人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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[ 彼女は騎士たちの前から姿を消しました。 ]

 


[ 王女様の美しさに目が眩んだ賊が、
  禁じられた魔法を使って
  王女様を攫ってしまったのです。

  手がかりはほんのわずか。
  辿れるような魔法に長けた者を
  探すにも時間がかかります。

  悠長にしていたら
  王女様は二度と帰ってこないのではないか?
  そんな不安が、王室中を襲いました。

  突如として消えた王女様。
  王様へ報告に駆けつけたのは、
  彼女の近衛騎士─────では、ありませんでした。

  彼女の近衛騎士も、居なくなっていたのです。
  「 必ず見つけてくる 」

  そう伝えて貰うよう、言い残して。 ]
 


[ ───そうして二人が消え、
  1週間ほど経った頃。
  
  水髪の近衛騎士は、王女様を背負って現れました。

  騎士は確かに、誓いを守ったのです。

  幸い、王女様はずっと気を失っていたのか
  以前とお変わりのない様子で
  また国民達の光となりました。

  王女様を助け出した騎士は、
  その功績を持って罪を免れることにもなったのです ]
 


                  [ 幻想:終 ]**

 ― ■年前 ―

 「じゃあさようなら」



[人生最後に聞いた言葉がそんななんて
 あんまりじゃないか──── ]

 

 
 ……ぁ?


[気づいたら崖の下。
 一体どれ程気を失っていたのか。日が、眩しい気がした。
 ゆっくり体を起こす。]


 生きて……る、のか?


[信じられない、といった風に周りを見渡す。
 胸に受けた筈の傷がない。
 血だまりが己のいる場所に見える。

 体は、おそらく動物に持っていかれたのだろう。この場で見つかる事はなかった。
 もしかしたらその後、人の味を覚えてしまった狼の討伐依頼がギルドに入ったかもしれない。]


 
 ……! 
 アイシャ!



[どうして助かったとか気にするのは後にした。それよりも、何よりも愛娘が危ない。
 あの女は彼女を、娘をどう扱うかなんて
 わかったものじゃない。

 体がやけに軽いのに気づかず。
 その場を飛び出した。]

 

 
[そうだ、薬草を持って帰らなくては。
 急いで崖の上に、
何でもないよう登れたのに疑問をもてなかった。それだけ余裕がなかった。


 先日取った場所になくて、奥深くにもぐって
 木々は冒険者時代の身のこなしでかわした
 魔物が一体も自分の元に来なかったのには僅かに違和感があったが、時間が惜しかった。

 探して、探して探して探して

 時間の経過で起こる筈の空腹も、眠気も
 何も感じないのに気づかない。


 やっとで見つけた時、空がどれだけ色を変えていたとか分からなくて
 
 上手く手に掴めないのにイラついて
 魔法で草を刈り取って、手にした
 その手からすり抜けたのに気づかない。]

 

 
[ どんだけ余裕がなかったのか。
  己の手から全て、すり抜けていたのに
  全く気付かなった馬鹿野郎だった。 ]

 

[それから走った。
 不思議と息は切れなかった。


 走って走って走って走って……]


 おじさん! おばさん!
 悪い! 今帰った!
 アイシャは! アイシャは無事か!?

 変な女剣士は来なかったか?


[いつも通り宿屋に入って
 落ち込むようなおばさんを
 旦那さんが背をさすっていたのを見た。

 彼らは、こっちを見なかった。]


 おい、遅かったの怒ってるのか?
 悪かったよ、ちょっと色々あって

 なあってば!


 


  [ その手は、すり抜けた。 ]

 

 
   ────── あ?



[己の手をまじまじ見る。
 何の変哲もないように、見える
だけの
手。
 もう一度、目の前の夫婦を見る。

 自分の存在に欠片も気付いてない
 彼らは優しいから、無視などする筈がない

 彼らは、通常通りに宿の営業を行っている

 客であろうか。
 誰か、知らない人が通り過ぎた。
 自分の体をすり抜けて。]



 ……待ってくれ


[目の前の世界に、分厚いガラスが張られたかのようだった。
 寒くなんて感じないのに、体が震えた。]

 

 
 
 ────なん、だ、よ……これ


[ふらり、と体がふらついて。
 その場にあった壁すら通り抜けた。]


 ……俺、は 
俺は────



[はた、と気付いて大急ぎで二人で使っていた部屋に走っていった。
 あれからどれだけ日が過ぎていたのだろう
 娘はどうなったのだろう。

 頼むからいて欲しい。
 そんな願いは簡単に打ち砕かれる。]



 アイシャ!!



[宿代を少しでも浮かすために、空いた時は従業員もしていた。アイシャも働いていたのもあって使わせて貰っていた従業員用の日当たりの悪い部屋。]

 

 
[そこで二人で生きていた。
 寒い日は二人で寄り添って眠ったり
 一緒に美味しいレシピを考えたり
 家を買ったら何をしようかって
 そう、最近あげたリボンも喜んでくれて……

 この扉を潜れば
 娘がいつも通りに「お帰りなさい」と
 笑ってくれると信じ
たく
て───── ]

  



[ 声は、返ってこない ]


        [ 二人がいた生活の証すら
             何一つ残っていなかった。  ]

 

 

 ……あ、あ、あ、…………

 ああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああ




[その慟哭は、誰にも届かない。]


[その日から、一人の亡霊は彷徨い続けた。
 アイシャ、アイシャ、と愛娘の名を呼びながら。
 呼び続けながら

 街中を彷徨い、気付けば外に出て
 居る筈もない場所を彷徨い迷い

 彼女の名をただただ呼んだ
 どこを探せばいいのかもわからず
 人間らしい感覚を失った彼は
 人間らしさをどんどん失くして

 ただ妄執一つがその存在の足を進め続けた。]

 

― 半年前 ―

[その日も、小さく
 彼女の名を呼びながら歩いていた

 気力はとうにすり減っていた
 限界なんてとうに超え、それすらも気づけない
 そのままだったらおそらく
 最後に残った己の記憶すらも零した事だろう

 そうして、本当にただ彷徨う亡霊……
 下手をしたら悪霊に堕ちたのだろうか?


 気付いたら、その場にいた。


   霧の夜にだけ開く酒場  ]


 ……酒場、か

 
[その扉は死者を拒まない。
 娘はいないか。それだけを求めて扉を潜った。

     そうして、彼はこの場に辿り着いた。]
 
 

  
[それは、間違いなく幸運だったと思える。
 そうでなければ娘の前に立てるような
 自分でいられなかった。そう思うから。

 ここで飲んで、食って
 知り合いに再会してさ

 人間の感覚を思い出して
 久しぶりに笑えて

 本当に、本当に感謝している。]**  

 

【人】 ウーヴェ


─ 夜:注文後『 MiraggiO 』 ─


   おまたせ


[ 注文通りの品を運んでいく
  美味しいと笑顔が見れると>>2
  こちらも嬉しくなるのは当然で。 ]


   その言葉と笑顔が
   なによりのご馳走なんだ


 
(35) 2022/05/25(Wed) 18:47:14

【人】 ウーヴェ



[ 焼酎のリクエストをくれた彼女には>>1:209
  生のレモンを搾りと炭酸で割ったものを>>1:256
  塩レモンを少し入れて、カットしたレモンを浮かべて
  俺流特製焼酎のレモン炭酸割り(レモン多め)の
  出来上がりだ。
  レモン(6)1d10個分の
  ビタミンCが入っているといいな(希望)の一杯だ。
  酸っぱさも(7)1d10倍だぜ?


  注文の品を全て並び終えれば
  二人の話を聞いてみたくもあったのだが
  そこには一人のお客さんが増えていた>>1:246 ]

 
(36) 2022/05/25(Wed) 18:50:00

【人】 ウーヴェ



[ それは開店前に居た少々過激な女の子。

  来てくれたんだな、と笑顔で「いらっしゃい」と
  声を掛ける。
  注文があることがわかれば
  「どんどん言ってくれ」と言いながらも
  少しずつ足が後ろに進み……。
  距離を取ってるって?
  いやいやそんなことは……ないない、
ないな。
 ]



   ご注文は?
   そっか、頼んであるのか
   すぐ来るさ


[ にこやかに表情は崩さず
  何も変なところはないだろ?
  
少しばかり距離があるくらいか……?

  今度はしっかり何があっても回避可能な距離を
  保っているところがポイントだな。
  どこまでの距離かは想像にお任せする。 ]*

 
 
(37) 2022/05/25(Wed) 18:51:24

【人】 ウーヴェ



[ どれくらいの時間か
  みんなの食べている姿を楽しそうに見ながら。 ]


   それで?
   どうしてこんな霧の日に
   わざわざ外に出て酒場に来たんだ?

   たまたま?
   偶然?

   ……それとも噂?


   何もかも忘れたいってのなら
   酔えるお酒持ってくるし
   なんか話したいっていうなら聞いてやるぜ?

 
(38) 2022/05/25(Wed) 19:22:14

【人】 ウーヴェ




   
俺が当ててやろうか



[ なんて得意気な顔で一人ずつ
  周りには聞こえない様に声を抑えて
  話しかけていく。 ]


 
(39) 2022/05/25(Wed) 19:23:47

【人】 ウーヴェ



   そっちのお兄さんは>>2
   色男だし、人誑しのような気もするな

   うちにもいる色男同士での話の方が
   何か通ずるものあるかもしれないな?


 
(40) 2022/05/25(Wed) 19:24:20

【人】 ウーヴェ



   そっちの元気なお嬢ちゃんは>>1:210
   もしかして故郷が恋しいなんて
   思ってるんじゃねーのか? なんて思うわけよ
   この国出身じゃなさそうだからな

   ホームシックってのは
   いつでも心のどこかにあるもんだぜ


   この国出身じゃないやつもいるから
   話聞いてみるのも良いんじゃねーの?


 
(41) 2022/05/25(Wed) 19:24:51

【人】 ウーヴェ



   落ち着いたお嬢ちゃんは……>>1:246
   一人っ子って感じじゃねぇな
   もしかして家族のことで悩んでいたり…?

   独り立ちが不安とかなら
   相談聞いてくれそうなヤツも多いぜ?


 
(42) 2022/05/25(Wed) 19:25:05

【人】 ウーヴェ



   なんて
全部当てずっぽうなんだけどな

   俺の目利きの才はどうよ?


   当たっていようと当たらなくとも
   悩みがあってもなくても
   ここに来たからには
   楽しんでいってくれよな

   勿論店員とじゃなくて
   3人で談笑してたっていいしよ
   美味しいものもたくさんあるから
   酔って騒いでさ

   あとこれは特別大サービスな
   俺でよければ話はいつでも聞くぜ?

   なんて冗談も言える俺は
   気軽な話が向いてるのかもな
 
 
(43) 2022/05/25(Wed) 19:27:15

【人】 ウーヴェ



[ そんな話が終わった時
  パンの一言が聞こえれば>>1:258 ]


   おう! パンもバッチリ揃ってるぜ


   じゃあな、注文あったらまた呼んでくれ
   手が空いてるやつがくるからさ
   勿論俺ご指名でもいいけどな


[ ひらりと手を振り数種類のパンが入った
  バスケットを持って
  声の主の元へ>>1:258 ]

 
(44) 2022/05/25(Wed) 19:27:41

【人】 ウーヴェ



   いらっしゃい
   お? いいねぇ、飲んで食べてくれてんだな

   一通り揃ってるとは思うけど
   好きなの選んでくれや


[ バスケットの中には
  クロワッサンやバゲット
  バターロールなんて定番もあれば
  変わり種もあるかもしれないな。

  バスケットを見せて選んで貰おうか。 ]*

 
(45) 2022/05/25(Wed) 19:27:56
ウーヴェは、メモを貼った。
(a4) 2022/05/25(Wed) 19:39:13

【人】 ウーヴェ



  いや、こっちこそ
  すぐ来れなくて悪かったな

  なんだかんだこんなに賑わってくれて
  嬉しいんだ
  来てくれてありがとな

  お客さんもこの国のモンじゃねぇよな?
  わざわざ立ち寄ってくれたのか?


[ 黒麦パンを選んだのを見れば>>59 ]


  へぇ……? 確かに硬さでは十分だよな
  俺もよく食べてたよ


  お客さんもパンに思い入れとか
  あったりするのか?
  パンは作り方もそうだが作り手にもよって
  全然違う見た目や味が出来るからすげーよな

  それでいてどれも全部美味しい
  日持ちもするから旅には最適だしな

  それでも俺は出来立てのふわふわな瞬間の
  味わいが好きって思う時があるわ
 
(69) 2022/05/25(Wed) 21:39:56

【人】 ウーヴェ



[ パンを主食とする国もあるだろう
  それだけ馴染みがあって誰しもが知っている
  それなのに味はそれぞれ違う。
  パンの道もまた深いのだろうなと思うんだ。 ]


 
(70) 2022/05/25(Wed) 21:40:04
 




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