[そんな会話をしたからだろうか。
やはり風に乗って流れてくる声は喘ぎにしか聞こえず、
嫌でも性交のことを考えてしまい。
発情している身体を甘い毒のように蝕んでいく。]
(この声......やっぱりシてるのかしら......
う、羨ましい......私もっ、私もテンガンとえっちしたい......っ♡
だ、だめだめ!我慢......、
戻ったら、戻ったらいっぱいしよう......っ
もう一回......ううん、二回、三回はしたい......!
はあああ......さっきのえっち、きもちよかったな......♡
ああもうここでいいからあっ、早くテンガンのほしいよぉっ♡♡♡)
[頭のなかはもうそのことしか考えられず、
気を抜けば卑猥なことを口走ってしまいそうな
自分を必死に押さえつけていた。
彼の硬い肉棒でたっぷりと
かき混ぜてもらう妄想をしながら切ないため息を吐く。
疼いて堪らない下肢を慰めるように、
歩きながら無意識にフリフリと尻を左右に振っていた。]