだったようにも思う。]
(353) 2022/07/23(Sat) 16:43:27

【人】 生物学者 アマノ


正直、な。

お前が心から納得して船を降りるのなら、俺も無理矢理宇宙に引きずり出そうとかは思ってなく、て。

ただ、その義足を理由にして諦めると言うなら、それは違うだろ、って────腹が立った。

俺、怒りすぎてたよな。
…………すまん。

[ラサルハグがあまり素直に己の事を語るものだから、俺も釣られてしまったんだろうか。

常になく、思うことが素直に口から零れていた。
だから強がることもせず、]

────正直、すごく緊張はしてるけど。

変に格好つけようとかは……思わないようにする。

[まあ、腹は括ったよ、と、小さく笑い。

うっすら空に赤みが増えてきたら、”朝っぱら”はもうすぐだ*]
(354) 2022/07/23(Sat) 16:44:39

【人】 機関士長 ラサルハグ

>>354
ヒロミが怒りすぎなのは、まぁ、ヒロミだからしょうがないかちなみに、動画の怒鳴り声はもうきいたらしいから、
恰好今更つけても同じだと思うぞ。

[むしろ、その動画を見たからこそ、
 連れておいで、になったんだろうと思う]

ヒロミがさ、
その、親御さんといろいろすれ違って、
どうしても親を許せないとかあるかもしれない。
で、どうしようかって考えたんだけど。

俺から、ヒロミの親御さんとは仲良くしろとは言わないけど、
じゃ、せめて、
うちの母さんと仲良くなってくれればいいなって思った。
うちの母さんを母さんって思ってくれればなって。

[朝が見えてきて、
 空は一番綺麗な色を見せる。
 夜明けの群青は空気が澄んでて、
 ついつなぎとめておきたくなるくらいだけど、
 時間はどんどん経っていくんだ]
(355) 2022/07/23(Sat) 17:04:10

【人】 機関士長 ラサルハグ

【実家】

[それからは、
 ほどよい田舎の小さな和風住宅に到着する。
 ラスと同じ赤毛の、でも、柔らかな雰囲気の母の出迎えに
 ヒロミはどんなだったかな、
 きっと、料理をするって聞けば、喜んで、
 庭に植えてある植物を母は喜んで案内するだろう。

 ラスがいないところで秘密の話もしたかもしれない。
 何か聞きたいことがあればチャンスかもね]**
(356) 2022/07/23(Sat) 17:08:17

【人】 メカニック ゾズマ

【帰還してそう遠くない頃】

[果ての無い夢から覚めた後、最初に目にしたのは真白な天井。
 未だぼんやりとした頭ではあったものの、“夢から覚めたらしい”、ということはなんとなく理解した。
 その後、担当の看護師から受けた説明が、状況の理解を助けてくれた。

 遭難したミスティックアンテナ号からの救出(4年42日の経過は、流石にすぐには知らされなかった)。コールドスリープの正常な解除。現在は重力適合と、スリープ解除後の検査のため入院中、とのこと。]

 ( ………、そう、だ。
   ドクター……、は? )

[感情の浮き沈みを繰り返していた夢の中で、彼女への負い目は絶えずにあった(当のチャンドラにそんな心地を垣間見られていた>>251ことには、気づいていない)
 この時ははっきり、最後に見た様子がどうだったかとか、思い出すことはできなかったけれど。
 なんとなく、自分が直していったものが役に立ったような――そんな風な気はしていて。
 そんな“もしも”から、ふっと口から出てきかけた問いを、諦観とも怖れともつかない心が押しとどめる。]
(357) 2022/07/23(Sat) 17:16:41

【人】 メカニック ゾズマ


 ( それより、も――。
   いろいろ、大変になりそう、かな )

[必要な療養を終えれば、これから先に待ち受けているものの想像はできている――感傷に浸るよりも前に、そういうことを考えてしまう。
 アンテナ号の事故に関しての事後処理――報告作業だったり、公の場での会見だったり、責任追及だったり。
 乗艦整備士である自分が、アンテナ号の処分>>217>>218やスリープ装置故障の件>>310で駆り出されることだって想像に難くなかった。

 艦内の人間関係をあげつらうゴシップが出てくることまでは考えてはいなかったけれど(世間はそういうものだと予期できてもおかしくなかったが)、それが無くとも、あの旅路と漂流を共にした“生き延びた者たち”――とりわけ、“夢の中でも”目覚める様子の無かったスピカ――のことが、気掛かりとしてあった。

 けれど、この時のゾズマには、それらよりも前に。
 一個の人間として――親のいるひとりの子としての、ひとつの闘いが待ち受けていた。]
(358) 2022/07/23(Sat) 17:17:24

【人】 メカニック ゾズマ

[そう、親族の面会許可が下りてすぐに、母が病室を訪ねてきたのだ。]

 ちょっ、まっ、……
「予め遺書残しておくような覚悟もないんだったら宇宙船クルーなんて辞めちまえ」!?

 あのさママ、それ4年以上も行方不明キメてた子供に真っ先に言う台詞!?? あのねー親なら他にもっと言うことあるでしょバカじゃないのママ!??
 第一さーなんかあったら死ぬ覚悟くらいはそりゃしてたよ!? それくらいはわかって――ねえ聞いてるママ!?

[遭難を受けて、さらに言えばラサルハグからの通達を受けて初めて“遺書”を書くことを考えたゾズマは(結局書く事態にはならなかったが)、乗船前に“遺書”を遺さなかった件について母から思いっきり怒られていた(チャンドラはきっちり事前に書き残していたのに!>>1:505
 面会――4年以上ぶりの再会が叶うなり、泣くでも抱きしめるでも「良かった」の言葉を掛けるでもなく、突然激昂を露わにした母。その姿は、親友を労わるより前に罵倒が出てきていたゾズマとも似ていたかもしれない。流石親子と言うべきか。
 尤もそんなことをこの時のゾズマにしみじみと感じさせる余裕なんてものは無い。それよりも――]
(359) 2022/07/23(Sat) 17:19:02

【人】 メカニック ゾズマ



 ( やばい、……
   今度こそマジで辞めさせられる! )

[そう、今まさに、特に何かの権力闘争に関わっている訳でもない家族間の事情という非常に個人的な問題によって、ゾズマは人生3度目・・・の離職の危機を迎えていたのだ――!]
(360) 2022/07/23(Sat) 17:19:35

【人】 メカニック ゾズマ

【回想】

[さて、人生3度目の離職の危機が今この時だとすれば。
 2度目の危機は、2年前、否、もはや6年前になる件の事故の件。
 では1度目はというと――その6年前の事故が起こる艦の出航を控えた時のことだ。

 大学の卒業見込みの立ったゾズマは就職先も決まり、メカニックとしての安泰な人生のコースをひとまずは踏み出した。
 「就職先が決まった」という話だけをした時は、母もまたそれを喜んでいた。
 不穏な風が吹いたのは、実際に就職してから、初仕事に関する話を簡単に告げた時だった。]

『――待ちなさいゾズマ。
 あなた、軍に入ってたの?』

 へ? ちょっと待ってママ。
 なんでアタシが軍にいる話になってんの……?

[初仕事の内容とは、とある軍用宇宙船の整備。詳細な話は機密事項に当たるため、ここでは話さなかったけれども。
 さて、この「就職先」の実態とは、単に軍需産業に携わっている製作所、というだけのこと。
 このかみ合わない話の原因は、単にゾズマの説明の仕方が悪かっただけだ。]
(361) 2022/07/23(Sat) 17:20:42

【人】 メカニック ゾズマ


『母さんが――わたしが、デネボラが、
 なんであなたを連れて逃げてきたと思ってるの!?
 なんで父さんが、あなたと母さんを
 ここまで逃がしたと思ってるのッ!?>>2:29

[ゾズマの記憶の中の母は、この時まで、穏やかで冷静で、気丈な姿しかなかった。
 母がここまで激昂する姿を見たのは初めてで、暫くは何も言えないままだった。

 その後、なんとか誤解を解くための説明はした心算だったが、その言葉がすぐに母に届いたかどうかはわからない。
 最終的には“自分が軍人になるわけではない”という話なのだと納得してもらい――そのはずだ――人生初の“離職の危機”を回避した訳だったのだが]
(362) 2022/07/23(Sat) 17:21:18

【人】 メカニック ゾズマ

[後に聞いた話で、母に怒られた日の翌日、なんと母はその件の製作所に抗議の通信を飛ばしていたらしいことをゾズマは知った。]

『いい? わたしのたった一人の娘を
 軍艦のクルーにするなんてことをしたら
 ただじゃ済まないと思うことね!
 だいいち気に入らないのよ、あなたたちの
 “ハーキュリーズ製作所”って名前からして!』

[……というクレームだったとかなんとか。
 結果としてゾズマが件の艦に乗船することはなかったが、それが地上整備班の主体たる製作所へのこのクレームが影響してのことだったか否かまでは定かではない。おそらくは、乗員たちにこの件がわざわざ伝えられることはなかっただろう。
 なお少なくとも、当時のゾズマは宇宙環境への適応訓練が済んでいなかった、というのは事実だ>>0:155。]
(363) 2022/07/23(Sat) 17:21:45

【人】 メカニック ゾズマ

【帰還後:入院中】

[――丁度この時の、最後に会った記憶よりも少し更けてみえた母の怒り>>359は、あの時の怒り>>362にも似ていた。
 そう振り返れば、もはやなんとかの顔も三度どころでなく二度までかもしれない、と思う。
 病床の上でゾズマは観念して溜息を吐き、真っすぐ見つめてくる母と視線を合わせた。]

 ママの気持ちは解った。解ったよ。
 解ったから……船乗りやめるかどうか、は、
 もうちょっと後にさせて。

 アタシ多分、これからいろいろ、
 事故の後始末とか――ちゃんと事実を伝えたりとか、
 やらなきゃならない仕事がいっぱいあるから。
 だから辞めるにしても、全部ケリつけてから。

『……、解ったわよ。解った、けど。
 今辞めなかったらあなた、結局ずるずる
 やっぱり辞めないとか言い出すんじゃないの。
 どうせ今回も・・・、ラサエダとかが
 あなたたち庇って辞任回避とか斡旋とかするんでしょうし』

 えっと、ママ。何回も言ってるけどあの人は、
 ラサエダじゃなくて、ラサルハグ・マエダ――
(364) 2022/07/23(Sat) 17:23:45

【人】 メカニック ゾズマ


  ――――え。
      ママ、今、なんて。

[「今回も」。つまり「前回」があったということ。
 心当たりといえば2年前、もとい6年前の事故の件だが――まさかそんなことがあったとは夢にも思わなかったゾズマは、ここで母から事の次第を聞くこととなった。

 あの事故の際、艦の不具合を炙り出さんとばかりの露骨な調査が行われたこと。整備班も(無論、勤めていた製作所も)そのやり玉に挙げられていたということ。けれどもそれは機器の仕様上の問題だったらしいと一旦結論付けられたこと>>0:220
 しかしその後の追加調査で再び整備員に問題が被せられ、当然のようにゾズマも責任を負わされていたということ(この辺りで製作所の上層部からひどい暴言を受けたことは、ゾズマも覚えている)。そしてその事態を知ったラサルハグが整備員の経歴をチェックし、ゾズマの腕の確かさを確認した上で就航に便宜を図ってくれていた。
 あれだけゾズマを叱責した所長が、それでも懲戒処分を下してこなかったのは、ラサルハグのこうした対応があったからこそだった、とも。]
(365) 2022/07/23(Sat) 17:24:39

【人】 メカニック ゾズマ


『って言っても、ラサエダから聞いた訳じゃないわよ?
 ハーキュリーズの役員だった人が家に来た時、
 お詫びのビスケットsweetと一緒に聞いた話なんだけれど』

[軍事部門でのトラブルということもあってか、この問題に関して自分の目と耳では兎も角、公のメディアでこうした問題に接することはあまりなかった(母らによって意図的に遮断されていただけかもしれないが)。
 そして当事者であったラサルハグからも、あの事故の後始末の件について特に何か言われた覚えはなかった(この艦で彼と一緒になってから、軍時代の話を聞いたこともまた、なかった>>2:347>>2:394)。
 チャンドラからは、あの件は「色々な要因が重なって起きた」>>3:328とだけ聞いている。
 この話がどういう経緯で件の元役員へ、母へ、自分へ巡り巡ってきたかは分からなかった、けれど]
(366) 2022/07/23(Sat) 17:25:32

【人】 生物学者 アマノ


>>355

────その報告は要らなかったぞ……。

[まじかよ……と、ラサルハグに背を向けるように身体を捩ってシートに頬を押し付ける。

マスコミのカメラの前であの啖呵はないだろう、俺。冷静になった今振り返ると、肝は冷える一方で。

で、アレ見て俺に会いたいとか。

ラサルハグの母親なのだからと信じてなければ、俺を憎んで刺したい気持ちで呼んだのかと勘繰りたくなるくらいだった。

────まあ、それは杞憂だったのだけど。]
(367) 2022/07/23(Sat) 17:28:43

【人】 生物学者 アマノ


[こんな突然に、手土産もなく申し訳ないと頭を下げる俺に、気にしないでとラサルハグによく似た蒼い瞳が細められる。

昨日の深夜に決まった訪問だったと言うのに食卓には絵に描いたようなこの地方の──つまり俺の故郷でもある──朝食が用意されていた。

懐かしい、と言う感覚とも少し違うのだけど、実家の家政婦が良く作っていてくれた献立。記憶の中のそれよりも、今日の食事は数十倍も美味しかった。」

────この茄子、すごく美味しいです。

[味噌汁と漬物に使われていた茄子があまりに美味しかったから呟けば、庭で育てているのだと。

食後には、気に入ったなら持って帰れば良いと家庭菜園を案内してくれた。

いつの間にか、ラサルハグの姿は消えていた。]
(368) 2022/07/23(Sat) 17:29:54

【人】 メカニック ゾズマ


 そ、っか。そうだったん、だ。
 お礼、言わなきゃ――…

[あの長い夢の中での“仕事終わり”の挨拶>>4:+61は、艦の事故を取り巻く問題を全て片付けてから、また改めて告げるべきだろう。
 では、あれからさらに遠い過去になってしまった、この件の感謝は?
 今更といえば今更で、それこそもう蒸し返すこともない過去の話かもしれなかった、けれど。
(その過去の証――義足のことが、まさか賛否両論の材料に使われる>>188なんて自体は想像だにしなかった)

 「ゾズマがいて、よかった」>>4:+61と言ってくれたラサルハグに、ペンと便箋で感謝を認めるのは、これよりもっと後の話。]
(369) 2022/07/23(Sat) 17:31:03

【人】 生物学者 アマノ


────心配、ですか。
ラサルハグがまた宇宙に行くのは。

[別に、このタイミングを狙ってたじゃない。
けれど、ぽつりと言葉が落ちて行った。]

あいつ、最初はもう飛ぶ事を諦めてました。

それを俺が「飛びたい気持ちが残っているなら飛べ」と怒鳴りつけてしまって。

今の義足がハンデなのなら、ハンデにならない義足を俺が作ればいいだろ、って……。

[でもそれは俺のエゴかもしれなくて。
悩んでます。

少し俯きがちに呟くように言った俺に、彼女のふわりとした微笑みは崩れなくて。

纏う雰囲気も顔立ちも全然違うのに、俺はどこか、チャンドラを思い出していた。 *]
(370) 2022/07/23(Sat) 17:31:07

【人】 メカニック ゾズマ

[と、ここで――ぷつりと何かの糸が切れたように、母が思い切りぎゅうっと抱きしめてきた。]

 むぐッ、
 ちょ、ママ、苦しい……アタシまだ病人!
 ホントこういう時、加減、しない……

[母の背中をさすりながら、ゾズマは弱弱しく笑って。
 それから、つられたように涙を、嗚咽を零した。]

   ……うん。大丈夫。
     もう、大丈夫だから、ママ。
     だからもう、泣かなくて、いいよ。**
(371) 2022/07/23(Sat) 17:33:05

【人】 機関士長 ラサルハグ

>>370

[ラスの母、家庭菜園を案内しながら、茄子はぜひ持って帰ってと、園芸ばさみで茄子を採る。
ピーマンもあるのよ、でもあの子ちょっと苦手だけどね、なんて。
そのあと、縁側で冷たいお茶をヒロミに出したりなんかしながら、
ヒロミの話を聞く。]

この4年はさすがに長かったわ。
で、あの子も私より先に逝っちゃったのかな、って。
本当、うちの男はみんな私に心配ばかりをかけるのよ。

もちろん、今後も心配しかないけれど。
もう、仕方がないかな、ってね。
きっと、私が思うよりもいろいろたくさん、考えてんだろうから、
大人になったら、もう、引き留めるようなことはしていないの。
(372) 2022/07/23(Sat) 17:53:10

【人】 機関士長 ラサルハグ

でも最初、軍隊に行くって言った時は肝冷えたわね。
当時はそれが一番すぐに稼げるからとか。説得されちゃってね。
これだけは止めるべきだったけれど、過ぎてしまったものは仕方ないわ。

で、義足になって、さすがにあきらめるかと思ったら、それでも、とかで船乗っちゃって、
本当、父さんに似たのね。馬鹿なんだから。

[きっと、看病とか帰ってこないかもしれない子の心配とか、
 たくさん経験しているだろう、その手は、皺も増え、爪もKずんでいるところもある。
 でも、彼女は美味しそうに麦茶を飲んだ]

飛べないっていじけてしょんぼりしているよりは、
いいと思うわ。
あの子の脚がよくなるなら、とても嬉しいことよ

[よく似た笑顔でにこ]*
(373) 2022/07/23(Sat) 17:53:34
メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a45) 2022/07/23(Sat) 18:04:45

【人】 休職中 スピカ

【自室/事後処理>>348

 正式に……家族……。

[じんわりとその言葉が胸に染みこんでくる]

[スピカは両親の話を一度だけ先生に聞いたことがある。
両親は共に同じ研究所で働いていたそうだ。そこは新世代エネルギーの研究をしている研究所だったらしい。
そこで出会い、結ばれ、スピカが生まれた。

安全性にリスクのある研究をしていたらしく、父親は別の研究所に行けないかということを相談していたというのだ。
その日は新施設稼働の記念行事で、育児のために休んでいた母親も行事に出向いた。本当はスピカも連れて行かれるはずだったのだが、その日はあいにくの発熱でベビーシッターに預けられて家にいた]

[その後は……ニュースサイトのアーカイブを漁れば山のように出てくる。
生存者0という凄まじい爆発事故という記事を]

[スピカに家族がいたのは生まれて数か月の間だけだった]
(374) 2022/07/23(Sat) 18:42:11

【人】 休職中 スピカ


[自分と似ているなと思った。
職場で出会い、リスクの高い職場を離れようとしている自分に。
そう思うと急に胸が苦しくなって、思わずダビーに縋りついた]

 それとね、……ダビーの家族、……ダビーのお母さんたちに会いたい、かな。

[何度も聞いたダビーの故郷の家族の話。
そこに出てくる人たちにどうしても会いたくなったのだ。
映画で見る作り物の家族ではない、血の通った本当の家族に]

[厚い胸板の奥から聞こえる生きているとわかる心臓の鼓動に、自分たちは生き残ったんだと実感を深める]
(375) 2022/07/23(Sat) 18:51:18

【人】 調査員 ルヴァ


あのね。僕。
ゾズマの笑った顔、好きだよ。

[よろしく、と告げるゾズマの笑みは。>>-1273
スリープ室に向かう前の
どこか繕ったようなものではなくて
自然と浮べられたものであるように感じる。

その顔を、いつまでも見せてくれますように。
彼女が心許してくれる存在が、自分でありますように。
そう願ったけれど。

その笑みがやや緊張染まるのを見れば>>337
そういった経験が(おそらく)ないであろう彼女には
いささか過激な話題だったかなあ、と思いを馳せもする。
まあでも大事なことだし。
最初にはっきり言っちゃったほうが
後々禍根になったりしない―――と思う。多分。経験上。]
(376) 2022/07/23(Sat) 19:37:34

【人】 調査員 ルヴァ


……ホント?

[それでも、踏み出して、
歩み寄ってくれる彼女が愛おしいなと思った。>>338

現に今、本人の申告通り頬を撫でても
嫌がっているような様子はなくて―――
心地よさを感じてくれているのだろうことが。
手を伸ばすのを許してくれていることが嬉しい。

釣られるように自然と表情が緩んで、]

ん。
そこまで言ってくれるなら―――………
大丈夫。優しくする。

[緊張している彼女の明るい髪を
安心させるように柔らかく撫でた後。

頬に手を当てて少し顔を上向かせ
目を伏せる彼女の唇に軽く、
触れるだけのキスを落とした。>>-1276]
(377) 2022/07/23(Sat) 19:39:02

【人】 求職中 ダビー

【通話中/>>345

[スピカの語る事の意味はよく理解できた。
もっとも、理解できたからどうなるという性質のものでもないなだが。
通話機の向こうで何か素っ頓狂な感じの悲鳴と音が響いたので少しぎょっとした。]

おい、大丈夫か…?
 ……大丈夫か、よかった。

それで、……そうだな。

[自制できているなら問題ないと言えばそうかもしれないが、スピカは割と真剣に悩んでいるらしい。自分だけ、というところだろうか。
それなら、やはり応えないといけないだろう]
(378) 2022/07/23(Sat) 19:48:11

【人】 求職中 ダビー

とは言え、安心しろ。
俺も、スピカが知らない男と二人で会っているのを見たらさすがに気にかかるし、場合によっては問い質してしまうようなことがあるかもしれない。

それに、嫉妬だって行き過ぎなければむしろ可愛いところもある。
そのくらいならむしろ可愛いものだと、俺は思うが。

[などと言って、ふと思い立った]

ちょうどいい。俺の方も、言いたいことがあったんだ。
今日はもう用は済んでいたりするか。

……今から会いに行っても、構わないだろうか?

[もし許可が降りたなら彼女のところに行って話を聞いて。
サダルを通じてスピカに惚気を直に聞かれたこととか、色々言ったはずだ**]
(379) 2022/07/23(Sat) 19:50:56
 




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