人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくの考えを、きみに話したことはない。
 だから、きみはぼくが何を考えてるか、
 知らないままだっただろうね。

 それこそ歩み寄りを止めているということで、
 きみの嫌がることをしているのだと、
 ぼくは気付かない。
 きみ相手には、普通に接しようとして出来てないこと、
 あんまり自覚がなかった。

 だから3年前まで余程平穏であったのは>>0:485
 愛が殺意より恐ろしいと思うのは>>0:489
 ぼく自身への欺瞞の末なのだと、気付きもしない。

 きみたちもぼくに近付いてこないし、
 ゼロくんがきみを遠ざけていた。
 それも余程平穏であったことの一端なのだとも、
 知らないんだよ。]
 
(375) 2022/12/17(Sat) 22:45:29

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ もしもきみが、ぼくのことを
 知ろうとしていると知っていたら>>65

 自分自身の思い込み――思考停止にも、
 気付けたかもしれないのに。]
 
(376) 2022/12/17(Sat) 22:46:04
 
[ 『悪魔』が『愚者』を殺した折、
 『魔術師』は『吊るされた男』の側についた。

 『魔術師』は変化を望んでいたけれど、
 こんな変化は望んでいなかったからだ。]
 

 
[ だけど箱庭は、以降も悪い方へ悪い方へばかり
 向かっていった。
 壊れていく箱庭に、『魔術師』は『箱庭の神』を頼った。

 けれど神は、何もしてはくれなかった。
 身勝手な気持ちで、皆を止めてはくれなかった。]
 

 
[ 『隠者』が制裁され、『女教皇』がぎこちなくなり

 それから箱庭もぼろぼろで、
 もう修復も出来なくなってしまった。

 そうして『魔術師』は――思考を、止めてしまった。
 生み出すものである『魔術師』は、
 この崩壊を止めることを、諦めてしまった。]
 

 

[ だから、『魔術師』は―――― ]

 

 
[ それと同じくらいの時だろう。
 『恋人』がこちらに敵意を向けたのも

 どちらが先であったか、
 それは些細な問題かもしれない。
 どちらかが手を出さずとも、
 もう片方が何れ引き起こしていたことだ。]
 

 

僕にお前を殺させろ、『恋人』


 

 
[ 『魔術師』にとって、この殺意を向けるのに、
 『恋人』は非常に適した相手だった。
 その完璧な世界を壊して終わらせてやる、と思っていた。

 そうして『魔術師』と『恋人』は、
 殺し合いを始めるのだった――* ]
 

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 一分でも、一秒でも早く会いに行きたい。
 傍に行って、顔を見て、話をしたい。

 アリアちゃんはどうしたいと考えているのか、
 どうしてフォルスさんの答えに興味を持ったのか。
 たとえ選ぼうとする道がわたしと違ったとしても
 アリアちゃんの想いだけは、知らないままで居たくない。
 
 わたしの気持ちも、選びたい答えも
 あなたには伝えておきたい。
 伝えておかなければいけない。

 わたしが今こうしてここに居られるのは
 アリアちゃんがずっと傍に居てくれたからなの。 ]
 
(377) 2022/12/17(Sat) 22:52:23

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ お世話係のひとたちやメイドさんたちに
 時折ぶつかってしまいそうになりながら
 磨き上げられた廊下を駆けた。
 ……誰かから逃げ出そうとするではなく
 追いかけるために走ろうとするのは、
 わたしとしては珍しい行いだったと思う。
 
 洋館で暮らすようになるまで
 閉じた箱の中で暮らしてきたわたしは、
 走る、という行為をほとんどしたことがなかった。
 ゆえに、走ろうとすればすぐに転びそうになった。

 転んでしまえば人を巻き添えにしてしまうか
 調度品を壊してしまうかで誰かに迷惑を掛けてしまう。
 そう思うからこそ、進んで屋内を走ろうとはしなかったし
 そもそも走る必要がなかった。

 わたしが傍に行きたいひとは、いつだって
 わたしに歩幅を合わせてくれていた。]
 
(378) 2022/12/17(Sat) 22:52:35

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 彼女の居る薬草園を目指して見据えた前方
 不意に、鮮やかなオレンジが迫ってくるのが見えた。

 少し前、
 怯えていたアリスさんと一緒にどこかへ行く姿を
 滲んだ視界の端で捉えてはいた。

 アリスさんは大丈夫かな。
 ヒナギクさんは、どうしたいと思っているんだろう。
 
 彼女とも話をしなければ、と意を決して
 わたしが息を吸い込むより、
 あちらの呼び掛けの方が早かった。>>238 ]

 
  ヒナギクさん……!

  わ、わたしは、薬草園へ
  アリアちゃんの、ところに 行こうと……っ

  ……してた、んですが


[ 勢いに気圧されるがまま質問に答えつつ
 足を止めて乱れた呼吸を整える。]
 
(379) 2022/12/17(Sat) 22:53:27

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わたしも急いではいたけれど、彼女の焦りようからは
 ただならない気配が感じられて ]
 
  
  ……な 何か…………あった、の?


[ アリアちゃん以外には滅多に出ない
 素の口調になってしまった。
 
 異常気象、地震、陥没、建物の倒壊、津波、嵐。
 世界をその目で見てきた彼女の口から伝えられる、
 いま世界中で起こり始めている崩壊の序章。

 背筋に、冷たい汗が流れ落ちてゆく ]
 

  そんな…………
  もう、……始まって、いるの


[ 絶望的な気持ちで窓の外へと視線を移す。声が、震えた。]
 
(380) 2022/12/17(Sat) 22:54:21

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ それなら猶更早く行かなきゃ。
 何もかもが手遅れになってしまう前に。

 ヒナギクさんが他のみんなにも
 報せを伝えて回ろうとしているのを知れば、
 出会えたひとにはわたしも伝えます、と言い添えて ]


  は、い
  また、後で…………!


[ 彼女と別れ、再び廊下を駆け出し始めてから
 ヒナギクさんの言葉が一週間前に聴いたそれと
 同じだったことにふと気付く。>>241

 あのときは、
 こんな気持ちで同じ言葉を聴くことになるなんて
 少しも思ってはいなかったのに。 ]*
 
(381) 2022/12/17(Sat) 22:54:26
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a89) 2022/12/17(Sat) 22:57:05

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 薬草園



  アリアちゃん……!!
  アリアちゃん、あのね、わたし……!

  ……あれ、……いない…………?


[ 息を切らして辿り着いた生い茂る緑の中、
 探し人の姿はどこにも見当たらない。
 いつも彼女が座っている椅子には、彼女の代わりに
 小さな黒板が立てかけてあった。>>126 ]


  …………どこに行っちゃったのかな
  探しに……ううん、
  また入れ違いになっちゃうかもしれないし

  ……入れ違って、ばっかりだね


[ メッセージを信じて、迷いながらも腰を下ろす。
 まだ名前と効能を覚えきれていない薬草達からは
 アリアちゃんの部屋と同じ匂いがした。]
 
(382) 2022/12/17(Sat) 23:06:12

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ もしかすると、あのひとの
 あのひとたちのところに行ったのかもしれない。
 一番に思い浮かんだのはクリスタベルさんの顔だった。

 クリスタベルさんに出会って
 アリアちゃんの背に隠れつつ初めましてをしたとき、
 その挨拶に衝撃を受けたのは今でも忘れない。

 穏やかな笑みを湛えたそのひとは
 それまでのわたしが思いも寄らなかったような存在で、
 自分の生きてきた世界の小ささを
 思い知るきっかけのひとつともなった。

 ──クリスタベルさんが倒れたときのアリアちゃんは
 わたしがそれまで知らなかった表情をしていて、

 彼女の為に何もできない自分の無力さを
 殊更に歯痒く思ったのも、忘れない。
]
 
(383) 2022/12/17(Sat) 23:06:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 玄関ホールで神様の声を聴いた後、
 クリスタベルさんとゼロさんが話しているのは見ていた。
 けれど、その会話の内容は頭に入っては来なかった。

 わたしが呆然としている間に
 気付いたらクリスタベルさんの姿は消えていた。
 その身を案じたアリアちゃんが
 様子を見に行ったのだとしても、何も不思議はない。

 ──そう、アリアちゃんには
 アリアちゃんのやりたいこと、すべきことがあるはずで。

 限られた時間をわたしにばかり使わせることを
 申し訳なく思いながら、
 ずっとその優しさに甘えてきてしまった。]


  ………………、


[ こうしてひとりで緑に囲まれていると
 世界の崩壊が始まっているなんて嘘みたいだ。

 いくつもの想い出が詰まったこの場所も、
 明日には崩れ落ちてしまうのかな。

 ここは静かだな、と現実から逃避しかけたそのとき
 背後からひぇ、と声が聴こえた。>>269]
 
(384) 2022/12/17(Sat) 23:07:45

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 振り向いて目に飛び込んできたその姿に
 反射的に、鼓動が跳ねる。]


  …………っ、クロさん


[ 声にこそ出さなかったものの
 わたしの内心も「ひぇ……」だった。

 どうして。彼が。ここに居るのか。
 咄嗟に身構えて表情を強張らせた後で
 用があるのはアリアちゃんではないかと思い至れば、]


  ……え
  わたし、……ですか?

  構いません…………が


[ 驚きに見開いた瞳を大きく瞬いて向き直った。
 一度きちんと向き合って話をすべきだと、
 頭ではずっとわかっていた。

 魂を揺さぶるこの感情は わたしの知らない誰かのもので、
 わたしは、クロさんのことを
 クロさん自身のことを何ひとつ知らない。]
 
(385) 2022/12/17(Sat) 23:08:51

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 本当は話したいことも
 尋ねたいことも、いくらでもあった。
 もしも解りあえないとしても
 だからこそ話をすべきだとも思っていた。

 こんな状況に置かれるまで、勇気が出なかっただけ。]


  えと……
あの……
その

  ──何から、お話しましょうか


[ 窺うように、彼の方をじっと見つめる。
 きちんと揃えた両膝に両手を置いて。]**
 
(386) 2022/12/17(Sat) 23:09:09
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a90) 2022/12/17(Sat) 23:15:33

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
―――売店:マドカと


[ すぐには合わない視線ももう随分と慣れたもので>>366
 互いにカップを掲げる事が叶えば 一口 ]


   ……平気?


[ あの光景を見ているのかは知らない>>198
 マドカの事はほとんど知らない――けれど
 家族も故郷も失ってここへ来た事は
 あの日の少し先、彼がここへ来て少ししてから知った

 平気の意味をどう捉えられるかは別として。
 訊ねるのは 別におかしくないだろうから ]
 
(387) 2022/12/17(Sat) 23:19:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── ベルの部屋の前で ──




[最初からここだろうとは思っていたが、
 何となく、自分も考えを纏めたくて色々と歩き回った。
 そうして一度自室に戻る。

 手紙を一応認めた。
 会えない可能性も考えて。

 辿り着いてベルの部屋の扉を見る。
 いるだろうか、いないかもしれない。

 来客がいる可能性もある。

 とりあえずはノックをした。]
 
(388) 2022/12/17(Sat) 23:20:29

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ



 ── ベル、

 
(389) 2022/12/17(Sat) 23:20:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[呼びかけたのはその名前。
 反応はあっただろうか。

 動く気配があるならば続けるし、
 なければ手紙を扉の下へと滑り込ませるだろう。]
 
(390) 2022/12/17(Sat) 23:20:48
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a91) 2022/12/17(Sat) 23:20:58

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 渡された紙を見て>>368 ]


  ……。
  何か、気になってる事ある?
  ありがた〜い一言プレゼントするよ〜


[ いつものように へらと笑いながら訊ねる。

 本当は もう少し話せるはずだったのに
 本当に ままならない

 あの日も、――今日も。
 いつもの自分を装う事が どうして難しい日ばかりに ] *
 
(391) 2022/12/17(Sat) 23:21:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君はどうするか決めた?

 俺が選ぶなら、
 ……箱庭にはいかない、だけど。

 もしベルが箱庭に行きたいなら、
 俺も着いていくよ。


 もし、…もし、箱庭に行かないのなら。
 俺と一緒に、洋館を出ないか?

 ここに来た時みたいに、
 どんな状況でも生活するコツとか、
 教えられるしさ……。
 生活費は、俺が金をたくさん持ってるし。

 もう君が『完璧』を辞めたんだったら、
 もう、君も洋館に居る必要がなくなるなら。
 
(392) 2022/12/17(Sat) 23:21:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 二人でここを出たい。
 と、俺は思ってる。

 俺は、ベルナハトだから。


 返事はいつでも。
 …… おやすみ、ベル。


[そうして引き留める声がなければそのまま自室へと戻るつもりで。*]
(393) 2022/12/17(Sat) 23:22:08
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a92) 2022/12/17(Sat) 23:24:39

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[「もう近付かないようにするから」>>263
……その言葉を背中越しに聞いた時、
チェレスタはちゃんと安堵することができていた。
というか、安堵できたことに安堵してから、改めて思った。
そう、これでいいのだ――と。

果たして当初の狙い通りに、
己をはっきり嫌うべきものとして認識させることができたかどうかは……分からない。
謝られてしまったし。
そうして謝られたことに余計にもやっとするような感情はあるのだが無視だ無視。

ともあれこれでいいのだ。
これを持って線引きをだいぶはっきりすることができた。
共同生活をしていれば、どこかで顔を見たりすれ違ったりすることは避けられないが、
それでも――近付くべきではないということがはっきりできたのだから]
 
(394) 2022/12/17(Sat) 23:28:46

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[君のせいじゃない、とは言えなかったな、結局。>>262


いじめる方といじめられる方、どちらが悪いのかという論議。
チェレスタの意見としてはこれはもう、いじめる方が悪い。

たとえ目の前に、どれだけ在り方が気に食わない人がいようとも、
己の感情を制御しないでぶつけるのは、ただの悪行だ。
気に食わないやつ傷つけたいとか破壊の衝動とか滅びとか――
そういうやつは激しいジャンルの歌を歌う時だけでじゅうぶんだ。
そもそもそんなジャンルに触れたこと自体片手で数えるほどしかないけど。


つまりは、そう。
あの時感情を制御できなかったチェレスタが悪いんだって話*]
 
(395) 2022/12/17(Sat) 23:31:13

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

…………。

[他の人なら気楽に話しかけに行けるのに、どうしてもシトラにだけは緊張した空気になってしまう。どう口を開いたものか。

でも今は非常事態、多分自分の物ではない感情に、振り回されている場合ではないのだ。落ち着いてくれと自分の中の誰かに呼びかける。

深呼吸をして、声が届く程度にソーシャルディスタンスを保つなどしていた。>>385

ええぇっと……そうだね……

[薬草の方に視線を向けつつ。]

……まずは、ええと。
二回目の誕生日にもらったノート、返事しそびれてたんだよね。

[その場では、ありがとう、と何とか返事をして受け取ったものの。一ページ目にメッセージがあることに気が付いたのは後からで。返事をしそびれたまま、時期を逃していた。>>1:398
(396) 2022/12/17(Sat) 23:32:41

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……可愛いノート、ありがとう。
僕も、僕も、君の幸せを願います。

[そうして、やっとメッセージのお礼を言えたのだ。>>1:397

…………。

君の、幸せは。
箱庭に行くことと、この世界に留まることと。
どちらに、ありますか。

[あるいは、あると思うのか。
薬草から目を離し、そっとシトラの方を見た。*]
(397) 2022/12/17(Sat) 23:33:23
 




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