人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 ヴィム



 [ 蜃気楼が気熱を帯びて揺れる。
   その引き金を引いたのは...。

        「なあ、ヴィムが犠牲に選ばれて
         泣いた人はいないのか」>>13


   いくら途中で話を打ち切られようとも
   込められた薬莢はもう元には引き戻せない。

   善意と不安の奥底にある譲れない気持ちを
   ぶつけられた青年は、応える。]


(82) 2022/05/25(Wed) 22:27:09

【人】 ヴィム




   いたよ。たった一人だけ。

      けれどその子は死んだ。
      僕のW犠牲Wが...彼女を死に追いやった。



(83) 2022/05/25(Wed) 22:28:03

【人】 ヴィム



 [ 青年が指先を鳴らすと
   ウーヴェの前に「鏡」が突然姿を現す。
   それはもちろん幻影にすぎず、実体はない。

   鏡の中に映りこむのは丘の上の墓。
   そこには紙送りの絵本ように徐々に衰退し
   最期には眠るようにこの世を去る少女の姿。

   少女は墓の前で泣き崩れ、時には倒れ込む。


      それは紛れもない、青年の見てきた、光景。]


(84) 2022/05/25(Wed) 22:29:11

【人】 ヴィム



   ウーヴェ。君に、できるか?

   自分のせいで死んでしまった子。
   未来を奪ってしまった後世の宝に
   ......自分のせいで人生が狂った子に


         「君に会いたかったよ」って

              君なら、言えたかい?



(85) 2022/05/25(Wed) 22:30:27

【人】 ヴィム


 [ 鏡から振り返り、ウーヴェを見つめる青年は
   淡々と、しかしながら哀愁に満ちた表情で
   彼に問いかける。

   そして問いかけて、答えを待ち


         青年はその拳で、鏡を割ってしまう。



   過去の記憶はガラス片に代わり
   霧のように空へと溶けていった。

   そして全てを語り尽くした青年は、小さく笑うと。]


(86) 2022/05/25(Wed) 22:31:49

【人】 ヴィム




   ありがとう、ウーヴェ。

   君は正しいよ。
   本当に僕が彼女との再会を望むなら
   すぐにあの世にでも行って
   彼女に頭を下げてくればいいだけのこと。


               僕は...臆病者だ。



(87) 2022/05/25(Wed) 22:32:23

【人】 ヴィム



 [ 青年は認めた上で謝礼を口にする。

   青年は彼が自分の行く末を見届けようと言えば
   きっと止めることになるだろう。>>19

   「君には君の、やることがあるはずだ。」
、と。

   しかしながら言うだけ言って終わりなどと
   そんなことは青年が決して許さない。



              その時は──────。]**



(88) 2022/05/25(Wed) 22:36:22

【人】 ヴィム




───『MiraggiO』───



(95) 2022/05/25(Wed) 22:43:06

【人】 ヴィム



 [ 氷像もそろそろ壊れる頃か。
   これ以上の客が来ないと判断した青年は
   扉を内側から閉じる。

   様子を見れば皆々、花を咲かせ
   底意地の悪い客も見受けられない。

   ひとまず問題はないと判断した青年は
   店員を呼ぶ少年の前に姿を現すと。>>79


(97) 2022/05/25(Wed) 22:44:14

【人】 ヴィム



      ご注文はいかがかな?


(99) 2022/05/25(Wed) 22:46:25

【人】 ヴィム



 [ なんの予兆もなく目の前に現れて注文を繰り返す。

   こんな風に人間を脅かそうとしたりするのが
   ヴィムという男だ。
   もし気分を害したとしたらその時は素直に謝ろう。]*


(100) 2022/05/25(Wed) 22:46:47
ヴィムは、メモを貼った。
(a13) 2022/05/25(Wed) 22:49:54

― ここまでのこと ―

戦争が終わり、育ての故郷へ戻るとそこは瓦礫の山だった。
人は誰もおらず、既に捨てられてから大分経っていたのか、辺り一面の草原の若草が村を覆い始めていた。

とはいえ、近くの中都市で、あの辺りの村はほぼ全て壊滅状態で打ち捨てられていると聞いていたので、そこまでの驚きもなかった。
また、自分もほかの国でそんな村々を見ていたので、こんな風になっているかなあ、という想像のぎりぎり範囲内に収まっていた。
その日は、誰も居なくなった村で、一晩を過ごし、村で亡くなったであろう皆の冥福を祈るつもりだった。

そしてその夜。
自分は彼らの姿を見たのだ。
恐らく亡くなったその時の姿のまま、その場所に佇む彼らの姿を。

ぼんやりと光る彼らは、何とも酷い姿をしていた。
しかし、彼らのことは近くの街では話題にすらなっていなかった。
そもそも崩壊した後にまでわざわざ訪れる者はほぼ居ないような僻地の村だったし、怖いもの見たさの肝試しにしても、戦後の今、こんなところに来なくても人がたくさん死んだ場所は腐るほどあった。

そして、慌てて村に残るぼんやりとした影を見て周っていた中に、彼女の姿があった。
彼女は誰かに乱暴された後に死んだらしい。
酷いあざの残る顔に顔を近づけると、見開いたままの目で呟く声は、「石…」だった。

心当たりがあった。
旅の行商人から買って、彼女にあげた、緑色の輝く石。
彼女の瞼だけでも閉じようとしたが、手は空を切って彼女の顔には触れる事ができなかった。



   
「貴方は明日外出しない方がいいでしょう。

    
何故なら、命を落としてしまうからです。」


  

   

   
「貴方が住んでいる国は三日後に
びるでしょう。」


  

その後も足繁く村に通った。

わかったのは、まず、彼らは昼間も地味に見えていること。
ただ、光らない分夜よりぼんやりとし、さらに侵食してくる草に紛れて大分見えにくい。

そして、放っておいただけで姿を消す者もいること。
例えば村の大婆さん。
婆さんも足が悪く、家の中で、ほぼ焼けこげて死んでしまったようだが、自分が村に来てから半年くらいの後、ふと姿を見せなくなった。

あとは、恐らく亡くなった者全員がゴーストになっているわけではないこと。
皆の様相を見るに、恐らく自分が死ぬと悟ってから、実際に死ぬまでが長かった者がゴーストになっているように見受けられた。

そんな風に村を訪れ続けながら、自分は「石」を探していた。
恐らく村を破壊した敵兵に持ち去られた、輝く石。
全く、砂浜から特定の砂粒1つを探すような話だ。
しかし、そんなことも、たまには実現することがあるものだ。

ある港町の小さな質屋で、まさにあの石を自分は見つけた。
値段は、自分が行商人から買ったときの10倍近くにもなっており、持ち合わせは全く足りなかった。
さらに、じっとその石を見て居た自分に店主の老人が言う事には、その石は既に質流れしており、早ければ翌日にも海の向こうに運ぶ予定だということだった。

どうですか、今ならその値札の値段でもお売りしますよ、という老人の頭を咄嗟に棚に並んでいた青銅の像で殴った。
老人は無言で床に倒れ、そのまま動くことはなかった。
自分は石を掴み、店から出ると、そのまま足早に町を去った。
今に至るまであの港町の近くにすら戻ったことはない。

何も考えずに、ひたすら歩いて、馬車に乗って、また歩き続けて、故郷の村へと向かった。
まるで戦争の時のような気分だった。
けれども、もう戦後だということも分かっていた。
もう、戦時のルールは失われた場所で、自分がしてしまったことも自覚していた。

そして村に着いたその日の夜、「石」を彼女に捧げた。
彼女の投げ出された腕のある空間に、掌に置くように石を持ち上げた。

次の瞬間、ぼんやりと光る彼女の周りに穏やかな風が吹き、次の時には生きていた頃そのままの彼女がそこに立っていた。
顔の痣も、破れた衣服もきれいに治っている。
彼女は自分に鮮やかに微笑んだ。
そして一瞬のうちにその姿は掻き消えた。
後には崩れた壁だけが残り、少しの後石が崩れた煉瓦の床に落ちた。

石はその近くに埋めた。
石はもう、彼女との美しい思い出だけを思い出すものではなくなってしまっていたからだ。
埋めた後、振り返って村を見回した。
まだいくつもの、ぼんやりと光る影が、点々と散っていた。

あれから村に残る彼らの話を聞き出して、いろんな場所を巡って、また村に戻ってを繰り返して、もう何年が経っているだろうか。

今となっては自分の村は近場で売られる地図にすら載っていない。
しかし、最初に訪れた時と比べれば大分暗くなった夜の故郷の村を訪れるとき、自分には一抹の寂しさと共に満足感も生まれるのだった。**

【人】 ヴィム



 [ 青年が思っていた以上の反応が返ってきた。>>112
   やはりゴーストは身近なものではない。
   こういうことにも慣れないというものなのか。]


   そうそう。この方がゴーストらしいだろう?
   ここに来る子達は皆悩み事で浮かない顔をするから
   こうして景気づけするのが習慣なのさ。



   っと...ごめんね。ブイヤベースだね。


 [ 注文を受けると、どこからともなく羽根ペンと
   紙を宙に浮かせて、触れることなく書き記し。

   紙に息を吹きかければ、シロフクロウへと姿を変え
   カイルの元へと飛んでいく。]

(121) 2022/05/26(Thu) 0:17:41

【人】 ヴィム



 [ とはいえこちらの騎士の青年が
   浮かない顔をしているかという話でもなく。

   ヴィムが見る限りではこれまで訪れた
   客よりも浮かない顔は見えにくい。
   見えないだけで、実態は分からない事だが。


   そのままじっと騎士の青年の顔を見ると。]

   
   ここのゴーストは皆いい子だろう?
   皆々、秘め事を抱えて此処に行き着いたからかな
   悩みを抱えた人間には滅法優しいんだ。


        まぁ...だから、あんな噂も
         立ってしまうんだけど。>>0:n4



 [ 料理が到着するまでの間
   このお店のことを改めて紹介してみつつ
   青年は彼に抱いた疑問をひとつ、尋ねる。]


(122) 2022/05/26(Thu) 0:19:13

【人】 ヴィム




   一見何も抱えてないように見える君にも


      その裏側には、なにか大きなものが


               あったりするのかな?*



(123) 2022/05/26(Thu) 0:23:13
 
 
  外出すると命を落とすなら、
  外出を避ければいい。
  命と天秤にかけても避けられない外出なら、
  もう腹を括るしかないですね……。

  占いが外れて、外出しなくても死んでしまったら、
  それはもうどうしようもない事でしょう。
  占い師に文句を言うのは筋違いです。
 
 

 
 
  住んでいる国があと三日で滅びるなら……。
  その三日で安全な場所に
  避難することが出来るかもしれませんし、
  出来なかったとしても、
  人生最後の三日間を大切にできる。
  占いが外れて滅びなかったら、ラッキーじゃないですか。
 
 

 
 
 
  でも、僕は船と共に溺死したわけではないんです。

       船が沈んだその後に、―――病死しました。

 
 
 

 
 
  船が沈んだ後に、
  「貴方はこれから死にますよ」って占われていたら、
  僕はほっとして、
  命を運命に委ねることができたと思います。
  少しは苦しみも、和らいだのではないかと。

  あの時、命を落としたのは、
  運命がくれたなけなしの慈悲だと思っていますから……。

 
 

 
[高熱によって生じた悪寒に体を震わせ、
 口内は血痰で鉄の味がした。
 病魔に侵された肺では、まともな呼吸もままならず、
 永遠に止まらないのではないかと思う程に、咳が出た。

                  


           海で
まれ、
               海で
ち、
                   海で
んだ。


 けれど僕が最期に乗った船は、夢と愛を乗せた船ではなく、
 絶望だけを積み込んだ船だった。]

 


[ あの話の真実は1つ。
  姫は賊に攫われたこと。


            嘘が1つ。
            騎士が姫を救い出したこと。 ]
 


[ ほんの僅かに、手が届かず。
  耳障りな嗤い声と共に
  私の目の前で彼女は攫われた。


  …追わなければ。
  首を飛ばされるだけでは済まないなんて
  罪と罰の行く末など今はどうだっていい
 
  守ると誓った
  己の意思で、その日まで命を全うすると

  嫌いだった
  嫌いになんてなりきれなかった
  一番近くで6年もの間、見てきたんだ

  失いたくない
  守らなければ
  助けなければ
  駆られる衝動の正体を僕は知らない まま。 ]

 

 




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