人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 中隊長 アーサー



    ……ああ、そういえば
    今日も本を持って来たんだった。

    そびれない内に渡しておこう。


    古い著書なので書庫から借りて来た。

    いつか返さなければいけないが
    次に用が出来た時にでも
    返してくれればいいさ。


 [そう、話の途中にかふと気付き。
  傍らへと置いていた本の紐を解き
  何冊かの本を彼の席の方へと重ねて置いた。]

 
(67) 2021/04/17(Sat) 23:58:15

【人】 中隊長 アーサー



 [戦術書
  歴史書


  
児童書
、と。]*

 
(68) 2021/04/17(Sat) 23:58:32


 かわいい

[ きっとニコニコとして、あれこれヴィに当ててみて、最終判断は彼に委ねられてしまうが、合いそうなものがあればそんな風に言葉をかける。

 自分が夢中になっている間に、ヴィが手を伸ばしている事がたまにあったが、高い位置にあるものに手が届かないらしい
 ぶかぶかの服の袖が重力に負けて細い腕があらわになるから、どれが欲しいのとあわてて間にはいることしばしば。]

 女の子って大変だな

[ 顔立ちは普段のヴィと同じ系統なのに、頰が丸く柔和になり唇もやや桃色で少女めいた華やかさを纏う。白金の髪が輪郭を淡くして、店内の明るい場所で見れば本当に可愛らしい。

 小さくため息をついて動揺をごまかすようなことを言う。ヴィのことだから自身の変化だとか容貌が優れていることなんてのには無頓着なのだろうけど。

 無頓着というか、理解していてそれが当然といった様子なのかもしれない。彼の種族特性も関係しているとは過去に聞いたんだったか。食性のためか他者の好む姿を取るというのは、彼らの種族の生存戦略らしく、今更にそれを実感する。
 
 それとも、もとから自分はヴィに好意を抱いているのだから、その彼が女性姿になっているなら全部を可愛い綺麗だと思うのは仕方がないのか?]

[ 女性の上下の下着も必要になったと気づいて、この店だけでは流石に揃わず、店主が良い店を教えてくれた。
 それにしても、全部が必要だなんて何があったんですなんて控えめに聞かれてしまったが、着替えを入れた荷物がなんてもごもご言っていたら店主なりに勝手に理解してくれたようだ。]

 そうだ、化粧品もいるんじゃない?

[ 布地の多いひらひらとした可愛い衣服を自分が選んでしまったせいで、そんな衣服を女性が化粧もせずに身につけることはあまりないのではとようやく。

 だから、ヴィも今夜は長衣を身につけたのかもしれないとようやく。ただ、そのままでも似合うのにと思ってしまっているから脳が沸いている。]

[ 店を出て教えられた道順を辿り店を目指す。
 すっかり大荷物になっていたが、自分が持つと当然のように受け取った。

 それから開いた方の手にヴィがそっと指を掛けるから少し笑って。]

 腕を組んでくれてもいいんだけど

[ 流石に望みすぎだろうかと思いつつも冗談めかしてそんな言葉をかけ。こんな時は冬がやっぱり良いなとか考えたりもする。
 そうすれば彼の手を掴んで温めるふりだってできるから。*]

[

  ――いや、本当なら、王は死んだ。死んだから。
  真実を隠す鎖はとうに千切れているはずだった。なのに。


]

 ………"白痴のしゃべる物語"か。

 先程の俺じゃないか。


[ はて、それは独り言のつもりだった。
  貴女には5年間「私」と言ってきたつもりだったので。

[ 訳なく男女の形を取ることはないが、未分化の身体は月の満ち欠けに引き摺られることが大儀だ。分化を促す生理なのかもしれない。

 それでもまだ女性の形は、図体ばかりでかく油断をすればあちこち打ち付けてしまう男の形よりはマシだとしても、届く筈のものに手が届かないのはもどかしい。]

 ごめん、ありがとう。

[ 気が付く限りはダンテが手助けをしてくれるが、都度都度手を煩わせるのも申し訳ない。]

 ……楽しそうだけど、気の所為?

[ つまらない事で手を掛けさせてしまっているから、溜息を吐かれても仕方がないが、その様子と相反して、服を選ぶ様、下着、化粧も必要ではと、女体になった自分よりも女性であることに気を配る彼が浮足立つようにも見えるのに可笑しさを覚えてしまう。

 化粧品も必要では、と言われて己の頬に触れる。
 特段必要とは思っていないが、この形姿であるだけで幾らかも喜んで貰えるなら、彼の望む在り方であるのは易いものだと思う。]

 いいの?

[ そっと触れても良いかと確認するように指を掛けると、腕を組んでくれてもいいというから逆に驚いたような声がでた。

 おずおずと袖を摘んで、いつ冗談だよと言われても離せるように肘へと指で辿っていく。拒絶がないなら、肘まで上がった手がするりと腕を絡ませる。人に添うことなど慣れていないから、仕草はどこかぎこちない。]

【人】 中隊長 アーサー



    食事に合わせるのは酒だろう?
    そう育てられたんだがな。


 [不思議な事を言うなと逆に首を傾げて。
  東国はそういう文化なのだろうなとは
  頭の方では理解しつつ、窘められた事が
  可笑しくて揶揄う様に返した。]

 
(85) 2021/04/18(Sun) 9:49:03

【人】 中隊長 アーサー



    酔ってはいないさ。
    初めに会った時に聞いたのが
    此処に来て三年という話だっただろう?


 [初めて傭兵団と共同で戦線を張った時、
  この国の人間とは違う容貌に興味を惹かれ
  幾つか質問していた事があった。>>48

  具体的な国名まで聞こうとしたのは
  今回が初めてではあったが
  東の国の生まれである事、
  また年齢と今現在の居住地と
  得意な武術に食事や女の好みに…と。

  最後の質問の際の怪訝に歪む顔は実に面白かった、
  などと思い出しては一人笑って。]

 
(86) 2021/04/18(Sun) 9:49:34

【人】 中隊長 アーサー



    ……
    確かにお前は実直で
    打ち込めば勉学も武術も
    人並み以上に修められただろうが。


 [事実その歳で団長を務めているのだから
  己の価値を見定めるのは上手かったのだろうな
  とは納得をしつつ。

  それでも何処か詰まる様に動機を吐く様は
  何か他にも事情があるのだろうかと
  勘繰らずには居られなかった。

  ああ、そういえば彼の傭兵団は
  王が甚く手を掛けていた部隊だったか。>>0:117
  直に『名を与えられた』と云う点含め、
  王に関わる因果でもあるのだろうか

  と。]


 
(87) 2021/04/18(Sun) 9:51:48


 [白と赤との格子柄が目に浮く様に
  並べられていくのは白磁と深紅の駒
  
  此方が執るのは
  何時もの様に 赤く紅く深紅≠フ側]

 

【人】 中隊長 アーサー



 [思案は募らせつつも食事を終わらせ。]


    あの書庫は良いぞ、
    この国の著作は全て揃っているし。
    諸外国の本も有名な物は大概並ぶし、
    無い本も願えば入れてくれる。


 [重ねた書物に
  声音を緩ませる様子を見ればそう応えた。

  
お陰で遊戯の分類の棚に

  
チェスの項目が分厚く追加されてしまったのは

  
笑い話ではあるが。


  
自室の本棚などとうに満杯の身としては

  
何よりも有難い場所でもあった。


 
(88) 2021/04/18(Sun) 10:00:51

【人】 中隊長 アーサー



    余程戦いにでも明け暮れていたのか。
    以前は此方が用意せずとも
    何かしら読んでいただろうに。


 [「久しい」の言葉にはそう返して。
  重ねた本には『nursery rhyme』や『蘇和的金馬』
  『Детские стишки』や、
  『M---eth』 と
  タイトルが続いていた。
  多様な言語の童謡や寓話を中心に、
  
―― 最後の著作は懐古を込めた物だったが。



    お前が楽しんで読める事を願っておくよ。
    返す時には俺の名前を伝えてくれ。


 [と、本を託し終えて。]

 
(89) 2021/04/18(Sun) 10:02:34

【人】 中隊長 アーサー



    …俺が剣を取る理由?

    ああ、言った事が無かったか。
    この国に早く馴染み暮らす為に
    一番都合が良かっただけさ。


 [さらりとそう言いのけて。
  伝えたか感取られていたかは定かでは無いが、
  西の国から流入してきた身の上に
  何の伝手も無く出来る仕事などたかが知れていた。

  その中で一番手っ取り早かったのが
  剣を取る事だったというだけ。]

 
(90) 2021/04/18(Sun) 10:03:06

【人】 中隊長 アーサー



 [一頻り食事も会話も済んだ事を見留めれば
  届いていた追加の酒を一口摂って、
  置き。

  いつも通りの表情は変えないまま


  
けれど纏う空気だけは射貫く様に変えて
 ]



    なあ、
    ところで。

 
(92) 2021/04/18(Sun) 10:05:47

【人】 中隊長 アーサー



    ―― 何かあったか?

 
(93) 2021/04/18(Sun) 10:06:16

【人】 中隊長 アーサー



 [そう、
  当初の話題に入ろうとするのだった。]*


 
(94) 2021/04/18(Sun) 10:06:53


    一手、
    まずはナイトを進ませて

    *
 

中隊長 アーサーは、メモを貼った。
(a0) 2021/04/18(Sun) 11:41:13


[ ルシアン、と繰り返す彼女の声は、
  綺麗な鈴を転がしたようにころころと艶やか。
  
その意味も知らずに。


  質の良いドレスを纏い、
  穏やかな笑みを浮かべて己に向かい
  the DOG、と呼んでいることが可笑しくて、
  

  同時に自分で言ったことなのに
  何処か苦しくて。


  知らないということは、幸せなこと。 ]
 


[ 己のような怪しげな人間にも恐れず
  気負わず話しかけてくれる彼女
  ───アウドラと言ったか。
  
  良い娘だ、純粋で、素直で。
  きっとこの屋敷の中で、見るもの触れるものを
  彼女のまわりの人間によって選別され
  制限されているのだろう。

  そう、無知は、幸せ。
  ……そして時には残酷で。 ]
 


   もう、迷ってはいけませんよ。
   ここは、あなたの美しさには相応しくない。
   汚れた場所です。


[ 同じことを繰り返す。
  また彼女はここに来てしまう気がしたから。

  おやすみなさい、と小さな声が響けば
  部屋の空気も揺らぐ。

  花のようにひらり、ひらりと舞う
  ドレスの裾が冷たい床を掃いて。 ]
 


[ 邪魔なことなど。

  ここへ来てから、飼い主以外の人間と
  言葉を交わしたのは初めてだったな、と
  思いながら微かに頭を下げた。

  きちんとした礼をするには、
  体も、心も苦しかった。 ]
 

 *

[ 彼女が当の主である父親に、
  愛でるものが欲しいなどと懇願していること
  など知る由もないが

  もしその場に居合せたなら、
  その時主はどのような顔をしたのかは
  どうしても知りたいと思うだろう。

  己は己で、その主に
  閨に引き出された夜も相変わらず
  反抗的な態度を変えることなく。

  ぐ、と床に押し付けられた頬を歪めながら、
  そう言えば、花のように美しいお嬢様が
  いらっしゃるのですね、と笑ってやった。]
 


[ 顔色を変えた主から
  執拗になにがあったか聞かれたが、
  その先は頑として口を割らずにいてやった。

  その日からしばらくの間
  食事が与えられることはなかったが、
  主の動揺が己の心を満たしてくれ、
  それは愉快で満足だった。]**
 

[自覚が無いのだろうか?

どんなに温和に事を済ませたって、優しく接したって、持っているつもりが無いとしたって。伴う結果と彼の立場は、狂おしく、著しく、燃え盛る野心の塊を抱えているようにしか見えないのに。

いずれは虎とて、龍に頭を平服する日が来るのではないのだろうかと恐怖すら抱いていた事もあったのに。]

[ (何だ、随分と急に牙を向けてくるじゃあないか) ]

 

 楽しいよ

[ 楽しそうだねと言われたから肯定を返した。ごめんねとお礼と一緒に言われたから、その分は慌てて否定もしただろう。ため息は自分ごとだと伝えて。

 高いところのものが取れない様子やら何もかも可愛くて仕方がない。*]

 




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