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【人】 物書き ラサルハグ>>+9 ポルクス 実に表情豊かな様子を微笑ましく見守った。 照れ屋のようだから、あまり眺めても悪いだろうか。 ランタン屋の彼――で、良いだろう。勘当の類でもなし――との仲も良好と見えて、この街のあたたかさを感じる。 「…そう固くならずとも構わんさ。 私にとっては…ポルクス殿はこの祭り、この街の先輩だ。 呼び方一つ、年齢ごときで気にしなくて良い。 ラサルハグだ。改めて…どうぞ宜しく。 …この灯火の様にあたたかな歓迎に、感謝する」 3分と、自分がほんの少し力を分けた間。銀の灯火は指先に留まって、螢が飛び立つようにそっと姿を消した。 「題材だらけだよ、…ここは。 私の居た場所では…そもそもあまり花が育たなくてな。 …人々の発想から異なるから、興味深い。 …花と蜜の妖精の筋書を…盗む訳にはいかないが、 参考にはさせて貰おうと、思っている」 (56) 2022/03/24(Thu) 11:33:31 |
【人】 物書き ラサルハグ>>54 ミン 「……ミリアン殿も、乗せるのが上手だな。 先程から…貴公のくれる言葉、教えてくれる事。 …不出来な自分でも、出来る気がしてくる。信じられる。 得意分野に、“励ますこと”を…追加する事を勧める」 少しだけ俯いて笑う癖。自覚があるから、顔を上げた。 励まされたのは紛れもない事実だ。 そうであることは彼女自身に伝わるべきだろう。 やがてそれが、自信の根拠に繋がれば良い。 「……見習いに過ぎない今は、人に言葉を与えるなど… 烏滸がましい様な気がしているが。 そうだな……、仕事自体は、尊いものと思う。 …いつか貴公が落ち込む事、息詰まる事があれば… 私からも、言葉を贈らせてほしい。…恩返しに」 花の優しい香りが、彩りが似合いのあなたへ。 (57) 2022/03/24(Thu) 12:59:27 |
ラサルハグは、笑った。 (a21) 2022/03/24(Thu) 13:04:57 |
【人】 物書き ラサルハグ>>+10 ポルクス 「ようは…雪深いところさ。花も咲くには咲くが、 いかんせん種類が少ない。色合いも。 …まあ、とはいえ…あそこはあそこで、 温泉だとか…良い所も幾つもある。 いつか…、機会があれば、友人とでも訪れてみると良い」 少し調べれば、雪と温泉のキーワードだけでも場所のあたりはつくだろう。最近では観光地にもなっているらしいから。 食いついてくれた少年を相手に苦笑を零す。 「…まだ、見習いの身分だからな。 原稿を書き溜めている最中で…きちんと本にするのは、 少し…先かもしれない。 だが、……折角だから、貴公にも判って貰えるように。 名はそのまま使おうかな。 ……ああ、そうだ。 …良い機会だ。インタビューさせて貰えないだろうか? 何でも構わない、思いつくもので。 貴公の好きなものについて…詳しく話してほしい」 (59) 2022/03/24(Thu) 18:31:59 |
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