87 【身内】時数えの田舎村【R18G】
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| >>a6 百千鳥 それがいつの時間かは分からない。 どこかの時間の隙間。 ――遠くに祭囃子が聞こえる。 屋台には子が親に食べ物をねだる姿がある。 幾人かの少年少女が連れ立って花火の席に走る姿。 その明るさを横目に見ながら、 ベンチの端に腰掛ける百千鳥に声を掛けた。 「よお。 ちょっとここ、いいかい」 返事も待たずにそのベンチの反対の端に座って、 祭りを遠くに眺める。 「……ちょいと疲れちまったんで休憩させてくれ」 (21) 2021/08/15(Sun) 18:37:23 |
編笠
「繋いでくれてもよかったのに」
小さく笑い声を溢して、
無邪気な声の聞こえてきた方向へ向く。
俺は帰ればまた抑圧される。
その性別らしく振る舞うことを要求される。
でもそれは、田舎の思い出を抱えたからだ。
それが嫌だと思ったことは一度もない。
「うん、楽しんでくださいね、晶兄。
対抗心はあるし、思うところもあるけど。
それでも、あなたには明るい顔でいてほしいから。写真のためだけじゃないですよ?心からの言葉です」
屋台をみんなと回っている。金魚掬いはあまり上手にできなかった。
| >>+16 卯波 祭りの明るさを背にしたその姿は、 いつの間にか目を細めないと眩しいくらいに明るい。 「お前……年上に言うようになったな……。 それに、 そんなに格好いいやつだってのは、知らなかった」 暗がりでポケットに手を突っ込んだまま、いたが、 少しだけ覚悟を決めて一歩だけ、電灯の下に足を踏み出した。 アオもいる。 アカネもいる。 そして、卯波がいる。 だからこれは多分、きっと、楽しい祭りなんだから。 (24) 2021/08/15(Sun) 18:55:55 |
祭りを回りながら、編笠のズボンのポケットにメモを突っ込んだ。
「……写真も絵も、いつまでも残るからいいよね。
夕凪もお祭りを楽しみにしてる」
卯波の背や、髪をじっくりと見た。
嬉しいようで悲しかった。
記憶のあのままだったあなたが変わって、はっきりと気づいたような気がした。
きっと、秘密基地にいつまでもいられないのだ。
記録を残し続けたいことが、未来をしっかりと見ているようで閉じこもってる自分を自覚してしまった。
「 、お祭りに終わって欲しくないなって思っているんだ。
卯波は、どう? また来年も、こうして遊びたいって思っている?」
見送る前、そんな言葉を投げかけていた。
浴衣を着て境内に訪れた。髪は結わずに、手にはヨーヨーを持っている。
| 編笠は、いつの間にかポケットの中に入って居たメモに気づき、祭りの最中に開いて見た。 (a9) 2021/08/15(Sun) 19:17:24 |
凪
「ずっとお祭り……ふふ、素敵ですね。
ほんと、そうならどれだけよかったか」
今だって夢見ている。
ひしひしと感じている、迫る現実が全部嘘で、何もかもが嘘になって、夢のままでいられたら、なんて。
夢は、叶わないこそ夢だって、思い知ったのはつい最近のことだ。
「俺は……来年も再来年も、
十年なんて時間を待たず、みんなと遊びたいと思ってますよ。おじさんおばさんになるまでずっと遊んで、撮って。
そうなればいい。そうなるために、これからを」
晶兄の方に向かっていき、
その途中で顔を向け、歯を見せて笑う。
「歩んでいくんです」
| >>27 百千鳥 その祭りの最中にあって、 ……今ここだけはその祭りから一番遠い。 「…… 俺 もだ。 随分歩き回ったせいかもな」 沢山の営みが目の前にある。 友人、恋人、家族、そして他人たちの。 そのどれもが、今はどこか遠い。 相手のりんご飴が赤く屋台の光を反射して光っている。 「……でも、俺は祭りに来て、 人間の腕が二本しかない理由が分かった。 多分……美味そうな屋台があっても、 どう頑張っても伸ばせる腕の数しか 持てないようにだろうなって」 「それ以上持つと服も顔も汚れてぐちゃぐちゃになるらしい。 ……知ってたか?」 (28) 2021/08/15(Sun) 19:38:12 |
| 「……子どものころは。 大人になりゃもう少したくさん屋台の食べモン、 抱え込んで食えると思ってたんだけどな」 (29) 2021/08/15(Sun) 19:39:28 |
「お。
よーうアカネ。
アキラと卯波も一緒じゃん。おっす。」
食べ終わったたこ焼きの空はゴミ箱へ。
着飾った友人を頭のてっぺんから足の先までまじまじと観察して一言。
「馬子にも衣装?
あ、卯波はにあってんね。
でもカーディガンは暑くね?卯波寒がりだっけ。」
「夜は冷えるかなーって思ってね。
流石にまだ暑いけど、きっと役立つはず!
……あと、あんまり身体のラインが出るのちょっと恥ずかしいなあって思って……でも褒めてもらえて嬉しいです」
ユニセックスな浴衣にぶかっとしたカーディガン。一見厚着のようだが、風通しが良いので汗一つかいてないぞ。
| 編笠は、メモを畳んで、りょーかい、とだけ言ってそれをパーカーに仕舞った。 (a11) 2021/08/15(Sun) 19:56:05 |
| 「よーう、アオ。 いうと思った馬子にも衣装。 お前のために言わずにとっておいたからな」
それなりに祭りを楽しんでいる様子の親友に、 雰囲気だけで笑いながら言う。
「そういや花火とかも打ちあがるらしいな。 なんか毎年限られた予算のなかで頑張るよな……」 (32) 2021/08/15(Sun) 19:58:19 |
| 「多分俺そもそも、花火をケツに突っ込まれて 怒らないタイミングってねえと思うんだ」 (33) 2021/08/15(Sun) 19:59:11 |
「流石卯波。用意がいい。
かき氷食いすぎて寒くなったら卯波に借りよ。
…なるほど?じゃあカーディガン取り上げるのは酷か
かき氷の食い過ぎには気をつけるかぁ」
多分関係なくそれは最初から気をつけて欲しいとか言われそうだが
俺は小さい頃から後先考えたことがない。
変わってないらしいのできっとお墨付きだ。
「分かられてんなー、俺。
気を使われたんだかヘイトを俺だけに集めたのか分からんがサンキュー」
普段通りの親友の格好に、アキラはいつもと同じなんだな
とか言いながら、それでも私服仲間がいた事に安堵した。
「お、花火健在なのか。
いやー、ホントにな。こんな田舎の村に花火打ち上げる費用どっから捻出してんだろうな。
昔は気にしたことなかったけど成長と共に謎に疑問湧いてくんのなんかウケるな」
| >>35 百千鳥 ハハ、と。愉快に。 誰にも見せたことのない笑顔で笑う。 心から笑う顔を見せたのは、貴方にだけ。 「そうかい。 そりゃ、随分聞き分けがねえ子供だな。 大人に見つかったらきっと怒られちまうんだろうなぁ」 空に静かに、もうすぐ花火が打ちあがるらしい。 いよいよ、花火がこの祭りをクライマックスにしてくれる。 さっきクジで外れが出てもらった、出来の悪い水鉄砲を置く。 「そうだな。 じゃ、通りすがりのアンタよ。 お互い最後まで祭りを楽しもうぜ。 これ、やるよ。多分次の一回しか撃てねえけど。 俺は十分遊んだから。やる。 さて……俺もちょっと、 抱えきれないくらいのメシ、屋台で買ってくるかな。 ……我慢できねーらしい」 んじゃな、とベンチから離れた。 (37) 2021/08/15(Sun) 20:22:47 |
「馬子にも衣裳って言った!?
素直に褒められないわけ〜!?」
心外!とぷりぷり怒っている。
本気ではなく、その後すぐに笑い始めてしまうのだが。
「あーあ、皆とたこ焼き分けっこしようと思ってたのに。
卯波とだけにしよっかな〜〜」
涼風
「……涼風、くん。
もちろん、とってもお祭り楽しみにしていたんだよ。
もっとたくさん、いろんな景色この瞳にうつしたくて。
浴衣姿みんなに褒めてもらえて、嬉しいな〜」
一人ではしゃいでいるのが気恥ずかしいのかはにかむ。
少しの間あなたを見つめたあと、ぽよんとヨーヨーをはねさせ、視線を玉に向けて呟いた。
「―――楽しんでる? 夕凪は、今とっても楽しいよ」
| 「いやたこ焼きは分けろよ。 悪かった。超似合ってる。 可愛すぎて目が潰れそうで直視できねえし、 正直これが本当の「孫にも衣装」と思って悪かった」
たこ焼きは食べたい。なぜならたこ焼きは美味しいので。
「そうだな。 大人になるとなんか仕組みとかが気になって、 純粋な気持ちで楽しめなかったりするんだな。 やっぱあの時が一番楽しかったな……ジジくさいか」 (38) 2021/08/15(Sun) 20:37:27 |
「え?たこ焼き?しまった、焼きそばにしときゃよかった。
アカネやべー超かわいー(棒)」
待ってる間にたこ焼きを食べてしまったことを弱後悔
でもたこ焼きは美味しいので何個でもいける。
「アキラ老けるの早くね?
孫って言ったりあの頃は…とかいうのかなりジジイだぞ。
もはやジジイ。俺らなんて世間で見ればまだ若者なのに。
まぁ知識が増えると気になることが増えるのは当たり前か。
はぁー、また成長を感じちまったぜ…」
「うなみ〜〜〜〜」
えーん。泣きついている。
それはそれとして、たこ焼きを全部食べるにはちょっと多いので4人で分けた。慈悲の心がある。
「花火技師の人がいるって聞いた気がする。
地元の為に毎年手作業で頑張ってるんだってさ。
だから費用は抑えられてるんじゃない?おじいちゃんたちが若い子に喜んでほしいからって星とかハートの花火作ってるの可愛いよね〜」
「寒いんだったら勿論貸すよ。流石にかき氷の食べ過ぎで鳴るのはやめてほしいですけど」
変わってないなあなどとこぼして、
大方の予想通りの台詞が出てきた。
「やった、茜ちゃんと二人でたこ焼き分けっこだ、なんて。似合ってるよ、馬子だなんてとんでもないよ。
子どもの頃が純粋に色々楽しめたってのはあるかもですね……少しくらいは酸いも甘いも噛み分けられるようになったってところでしょうか」
| 「子どものころもっとりんご飴って でけーもんだと思ってたがそうでもないことに気づいたり、 フランクフルトとかもここじゃなく、 都会のコンビニで買った方が安いなとか考えると 気持ちが後ろ向きになるのが大人になるってことか……?」
そんな大人のなり方嫌すぎるので。
「なるほどな、大人はちゃんと考えてくれてるんだな。 ……まさかこうやってまた四人で 夜空見上げるとは思ってなかったな。 もうすぐ打ちあがるんかな、花火」
夜空の方を見上げる。 (42) 2021/08/15(Sun) 21:27:23 |
「え、そんな職人いたんだ。
花火作るの大変なんだろうに、すげぇな。
ありがとう職人の人たち。」
田舎の暖かさを感じたしたこ焼きも暖かかった。
ありがとう慈悲の心。ありがとう聖母様マリア様アカネ様。
「なんでそんな後ろ向きな所にスポット当ててんだよ
もっとあるだろ、駄菓子屋で酢イカをPOT容器ごと買えるようになったとか。
子どもの頃なら届かなかった木に届くようになって
ミヤマクワガタ捕まえられるようになったとかさぁ。」
まぁミヤマクワガタは捕まえたことないのだが。
「そうだな。
…ずっとこうして一緒にいられたらいいのにな。」
つられて夜空を見上げながらポツリと呟く
涼風
「……会えることが幸運、そうだね。そうだった。
見せたかったのは、夕凪も一緒だったよ」
他人ごとのように呟いて。
「勉強するのも大変だよね、これが何のためになるんだって反抗したくなって。親は将来のためになるっていうの。
……傍にずっといるのも、出て行くのも選択だよね。
どっちがとりたいって考えたことはある?」
「もっと色々あるでしょ大人って……
子供の頃は足がつかなかったプールよりも、もっと深いプールに入れるとか。
好きな服を自分で買えるとかさ〜」
どっこいである。
「……そうだね。
ずっと一緒がいいな。
でも、さ。
皆いつか都会に戻って…結婚してバラバラになっちゃったりするのかな
」
| そのアオの言葉を、無言で聞いている。 そのアカネの言葉を、無言で聞いていた。 「おい、せっかくの祭りなんだ。 祭りが終わった後のこと考えるの、早いんじゃないか。 ……なあ、卯波」 ギシと。 何かが歪む音がする。 「アオ、お前が呼べば俺はいつでも帰ってくるよ。 アカネ、まだまだずっと、ここにいられるはずだろ。 卯波だって、ずっと見たいモノ見せてやるよ」 「だから。 もう。頼むから。 ――どこにも行くなよ……」 大きな花火が上がって、小さく囁いた言葉は掻き消される。 (45) 2021/08/15(Sun) 22:00:15 |
「…悪い、しんみりしちゃったな。
花火が上がるとさ、もう祭りも終わりかーって感じがして。
まだ、夏は終わってないし、
アキラもアカネと卯波とだってずっと友達だし、
ずっと一緒だよな。」
大きな音がして、花火が夜空を彩った。
その刹那―――
……?
「……アキラ?」
親友が何か呟いたような気がして、そちらを見た。
親友の瞳に、花火の光がキラキラと映り込んでいる。
何を言ったのかわからなかった。
でもそれはとても大切な事のような気がして。
なんだか今にも泣き出してしまいそうな雰囲気の親友の背中を叩いて励ましてやることくらいしか、今の俺には出来なかった。
「……変なの。アキラこそノスタルジーにあてられてるんじゃないの」
へにゃ、と眉尻を下げながら。
困ったように笑って。
「いるよ。まだやりたいこといっぱいあるもん。
変なこと言っちゃったけどさ、まだ駄菓子屋のお菓子制覇もしてないし!」
| 編笠は、ずっとずっとこの時間が続いてほしいと、思っていた。 (a17) 2021/08/15(Sun) 23:18:00 |
涼風
「思ってた、なんだ。 一緒だね」
顔を上げて。伝える、今度は違う言葉で。
「やっぱり夕凪がいっちゃったこと、苦しめてたかな。
自分のやりたいことい一生懸命蓋をしていたのに。
理想と、手に届くものが違うって。
喧嘩しちゃったんだ姉弟二人で。
夕凪は一緒にいたいっていって。
夜凪は一人で自立をしたいっていった。
いつも夕凪はそうだった。
一生懸命考えてた気持ち……考えないで。
何言いたいんだろう、気にしすぎていないといいなって」
ずっとずっとこの時間が続いてほしいと思っていた。夢に背を向けて、一歩を踏み出した。
涼風
「後悔は、してないよ。
喧嘩したこと。意見が合わなかったこと。
自分の夢を自分で決めて、離れようとしたこと、全部。
だけど、仲直りをしてないことだけは気にしてる。
伝えていなかったことをずっと、ずっと気にしている。
ちゃんとしていない……ちゃんと話せていないんだ」
おかしな事が起きてるといったら信じてくれる?
夕凪がここにきて、みんなと笑い合っていたこと。
夕凪がここで笑って、やりたいことをやっていたこと。
が突然この身体で目を覚ましたこと。
夕凪が話しかけて、 と話をしたこと。
夕凪の声が聞こえなくなったこと。
夕凪はここにこれるはずがないってこと。
「拾うのが夕凪なら、夜凪は捨てる選択肢を肯定しに来たのかも。
だけど、答えは多分一緒だったかもしれないな。
君のファンである夕凪たちはここにいて、いつまでも待ってる。
夕凪たちは喧嘩をしたことを、悪くなかったと思ってる。
すごく、離れている時間が寂しいだけ」
「だめだなあ、わかっていたのに」
「いられるなら、ずっとここにいたいのに」
「――夕凪はきっと嫌がるんだ」
夕凪はここに来たかった。
ずっとずっとみんなが楽しそうなところをみたくて。
笑っていたかった。
だから、きっとこの夢のような時間は夕凪のためにあるんだ。
夕凪が楽しむために使おう。
間違った、ことじゃない。いつまで。
本当にいつまで―――続くのだろう。
「――いるわけない。
さみしがっているのに。
呼べないよ、」
体育座りで石段に座り込んで花火が上がる空を見上げた。
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