人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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僕にメッセージを残してくれた誰かへ。

 これがあなたの父親の遺品であるならば
 僕は、あなたにこのタブレットを譲りたいと思います。
 本当は、僕が、誰かに話したくても話しにくいことを
 書き連ねるために始めた日記ですが、
 それは、それです。
 
 もし、譲らせて貰えるのなら
 どうぞ。このタブレットをお持ちください。

 でも……もし。
 もし、いらない、というのであれば。
 できればこのまま、たまに僕の日記を見てくれませんか。
 日々の娯楽の一つとしてで、構いません。

 僕も、今思いついたことで、
 本当に、何故そう思ったのかはわからないのですが。
 僕はただ……誰かに、
 僕のことを知ってほしいんだと思います。
 誰に話す勇気もない、僕の抱えているものを。
 
 前のお返事は、全部読みました。
 謝罪と素敵な曲をくれたあなたになら
 色々、お話しする勇気が出そうだと、思っています。

 追伸。輝く草花を星に見立てて繋いでみましたが
 僕にはセンスが無いようです。

[日記の横に、写真のデータが増えていた。
それを開くと、『夜』の外の風景の写真が映し出される。
ところどころに輝く草花をどう繋いでみたかが
黄色い線で、描かれていた。

それは何か、物を形どろうとしたというよりは
自由に繋いでみただけというようではあったが。

星と星をつないでみる、ということを
十分に楽しんだということは、よくわかっただろう。]**

部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a15) 2020/05/19(Tue) 2:02:27

部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a16) 2020/05/19(Tue) 2:02:41



  [ 問うたこと。
   ほんとうに"そう"だったとしても、
   なんと声をあげるべきかも知らない。

   ……だれにたいする はなし なのやら。 ]


 

いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ


 メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
 そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
 けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。

 父は、そうだなあ、
 生前はそれはとても困ったひとでした。
 興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
 母に苦労を掛けてばかりで。
 わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
 母が読み聞かせてくれたからです。
 けれど、きっともし父なら、
 迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。

 勝手に日記を読んでしまったのに、
 あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
 そして、大事な話を聞かせてくれると。

 わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
 きっと、とても大事な話なのだと思います。

 あなたが何処から来た誰だったとしても、
 きっと、優しいひとなのだと。

 
 夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
 実際に見た光景かもしれないし、
 誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
 あるいは本で読んだ情報が、
 再構成されたものかもしれない。

 けれど、きっとそれは、
 夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
 妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
 わたしは、そう思います。
 
 硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
 差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
 “ほし”の話のように、
 何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
 わたしには、わからなかったのだけれど。

 そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
 不思議で、とても寂しい。
 夢の中の話に、このようなことを言うのは
 少しおかしいかもしれないけれど、
 わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
 そう思ったから。

 だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
 わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
 ありがとう。

 
追伸:
 今回の夢でひとつだけ思い当たること。
 総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
 遺失技術の応用。
 硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
 わたしたちにはなくても、もしかしたら。


もうひとつ、追伸:
 写真をありがとうございます、
 楽しんでもらえたみたいで、よかった。
 わたしもやってみます、でもきっと、
 センスの点では負けていないことになってしまいそう。

[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
 そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
 伝わり来るようだった。

 もうじき見張りが帰ってきてしまう、
 あまりたくさんのことを書いてはいられない。
 だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
 目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
 そうして写真を隣に一枚増やしておいた。

 浮かび上がってくる線は、実に不器用で
 絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
 形はなんとか伝わるだろう。
 一羽の、ぺんぎん。

 タブレットを戻し、
 ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
 あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
 何処か呼応するものがあるというなら、
 何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
 今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
 もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]



 『…いいこで、待っててくれよ?』

 



       [ 数歩後ろに付く君に。]

 




      [ きっと はじめて、彩られていた。 ]


 

【人】 部隊長 シュゼット

[天の大穴から最初に現れた怪物から
大怪我の状態で一人だけ生き延びたのがシュゼットだ。
彼は、当時の"警備隊で唯一の生き残り"。
右手の義手から放たれる光線で怪物を葬り去ったが、
それまでの死闘で、記憶を無くしてしまったのだ。

―――これが、一般的に伝えられている、
第一攻撃部隊隊長の、武勇伝である。]

[その時無くした記憶を取り戻すため、
副作用の酷い投薬を定期的に受けているということは
シュゼットの部下など、一般兵達は知らない事。]
(212) 2020/05/19(Tue) 23:32:41

【人】 部隊長 シュゼット

[最初の怪物の襲撃の後、
駆け付けたこの世界の上層部たちは
つまり今の司令官達など、軍の上官にあたる。
彼らが回収した機械の怪物は、
兎の義手砲の一撃が原因で機能停止したと結論づけられた。

怪物の側に倒れていた兎が、機械の怪物を葬った。
それは、まごうことなき事実だ。
……だが。]
(213) 2020/05/19(Tue) 23:33:49

【人】 部隊長 シュゼット

[一つ。軍の上層部と一部の研究班の者しか知らない事。
シュゼット本人にも伝えられていない事実がある。

"シュゼット"という、片腕が義手の兎の存在は
調査拠点を警備していた警備隊の隊員名簿の
どこにも、存在していなかったのだった。

最初の襲撃の怪物についても、
遺された残骸は回収され、調査がかなり進んでいる。
……当時の情報が殆ど無い物が、未だに一つだけ。
すなわち、それは現場に一人倒れていた――― ]
(214) 2020/05/19(Tue) 23:34:28

【人】 部隊長 シュゼット

  ……ルークは、……いや。なんでもない。

>>140優しいな、と言いかけた口を閉じる。
上が、僕の記憶の回復にここまで躍起になっているのは
最初の襲撃の情報が、少しでも欲しいのだと思っていた。
それでどの軍医も、上からの命令には逆らえずに……
もしくは結果を出して上に気に入られたいのかもしれない。
少なくとも、僕は、そう思っていたんだ。

僕の『検査』は、僕の体調など考えないような
そんな者が大半だった中で。
僕をここまで気遣ってくれるのは、ルークだけだった。

彼にとっては、患者相手なら当然のことかもしれないが。
この時間は患者扱いされないことが多い僕にとっては、
>>138彼の顔を見て思わず緊張を緩めてしまったのも
ごく、当たり前のことだった。]
(215) 2020/05/19(Tue) 23:38:16

【人】 部隊長 シュゼット

  さあ……。
  少しでも早く、最初の襲撃の情報が欲しいから、
  時間をかけるのが、惜しいとか……じゃないかな。
  ……僕は、そう聞いてるけど。

[違うのだろうか、と。首を傾げる。
カルテを書いてゆく彼のペンを握る指先に
少し力が入ったように見えて。
(―――やっぱり。怒ってるように、見える。)
怒ってるかどうかや僕に優しいと感じたことは
逆に反感を食らいそうで言い出せなかったけど。
どうしても気になって、おずおずと。]

  ……ルークは。
  僕が忘れている記憶、気にならない?
  他の軍医みたいに、は、……しないんだな、って。

  勿論、ああして欲しいわけでは、ないよ。
  ただ、……他の軍医と、違うから。

[問いかけ終えたあたりで、ペンギンが更に絡まって
なんとか包帯を解き終わったあたりで一息。
どうなんだろう、と。ルークをチラ見した。
黒衣のフードは感情が出やすい耳や尻尾を存在事隠して
おまけに、顔に影まで作ってしまうから。
僕が、彼が殴られているのに気づかなかったのは
きっとそのせいもあったのだろう。]
(216) 2020/05/19(Tue) 23:39:31

【人】 部隊長 シュゼット

[―――さて。
僕がルークの顔の痣に気づいた後は大変だった。
僕は自分は強い痛みを感じることがほぼ無いのに
他の人が痛そうにしていると、
見ていられない気持ちになってしまう。

>>143ここに居ない、名前もまだわからない相手を
できることなら、この義手でぶんなぐってやりたい気分だ。]

  苦い薬と、おさらば……?
  そんなこと、その状態で言うか!?
  
  あぁ、ごめん。僕が、早く気づいてれば、
  『検査』があったから、冷やせなかったんだろ、
  いや、…もっと早く来れてれば、
  殴られる前に、止められたのに……!

[思わず声が大きくなって、ここに居ない相手への怒りと
ルークへの心配を混ぜこぜにして。
氷を持ってくれば、眉を下げて泣きそうな顔でおろおろ。
もし、何故心配するのかと不思議そうにするなら、
こう言うだろう。

――確かに、ルークは僕に苦い薬を出すけれど
   無理をさせたり、強引な治療は絶対しないから。
   いつも世話になっているんだ。
   心配しないなんて、ありえないよ。

……と。ここにいない誰かへの怒りの残る語調で。]
(217) 2020/05/19(Tue) 23:40:28


  『私はとても良い子です
   まだ椅子に座って音を聞いています

   ここはたくさんの音があって
   楽しいところと思います


   でも、穂村がいないのは
   ちょっと寂しいくて怖いですので
   なるべく早く帰ってきてください』

 

【人】 部隊長 シュゼット

― 外壁の外へ ―

[今日の『検査』が終わった今。
僕は外壁の『外』に、ルークと共に向かっている。

今日の検査はつつがなく終わって。
今日寝る前に飲むよう処方された薬も、
昨日よりはだいぶ量も種類も少なかった。
薬を減らしてもらえたことについては
素直に「副作用が減るのは嬉しい」と伝えた。
できれば検査は毎回ルークがいいとも思ったけど
それは僕が希望しても叶うものではないので、黙っておく。

次の見張り当番は明日の夜だったし、
今日これから何もないのは本当だったから、
彼の頼みについては、一つ返事で頷いた。
次に天から怪物が降ってくるまでには時間があるが、
この辺りは少ないとはいえ、周辺には野生生物も居るのだ。
外壁の外に行くなら、護衛は必要である。
武器の大剣を背中に背負って、同行しただろう。

(護衛の意味もあったが。殴られて平然としている彼は、
 とても危なっかしく見えてしまって。
 一人で外に行かせるのは、とてもできなかった。)]
(229) 2020/05/20(Wed) 0:28:19

【人】 部隊長 シュゼット

[まさか、ルークが同じようにしているとは思わずに。
外に出て、周囲を見回し、天を見上げた時には、
つい、草花の放つ輝きを目で追ってしまったりして。

……彼が歩き始めたのに気づけばすぐに、後を追った。
普通に歩けば僕の方が歩幅が広く早そうだったから
ランタンを手に持ち、彼に合わせてゆっくりと歩く。]

  残しているもの、……通信機、
  …………うん。何度あったか、数えてないけど。
  今までのは全部、解析を進めてるとは、聞いてるよ。
  
[ゆっくりと歩く僕たちの周囲では
青や赤、黄色など、色取り取りの淡い輝きがある。
頭上高くには大きな『月』が、昼間の『太陽』よりも
遥かに控えめに、黄色く輝いていた。

周囲を警戒しながら歩くけれど、
幸い、危険そうな獣はいなくて。
植物の影で小動物が寝ていたりするぐらい。

普段は、解析結果は文書に纏められて
軍内部で順番に回ってくるから
こうして、解析に関わった者から、
直接見解を聞くことが出来るのは稀なことで。
危険がないかにだけ気を払いながらも、
僕は、ルークの言葉に耳を傾けていた。]
(230) 2020/05/20(Wed) 0:29:26

【人】 部隊長 シュゼット

  あぁ。それは、僕も聞いている。
  なんで爆発したかまでは、伝わって無かったけど……
  あれは、機械の怪物が、原因だったのか。

[原因については、あり得る話だと思った。
あれだけ銃器を積んでいる機械の塊だ。
取り扱いを一歩間違えば、爆発するようなものだって
もしかしたらあるかもしれない―――と。]
(231) 2020/05/20(Wed) 0:33:12

【人】 部隊長 シュゼット

[でも、ルークが語るのは、僕の予想とは違う話で。
>>146驚いて、彼の方を見ただろう。]

  遠隔で……爆破された、と?
  でも、そうだ。
  怪物……機獣と呼べばいいか。
  機獣を操作する者がどこかにいるなら、
  あり得ない話では……無いと思う。

[ふむ、と考えながら進んでいれば。
いつの間にか、同じペースで歩いていたはずが、
彼は数歩後ろで立ち止まってしまっていた。
何かに耐えるように、顔を顰めている。

殴られた痕が痛むのだろうか。
それとも、何か、辛いことがあったのだろうか。
どう声をかけようか、悩んで。
力には自信があるからおぶっていこうかと
そう声をかける案を思いついたが一瞬で却下する。

何事もなかったかのように歩き始めてほっとしたが、
心配の種が自分の胸に芽生え、ざわついてしまう。
元気づける……とは違うかもしれないけれど、
彼に何かできないか、とまた考えながら、
>>147先になんていかない、との意で、首を振る。]
(232) 2020/05/20(Wed) 0:34:19

【人】 部隊長 シュゼット

  ルークの話を聞きながら行くのは、楽しいし。
  僕は、急ぐ性格じゃあ、無いから。
  
  うん、……そういうこと、なら。
  四つ足が、大きく破損したのはあっちだ。
  
[襲撃の当日に、戦った場所ならよく覚えている。
何か遺されているとすれば、大破の際に飛び散った破片に
含まれている可能性が高いと思った。

僕は、あっち。と、ランタンをその方向へ掲げて。
付かず離れずの距離を先導して歩く。

―――そうだ。と、一つ思いつき。
一緒に来ていたペンギンの方を見て、
もしその子と目が合えば、
ポケットから包みを取り出し、口元を緩めた。
>>142本当は、診察が終わった後に一緒に、と思ったけど
色々あって、そんな余裕はなくなってしまっていたから。
確か、ペンギン君もまだ食べずに持っているはずで。]
(233) 2020/05/20(Wed) 0:35:57

【人】 部隊長 シュゼット

[その紫の包みを、ルークの方へと軽く放り投げる。]

  甘いもの、頭を動かすにもいいらしいよ。
  体を動かすエネルギーにも、なるから。
  
  探し始める前に、皆で食べないか?

[ルークの手元には、紫色の飴玉が一つ。
味は勿論、ペンギンに上げたのと同じブドウ味だ。
甘すぎず、それでいて癖になる美味しさの飴。
今回、基地の売店に久しぶりに入荷していて、
数個手に入れるのにも苦労したのだ。

入手した四個の内一個は見張りの時に食べてしまったから
残りはここにある三個だけ。
僕は最後にポケットに残った自分の分を口へ入れると。
へらりと笑って、言ったのだった。]

  最初から、今日は三つ持ってきてた。
  だからそれは、ルークの分だ。
  
[周囲を探すと言うなら、本来夜行性である兎の
夜によく利く赤眼は役に立つはずだ。]**
(234) 2020/05/20(Wed) 0:39:18
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a22) 2020/05/20(Wed) 0:41:50



  はじめまして名無しさん
  僕も同じ学年です

  僕でよければ。
  お話聞かせてください



   むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
   男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
   世界一うつくしい妻と、 
   世界一うつくしい娘を持っていました。
   彼はとても幸せでした。
   世界一うつくしい日々を送っていたのです。


    ────……

 



   ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
   お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
   彼の妻を助けることはできませんでした。
   彼は悲嘆に暮れました。
   毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。

   流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
   ちぃさな池には蝶々が集まって、
   彼の悲しみを聞いておりました。

   「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」

   そう話しかけたのは、
   ぼろぼろの羽をした、
   今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。


    ────……
   
 



 『いいこなのは何より
  ユージンが楽しそうでよかった
  連れて来た甲斐があったよ

  そろそろ、そっちに戻るな』

 



 『一番手前の部屋でチェロ弾いてるのが
  さっき話してたウチのクラスのヤンさん

  フルネームは「楊文里」っていって
  「提督」と「ミラクル」が仇名だけど

  絶対にフルネームをいっちゃやばい
  絶対にフルネームをいったらやばい

  それだけは、忘れないように』

 



   「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」

   「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
      おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」

 

 




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