102 【身内RP】泡沫に消えし夢の随に
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[ 創造主の声が聞こえる。
己が知るそれとは異なり
凛とは言いがたいその声に、思わず顔が歪む。 ]
わるいなぁ、
主様、ちょーっと厳しそうやわぁ。
[ こんなにも、護ってもらうばかり。
心底申し訳ないと憂う。
その命を削って、残された者を護ろうとしている
創造主の、
最期の願いさえ、叶えることは(71)1d100──────
]
[ レーヴは、どうしているだろうか。
俺のことはもう、どうでもいいと思った。
生き延びてほしい、一人でも多く。
それから、
ほんの銅貨1枚で頼めた義理もないのだけれど。
足りへん分は、ツケでなんとかひとつ、
助けてやってくれへんかなぁ、と
自重気味に呟いて、嗤う。 ]
─── ……ユーラ、
[ 口に出して名を呼べば、吐息と共に
焼けるような赤が、口端から溢れて
蛆のように黒く変色した痣を染めた。 ]**
創造主様が、守ろうとしてくれている。
だというのに、生きる気力が湧かなかった。
そんなことを思っていたから
罰が当たったんだろうな。
銅貨1枚分の奇跡だって。
本当は、貰えたかもしれないのに。
「 休む暇もないってぇのは、
こ〜いうことなんかねぇ、鬱陶しい 」
陽が落ちるにつれて、
あたりはジリジリとした不快な音が多くなり、
迫る気配に飛びのきながら、愚痴をこぼす。
疲れたと、血反吐を吐いても、身体は勝手に動くんだ。
だけど、そう。
何かぬめるものを踏んでしまって、
身体がぐらりと、傾いた。
ぐ、と小さく呻いたところで、
腹に、胸に、痛みが走った。
「 ッ、ぐ……かッ、 」
焼けるように熱く、痛む。
そして、何かに浸食されているような気配に、
嫌な汗が、額から流れ落ちる。
そう思ったら、悔しくて。
気づけば、呪文を唱えていた。
今までで一番強い炎の魔法。
「 」
声にならない叫びの中で唱えれば、
周囲総てを炎に彩って、すべてを
燃
やし尽くして。
俺が最期に見たのは、
赤々と炎に炙られるように
照らされた――――――― 綺麗な星空だった。**
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