人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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対してこちらの返答は、すぐだった。

『いいよ。じゃあ殺そう。』

淡白な文章。きっと本人も同じくらいに。

『君はそう言うのが選べる人なんだ。』
『いいね、一つ君を理解した。』

生死なんかより、それの方が大切だとばかりに続けて、
そして。

『あぁ、そうだ。』

通知はまだとまらない。
音を立てて、文字が画面を流れゆく。

『あの人って何の罪で捕まったんだろう。知ってる?』
『本人に聞こうかな。それでさ。』
『同じことをあの人にやってあげようかな。』
『そしたら、あの人の事理解してあげられるかもしれないし。』

理解されながら死ぬならきっと幸せだよね、と。
それが殺人か、暴行か、放火か、強姦か、
あるいはもっと軽いものであっても。
理解するために同じことをしてみたい。
ここではそれが許される。

『君はそれを許してくれる?』

一思いとはいかなくなるかもしれないけれど。


無機質な文字が画面を流れていく。
通知が、画面が動きを止めて、暫くした後。

『いいですよ』

『手伝いも、後片付けも、必要ならします 何だって』

『自分は目を瞑ります その代わりに』

『この先、自分がきみに何かお願いする事があったら
 その時は聞いてくれますか。』

カミクズは、帽子のつばを下げた。
(a44) 2022/02/21(Mon) 20:23:59

『ありがとう。』
『あの人がどんなことをしたかによるけど』
『片づけは助かるよ。』
『しっかり理解できるといいな。』

なにを思って罪を犯したのか、何故その手段を選んだのか。
一つ一つを聞いて、一つ一つを真似してあげたい。
理解してあげたい。そうすれば寂しくない。
ただそれだけの想い。

『いいよ。俺、人のお願い聞くの好きだから。』
『君のお願い、何でも聞いてあげる。』
『ぜひ頼ってね、カミクズくん。』

契約は結ばれる。


「ほんとに歳下なのかな……」


現実と同じ外見とは限らない事は理解しているし、
何もあなただけに限った話ではないのだけど。
そしてこれは口頭での独り言なので、誰かに伝わる事は無い。
多分。きっと。

『ありがとうございます』

『自分も後片付けは得意ですから、任せてください』

人が死んだ後のものは、特に。


多分、あなたにとって。
そのように殺すという事は、
理解の為の手段の一つであって、目的じゃない。
文面の圧が与える印象ほど恐ろしい人ではない、はずだ。

けれど、殺す事が理解に繋がるとしたら。
きっと躊躇う事は無いんだろうな。
そんな事を思って、最後の一文を付け足した。

カミクズは、そのように約束をしました。
(a45) 2022/02/21(Mon) 21:10:22

言葉が通じない場所にいる。
呟きがどこに届くこともなく。
青年は部屋で一人、端末を操作している。

「へぇ。」

興味の湧いたような呟きもまた、どこにも届かない。

『死体の処理に慣れているんだ。』
『なんだか不思議だね。』
『そういう仕事にでもついてたの?』

理解さえできればいい。
理解のためなら何をしてもいい。
だって、理解より幸せなことなんてないんだから。

今、理解の矛先は君に向いた。
端末の向こう側で、夕焼けのような眼が君の文字をなぞった。


『特殊清掃員』


単純明快な返答。
あまり職や身の上の事を明かすつもりは無かったけれど。
ああまで言ってしまえば同じものだろうと判断した。

『聞いた事くらいはありませんか?』

『遺体そのものは専門というわけではありませんが』

『相応の耐性はあるつもりです』

「特殊清掃員………」

呟いて、端末に浮かぶ文字を眺めて。
指を動かす。

『孤独死した老人とかを回収する人だ。』
『そりゃ後片付けもうまくなるね。』
『何でそんな仕事選んだの。』
『望んでやる人なんていなさそう。』

理解の刃は留まる事を知らない。
遠慮もなにもなく土足で踏み込んでいく。

『ちなみに。』
『何か俺にお願いしたくなるような事、あるの?』

今はまだないのかな。端末の向こうで首を傾げた。

【人】 清掃員 カミクズ

>>127 ユス

うっかり口を滑らせた発言を復唱され、
確実に何か取り繕い損ねている顔をまじまじと見詰められ…
この間、冷や汗で清掃員の手や背中はべちゃべちゃだった。
正直このまま溶けて消えたい。あのクラゲのように……。

「あ、そ、そうなんです…ね…?
 本物、小さい頃、そうですかあ……」

そういう発想もあるのか、とでも言いたげに。
あなたの返答に、なんとも気の抜けた相槌を打って。

「……海、見られてよかった、ですか?
 それとも、やっぱり…
 ちゃんとした本物が見たいなって、思います?」

帽子のつばを持ち上げて、
98uの海、その切れ目の辺りへ視線をやって。
この場所はどこまでもリアルだけど、
ふとした時に仮想空間なのだと思い知らされるのだ。
(128) 2022/02/21(Mon) 23:37:08

『一人暮らしがしたかったんですよ』

『その理由が欲しかったんです』

『この職は臭いがつくから、そうせざるを得ないでしょう?』

土足で踏み入る事を咎めこそしないけれど。
理由の一部は、敢えて伏せた。
これだけだと、そんな理由で、と思われそうだけれど。
別にそれでいい。くだらない理由だから。

『それから、今お願いするような事は、何も。』

『単なる保険です。
 誰を選ぶかの相談になるか、他の事になるかもわかりませんが』

『拒否する自由はありますからね』

『ふぅん、家族から離れたかったの。』
『理由を付けてでも一人で暮らしたいくらい。』

理由を付けないと、一人暮らし出来なかったんだ、と思った。
自分にはわからない感覚だ。
なにをしようとそれを止められたりすることもなかったし。
ただひたすらに放任主義だった。
面と向かって話してるわけでもなし、君の隠し事に気付けることもなく。

『大丈夫、拒否しないよ。』
『どんなことでもしてあげる。』
『君の事を理解したいからね。』
『思いついたらぜひ、お気軽に。』

誰かを拒否する事なんてしない。
理解を邪魔するあらゆることを、自分からすることはない。


家族から離れたい。
それは確かに図星だった。俄に表情をなくす程に。
その理由までは、察されてはいないようだったけど。

『何分未成年の頃でしたから』

言及には、曖昧な答えだけを返して。

『それで自分を理解できるかはわかりませんが』

『その時は、お願いします』

『では、何かあったらまた連絡を』



───通信切断中。

面と向かって話してるわけじゃない。
無機質な文字しか伝わらない。
今どんな顔をしているかなんてわからない。
もし、目の前に居たら。
その表情の遍歴を目の前で眺めていたなら、青年は───

───それはそれは嬉しそうに、笑ったことだろう。

『うん、ばいばい。』

通信の切れる表示。
端末をぽい、とすぐそこに投げ、ベッドに体を倒した。

「…また一人になっちゃった。」

どこかに出かけようかな、なんて考えながら。
青年は青年の日々を過ごしていくのだった。

【人】 清掃員 カミクズ

>>134 ユス

「ひん………」


表情の変化に乏しいこの学生が、きょとんとするほどか。
あまりの自分の取り繕う技術の低さに、
べちゃべちゃのクラゲは鳴いていたとか、ないとか。

「……そうですか…
 あ、でも、理由はちょっとわかるかもしれません。
 小さい頃の思い出って、
 誰と行ったとか、その前にどんな理由、経緯があったとか。
 そういうエピソードがあるから特別に感じるもので…
 や、一概にそうだってわけじゃない、ですけど」

清掃員は、あなたの事は何も知らないから。
だから結局の所、実に無責任極まりない事しか言えなくて。
それが人によっては気に障るかもしれないという事に、
いつもいつも、口に出してしまってから思い至って。
慌てて両手を振って張るのは、手遅れの予防線。

「だから、ええと、そう。
 今、一人で、ぽんと海に放り出されても。
 思ったより感慨がないのは、問題というか。
 ええと、その…しょうがないのかなって…」

あの、自分は、そう思うんですけど。
そう付け足す頃には声は蚊の鳴くようなものになっていた。
(135) 2022/02/22(Tue) 4:03:17

【人】 清掃員 カミクズ

>>136 フカワ

端末に位置情報が送られて、幾許か経った後。
待ち人はバカ正直に息せき切ってやってきたようだった。

「ぜえ…はあ…お、お待たせしましたフカワさん……
 ま、待ちくたびれてないです…?大丈夫…?」

盛大に息を切らしていても貼り付いた笑みは変わらずで、
なんというか、変な所で器用な男だ。

あとはいつもの格好に上着を羽織って、手袋をして。
掃除用具は当然お留守番、それ以外はいつも通り。
ヘルメットは持って来たらしい。
車のエンジン音?よく聞こえませんでした……
(137) 2022/02/22(Tue) 5:30:25
カミクズは、ノーヘルはまずいと思う程度の正気は残ってた。
(a59) 2022/02/22(Tue) 5:31:23

【人】 清掃員 カミクズ

>>138 フカワ

「そ、そうですか?なら良かったです…
 あ、予習は良いですね。映画なら楽……
映画?


もしかして:アクション映画?

「そういうものでしたっけ……?」


あらゆる前提が変な気がする。
どうか教習所での日々を思い出して欲しい。今からでも。
今からするのは教習所での日々をかなぐり捨てる行為でした。
もう全部ダメかもしれません。

「……ま、まあいっか…
 
最悪虚無の方に突っ込めば致命傷だけで済みますから…


あなたがバイクに跨った後。最悪も最悪の想定をしながら、
恐る恐る後ろにその後ろに座って、控えめに…
控えめじゃ死ぬかも。
そう思い直してちゃんと腕を回した。

こんなに近くに誰か居るのは久し振りだな、なんて思いながら。
(139) 2022/02/22(Tue) 6:24:29
カミクズは、努めて言葉を飲み込んだ。
(a62) 2022/02/22(Tue) 6:26:02

【人】 清掃員 カミクズ

>>140 フカワ

「……こ、これ…
 初めてにしては結構…いい感じじゃ、ないですか…!?」

車体が二人を乗せ、冷たい風をきって走り出した、暫く後。
風の音もあって、あなたに聞こえていたかは定かじゃないけど。
今はつい先ほど飲み込んだ言葉も忘れたように、
こそりと上げた声はちょっとだけ弾んでいた、かも。

実の所ニケツで乗せてもらうのは、というか乗るのも初めてだ。
この清掃員の愛車は中古の軽ワゴンだから……

ともあれこの調子なら明日の朝日は拝めそう。
まだちょっと不慣れなバランス感覚に戦々恐々としてるけど。
多分。きっと。何事もなければ。
(141) 2022/02/22(Tue) 7:28:21

【人】 清掃員 カミクズ

>>143 フカワ

「えっま、待ってください、なんか速……音……あの……
 
あの、フカワさん!?フカワさん……フカワさん!?

 
止ま……え!?フカワさん!?


なんということだ。
もしやきみ、ハンドル握ったら豹変する感じの質だったのか。
いやむしろこれは普通にはしゃいでるだけなのかな。
他人事のような思考が巡っている。──あ、これが走馬灯か。

そんな事を思っている間に無限の彼方へさあ行くぞ。
ウキウキニケツ部がドキドキ道交法違反部に早変わりだ。
これからハチャメチャ自損事故部になるんですけど。

「ああああああなんかそんな気はしてましたしてたんです!!!
 一思いに行きますよぉ!!!せーのぉ!!!」


もう半ば通り越して8割くらいやけくそだ。
残りの2割は、あきらめ。
(144) 2022/02/22(Tue) 8:50:43

【人】 清掃員 カミクズ

>>144

「わ〜〜〜〜ん!!!!!」


せーので投げ出された先、緑の……芝生……っぽい所……?
とりあえずコンクリートよりマシそうな所にごろごろごろ!!!
頭や胸を打たないように咄嗟に腕で庇って、
衝撃はある程度いなしたから大丈夫、大丈夫?

「〜〜〜〜ッ、ったぁ……」

あ、ダメだ。あちこち痛みがじわっと遅れて来た。
腕大丈夫かなこれ。あんまり大丈夫じゃないかも。
でも流石に折れてはいないじゃないかな。そんな感じです。
こんな事になっても表情は笑みの形のままだった。
(145) 2022/02/22(Tue) 8:51:49

【人】 清掃員 カミクズ

>>146 フカワ

丈夫さと笑顔だけが取り柄ですから……

 9連勤……徹夜明け……フカワさん、お仕事厳しいんです?
 あ、寝ちゃってもいいですけど…運びますから…」

自分、後片付けするって約束しましたし。
脱ぎ捨てたヘルメットをパーティクルに分解したのちに、
そう言いながらどっこいしょと立ち上がって、はて。

「……?怪我?そんなぱぱっと治るものでしたっけ?
 基本的に数日しか使わない合議場で、
 治療が必要になるような事って想定されてないはずですから。
 だから治す仕組みはわざわざ用意されてないというか…
 なんか、そんなだった気がします。今は違うかもですけど」

半ばうわ言のようなあなたの疑問に、
清掃員は、あっけらかんとそんな答えを返した。

「あ、痛みは軽減できますよ。湿布貼っておきましょうね」
(147) 2022/02/22(Tue) 10:19:43
カミクズは、速度制限標識、立てておこうかな。ふとそんな気持ちになった。
(a68) 2022/02/22(Tue) 10:51:32

【人】 清掃員 カミクズ

>>149 フカワ

「えっと、自分は身体しんどいのは慣れっこですから…
 あ、はいわかりま……
え、頭大丈夫ですか!?

 あっいや、違くて!脳震盪!脳震盪の心配をしています!」

まずい。デリ欠がうつったかもしれない。こんなはずでは。
それはそれとして。
頭を打った相手に配慮して主張する声は控えめだし、
ふらつく様子を見れば支えもしただろう。よいしょっと。

「…あれ、繁忙期……じゃなくて、休む人が多い…ですか?
 うーん…職業柄かな、自分の所はあてにならないですね…」

そして一度素通りした疑問を遡り、少し考え、また放流する傍ら、ぽんといつもの帽子を出して被り直した。
ぼろぼろの服に無傷の帽子がなんともちぐはぐだ。

「あ、普通の怪我の治し方でしたか!
 そっちを知らないのもなんだか不思議な感じですけど…
 とにかく殺菌、消毒、患部を下手に動かさない!
 これさえ守れば少なくとも悪化はしませんよ、安心!」

言葉の通り、清掃員はさほど怪我が堪えてはいないらしい。
或いは単に、受け身が上手かったのかもしれないけど。
一緒に医務室行きましょうか、なんて呑気に笑ってるくらい。

それは空元気のようにも見えるかもしれないけど、
本当の所は誰にもわからない。ただ、
白む空から差し込む陽射しには、一瞬憂鬱そうな顔をして。
ああ、朝が来てしまったなあ、なんて内心思ったんだろう。
(152) 2022/02/22(Tue) 12:10:27

【人】 清掃員 カミクズ

>>150 フカワ

「え……
け、軽トラ…?

 正直自分、あの時あんまり周り見れてなかったんですが…
 軽トラかぁ……」

その帰りがけ、ふとそんな話を振られて。
自分達はギリギリ…やや強引に緊急回避ができたけど。
軽トラは、できないのでは。
そんな事を思って、見知らぬ誰かの無事を切に祈った。

「……あ、そうだ…あの、ええと。
 フカワさん、楽しかったですか?」

それから、ふと聞きそびれていた事を思い出して。

「正直、自分は結構楽しかったんです。
 ああやって誰かと一緒に何かするのって、久し振りで。
 結局最後は事故って終わり方になっちゃいましたけど…」

「でも、楽しかったなって思います。
 だから、ええと…ありがとうございました。」
(153) 2022/02/22(Tue) 12:11:58

【人】 清掃員 カミクズ

>>161 ユス

「……へ、え、ええと…
 
へぇっ!?
べ、別にそんな感謝される事でも…
 
あ……あったのかな……?


あなたの言った事はつまり、思い出がないという事。
自分のしていた想定が随分とハッピーなものだった事に気付いて
しまった、とまた冷や汗が滲んで。そうこうしている内に、
不意に頭を下げられて、あからさまに狼狽えた。

「…あ、あの、ユスさん。
 もし嫌じゃなかったら…次は、誰かと来るといいですよ。
 二人で海を見たり、砂浜歩くだけでも、きっと何か…
 何も思わない、って事は、ないんじゃないかなって…」

「そ、それまでに綺麗にしておきますから!」

例によって言い終えてから、
砂浜はまだすっかり片付いたわけではない事を思い出して。
思い出したようにごみバサミとごみ袋を持ち直した。
(175) 2022/02/22(Tue) 20:13:32

【人】 清掃員 カミクズ

>>164 >>165 フカワ

「……そうですか」

その返答を聞いて、ふ、と。
浮かべた笑みは、いつもとは少しだけ違うもの。
穏やかな安堵の色。

「それは、よかった。」
(178) 2022/02/22(Tue) 20:42:24

【人】 清掃員 カミクズ

>>164 >>165 フカワ

「………あは、は…命知らずな人、多いですね
 無事みたいで、よかったですけど」

一転、随分と悄気げた様子で。
へなへなと笑って、
その傍らに同じく届いた違反者仲間からの連絡に返事をした。

えっ、ま、まだ上があるんですか…!?

 や、あの、嫌ってわけじゃなくて、でもあの…
 怪我しても怒らないですけど、
 できるだけしないようにしましょうね…」

二人仲良く痛み分けなのだから怒るも何も無いのはそうで。
やっぱりちょっと寝ますか、着いたら起こしますよ。
きっとそんな事を言いながら二人でその場を後にしたはず。
盛大な事故現場だけを残して……
(179) 2022/02/22(Tue) 20:43:58

【人】 清掃員 カミクズ


「ねむい……身体痛い……しんどい………」


慌ただしい朝を過ぎて、時刻は昼前かその後か。
満身創痍の清掃員はあっちへふらふら、こっちへふらふら…
理由は大体自己責任、自業自得の極みです。

「……あれ、そういえば…」

恐らくある程度の検閲はあれど、
ここにも外部の情報を閲覧できる施設がある。
それは知っていて、多分あの図書館がそうなんだろうな。
そう思って、はたと首を傾げた。

「…どこまで見れるんだろ?」

別に、知りたい事があるわけじゃないけど。
(189) 2022/02/22(Tue) 23:51:28
カミクズは、何となく図書館に入って、適当な項目を開いた。
(a78) 2022/02/23(Wed) 1:17:19

カミクズは、……あ、この映画はどこかで見たような…
(a79) 2022/02/23(Wed) 1:17:37

【人】 清掃員 カミクズ


「…………」

どこかで見たような映画のワンシーンが目についた。
どこかで、どこなんだろうな。

つい数時間前、ダメージを軽減する為に
コラテラルダメージを負った腕が痛む気がする。
実際はしんどいというか、厳密にはだるいだけなんだけど。
なんでだろうな。不思議だな……
(191) 2022/02/23(Wed) 1:32:54
カミクズは、その後、なんか……ネコチャンとか……ニュースとか見て時間を潰し、一度寮に戻る事にした。
(a82) 2022/02/23(Wed) 2:48:18

【人】 清掃員 カミクズ


自室に戻る道すがら。
一角を大改装されている食堂を通りがかり、二度見して、……
いや元からこうだった可能性もあるな……。

そんな事を思ったとか、思わなかったとか。

何せ食堂の事なんてこれまで意識していなかったし、
ここで食事をとろうなんて考えた事もなかった。

「……まあ、別に、お腹空かないし。食べなくてもいいか…」

食事を面倒だと思う質だから、必要ないのは有り難いと思う。
肉は、あんまり得意じゃないし。
(192) 2022/02/23(Wed) 2:55:10
カミクズは、自室の床に転がって、ゴミみたいな気持ちになっている…。
(a92) 2022/02/23(Wed) 14:05:29

【人】 清掃員 カミクズ

>>199 ユス

「あ……は、はい!機会があれば、ぜひ…
 …次は、良い思い出になるといいですね」

自分との時間が、ほんの些細なものになるくらい。

続きは敢えて飲み込んで、
一礼してその場を後にするあなたにぎこちなく手を振った。

それから、海岸の清掃活動に戻ろうとして。
ふと足元に視線を落とせば変わらずクラゲが溶けている。
夏の名残の、その死骸。
(211) 2022/02/23(Wed) 14:44:36
 




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