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153 『Override Syndrome』
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[ ぴき、ぴし、と
氷や鏡のようなものにヒビが入る音がする。]
ずいぶん、上からだね。
……大学の時、
俺が無理しているか否かを判断できるほど
あなたと親しかった記憶は俺にはないけれど。
[ くす、と笑んで見せた。
上手く出来たかは置いておいて。 ]
俺は、学生でいた頃に
大変だと思ったことはある。
……けれど大変だったことはないよ。
そして、それは、
今も、かわらない。
[ ゆっくりと首をぐるりと回した。
ばき、ぼき、と骨が鳴る音が響いてくる。
ぐらりと回る世界。歪む。
吐き気と、吹き出す汗、
そして恐らく蒼白になっているであろう顔色が
今自ずから口にした言の葉が
正直なものでないことのあからさまな証拠。
そうさもちろん自覚はある。
ただしそれを認めるわけにはいかない。 ]
[ しかしながら薄く脆く、ヒビが入った硝子は、
指先でそっと触れるだけで砕けてしまうもの。
あなたが意志を持って砕こうとしたのなら
なおさら簡単に。
そうだねあなたも優秀な学生だったのだから。
彼女の手の中にある紙の束の
表面に、己の名前。
塗りつぶされた持つ側の者の名前と
手書きで足された見慣れた文字列。
それを見た瞬間、ぶつん、と脳の扉を
絡めた鎖が引きちぎれる。 ]
……なぜ、
[ 込み上げる嘔吐感と悲鳴。
飲み込もうとすれば、
喉からは車に轢き潰された蟾蜍の声。 ]
やめ、ろ
[ 乾いた笑いが、溢れて。 ]
お前の心残りなんて知らない。
[ ハーブティーの香りが満ちる診察室が
狂ったOS罹患者に相応しい
けたたましい笑い声で埋まる。 ]
古森さん……あぁ、違うな先生
前言撤回するかも知れないんだけど、
大変、だと認めれば、さ
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