人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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 [ 私にはちゃんとパパとママといる。
  お友達だって居るし
  まあ……名ばかりの彼氏も居たりもする。

  来週から始まるソシャゲのイベントを楽しみにしてたし
  まだ限定のスイーツも食べてないし

  未練が全く無いといえば嘘じゃない。
  向こうにいた私はどうなるのだろう。

  消えてしまって悲しむ人がいる。
  忘れられるのなら、やっぱり寂しいかな。

  


  だからね。
  私は隣に居るあなたを 見上げるの ]


  私は あなたを愛していたから
  うまれたのね


  あなたをはじめに愛したわたくしは
  私とはおなじで 違うかたちよ
  
  あの娘は私で、私はあの娘。
  けれど私は お菊じゃないし
  お菊は 瑛莉咲じゃない。


  ねえ それでも


 [ 赤い蝶が集うそれ。
  禁断の甘い香りの、花の形を

  あなたの手に導いて。
  ちゃんと手にとってくれたかな?

  そしたらそのまま、私の唇に口づけるように

  近づけて ]





 [ なんて、聞いておいてね

   私はそのまま 
   尊龍の指先ごと 


  その花弁を口へと含んでしまうの。


  蝶ごと飲み込んでしまうように。 ]



 [  かみさまになろうとしている強欲は


    ねえ、ちゃんと出来たよ、って


    ちろ、と赤い舌を出す。




   これからどんな変化が起きるのか、
   少し怖い気持ちはあるけれど。 



  ……でももう、後に戻るなんて考えすらしない ]




  [ 例えこの強欲が、あなたと同じ形ではなく
     醜い鬼へと姿を変えてしまっても。

   資格がないと 心臓を貫かれたってかまわない ]

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 人狼の娘の本を閉じてから。
 また、一冊。もう一冊と、本を読むのが楽しくて
 ついつい長居をしてしまっていた。

 鬼になってしまった妹を
 人間に戻す方法を探しながら、鬼と戦う少年の話。

 地獄の住人たちの日々を描いたブラックコメディ。

 
 ついつい読みふけってしまうのは、
 この場所が居心地が良いせいだろう。]

  そろそろ、帰らないと……

[ 読んでいた本を棚に戻した。
 それから、個室に一度戻って、空の皿を手に取った。

 カウンターに戻り]
(18) 2020/09/15(Tue) 21:43:28

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  ごちそうさまでした
  美味しかったです

[ 店員さんがいれば、そう声をかけて、皿を返した。]

  それじゃ、僕はこれで……

[ 元の世界に帰ろうと、踵を返す。
 だが、ふと思い出して、振り返る。]

  もう、会うこともないかもしれないけど
  折角、出会えたから……

[ 握手を求めるように、手を差し出した。]

  僕は、レックス
  ――――君と同じ人ではないものさ

[
人食い鬼だけど、スキュラは食べないから安心してね。

 
 手を握り返してくれたかどうか。
 それは気にせずに、今度は振り返らずに。

 入ってきたときは違い、
 しっかりとした足取りで、扉を開いた]
(19) 2020/09/15(Tue) 21:43:31

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
 
 
ゴーーーーーーーー ン

        ゴーーーーーーーー ン

 
  
(20) 2020/09/15(Tue) 21:43:33

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 扉を開くと、同時に鳴り響く鐘の音。
 扉の向こうに、そびえ立つ館。

 左右に広がる庭園。
 左手に湖、右手に森。

 固く閉ざされているはずの大きな門は、

 "ゲーム"の参加者を、
 受け入れるために、飲み込む為に、今は開け放たれていた。]
(21) 2020/09/15(Tue) 21:43:37

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 門の向こうに無数の
紅い蝶
が舞っている。
 それは、やがて人の形になる。

 煌めく
金糸の髪

 透き通った
海色の瞳

 蘇芳に染まったドレスに、
黄金の刺繍


 ゆったりとした豪奢なドレスを、
 ふわりと揺らして、美しい魔女は、――現れた。

 魔女は、優雅に微笑んで、ただ待っている。

  
おもちゃ

 "ゲーム"の駒が、その手に収まるのを。]

  …………僕が、僕のまま帰れたらいいな

[ カツンと一歩。
 扉の向こうに、踏み出せば、
 ゆっくりと扉は締まっていく。

 扉が完全に閉まる前に、
 少しだけ名残惜しくて、振り返った。]
(22) 2020/09/15(Tue) 21:43:39

【人】 空腹な迷い人 レックス

 
  ――――さようなら、

[ 血生臭くない、穏やかな世界とはお別れだ。
 最後に浮かべた微笑みは、少しだけ寂しさが滲んだ。**] 
(23) 2020/09/15(Tue) 21:43:41
[俺の長くうねった話の結び、
 由人が掛けてきた声に、俺は一瞬
 ぎくりと身体を強ばらせた。

 だけど、返事をする前に
 俺の頭はぽすん、と由人の肩口に迎え入れられて
 ベッドで一緒に寝た時に嗅いだ由人の匂いが
 鼻腔いっぱいに広がった。

 ……抱きしめられてる。
 そう気が付いたのは、髪を撫でる手の
 優しい温かみを感じてから。]



  …………そこは、さ
  「俺がハッピーエンドにしてやる」
  とかじゃないの……?


[由人の肩口に顔をうずめたまま
 俺は嗚咽混じりに笑ってしまう。

 ……でも、そういう薄っぺらいこと言って
 誤魔化そうとしたりしないで
 真剣に向き合ってくれる由人が
好き。

 こういう人だからこそ、
 一緒に生きていきたいって思えたんだ。]


  ……ふ、ふ……俺も、
  ハッピーエンドにしたげる自信なんか
  全ッ然!無いけどさ……!!


[由人の背中にまわした腕を、きゅ、と引き寄せて
 俺は微かに肩を揺らした。]

[神域に誘えば、感嘆の声をあげるえりさ。
 気に入ってくれたようでよかったと思いつつ、

 さらさらと流れる小川に近づくのなら、
 寄り添い共に川を眺めよう。

 川底の小石は翡翠に瑪瑙、石英が煌めき、
 流れる魚はキラキラと白銀や金色の鱗をしたもの。
 水面を覗き込めば、
 流れる水面に浮世の風景が時折映る事だろう]


 ……いいや、死んではいないさ。死ではない。
 魂の在り方が変わろうとしているのだよ。


[エリサには分からぬかもしれぬが本質を語る。
 難しいだろうが、いつか理解できるだろう。
 
――そう、それだけの時間がここにある。


 安心させるように柔く頭を撫でて微笑んだ]

[子供たちにエリサを嫁と紹介しながら、
 気恥ずかし気なエリサに、
 「なぜ恥ずかしいのか分からない」的な態度でいる。
 
 いつしか自然に私の真名を呼ぶエリサ。
 嬉しいと思うのだ、愛おしいと]


 えりさ。


[優しく微笑み見つめ合い。
 家までの道中はそうして仲睦まじく共に歩いた]

[家に帰りエリサを居間へと通し。
 茶と菓子を振舞おう。
 ――神域への招待。人の世との別れ。

 よぉく考えるよう、促して――]


 ……確かに、死ぬことはなかろう。
 だが、あちらの世のお前は”生きて”はいけまい。
 生命として刻む軸を違えてしまうからな。
 
 人々の記憶から己が消えていく悲しみ。
 世の流れから己だけが取り残される侘しさ。
 生命の輪廻に還れぬを悔やむ日もあるかもしれぬ。

 ……お前のご両親にも、申し訳ないと思う。
 それでも……、


[するり、えりさの隣に座り、
 見上げてくるその瞳をよぉく覗き込み]

[ひらひらと、赤い蝶が二人の周りを飛ぶ。
 菓子をエリサが私の手に導くのなら、
 それを受け取り手に取って――。

 指が、菓子がエリサの唇へと誘われる。
 囁かれる菓子よりも甘い言葉に心が躍り]


 無論だ。 私の嫁になってほしい。
 愛しているよ。
 お前がお菊だからでも、瑛莉咲だからでもない。
 お前がお前で在り続けるから、
 
その魂の美しさをこそ私は普遍に愛し続けている。



[口からするり出る言葉は迷いなく一途なもの。
 愛おしさを込めてそう告げて――]



 
 ああ……、ふふっ……。


[菓子ごと私の指まで食べてしまうその愛くるしさに、
 漏れる吐息は
を含んで愛し気に微笑み。

 
ひらり。

 蝶が霧のようにくらりと姿を変え、
 するりと菓子と共にその口内に呑み込まれていった。
 
まるで新しい”命”を与えるように。


 菓子を食べ終え、愛らしく赤い舌を出す姿。
 ――ああ、愛おしい――]


 偉いよ、えりさ。 よく食べれたね。
 これで私達は同じ神。
 ずっとずっと、共に生きる夫婦になれるのだよ。


[よくできたとばかり、エリサの頭を撫で。
 両手を広げるエリサを強い力で抱き締めた。*]


 


   俺一人でできるわけないだろ


[ 嗚咽まじりに笑う彼にそう答えると、
「俺も」と同調する声が耳元に響く。
回された手にきゅ、と力を込められて、
少しだけ体が近づいた。

ハッピーエンドにしてやる、なんて
豪語できるほど己の自信は満ちてないし、
どっちかといえば己一人だとたぶん
バッドエンドへ猛スピードで突っ込んでいく。

だけど、お互いに押し合いながら
選び取っていったものならきっと、
それが正規ルートじゃなくたって、
その道の先にあるのはハッピーエンドと
名付けたっていいと思えるのだ。]

 

  [ いつか終わらない日々を
   悔やむ日が来るのかもしれない。

   悲しいと思うのかもしれない。

   こんなにも美しい場所であっても
   孤独は心を殺してしまう。


  ……これからどれほどの永い時が流れるかも
  さっきまであちら側にいた私には
  想像だってつかないけど。


   小川を共に歩んでいた時から
  今この誓いの時まで

  変わらないことは ひとつだけ ]


  私はずっとあなたの側にいる。
  尊龍を孤独にさせたりしないから

  ふたりで 生きよう……?


 [ 神様の孤独を嘆くなどと
  とてもそれは人らしい思考だったかもしれない。
  ……かみさまと同じになんて、ほんとになれるのかな。

  そう、私は欲張りなの。
  たくさんたくさん あなたがほしい。

  生まれるまえから、生まれたあとだって
  

  尊龍のためだけに 或りたいの ]

  



  [ 赤い蝶が霧になって

   私の中へと溶けてゆく。

   それは未だ音を立てる、
   ヒトとしての生に絡みついて、

   捕らえて、引き裂くように ]


 

[誰にも見届けられない誓いのキスは
 初めてじゃないのに、すごく、心臓がうるさくて
 触れるだけの軽くて可愛いそれに
 ちょっと、震えてたかもしれない。]


  ――――由人だって。


[やわらかい髪に指を通して
 ほんの少し潤んだ目元にキスを落として。

 こういう、ちょっとしまらないとこ。
 本当に、かわいくて、いとおしくて。

 頼まれたって離すもんか、って思う。]



[ 彼の方に上半身だけ向き直り、
不満そうな顔のすぐとなりに、
覆いかぶさるようにして肘をつき、
優しく手のひらで髪を撫でる。

そのまま瞳を伏せて、額に、
眦に、顳顬に、触れるだけの口づけを落とし。]



    ──また、明日、入ろう?



[ 吐息まじりに誘いをかけ、
その瞳を真っ直ぐに見つめて。

ゆっくりと体を起こす。]
 

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 想いは、力になる。
 たとえ、魔女の力に敵わずとも。

 繋いだ縁は、切れることなく。
 それはいつか、形となって実を結ぶ日が来るだろう。
 
 この身が、その日まで続いていれば……]
(44) 2020/09/16(Wed) 20:34:02

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ ぱたり、と扉が閉まれば、元の世界に帰ってきた。
 門の向こうで、魔女が待っている。

 一歩、また一歩。
 門に近づいて、門の目の前までやってきた。]

  ごきげんよう、麗しの魔女グロリア様
  お初にお目にかかります

  覗き見はずっとされていたようですが

[ 含みたっぷりな挨拶をしながら、一応頭を下げる。
 魔女は特に怒った様子もなく、
 相変わらず優雅に微笑んでいるだけだ。

 門をくぐるのを待っているのだろう。

 大きく深呼吸をすれば、意を決して一歩、踏み込んだ。]
(45) 2020/09/16(Wed) 20:34:04

【人】 空腹な迷い人 レックス

  
 
 
 
『我が愛しく哀れなお客様
 
          ようこそ、我が時計館へ』

  
 
  
(46) 2020/09/16(Wed) 20:34:06

【人】 空腹な迷い人 レックス

[ 踏み込んだ瞬間。
 足元から舞い上がる無数の紅い蝶。

 優雅に嗤う魔女の声が、響き渡る。
 
 思わず目をつぶって、両腕で顔を覆い、
 一歩後ずさろうとしたが、そこにあるはずの地面はなく。
 
 ふわりと身体が浮き上がり

          ――――そこで、意識は途切れた**]
(47) 2020/09/16(Wed) 20:34:09
[俺なんか、もう温泉一緒に入りたいし
 このままずっとお喋りもしてたいし
 キスもしたいし……
 ぐずりかけの子供みたいに
 情緒があちこち飛び散って、
 自分でも訳わかんなくなってるのに

 上からぐっと近付いてくる影に、
 羽根が降るみたいな軽い口付けを落とされて
 ……それで、素直に
 「……じゃ、明日にする」って
 思っちゃう俺自身もいて。

 やだ、もう。
 いつからこんなチョロくなったの俺。]

 




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