139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】
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ラサルハグ
「……そして、たぶん、逆も然りで。
明かりを灯せば、僕がここに居ることも
だれかに伝えることができる。」
*先のことばに、遅れて付け足すように
*腑に落ちたことをことばにしたかったから
*ちょっと遅れたけど、口にします。
「この前知ったことだけど、僕……俺、
実は結構さみしがり屋みたいで。
だから俺にとって光は、
自分をだれかに伝えて、
だれかを自分に伝えてくれるもので。
だから好きなんだろうなって、思いました。」
*そこまで言っては、ふやりと
*ちょっと誤魔化すように照れ笑いです。
「……好きなものがなんで好きかって、
考えてみると難しいですね。
でも、考えてみる機会が出来て面白かったです」
ポルクス
「ああ……、良かった。……良かった?
家出は……良くはないな……無事であれば、良いが……」
首が傾いでいく。
少年の様子から大事ではないらしい事は解るが、そういうものだろうか。そう遠くに逃げている訳ではない、とか?
それこそあまり突っ込んでも悪い気がしてきた。
今生の別れでもなし、解決しただろう頃にまた尋ねてみようか。
思案していると、頭を下げられていた。
話を聞かせて貰っている身だから、何に対してのそれか一瞬分からなかった。
無意識に褒めるくらいには、自分はこの街と人々を気に入ったらしい。あまりに良くして貰ってばかりだから、当然か。
「……そうだな。
暗闇にあっても、見つけてもらう事が叶うだろう。
…独りではないことが、貴公の――」
→
「――寂しがり屋の貴公の、支えになるのだろう。
…例え、迷う時があっても」
知れず笑んでいたのは、自分がこの祭りを訪れるまで、
戸惑い見失い、迷っていたからだ。
年若い彼がいずれ同じ様に夜闇に迷うことがあっても、
きっと大丈夫だろうことが、嬉しかった。
「……実に、呑み込み易い解説だった。
取材への協力、感謝する。
…双子の少年と、星の光。題材にして本に載っても、
…どうか怒らないで頂きたい」
冗談めかして言うが、結構本気でひとネタ書けそうだ。
礼ついでにもう1枚コインを手渡した。
「……もうひとつ、灯火を頂こうかな。
祭りを歩く…友にしよう」
ラサルハグ
「確かに家出は良くは無いか……」
*同じようにちょっと傾いた。
*とはいえそれ以上の言及がないなら
*今はおいておきましょう。
「………へへ。
こちらこそ、ありがとうございました。
もちろん、いいネタになったのなら幸いです!
ラサルハグさんの作品が
いっそう楽しみになっちゃいますね」
*なんてわらって
*灯火もうひとつ、と言われれば
*コインを受け取って
*あかりを灯してまたくるりと指を回して、
*銀色のともをあなたへ。
「まいど!コルポサントの灯火、暗闇の供、祭りの友!
どうぞ、レッヒェルンの花祭りを楽しんで。」
ラサルハグ
「まぁ、そんな…見習うだなんて。恐れ多いです。
ラサルハグさんは変われないと仰ってたけど…
変わらない事と成長する/しないは別ですものね。変わらずよりよいものになって行くこと…。
…私も、ラサルハグさんから学ぶべきことは多いように感じます。」
真面目に考え込む姿がなんとも…。
想像通りの反応で思わず笑みが零れる。
「あっ、…っ、ふふ、すみません。
あまりに真面目にまた話が出来れば、と言われるものだから…
『あら、もしかして口説かれているのかしら?』と思って…
なんだか少し意地悪をしたくなってしまって…。」
そういうつもりはないのだろう、という事を承知していたからこそ…である。
くふくふと抑えきれてない笑みを漏らしながら、深呼吸をして落ち着かせる。ごめんなさい。と謝罪を前置きをして、また口を開いた。
「…私も…同じように思ってるから嬉しいです。
これから長く続く未来で、あと何度、貴方と出会って、
言葉を交わすのかは分からないけれど…。
”それ”は出来るだけ長ければいいなと、思います。」
| 夕暮れと暮夜の間。
「──ま、変わらずで何よりだよ」
かりかりさくさく、りんご飴を齧りながら。 見上げる先にあるのは、繊細な花の意匠の街灯。
「旧友が今も愛されてるようで一安心だ。 その内また来るよ、次はちゃんと手土産も持って… 君への手土産はいつも悩むんだよなぁ」
物言わぬ友に呟いて、最後の一口をしゃくしゃくしゃく。
(20) 2022/03/26(Sat) 19:20:21 |
| >>21 ナフ 「 そ、そんな……! いやまあ場所取るものな!しまうのは…正しい!」 さらっと告げられた珍妙な品のその後に、 なんとも大げさに声を上げたとか、そうでもないとか。 実際のところ、しまうだけで済ませてくれるあたり 随分と温情がある…もとい、甘くしてくれていると思うんですよ。 (22) 2022/03/26(Sat) 19:58:53 |
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